散歩でぶらりと立ち寄った金沢駅を紹介します。

ハープが7台〜ロビーコンサート

先日、石川県立音楽堂の2階カフエコンチェルトにてハープの無料ロビーコンサートがありました。



演奏者は、お馴染み上田智子さんと、その門下生6名です。

パッヘルベルの「カノン」や「美しく青きドナウ」他を、サウルハープ、アイリッシュハープ、グランドハープ計7台で演奏されました。

コンサートでお馴染みの大きなハープはグランドハープですが、サウルハープなどは、小さな竪琴というかんじです。
ロビーは300名以上の観客でいっぱいになりました。

お馴染みの曲は、優しい響きでうっとりしましたが、アンドレ作曲のパルビスという曲などは変わった演奏技法で、響きをあえて押さえて、暗さを感じさせるものもあり、興味深かった。

やってきました、ラ・フォル・ジュルネ金沢

交流ホールで開かれた、若手演奏家の五重奏です。



通りすがりに、窓越しでちら見しただけですが、演奏家は、おなじみの方がいました。
交流ホールは有料ですが、何度も入場できます。


音楽堂前のカフェです。
地下通路でハープや電子ヴァイオリンなど、楽器の試奏のコーナーがありました。
展示していたトロンボーンが、私の持っているものと同じ型のものだったので、しげしげと眺めていたら、楽器店の店主が私の名前を呼ぶので驚きました。
彼は高校時代の吹奏楽部の後輩だった。
30年ぶりの再会のため、全くわかりませんでした。
彼も、私だと確信できなかったらしいのですが、見ていた楽器の型で私だと思ったらしいのです。

このトロンボーンは、コーン社製88Hという、世界初のロータリーバルブ搭載モデルです。
私の88Hは、オールドコーンといって、今でも世界中にマニアがいるモデルらしい。
顔は変わってしまっても、趣味で人物が特定できるなんて、おかしいですね。

1階廊下では、子供向けにマジックフルートステージがありました。
一目見てオペラ「魔笛」の衣装だとわかります。

私が通った時は、すでにステージが終了したあとで、これは、子供たちとの撮影会の様子だと思われます。
右の、パンフルートを抱えているパパゲーノは鳥刺しで、超の付くお調子者です。

以前に、オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏で、天沼裕子さんプロデュース、親子で楽しむ「魔笛」を観たことがありますが、子どもから大人までが楽しめるオペラの演出に目からウロコでした。

関西方面から来たと思われる、4人家族にすれ違いましたが、その時、母親と男の子が、パパゲーノのあの有名なテーマを鼻歌で歌っていたのにはびっくりしました。
「ぱらぱっぱ、ぱっぱ、ぱ、ぱ、ぱ、ぱ、ぱ・・」と。

はるばる、出かけてくるだけのことはあるなあ・・・

このような親子がいらっしゃると、主催者でもないのに、企画が当たったようで、なぜか嬉しくなります。



地下では、高校日本一を誇る、天理高校吹奏楽部の演奏がありました。
かつて、甲子園で、わが吹奏楽部は応援合戦をしています。
試合には勝ちましたが、応援では横綱の胸を借りてという感じでした。
天理さんと応援合戦をしたことは、よい経験となり、その後の応援に生かすことができました。

曲は、サウンドオブミュージックメドレー、ビートルズメドレー、モーツァルトメドレーなど。
最後のシメは「宝島」でした。
この曲は、吹奏楽をやっている者にはお馴染みの、ノリノリの曲です。
バリバリ、元気になります。

今年のラ・フォル・ジュルネ金沢は・・・

ラ・フォル・ジュルネ金沢が5月2日〜4日まで開催されます。




これに先立ち、4月28日〜5月1日までプレイベントが、金沢駅周辺と北陸の各地で行われています。

県立音楽堂入り口ロビーで、モーツァルト市場が設営されています。

売り場にはモーツァルトにちなんだワインやお酒、辻口博啓氏のオリジナル菓子も販売されるようです。

菓子レクイエムは、ザッハトルテだそうですが、どこがザッハトルテ?
というくらい見た目が違いすぎますね。
ちょっと興味をひきます。

最終日のラストは、モツレクで締めくくるようです。
やっぱり・・レクイエムはトリだよな。
大好きな曲です。

森麻季さんもモツレクに出演されるようですが、多分、アヴェ・ヴェルム・コルプスも歌われるのではないでしょうか。
アヴェ・ヴェルムは、合唱でよく歌われるメジャーな曲です。
オーケストラ・アンサンブル金沢の単独室内合奏でも、以前に演奏されました。
森麻季さんのアヴェ・ヴェルムは、以前オーケストラ・アンサンブル金沢のニューイヤーコンサートで聴いたことがあります。
その前に観た、森麻季さんのオペラ「椿姫」は、華やかな歌い方で素敵でしたが、アヴェヴェルムの方は、それとは打って変わり、すっと力の抜けた、歌い方で、歌のお勉強になりました。

駅のコンコースで富山チューリップフェアの宣伝がありましたが、これは、なんとフォルジュルネの宣伝。

富山が金沢のイベントの宣伝ですか?
こんなのも、ありなんですね(=^・・^=)

ラ・フォルジュルネ金沢〜開催せまる

ピアクラシック臨時増刊号にラ・フォルジュルネ金沢が特集されておりました。

金沢駅の飾りつけも、ホームから出た瞬間、足元から音楽堂まで続く、フォルジュルネの案内が・・
駅の床には公演プログラムが張り付けてあり、天井には演奏家たちの写真がプリントされた幕が貼ってあり、思わず見上げてしまいます。

ゴールデンウイークに開催され、150公演、出演アーティスト1,000人以上、総チケット枚数44,000枚という概要。
今年は「モーツァルトと仲間たち」というテーマで、モーツァルト好きにはたまらない。

 
ラ・フォルジュルネは日本では「熱狂の日」といいますが。
フランソワーズ・モレシャンさんは、フランス的に忠実に訳すと「あほになる日」だと新聞でおっしゃられていました。
なるほど、何となくわかりますね。





昨年のフォルジュルネは、ベートーベンであほになる日でした。
私は3日間通いました。
オープニングはベートーベンの交響曲第2番でした。
井上道義音楽監督は、自分はへそ曲がりだから、2番をあえてオープニングに持ってきたとおっしゃっていました。
フォルジュルネで、5番、7番、9番を演奏しないで、これでクラシック初心者をお客に呼べるのだろうかと心配していましたが、蓋をあけると、大成功で、ステージ上に一般席を何十席設けても、座れないくらいに満員。
オーケストラ・アンサンブル金沢の真後ろに座らせられたら、私など、恥ずかしくてとても聞くどころではないなあ。
合唱団としてオーケストラ・アンサンブル金沢の後ろに立つのは気持ちいいのに、観客として座るとなると、別物の恥ずかしさがあるのではないでしょうか。

自由席は開演前からの順番待が大変だから、いくつかの公演を梯子するなどとても無理です。

あれも、これも、はしごして聞きたいと思っていた方にとっては、席を確保するのに走り回り、まさに「発狂の日」、「あほみたいな日」だったようです。
指定席を予約することをお勧めしますが、売り切れ必死なのでご確認ください。
わたしは、ぶらり金沢駅としゃれこみ、楽しい熱狂の日を過ごしました。

今回、順番を待つのが苦手な私は、自由席も指定席も、すでにあきらめています。
今年は、あほにならずに、ぶらりと金沢駅を散策します。
無料の公演もありますし。
ラ・フォルジュルネ金沢のご成功をお祈りいたします(*^_^*)

オーケストラ・アンサンブル金沢定期公演で爆睡!

私は、音楽会などで居眠りすると、携帯の着信音以上の大迷惑をかけるだろうことは、容易に想像できますので、いつも寝ないように細心の注意を払っています。



ですが、ああ、やっちゃいました。

オーケストラ・アンサンブル金沢定期公演では、1階S席に座る・・・
が、開始とともに、深い眠りに・・・
気が付いたら、メンデルスゾーンの交響曲第1番とハイドンチェロ協奏曲第1番が終わっており、大きな拍手が鳴り響いておりました。

チェロの期待の若手ジョルジ・カラゼ氏の演奏を聴きもらしてしまった(ーー゛)

私の席の両側は、カラゼ氏目当てのおばさまたちのようです。
もしかして、いびきは?・・・(;一_一)
どっちにしろ、もう満席の1階にはいられません。
休憩後は誰もいない3階バルコニー席に移るしかない。

休憩後のプログラム、ハイドンの交響曲第60番「うつけ者」は
もともと劇音楽で、最終楽章にハプニングが起きる仕掛けがあります。
曲の途中でコンサートマスターが立ちあがり指揮者に話かけてしまい、他の楽団員もざわざわ話だし、音楽が中断されてしまう
という趣向です。
以前、この演出を知らない観客が、本当に指揮者の広上淳一氏に抗議したことがあったそうです。

もし、また寝たとしてもこれだけは聞きもらすまいと肝に銘じて・・・

広上淳一さんの指揮は、指揮台のうえを右に左に動き回り、大きな手振りで少し飛び上がるような大きな指揮をされ、見ていて楽しいものでした。
オケへの指さしによる指示重視で、ほとんど拍子をとっていないようにも見えます。
こういう芸術的な指揮は、アマチュア相手なら高度過ぎて拍子がとれなくなる。

アンコールの弦楽四重奏「皇帝」は、反対に、拍子のはっきりした流れるような美しい指揮で、最後の音が終わってもなお緊張感が続いていました。
こういう技をも使い分けする、すごい指揮者です。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

フリートーク集

■お金を失うことは小さく失うことだ。
 名誉を失うことは大きく失うことだ。
 しかし、勇気を失うことは全てを失うことだ。
    ウインストン・チャーチル
■人生は短いのよ。
 文句を言っている暇などないの。
 目の前にある幸せを、精一杯味わうことよ。
    ターシャ・テューダー
■母は常にいませども
 人の音せぬ暁に
 仄かに夢に見えたもう
    井村先生
■人生、経験したもの勝ちだな。
    沖縄で遊んできた知人の一言
■餃子は幸せを包む、おめでたい料理です。
    青木悦子校長の一言

管理人/副管理人のみ編集できます