魔物の子、巫女さんレズレズ編

書いた人:いでぃおっと@2ちゃんネギ板




魔物に囚われて仔を宿された、ありがち巫女。

――気がつくと私は、そこに倒れていた。
あのおぞましき魔物の陵辱は夢だったのだろうか。

――若い巫女だけが暮らすこの社(やしろ)では、一部の巫女たちが夜な夜な睦み合う。
同寮の巫女がそうするのを、私はふしだらなことと思いながらも、見て見ぬ振りを
していた。人里から離れたここでは、心の弱い者にとっては何か慰めがなければ、
耐えられないだろうから。

――ある晩、寝ている私に他の巫女が忍び込んできた。
私と睦み合いたいのだろう。これまでにも何度かそういうことがあった。
しかしそれを不浄な行為と思う私は、全て断ってきた。今夜もそうするつもりだった。

――だけど、私はその巫女と睦み合ってしまった。
体の奥が火照る感覚がして、気がついたら彼女のなすがままに全身をまさぐらせていた。
私も彼女の体を愛撫し返す。しばらくそうした後、足を開いて互いの秘部を密着させる。
夢中になってこすり合わせた。火照る感覚がさらに熱くなる。
何か別の存在が私の中にいた。

――体の奥の何か、それは一本の触手だった。
あの夢の中の魔物と同じ手。それが私の体に生じていた。
夢ではなかった。あの時、魔物は私の中に子種を残していたのだ。
私と睦み合う巫女の胎内に潜り込んでいく。彼女にも種を蒔くのだろう。

――次の夜、私はまた別の巫女の寝床にいた。
今度は私のほうから誘っていた。きっと明日もそうするだろう。
昨日の彼女も、今日の彼女も、明日の彼女も、やがて私と同じになる。
もう抗えない。この社の巫女全てに種を広げるまで、この火照りは収まることはない。

どうかこれも全て夢であってほしい。




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