オナドールエ○シー13

書いた人:key70

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店員はいそいそと人形の手足に4つのリングを付け終わると、
あたしの二の腕と太ももにも同じように金属環をかしめる。
その途端に装着シーケンスが開始され、それぞれのリングから黒っぽいラバーのような生地がにじみ出して、
あっという間に手足の指先まで、光沢のある薄い皮膜にぴったりと覆い尽くされてしまう。

「んっん!何考えてるのよ、こんなの使ったって、人形が修行なんて出来るわけ…」

そう言いながらも、あたしは店員のどす黒い本当の意図を察し始めていた。まさか…まさか…

店員は人形の関節を動かしてポーズを取らせていく。
「なにをおっしゃる、判ってるくせに。」
片手を腰にあて、もう片手で軽くうなじの後れ毛をかき上げるような、芝居がかったマネキン人形風のポーズが完成する。
「ま、まって…そっちのリングの色って…たしか…」

「そう、師匠はこっちですよ。」
人形の手足に付けられたマスターリングの起動スイッチが入れられた。


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