少女剣士2-2-2-2

書いた人:35HR

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ヒロインが知る性の知識は、
かつて王宮で学んだ物が、ほとんどだった。
巷の男達が口にするような卑猥な言葉は、
ほとんど知る事もなかった。

この時、とっさに頭の中に浮かんできたのも、
“性交”という、王宮で学んだ学術的な用語だった。
そして、いま男性の性そのものである男性器が、
自身の女性の性の本質である女性器に挿入され、
実際に性と性を交わらせる行為を強要されているのだ。

望まぬ結合を強いられているヒロインにとって、
“性交”という単語は、ただの学術用語ではなかった。
巷の男達の口にする猥褻な単語も同然のいやらしさと
恥ずかしさを伴って彼女には響いていた。


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