妊婦戦隊ボテレンジャー その5

書いた人:HRwikiの名無しさん

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ミキ「あ・・・あ・・・あぁ・・・」
サエ「なぜだ・・・!なぜお前達はこんな事をする!それでも人の上に立つ者なのかっ!?お前達は!?」
権力者A「あぁ・・・そういう立場に一度立ちさえすれば後はもう好きにできるのさ・・・。じゃあ次は・・・緑、ミキ君・・・ミミちゃんのような小さな子でも勇敢にも頑張ると言ってるんだ・・・」
権力者B「君もマリコ君のようにミミちゃんのお手本になってあげないとな・・・」

寄生虫を抱えミキに近づく研究員達。恐怖に震え、ただ泣き叫ぶミキ。それを見て嗤う権力者達・・・そんな光景を見てサエは何か引っかかるものを感じていた。

サエ(・・・奴らは本気で私達を化物共と戦わせるつもりなのか?そもそも奴らの抱えてる「アレ」は・・・もしかすると・・・)

サエ「ちょっと待ってほしい」
権力者B「なんだいサエ君。君から先に変身したいとでも・・・?」
サエ「その寄生虫・・・どうやって手に入れた?さっきはうまくはぐらかされたが、どうしても気になってな」
権力者B「それは・・・君達が気にする事じゃ」
サエ「おおかた宇宙人様から譲ってもらったか・・・もしくはお前達がその宇宙人様そのものなのだろう?」
権力者A「・・・・・・あぁ、そうだ。中々勘が鋭いじゃないか」
レイ・ミキ「・・・!!?」

不敵に笑うサエの口から出たあまりにも突拍子のない推論。しかし権力者達は特に慌てる事もなくアッサリその推論を肯定した。

権力者A「我々が行ってるこの「ゲーム」を、自衛隊だか国防省だかは本気で信じて色々やってるが・・・一過性のバイオテロとして片付ければどうにでもなる・・・。攫ってきた女の子達をそれぞれ思い思いにコスプレさせ改造を施し・・・」
権力者C「それぞれ見せ合うなり「使う」なりして、退屈しのぎの為の「ゲーム」のキャラクターに作り変える・・・。それがこの実験の正体といった所かな」
レイ「・・・本当なの?本当に私達や罪に無い人達を・・・そんな理由で・・・!?」
権力者B「そしてこの話はまだ続きがあってね・・・ゲームのキャラクターは大抵三人から五人のチームで、ほかのメンバーが改造されている間にこの事に気づいた場合、残ったメンバーの改造は肉体のみ、洗脳や脳の改造は一切しない。大抵は最後の一人しか助からないんだが・・・君達三人はまだ運がよかったかもしれないな・・・」

しかしこの醜悪な外道達がただで救いを提示するハズもない。残された三人は苦虫を噛み潰したような表情で権力者を睨む事しかできなかった・・・。


続く。


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