ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

「もうすぐ今年も終わりかぁ…」
彼は、水を飲みながらカレンダーをしみじみと眺める。
よくよく考えてみたら色々な事があった
生き別れになったと思っていた妹とゴッドイーター同士としての再会
雨宮リンドウの失踪、アラガミ化
そして宣伝部長…じゃなかった。支部長のアーク計画
本当に色々な事があった。
「あっ、帰ってたんですね」
レンがドアを開けて入ってきた。
信じられない事もあった。
もう会えないと思っていた仲間が帰ってきてくれたのだ。
復活したアルダノーヴァと一人で戦った時に助けに来てくれたシオ
ハンニバルとハンニバル侵食種との連戦で突然助けてくれたレン
ソーマと共にコクーンメイデンとヴァジュラテイル戦っているときに、現れ死んだと思っていたエリック{本人曰く『死んだのは、ボクの偽者さ』らしい}
人数も増えてきたのでツバキ教官と榊博士の主催で年越しパーティを開く事になった。
そのため極東支部は、買出しや会場の飾りつけとフル活動している。{アラガミは既に一掃しておいた}
「レンか。コウタ達と話せた?」
「はい。リンドウの神機握らせるのに苦労したので…」
恐らくリンドウ自身も協力したのだろう。
他人の神機を使えばそのオラクル細胞に捕食されてしまう。
だから握れといわれて簡単に握るゴッドイーターはいない。
「ははは…まぁそうだろうね」
「後、妹さんが探してましたよ?料理を手伝って欲しいって」
「分かった。すぐに行く」
彼は、廊下に出て妹の部屋のキッチンへ向かった。
「…初恋ジュースの新作、出たらいいなぁ」

彼は、ドアノブに手を掛けると同時に背筋に嫌な気配を感じた。
そういえば妹の作る料理は食べた事がない。
何か嫌な予感がする。
彼は手の震えを押さえながら部屋へ入った。
「兄さーん!」
妹は彼に抱きついてきた。
「うわっ…どうした?」
キッチンのほうを見ると料理に奮戦しているアリサがいた。
ただ目つきが以上で下手すれば秘密の呪文を言いかねない。
キッチンの上には、焦げたどろどろなケーキ・何か得体の知れない虹色に輝いているゼリー、何か訳の分からない炭化になっても蠢いている海苔があった。
「えーと…どんな食材で飯作ろうとした?」
未だに孤軍奮闘しているアリサを横目にして彼は彼女に聞いた。
「あのケーキは幻影神酒に魔女眼石、魔神冠混ぜた奴で
ゼリーは氷龍神酒でアムリタを固体させてそれを戦神油で塗りたくって戦王鎧で包んで起爆体でドーン!ってして
海苔は堕天神苔に混沌神苔混ぜて煮込んだ日天晶と計斗神晶と真竜炎牙で熱したんだよ。で隠し味にレーションをたくさん入れたんだけど…」
彼はため息をついた。別のキッチンで女性隊員たちが料理していると知っていて本当に安心した。
「発想力なら拍手を上げたいんだが…さすがにアラガミ素材で作った飯は食いたくないだろう。シオだって顔真っ青にして逃げるぞ。…ちょっと待て。その素材どこから入手した?」
「うーんと…コウタに相談したら『アテがいるから大丈夫!』って言って持ってきてくれたんだよ」
「レーションを買った金は?」
「コウタが素材入れた袋に銀がたくさん入ってたから売ったんだ。『アレ?何で入ってんだろう』といってたけど…兄さん?」
そういえば数日前、コウタがパーティ用の素材が欲しいといっていたので俺の腕輪でターミナルにアクセスして。その時、アイツは袋を持っていて何か入れていて…

「……コロス」

とある制御ユニットを作るために、
魔神冠狙いでアイテールをブラッドサージ・改で何度も狩りに行き頭を回転切りで何度も壊して眼石や血石やら出てくる
精神的苦労を乗り越えようやく手に入れ、
ブラッドサージ・真を作るために幻影神酒狙いで何回もハンニバル侵食種を狩りに行き
角・篭手を壊しても竜石か鎧しか貰えなくてようやく捕食で入手して、
二つとも作ろうとして金がなかったので
空母を何回も往復して黄金グポロを狩り
銀を売って金を得てようやく今日、必要な金が溜まったのだ。
半年ほどは、この作業に没頭していたといってもいい。
それが魔神冠はすりつぶされて食えないケーキとなり
幻影神酒はもうただの固体の一つとなり
銀は金へと姿を変えて金はレーションとなり全てが消え去った。
「兄さん、大丈夫?」
「うん、大丈夫」
もうどうでもいい。彼は、そう思ってキッチンに立った。
刺激臭がするが我慢してアリサの隣にたって調理を開始した。

「ほら、出来たぞ」
彼の目の前には、チョコレートケーキとモンブランが出来ていた。
「作り方も書いて置いたから大丈夫だろ?」
「うん。ありがとう。兄さん」
後キッチリ、コウタを殴ろうと固く心に誓う彼だった。



第一部隊の隊長なので会場なども見ておかなくてはいけない。
会場はやけに広く極東支部全員が座れそうなくらいはあった。
男性隊員たちが飾り付けをしている。
エリックは彼を見つけると手を振りながら近づいてきた。
「やぁ、隊長。パーティの会場は完了してるよ。まぁ、華麗なるボクが華麗に飾ったんだけどね」
どこかで見たことあるなと彼は思いつつエリックの話を黙って聞いた。
「せいぜい、隊長もボクを見習って隊員たちのために華麗に楽しませてくれたまえ」
エリックが自分で飾り付けした頭上の看板に惚れ惚れする様子で話し始める。
その時、エリックの頭上にある看板がぐらりと揺れた。
ソーマがそれに気づいて急いで呼びかける。
「エリック!上だ!」
その声とともに看板はエリックの頭目がけて落下していく。
「う、うわぁぁぁぁっ!」
「ボサッとするな!」
彼とソーマは、看板の下敷きになり目が回っているエリックの看板を急いでどけた。
「…本当に頭上に縁がない奴だな」
「…だな」
どこからか現れたのかレンが救急箱を持ってエリックを診ていた。
「さて、もうこれぐらいでいいだろうな。よしっ!全員休んで良いぞ!明日は精一杯楽しんでくれ!」
一斉に喜びの声が聞こえまるで遠足に行く小学生のような会話をしながら隊員たちが会場から去っていった。
「…イベントやるのは、榊博士なんだよなぁ…嫌な予感しかしない…」
彼は自分の嫌な予感は、見事的中する事を知る由もなかった。

このページへのコメント

つっきないかな

0
Posted by ??? 2012年08月07日(火) 21:52:08 返信

続き…無いかな…?

0
Posted by 300時間のへたれイーター 2011年09月20日(火) 10:29:57 返信

楽しそうだな!!

0
Posted by 300時間のへたれイーター 2011年08月23日(火) 15:39:24 返信

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