ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

「なんかいつの間にかジュリウスとロミオが戻ってきてるんだが」
「そっくりさんってレベルじゃないぐらいそっくりだよねー。もしかして本人」
「そんなバカな。あいつらはもう」
「ミッションから戻るといつの間にか居なくなってるんだよな……何なんだあいつらは」
「なんだか怖いよ……大変なことが起こってる気がするよ」

ラウンジはジュリウスとロミオの噂で持ちきりだった。
なんでも、ある日を境に、任務の同行者として2人を指名することができるようになったとのこと。
当初は極東支部のシステム上の不具合かと思われたが、
試しにコールしてみた者の話によれば、彼ら本人としか思えない人物が同行者として合流してきたのだという。

「ねぇ、先輩は何か知らない?……よね。さすがに」

「心当たりは、ある」

話題に参加することなく、いつものように目の前の大盛りランチに集中していたブラッドの隊長がソースまみれの口を開くと、
自然とラウンジの視線が隊長に集まる。

「……連鎖複製、だ」

食事の手を休めることなく、器用に話を続ける隊長。

「アサルトのブラッドバレット、連鎖複製を習得した時、複製するなら彼らしかないと思った」

「まずジュリウスを複製しようと決めてからはイメージ修行だな。
最初は実際のジュリウスを一日中いじくってたな。
とにかく四六時中だよ。
目をつぶって触感を確認したり何百枚何千枚とジュリウスを写生したり、
ずーっとただながめてみたりなめてみたり、音を立てたり嗅いでみたり、
ジュリウスで遊ぶ以外は何もするなとシエルに言われたからな」

「しばらくしたら毎晩ジュリウスの夢を見るようになって
その時点で実際のジュリウスは螺旋の樹になってしまった。
そうすると今度は幻覚でジュリウスが見えてくるんだ。
さらに日が経つと幻覚のジュリウスがリアルに感じられるんだ。
重さも体温も肌がすれあう音も聞こえてくる。
いつのまにか幻覚じゃなく、自然と具現化したジュリウスが出ていたんだ。
それ以外はおそらくみんなと同じだよ。
とにかく毎日毎日任務と訓練だ」

「……マジで! すっげー!」

またそんな冗談を……と皆が苦笑いを浮かべる中、コウタだけが興奮した声を上げた。

「じゃあさ、じゃあさ! シプレとかも複製できるかな!? かな!?」

「おそらく可能だ」

「ブラッドバレットのちからってすげー! どうしたらできるようになるんだ!?」

「それならシエルに師事するといい。彼女はバレットエディットの申し子だからな。失礼のないよう、
尻にパンを挟み、右手で鼻の穴を塞ぎ、左手でボクシングをしながら、
お願いしますも! この通りですも!……と言っては」

「わかった! さっそく行ってくる! しぷれ、しるぶぷれ!」

謎の奇声を上げながらラウンジを飛び出すコウタを見送り、最後の一口を満足げに頬張り、

「……言ってはならない、と。人の話は最後まで聞くものだ」

と、すでにここにいないコウタに対して言葉を続けるのだった。

「……で、結局、あの2人はなんなの? 先輩」

「さあ……なんなんだろうねあいつら。ムツミちゃん、おかわり」

おかわりの皿が用意される頃には、どこか遠くから何らかの破壊音と、
理不尽ですも! というコウタの叫び声が聞こえてきたのだった。

(おしまいですも)

このページへのコメント

タルパの作製方法だっけ?…あとはグルグルネタだったか?なつかしいな。

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Posted by エリック上田 2014年07月13日(日) 01:10:30 返信

タルパの作製方法だっけ?…あとはグルグルネタだったか?なつかしいな。

0
Posted by エリック上田 2014年07月13日(日) 00:58:17 返信

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