HRネタ保管用wiki - 奇形オークの孕み袋
書いた人:rima

 森で遭遇した一匹のオーク。唯でさえ醜いオークをさらに輪を掛けて醜悪にしバランスを崩した姿形をしていた。
 切り捨てようとするエルシーだったが、奇形オークはエルシーに敵意は無いことを伝える。唯のオークと違い人の言葉を話す事が出来るほどに高い知性を持ったこの奇形オークを無下に殺してしまうわけにも行かず、話し合うことにした。
 奇形オークはその醜さや知性の高さから群れから迫害され、これまで孤独で厳しい生活を送ってきたという。
 その時は何事もなく平和的に分かれたが、エルシーはその後も度々食糧の差し入れや話し相手等になりに奇形オークに会いにいっていた。
 エルシーは何故かこの奇形オークに危険性や嫌悪感をそれほど感じなかった。確かにオスからは常に感じる卑猥な視線をこのオークからも感じたが、襲い掛かって来るなどそれ以上のことをしようとしている様には思わなかった。
 奇形オークに何度も会っていたのはその境遇を不憫に思ったことも在ったが、エルシーは嫌悪を抱かない理由が気掛かりになり会う度に探りを入れて調べていたのだ。
 そして、数度目に会う日。その日はエルシーは自身の体の周期について思いを巡らせ無くてはならない日だった。

(お腹が重い・・・今日は、排卵日だわ・・・)
(今日、本当に彼に会いに行くの? 認めたくないけど、あたしが排卵していることを知るとどんな男も興奮して、その、エッチしようとしてくるのよ)
(オークならきっと鼻が利くから臭いで分かってしまうわ・・・)
(いくら知性があるって言っても所詮オークなのよ? 二人きりで会って、襲われる可能性だって十分考えられるし・・・オークごとき別に撃退できるけど、万が一ということも・・・)

 結局、疑いを振り切ってエルシーはオークに会いに行くことにした。危険日強制告知魔法の影響もありエルシーは無意識の内に奇形オークに体を晒しにいってしまう。
 案の定、奇形オークはくんくんと鼻を鳴らしてエルシーの体臭を嗅ぐ。露骨なやり方には怒りも感じるが、やはり他の男達とは違い、受け入れられる程度のものだった。
 そしてオークの反応を見るにエルシーが排卵日であり種付けに最も適した日であることも気付いているようだが、オークが何かの行動に移すことはなかった。
 エルシーはついついちらりと奇形オークの股間を見る。だがその男性器はピクリとも反応していなかった。
 エルシーがこの奇形オークに対し嫌悪を抱かない最大の理由はこのオークが生殖能力が無く、オスとしての機能が欠けていることだった。オークの群れから追放されたのもそれが一つの理由だった。
 生殖機能が無いことに気付かれた奇形オークはオスとしての悔しさ、子孫を残せない悲しさをエルシーに語った。
 エルシーの様な最高の"孕み袋"(オーク界では褒め言葉)を目の前にしても勃起一つしない、自分も孕み頃のメスに種付けして子供を生ませたいと嘆く奇形オークの事が頭から離れなくなっていた。

(あたしのことを、は、孕み袋だなんて・・・それに、子供を生ませるのに最高だとかも・・・)
(彼なりの褒め言葉だったらしいけど、あ、あんなのぜんぜん嬉しくないわよっ)
(・・・嬉しくないはずなのに・・・何でドキドキしちゃってるのよ)
(でも、あのオークは生殖機能にも異常があるから、あたしには何も出来ない・・・)
(・・・もし、彼が・・・彼の、あれが・・・正常な機能を取り戻したら・・・)
(番いのメスの子宮に種付け出来るようになったら・・・あたしみたいな"孕み袋"が排卵したての卵子をお腹に入れたまま現れたら・・・)
(・・・って何考えてるのよっ。大体身体の異常なんて人間だって何とかするのは難しいのに、ましてやオーク相手なんて、よほど丹念に身体機能を研究しでもしないと・・・そう、禁書庫で見つけたあの本みたいに・・・)

 エルシーは禁書庫に足を踏み入れた。自分自身で体に取り返しのつかない魔法を掛けてしまった忌まわしく淫らな記憶ばかり残る場所だ。
 今回は例の教本を探しに来たわけではない。男性器の治療について調べる為に来たのだ。犯罪といっていいほどに人の体を詳細に研究した書物があるのだから何か助けになる書物もあるだろうと踏んだのだった。
 だが「性欲の塊で知られるオークの生殖機能を回復させる為の研究」など行っている物好きがエルシー以外にいるわけがなく、一向に見つかる気配は無かったものの、エルシーは調べる事を止めはしなかった。

 (こんな必死になってあたしは何やってんのよ・・・しかもオークのおチ・・・あ、アレの為なんかに)
 (これじゃまるであたしが飢えて欲しがってるみたいじゃない・・・)
 (違うっ、違うわよっ。ほ、欲しがってなんか無いわよっ)

 結局オークを対象とする情報は見つからなかった為、人間に対する研究の中から探すことにした。
 その結果、身体強化魔法の応用で陰茎だけを強化する方法を探し出すことが出来た。応用法自体は研究途中であり、人体には強い負荷がかかる為、危険である旨が書かれていた。

(人体には強い負担がかかるけど、オークは肉体が頑健だから耐えられるはず・・・)

 強化魔法の応用法を読み進めていく。
 強化は対象となる部位に直接触れて魔力を流し込むことでより強い効果を発揮する。特に対象が先天的である場合、身体の機能・構造を変えるに等しい為、僅かな齟齬があっても成功率は下がる。
 その為には術者・被術者双方に肉体的だけでなく心理的な協力が必要で、互いに認知・自覚を一致させることで成功率が増加する、と記載されていた。

(つまり、あたしがオークのペニスを素手で直接触る必要があって・・・)
(彼にあたしがそういうことをすると知ってて貰わなくちゃいけないってこと・・・)
(それだけじゃなく、お互いの認知も、一緒にしないといけない・・・だから、あたしの方もアレとかソレとか、じゃなくて、彼のペニス、だとはっきりと認識しないといけない・・・)
(ほ、本当にそんなことするの?本当にそんなことしなくちゃいけないの?)
(成功したら勿論彼の生殖能力は復活するわけで・・・)
(あの奇形オークだって能力があればメスを孕ませちゃう気なのよ。)
(彼の一番近くにいるメスと言えば今のところあたし・・・)
(も、勿論はあたしはそんなこと許すつもりなんて無いけど、危険性はゼロパーセントじゃない。なにも自分でその可能性を上げちゃうことは無いじゃない)
(でも、彼だって望んでああやって生まれてきた訳じゃない。どんな動物だって、例えオークだって自分の子孫を残す権利はあるわ。そうよ、これはあの哀れな獣に対する治療行為なのよ。)
(誰が彼の精子を受け入れて、ママになっちゃうかは、ま、また別の問題よ)

 自分を無理やりに納得させるエルシーだったが、その体の内には既に抗い難い火照りが宿り始めていた。

 この魔法を実行するため奇形オークの元へ出向く。
 身体強化魔法はお互いの認識を一致させ、直接触りながらで無いと十分な効果が発揮されない。今回は陰茎が対象だ。
 色々調べてきたことを説明するが、エルシーの羞恥心がどうしてもはっきりと説明するすること拒む。そのせいかオークはどうにもこれから行おうとしていることを分かっている気配は無い。
 このままでは魔法の十分な効果をあげられない。思い切って羞恥心を脱ぎ捨てることを決めた。

「だ、だから・・・あなたのペ、ペニスを治してあげるっていってるのっ」
(こ、こんなこと自分から言っちゃって、絶対大変なことになっちゃうのにっ)

 だが奇形オークの反応は芳しくない。知性があるとは言っても教育など受けたわけではない野生生物であるオークにはどうやら"ペニス"という気取った単語は理解できないようであった。

(ペニスじゃ分からないなんて・・・他の言い方じゃないとこのオークに伝わらない・・・)
(他の言い方なんて・・・そ、そんなの、"あれ"しかないじゃないっ)
「そ、その・・・お、オチンチンよっ!これなら分かるでしょっ!」
「あなたのオチンチンに直接魔力を送り込んで・・・オチンチンを使えるようにするのっ!こ、子供を残せるようにするのっ!」

「おれの体を変えてくれるのか?」
「やっぱりお前は最高の孕みメスだ。」

 奇形オークはそれまでもエルシーの事を常時子種待ちの孕みメスだと認識していたが、こんな常識はずれに献身的な申し出を受けるに至り、自分の様な出来損ないを好んで誘惑する変態雌で専用の孕み袋として支配して欲しいのだ、という確信を得るようになった。
 それからの奇形オークの態度は見る間に増長していき、ついには支配者のオスとして振る舞い始めることになる。
 この態度はオークのオスとしては当然といえるが、知性がある分、エルシーのような極上のメスを支配することにより強い喜びを感じられるようだった。

「やっぱりって何よっ。大体あたしは孕みメスなんかじゃないわっ!」

「だって、お前俺のチンポで孕ませてほしいんだろ?だから俺のチンポを使えるようにしてくれる。」
「はじめて会ったときからメスの臭いがぷんぷんしてた。離れてたって分かるくらい、俺と番いになって種付けして欲しいって発情雌の臭いがたっぷり出てたぞ。」
「ちゃんと沢山子供作ってやる。お前は俺の孕み袋だからな。」

(あたしはそんな、発情なんかしてない・・・してない筈よ。)
(でも、それ以外に解釈のしようはなくて・・・何よりあたしの体が一番それを分かってて・・・いやぁっ)

 エルシーの体は自然と手を伸ばし、奇形オークの性器を露出させていた。
 奇形オークの陰茎は小さく萎えて、すっかり皮を被ってしまっている。その姿形はいっそ可愛らしさすら覚える程だった。だが臭いだけは直接嗅がなくても漂い、オスの異臭を放っている。エルシーの脳はこの臭いを敏感にキャッチして、体は早くもメスの役目を果たす準備を始めていた。

(ちっちゃくてフニャフニャね・・・オチンチンてホントは皆こんななのかしら?)
(でも、すごい臭い・・・頭が痺れて、体が熱くなってきてる・・・)
(ああっ、確りしなさい。こんなの覚えちゃ駄目よっ。これはオチンチンの臭いなのよっ。)
(女の子の大事な所を辱めて無理やりお母さんにさせちゃうものの臭いなのよっ!?)

 強烈なオスの臭いに占拠されつつある頭はクラクラと酩酊し、しきりに理性への降伏勧告を発し続けている。エルシーの女性の髄の部分は早くも音を上げたらしく、淫らな蜜が溢れ下着をぐっしょりと濡らしていた。

「嬉しそうに眺めやがって、さあ、早くやれ。チンポ欲しいんだろ。」
(くぅっ、オチンチンなんか見つめちゃって・・・オークにあんな事言われて、何であたしのアソコはこんなに喜んじゃってるのよぉ)
(これじゃ、本当にこの奇形オークのメスになって孕まされたがってるみたいじゃない・・・)

 無意識の内に男性器を凝視していたことを指摘され恥辱に悶える。高圧的になったオークの物言いも今やエルシーの欲情を煽り立てるスパイスでしかない。
 シルクの手袋をすっと外すと、オークに促されるまま、力ない男根に手を伸ばす。
 顔を真っ赤にしながらも、自分から陰茎をさする。直接触れ合った掌からは絶え間なく魔力を注入し、陰茎に活を入れていく。
 人間にとっては魔力の影響が強すぎるが、頑健なオークにとってはそうではなく、むしろ程よい刺激として捉えられているようだった。エルシーの絹の様に滑らかな素肌の心地良さと相まって極上の快感をオークに与えていた。奇形オークは醜い顔をさらに醜く歪めて快楽を味わっていた。

(さっきまでフニャフニャだったのに段々堅くなってきた・・・)
(それに、なんだか熱くなってるじゃない!あたしが触ってあげるたびにビクビクしてるし・・・)
(ああっ、あたしオチンチンなんか握っちゃってる!今まで触ったことも無かったし、これからも触るつもりなんてなかったのにっ)
(しかも、ただの人間じゃなくて、オークの、こんな汚らしい物をっ・・・!)

 萎えていた陰茎は次第に活力に満ちて起き上がっていく。どくどくと脈動し、火傷しそうなほどの熱感を持ち始める。はち切れんばかりに硬く太く勃起していく。
 陰茎のサイズは一般のオークに比べてやや細かったが、長さは上回っていた。エルシーは無意識に自分に都合よいサイズ、受け入れて最も快感を得られるバランスに調整していた。産道を広げすぎず、子宮の奥まで届く様に。
 皮も自然と向けていき、内側の本体が剥き出しになる。外界に曝け出された先端の傘の根元部分には白いカスのような物もこびり付いていて凝縮されたオークの臭いを放っていた。
 先程までの小さな陰茎のその面影はなく、見るからに凶悪な肉の棍棒と化している。

(ひっ、な、何なのよこれっ!?さっきまでと全然違うじゃないのっ!?)
(このオチンチンの先の出っ張ってる所とか こんなの女の子の大事な所に入れちゃうの? こ、こんなのでアソコを滅茶苦茶にされちゃったら・・・)
(うぐっ、それに皮が剥けてから臭いがさっきよりも凄くなってる 物凄い臭い ずっと溜め込んでた臭いが開放されたからかしら)
(段差のところに一杯ついてる垢みたいなカスが一番臭いわ オチンチンの臭いを何倍も凝縮したみたい)
(汚いオークオチンチンの汚らしい臭いなのに、なんでこんなにいやらしい臭いなの
(嗅いじゃ駄目っ!吸っちゃ駄目なのにぃっ!体が、アソコがもっと欲しいって言ってくるのおっ!)

 本性を現したペニスからは強烈なオスの臭いが開放される。色が着いていそうなほどの濃厚な性の臭いは正常な人間なら吐き気を催す様な悪臭だが、既にメスの本能に負けているエルシーには脳を蕩けさせる淫靡な香りに感じられていた。
 エルシーは自分自身がけ気付かずに思いっきり性臭漂う大気を吸い込み、肺一杯に染み込ませていた。脳髄が痺れ、全身が甘美な刺激で満たされる。
 それまでも悲鳴を上げ続けていた秘所はあっさりと限界を向かえ、至福の絶頂をエルシーに味あわせる。
 決壊した淫蜜の洪水は下着を乗り越えて足にまで垂れ落ち、地面に大きな染みを作る。
 
(はぁ、はぁ・・・あたし、オークのオチンポの臭いでイっちゃったの・・・?)
(いやらしいオチンポの臭い胸一杯に吸い込んで、それだけで気持ちよくなっちゃって・・・いやぁぁぁ)
(うそよ・・・何で・・・あんっ、まだ子宮が喜んじゃってる・・・)

 初めて感じる性器の快感に奇形オークは我慢することもなく射精へ向けて駆け上る。そこには何の遠慮もない。その間もエルシーの手は極上の快感を与え続けている。
 オークの男根がビクビクと一際強く脈動すると、生殖機能の次段階を証明する。奇形オークは生まれて初めての射精の強烈な快感に無様な呻き声を上げて悦んでいた。
 しかし、エルシーの期待を裏切って陰茎の先端から放出された精液の量は非常に少なく、男性器を扱くエルシーの指すら塗らせない程だった。あくまでも強化されたのは陰茎だけで、精巣などの他臓器には影響が無かったのだった。

(すごく少ない・・・異常があるのはオチンチンだけじゃなかったのね) (精子作る部分も機能が失われていたんだわ。だから一回しか出ないのね。)
(オチンチンだけじゃなくて精巣の方も異常があるなんて・・・それじゃあどんなにセックスしても駄目じゃない・・・)

 オークは一度の射精で疲れてしまったのかそのまま倒れこむと泥の様に眠り始めた。エルシーのことをもう自分に屈服したメスだと認識している奇形オークは彼女に危害を加えられること等微塵も疑っていない。
 エルシーの秘所から立ち上るメスの淫臭とオークの陰茎から放たれるオスの性臭が交じり合う空間の中でエルシーは絶頂の余韻に浸っていた。
 無論エルシーにも攻撃する気など毛頭無く、頭の中はオークの生殖器のことで一杯だった。

 奇形オークへの最初の"治療"を終えたエルシーは再び禁書庫に赴いた。前回の施術では勃起不全は治癒したが、精巣や前立腺等その他の機能は以前と変わらず、生殖の為に十分機能出来ているとは言い難かった。

(何で、またここに・・・)
(彼には、あの魔法だけで十分でしょ・・・)
(あんなに丁寧にオチンチン使えるようにしてあげちゃって・・・)
(ガチガチに勃起して、女の子の大事な所に捻じ込んで辱められる様に、あたしが、してあげちゃったんだからっ・・・!)
(それは確かにオチンチンが硬くなって、気持ちよくなれるようになっただけで、精子という子供を作る上で最も重要な部分はまだ駄目だったけど・・・)
(忘れなきゃいけないことなのに・・・あれで終わって残念がってるのっ、なんで続きをして欲しがっちゃってるのよっっ!?)

 先日の秘め事を思い出すだけで子宮が疼き、全身に甘美な電流を走らせる。だが、心にはどこか不満が残っていた。

(分かってるの?オークが疲れて止めてくれたから助かったけど、もし、もしも、もっと、精液を吐き出す余裕があったら、間違いなくあたし犯されてたのよ!?)
(しかも、彼はあたしのことを番いのメスで自分専用の"孕み袋"だなんて思ってるのよ・・・あたしの子宮に子種を仕込んじゃうつもりなのよっ!?)
(そうよ、もっともっとオチンチンから精子出せていたら・・・あのオチンポから・・・)

 エルシーは子宮からのキュンキュンとした訴えに突き動かされるように禁書庫の中へ立ち入り、色惚けた思考の趣くままに本を読み漁った。
 その努力の甲斐あってか二つ魔法を見つける事が出来た。一方は精子を受け入れる側を改造する魔法であった為、もう一方の精巣強化魔法を選択した。
 本来は絶滅危惧種の繁殖用魔法であり、精巣の造精機能を向上させ頻回の射精を可能にする事が出来た。勿論、対象の陰嚢に直接触れて魔力を注ぐことで効果を発揮する。
 だがこの魔法には一つ重大な問題があり、それ故に禁書とされていた。その問題とは、精子発生の為の分裂が過剰に亢進してしまい、異常な奇形精子が著しく増加してしまうことだった。

(つまり、この魔法を実行すればあのオークは沢山精子作れるようになるけど、その精子は正常じゃない精子ばかりになってしまう)
(生殖器全てに異常があった以上、元々の精子も遺伝子には欠陥がある筈で・・・きっととんでもない奇形精子が出来ちゃう)
(そ、そんな精子受精させられたら・・・どうなっちゃうの)

 エルシーは思わず奇形オークに孕まされた姿を夢想してしまう。お腹はぽっこりと大きく突き出し、その中には遠慮なく注ぎ込まれた異形の異常精子によって創られた禁忌の子が息づいている。
 その姿を思い浮かべると、真っ黒く塗りつぶされそうな絶望感と、震えるほどの幸福感で心が満たされる。子宮が同意していると言わんばかりに性の悲鳴を上げ続ける。

(いやぁぁぁ! こんなので幸せになっちゃダメェ!! 奇形オークの異常精子求めないでぇぇ!!)

 理性の必死の訴えにも関わらず、自らのメスの欲求に抗いきれないエルシーは再びオークの元へ赴く。
 奇形オークは既に男根をはち切れんばかりに硬くさせており、エルシーの到着を待ち構えていた。オークは完全にエルシーを交尾相手の雌扱いしており、早く自分の役目を果たせとギンギンに勃起した生殖器をエルシーに押し付ける。
 オークはそのまま性交に及ぼうとせず、エルシーに自身の陰茎を握らせようとしていた。どうやら初めての射精に導いてくれたエルシーの手コキに執着があるらしい。
 エルシーはオークの態度に怒りと共に強い興奮を感じてしまっていた。 本来なら斬って捨てる程度の下級モンスター、その中でも最も下位に属するであろう奇形オークに支配され、身体を奉げ、子宮一杯に子種を受け入れ、遺伝子を受け継いだ跡継ぎを産む。そんな自らの心も体も汚しつくされる絶望を拒めない事に愉悦を覚えていた。

(もう、あんっ・・・そんなにオチンポ押し付けてこないでよ。そんなにあたしにオチンポ射精させるの気に入ったの?)
(本当ならあんたなんてティラスの錆になってお終いなのよ?それなのに・・・)
(あたしがオチンポ使えるようにさせてあげた途端に、こんなにオスの本性むき出しにして・・・)
(あたしの女の子の一番大事な所支配して、精子沢山注ぎ込んで、無理矢理ママにさせて、赤ちゃん一杯産ませようとするなんて・・・)
(最低よ・・・でも、いくらオチンポが勃起出来たって精子が少なかったらそんなこと出来ないんだから)
(あたしが、あなたの大事な所、ちゃんと精子工場にしてあげなきゃ、何にも出来ないんだから・・・)

 逸るオークの怒張した陰茎を片手で扱きながら、もう一方の手で陰嚢を優しく揉みながら魔法を唱え、精巣強化魔法を実行する。
 エルシーは精巣強化魔法の副作用については何故か言えなかった。言えば施術を拒絶されるかも知れないと言う思いが伝えることを留めていた。

 陰嚢は見る見る内に大きくなり、パンパンになっていく。萎びた風船の様だった陰嚢はたっぷりと熟れて充実した果実の如くになり、重たげに揺れる。そして、精巣では今まさに大量の異常精子が生産されている。
 雄性ホルモンも増強され、奇形オークのあらゆるオスの成分がより強く主張を始める。陰茎は怒張を強め、今まで以上にムッとする臭い、認めがたいがより魅惑的な臭いを放った。

(陰嚢が、精子沢山作り始めてる・・・膨らんで、中に精液が一杯詰まってるのが分かるわ)
(今、壊れちゃった異常精子ばっかりが山ほど作られてるのね・・・あたしがそういう風にしちゃったのよ・・・)
(卵子に受精しちゃったら、きっと、とんでもない化け物が出来ちゃう・・・)
(はぁ、はぁ、オチンポの臭いも、強くなってきて・・・頭がおかしくなっちゃう・・・)
(すぅぅぅ・・・はぁぁぁ・・・ああっ、吸っちゃダメなのにぃっ・・・)
(駄目っ・・・駄目よっ・・・!気持ちよくなんかなっちゃ・・・!はぁ、はぁ)

 エルシーの手と魔力注入の組み合わせはやはり多大な快楽をもたらし、奇形オークは涎を垂らしながら嗚咽とも何ともつかない声をあげて酔いしれていた。
 増長し続ける奇形オークはその内にエルシーにもっと強く扱けと要求する。

「ぐふぅ、がぁっ、おふうっ、はあ、もっと強くするんだっ!もっとしっかり扱けっ!」
「きゃあっ!い、イヤよ!何であんたのオ、オチンポにそんなことまでしてあげなくちゃいけないのよっ!これだけで満足しなさいよっ!」
(今だってこんなにオチンポいきり立ってビクビクしてるのに、これ以上気持ちよくさせちゃったら、大変なことになっちゃうじゃないっ!?)
(オチンポもっと固くして女の子のアソコに突き入れられるようになんてしてあげないんだからぁっ!そ、そんなこと絶対許さないんだからぁっ!)
(そ、そうよ、これはお仕置きなんだからっ。この悪いオチンポをギュッて握って、押さえつける為のお仕置き何だからっ!)

 エルシーは口では拒否しながらも言われるがまま陰茎を扱き上げた。手を上下させる際にも適度に強弱をつけ、最大限の快感を与えようと努力する。オスだけが持つ肉の凶器への奉仕に知らず知らずの内にエルシーは恍惚とした表情になっていく。

 オークは我慢も限界といった様子で陰茎をビクビクと脈動させて絶頂の階段を駆け登る。以前の経験から射精の前兆だとエルシーも理解した。
 睾丸がきゅっとせり上がったと思うと、すぐに亀頭からオークらしく噴水の様に大量の精液が噴出した。
 オークは獣声をあげながら、激しい絶頂に全身を震わせている。
 生まれて初めてみる白濁の迸りにエルシーは思わず両手で受け止める。それでも受け止めきれない精液は指の間から噴出して腕までもべっとりと汚す。

(いやぁぁぁ、前と全然違うぅ、精液ベタベタして凄く熱いぃぃ)
(ひゃんっ、止まらないっ、受け止めきれないぃっ)
(はぁ、はぁ、オスは・・・皆こんな熱くて臭くてねっとりしたモノ、子宮に出したがってるの!?最低よっ・・・!)
(こんなに一杯出しちゃって・・・このベトベト全部に精子がいるのよ・・・一匹一匹が卵子を犯して、子宮に無理矢理赤ちゃん育てさせちゃう、精子が・・・)
(でも、何か変な感じ・・・元気がないって言うか・・・)

 ねっとりとした粘液の熱さとむせ返る様な性臭に朦朧とするエルシー。エルシーの秘所はすっかり蜜を湛えて、脚の間から卑猥な水音が響き
わたらせていた。
 興奮冷めやらぬオークはエルシーを押し倒し、堅さを保ち続ける剛直を秘所に押し付ける。しかし、興奮のあまり冷静さを失ったオークは膣内へ挿入せず、下着越しに擦り付けるだけに終わっていた。加えて、意外にもエルシーの体が、まだお互いに準備が出来ていないとでも言いたげな挿入を拒否するような動きを見せていた。

「いやぁぁぁ!んんっ、な、何するのよぉぉぉ!あ、熱い!」
「ひゃうん!あんっ、ああっ、オチンポ押し付けないでぇぇ」
「だめぇぇ!オマンコ苛めちゃだめぇぇ!きゃんっ!」

 敏感になっていた恥肉に獣欲を叩きつけられ、下着を突き上げて刺激を求める淫核を擦り上げられると今まで感じたことの無い快感を強制的に味合わされたエルシーはあっと言う間に絶頂に達する。オークもまた精液を放出させ、二人の性器の間には白濁の池が作り上げられる。

(アソコがバカになっちゃうぅ、オマンコがバカになっちゃうからぁぁぁ)
(イッちゃうぅぅぅ!イクぅぅぅぅ!)
(オチンポ、ビクビクして、出てる、だめぇぇ、出さないでぇっ 精液でオマンコ汚さないでぇぇ)

 オスの成分を体中で受け止めたエルシーの胸には不穏な昂ぶりが姿を現す。エルシーが気付いたときはもう服の胸にじんわりと汗とも唾液とも違う液体の染みが出来ていた。
 オークは臭いを嗅ぎつけたらしく、荒荒しく胸の部分を剥ぎ取り、露出させる。ぷるんっと小さく揺れる乳房とその頂点で目一杯に存在を主張する乳首が露になる。何時ぞや身に受けた呪いの影響で、その先端からは母乳が溢れ、立ち込める性臭に負けないくらいに甘い芳香を漂わせていた。

(あ、ああぁっ、おっぱい見ちゃだめぇっ!)
(ダメ!今はダメ!おっぱいもママになる準備できてるって知られちゃうぅぅ)
(ひいぃぃぃぃん!おっぱいがぁ、おっぱいが丸ごと吸われてるぅぅ!)

母乳という"ママになる準備はバッチリです"宣言を受けたオークが見過ごすはずも無く、無遠慮にむしゃぶりつくと小さな乳房ごと吸い上げる。汚らしい舌を乳房の根元から乳首の先端まで絡みつかせ、母乳を搾り出し、ごくごくと飲み干していく。
 その間も腰の動きが止まることは無く、吐き出され続ける精液でぬるみを増したことで余計に動きやすく、快感を与えるようになっていた。
 エルシーは上下から与えられる快楽に何も考えられなくなり、手足を奇形オークに巻きつけて秘所と乳房をぎゅっと押し付けていた。

(ああんっ!オマンコもっ、おっぱいもぉ、奇形オークの物にさせられちゃうぅぅぅ)
(もうだめっ!もうやめてぇぇ!イクッ、またイッちゃうぅぅぅぅ)
(体中がこのオスに全てを奉げたいっていってるのぉぉぉ!あぁぁぁぁんん!)

 数時間後、十数回は精液を吐き出した奇形オークは疲れ果てて寝入ってしまった。性器はまだ剛直を維持していて、精巣もパンパンに膨れていたが、どうやら体力の方が限界だったらしい。
 オークの倍は絶頂に押し上げられたエルシーは秘め事の余韻でガクガクとして覚束ない腰で必死に身体を支えて巣穴から這い出した。
 秘所はオークの精液と自身の愛液でドロドロに汚れ、最後の盾として二人の性器を隔てていた下着は絞れるくらいに性液を吸収して卑猥な粘音を立てていた。乳首は静まることを忘れてしまったのかと思うほどにいきり立ち、更なる陵辱を求めて自己主張を止めなかった。母乳は吸い尽くされたのか今は止まっている。
 エルシーは自分がオークに思うが侭に性処理道具として扱われ、存分にオークの醜い肉体を味合わされた事に強い屈辱とそれを上回る淫靡な劣情を感じてしまっていた。
 天使の美しさを持つ自身の肢体が汚らわしい獣に抵抗も出来ずに食い物にされている。その事に制御しようの無い悦びを覚えていた。

(腰から下が溶けちゃったみたいに力が入らない・・・)
(精液とあたしの・・・愛液でドロドロだわ・・・)
(あたし、オークの汚いオチンポなんかで、いいようにされて・・・)
(あんな臭い精液射精させる為だけにあたしの体使わせちゃって・・・)
(頭が真っ白になるくらい一杯イかされて・・・あたし自身だってイっちゃう時にあんなに気、気持ちよくなっちゃうなんて知らなかったのに・・・)
(おっぱいだって・・・ゴクゴクって咽鳴らして飲まれちゃったなんて・・・乳首がまだジンジンしてるよぉ、いやぁ・・・)
(あんなに恥ずかしい事されたのに・・・オマンコは、子宮は、まだまだ足りないって訴えてる・・・)

 メスとしての能力を無理矢理開花させられたエルシーは自身に備わる特殊な性質も合わせて、散々オークに吐き出された異常精子には受精する力が無いと直感的に認識していた。頭が理解したのは情事を終えた今になってからだが、肉体の方は既に分かっていたらしく、それ故に性交を拒否していたのだった。
 エルシーは完全に油断して眠りこけるオークを殺す事も出来たが、最早そんな考えは微塵も無く、次なる問題、それも自分のせいで発生した問題についてに頭は一杯だった。

 またもエルシーは禁書庫に来ていた。今回は既に解決法の見当はついていた。前回、精巣強化魔法を探した時に発見したもう一つの魔法がそれだった。
 その魔法は既に滅びた邪神教が生み出した魔法であった。邪神教はある魔物を神として崇め、女性信者はその"神の子"を孕むことを至上としていた。が当然魔物と人では妊娠にまで到る事は困難であり、また運良く妊娠したとしても、その禁忌の胎児を出産まで育て上げる事は輪を掛けて困難を伴った。
 この魔法は高度な魔法技術と女性の体への詳細な知識が必要としたが、母体に作用し3つの特性を付与させる事が出来た。
 一つ目は妊娠を容易にするために常時排卵状態を維持させ、二つ目は胎内に射精された精子の内、特定の精子以外を死滅させ、受け入れた精子のみ受精能を著しく高めるものであり(どの程度まで精子の容認を厳密に出来るかは術者の能力次第)、三つ目は子宮を胎児にとって非常に理想的な環境(母胎の性質によっては理想的過ぎる環境)に作り変えるというものだった。
 強制的に影響を受けさせられる母体の負担は全く考慮に入れられていないが、記述によれば魔法の効果は絶大で、多くの"神の子"が、それも予想よりも遥かに成長した巨大児が世に生み出されたという。
 低受精率の異種精子による妊娠に伴う障害を排除し、繁殖に適した体に作り変える為だけに創られた禁断の"母胎最適化改造"魔法なのだ。

(この異常な目的の為だけに作られた魔法・・・この禁断の魔法を必要とする人なんてもう存在しない、存在してはいけない・・・けど、あたしは・・・)
(否定しなきゃいけないのに、拒絶しなきゃいけないのに・・・あたしはこの、最低の魔法を必要としてる・・・)
(今のままじゃ、あの奇形オークの精子は受精できないから・・・彼はパパになれないから・・・)
(もしこの魔法を実行して、彼の精子受け入れちゃったら・・・どんなことになっちゃうか・・・)
(ただでさえ、あたしはもう絶対に避妊できない身体なのよ・・・自分でそうしちゃったから・・・もし射精されたら絶対妊娠しちゃうのよっ。あの奇形オークの赤ちゃんが、絶対、必ず、100%、確実にできちゃうのよっ) 
(それに、この魔法は受け入れる精子の選択に限りが無い・・・術者の能力が高ければ同じオスの精子の中からでも選別できる・・・)
(それは、つまり、奇形オークの異常精子の中でも最も奇形化した精子だけを選ぶことも出来るという事・・・)
(普通の術者なら無理でも、あたしくらいに十分な魔法力があって、母胎となる体のことをよく知っているなら・・・)
(ああっ、駄目よエルシー!母胎になりたいなんて思っちゃダメっ!奇形精子なんか絶対受け入れちゃダメなんだからっ!)
(この魔法を実行したら奇形オークの、特に壊れた遺伝子だけを受け継いだ異常な赤ちゃんのママになっちゃうんだからっ!)

 焼き切れそうな程に悲鳴を上げる理性は心の奥底すらも支配するドロドロとした熱情には何の影響を及ぼすことも出来なかった。
 エルシーの目は魔道書を読み進め、禁断の許されざる魔法を自身の体に実行する準備を整えてしまう。

 エルシーはまぶたを閉じて、深呼吸すると、歌にも似たルーンの旋律を思い描く。
 そして、両手をお腹の中心、キュンキュンと鳴く子宮の上において、意識を集中し、ついに禁断の術式を開放する。

(母胎最適化改造!)

 子宮を暖かく包む愛撫の様な優しい刺激と卵巣ごとお腹の中を捻り上げて強引に目覚めさせようとする強烈な官能の電流が体の内を満たす。
 ルーンにみちびかれた魔力が子宮を、精子を受け入れ孕まされる為だけの苗床へと作り変えていく。卵巣は周期のことなど完全に忘れ去り、すぐさま貴重な天使の卵を子宮へと受け渡す。

「んんっああっ!だめぇ、ああっんっあひぃん!」
(私の子宮が、"孕み袋"に変わっちゃうぅっ)

 胎内を改造されていく至福の快楽に翻弄されるエルシーの脳裏には、かつてこの場で行った淫事の時と同様に、ある"アレンジ"のことが過ぎっていた。

(あんっ!で、でも、まだ取り返しがつくわ あの時みたいに、絶対に承認なんかしちゃいけないんだからっ)
(承認しちゃったら、本当に、取り返しのつかない大変なことになっちゃうっ)
(絶対ダメよっ!だめっ!だめぇっ!だめぇぇぇ!あああんっっ!)

(・・・・・・あ、あたしエルシー・イステアリは・・・“母胎最適化改造”を永久に受けいれ、奇形オークの異常精子だけを受け入れ、妊娠し続ける身体になります・・・!)

「あっああああああっ!んひいぃぃぃ!だめぇぇ、イくぅぅぅ!」

 承認の詞を誓った瞬間、胎内を快感の嵐がぐちゃぐちゃに掻き回し、息がとまる程の衝撃が走り抜ける。
 立っている事もできず、その場にへたり込むとお尻を小刻みに震わせ、ただ嵐のような官能の濁流のされるがままになっていた。

(あたしの身体、オークの異常精子で・・・妊娠する為だけの身体に・・・なっちゃった・・・)

 日が明けて、エルシーの足は自然と奇形オークの元へ向かって進んでいた。繁殖の為だけの母胎と化した彼女の判断力は堕落仕切っていて、拒否する、ということはもう脳の片隅にも残らなくなっていた。

(彼に会ったら、匂いだけで絶対にバレちゃうっ お腹にいつでも卵子があって、精子で受精レイプされちゃうの待ってるって知られちゃうっ)
(オークの壊れた遺伝子を受け継いだ赤ちゃん絶対に妊娠しちゃうカラダなのに、彼のオチンポ受け入れさせられちゃうぅぅ!)

 住処では奇形オークが滾る獣欲を隠す事も無く、既に剛直を剥き出しにして待っていた。エルシーがいない間も手に入れたオスの武器を手入れしていたらしく、地面には白い粘液が到る所にぶちまけられており、穴倉の中は生臭いガスが充満していた。それだけの精液を吐き出しても、陰茎も陰嚢も一向に弱った気配は無く、むしろ闘いに備えてより力強くなっていた。
 先日、オークが射精疲れから目覚めた時にはエルシーは既にいなかったが、天使との交尾という至高の快楽を手に入れる直前に逃げられた、などとは微塵も思っていなかった。それ所か次こそは孕みに来る、とさえ思っていた。
 その認識の正しさをエルシーは身をもって証明していた。エルシーの"卵"は芳しい匂いを発してオークの嗅覚にアピールし続けていた。

(前みたいに匂い嗅がれちゃってる・・・分かるでしょ?今も排卵してるのよ)
(お腹に卵があるの・・・それもあなたの精子で受精する為だけの・・・)

 臭いを嗅ぎつけ排卵していることを知ったオークは下品にニヤつくと、既に外気に晒していた陰茎をエルシーに見せ付けた。それだけでなく、ビクビクと脈動し、左右にユラユラ揺れ、精液で汚れた先端からは新たなオスの汁を垂れ流し、目の前にいる欲しがりの孕みメスを誘惑していた。

(な、何なのよ!?そんなにオチンポ勃起させちゃってるのにっ)
(あたしを押し倒して、準備万端になっちゃってる子宮に一杯射精したいんじゃないのっ!?)
(あたしの女の子の部分全部征服したいんじゃないの!?)

 エルシーの期待を他所に奇形オークはそれ以上の動きを見せなかった。興奮していない訳でも交尾を望んでいない訳でも無い。前回は獣欲のままに襲い掛かったが、今回は何とか限界の冷静さを保っていた。
 知性のある彼は、ただ獣の様に押し倒す以上の興奮を欲しがっていた。彼はエルシーを辱めようとしていたのだった。

(彼はあたしに・・・お、おねだりさせたいんだわ・・・)
(奪うんじゃなくて、奉げさせようとしてる・・・)
(ただのオークじゃないから、あたしを辱めて、楽しむことを知ってるのね・・・)
(わ、分かったわよ・・・)

 意を決したエルシーは自らグッショリと濡れた下着を脱ぎ去ると、その場にペタリと座り、両足を左右にすっと広げる。
 今まで隠され続けてきた、エルシーの性器が、下劣なオークの目の前にさらけ出された。
 生まれて初めてオスの視線を受け止める秘所は完璧な形を保っていて、傷も汚れも一つも無く、淫らな涙を流す見事な一本の筋が中央に引かれていた。
 そしてエルシーは腕を足の裏から回すと、両手を淫裂の脇に添え、僅かに力を込める。濡れそぼった扉はヌチャッと卑猥な音を立て左右へ割り開かれた。
 抑えを失った淫蜜がどろっと流れ落ち、地面に水溜りを作り、オスの脳髄を痺れさせる甘い匂いが開放される。

(こ、こうして欲しいんでしょ 女の子の一番大事な所見せて欲しかったんでしょっ)
(あたしのとろとろのオマンコにオチンポ挿れちゃいたかったんでしょ? ほ、ほら、あなたがあんなに欲しがってたあたしのオマンコよ?)

 ぱっくりと口を開けた秘所の奥には清らかな乙女の証たる処女膜が子宮を守る最後の盾として鎮座ましましていた。
 処女膜はくすみ一つ無い綺麗なピンク色で、塗された愛液がヌラヌラと妖しい光を湛えていた。

(今まで、誰にも見せたことなんて無かったのに・・・あたし、こんなオークなんかに処女膜まで見せちゃって・・・ドキドキして胸が破裂しそう・・・)
(見える? まだ誰のオチンポも挿れられて無いの・・・もし赤ちゃんが出来たら、それは確実にあなたの赤ちゃんなのよ・・・だから・・・)
(ああっ、お願いっ、もうこれ以上あたしのこと苛めないでぇぇ)

 ここに到りオークはのっそりと動き出した。処女の証を見せ付ける エルシーを満足そうに見下ろすと、覆いかぶさるように体を屈め、汚らしい涎を垂らす陰茎の先端を清らかな秘所に押し付けた。
 遮る物の無い粘膜同士の接触はオスとメス両方に腰が浮き上がらんばかりに甘美な刺激を与えた。
 が、そこまで行って奇形オークは動きを止めてしまった。
 生殖器同士のキスでお預けを食らわされた蜜壷は、男性器を飲み込んで膣の奥底の飢えを癒したがり、我慢できないと喘ぐ様に蠕動を繰り返した。

(あんっ、くぅんっ、な、なんでそこで止めちゃうのおっ)
(オチンポぎんぎんにして、処女マンコにオチンポ突っ込みたいんでしょっ!?)
(んんっ、はぁ、はぁ、あたしのオマンコだって、もうこんなになってるのにぃぃ)
(お腹に大事な大事な卵子を排卵してきたのよ・・・子宮だってあなたの精子しか受け入れらないんだから・・・)
(あ、あんたみたいな下等なモンスター、本当なら絶対にダメなこと、許されてるのよっ!?)
(だ、だから・・・早くあたしレイプしてぇぇぇ!お腹の卵子受精させてえええっ!)

 動きを必死で止めている様子のオークは体を震わせながらエルシーに最後の要求を伝える。

「へ、へへっ、お前欲しいんだろ?なら、ちゃんとどうして欲しいか言え」
「ああんっ、ああっ、あ、あたしは・・・」
「ほら、言えっ!」
「あ、んっ、あ、あ・・・あたし・・・はぁあん・・・」
「・・・お、お願いします・・・あ、あたしの処女オマンコに挿れてくださいっ!オークチンポで沢山レイプして、受精させて!あたしをママにしてぇぇぇっ!」
「よ、よしっ、いいぞっ、挿れてやるっ!やっぱり、お前は最高の孕み袋だっ!」

 オークはエルシーを押し倒すと停止した時間が動き出し、オークのペニスが前進を始める。
 膣の入り口を押し開き、処女膜を奥へ奥へと突き込んでいく。
 処女膜は柔軟さを保てる最後の瞬間まで乙女を守る盾としての機能を全うした。限界を超えた処女膜はミチミチと悲鳴を上げ、暴虐なオスの肉棒に引き裂かれていく。
 強引に処女をこじ開けられる感触はエルシーに苦痛と屈辱とそれらを容易に上回る悦楽を浴びせ続けている。

「いっ痛っ! いあ、ああああああっっっ」
(は、入ってきてるぅぅ!オチンポが貫いてきてるぅぅっ!)
(痛いのに、気持ちいいのぉぉぉ 幸せにさせられてるぅぅっ)

 オークが体重を乗せて最後の一撃を叩き込み、十数年護り続けられた乙女の最後の防壁を打ち抜いた。
 膣は処女膜を突き破って最奥まで到達したペニスを一杯に頬張り、その隙間から真紅の純潔の証が流れ落ちる。
 エルシーは"女"になった。

(あくぅんんんっ、はぁあぁん、あたし、処女じゃなくなっちゃった・・・んあぁんっ)
(ダメなのに、心が嬉しがってる・・・はぁぁぁん・・・もっともっとオチンポ欲しいって、オチンポ気持ちよくしてあげたいって体が訴えてるぅ・・・)

 エルシーは未使用の肉穴を引き裂かれた痛みと、それすらも悦びに変えてしまう体と心の両方から放出される快楽のシグナルに悶え、喘ぐ。
 無意識にエルシーが自身の体に最適なサイズに調整していたペニスは、膣の中を掻き回し快楽のスイッチだけを押し続ける。
 この醜い亜人との行いが紛れも無い生殖行為であると全身が訴えている。悲鳴を上げ続けていた理性は完全にねじ伏せられ、自分の体の中を蹂躙する肉棒に屈してしまっている。

 既にすっかり愛液で満ちている膣への挿入は初めての異性の侵入を容易に受け入れていた。その器官の持つ力を一杯に使って、ペニスに纏わりつき、扱きあげる。肉棒が引き抜かれる度に膣がめくりかえってしまうのではないかというほどに吸い付き、もっともっとと求めている。
 はち切れんばかりに怒張する男根に膣奥をつきあげれるごとにエルシーは絶頂に達してしまう。そして絶頂を迎えるたびにペニスを強烈に締め付けた。最大限の快楽を奇形オークの陰茎に与えようと無意識に努力してしまっていた。

 オークは最早何の遠慮もすることなくエルシーの至高の肉体を貪っている。最高級の処女を組み伏せ、その純潔とプライドを粉々に打ち砕いていく。
 バンッバンッと音が響くほどに腰を打ちつけ、処女地を開拓したばかりの膣を逞しいペニスで抉る。亀頭が隅々までエルシーの膣を擦りあげる。強引に膣の粘膜を引きずり出しては押し込み、グチャグチャとかき回した。その先端は子宮口へ到達し、乙女の聖宮への扉を突き破ろうとしていた。
 胸甲ごとエルシーの服を引きちぎると、発育途上の小ぶりな乳房を露にさせる。小さいながら十分に柔らかな乳房を思う存分揉みしだき、既に勃起し母乳の染み出した乳首に吸い付く。清らかな乳頭を薄汚れた口と舌でこね回し、押しつぶす。オークの口から与えられる悦びに応えて吸われても吸われても母乳は乳首から溢れだす。

「んっひいぃぃぃんっ! あああああっあああ! お、おかしくなっちゃう!」
「イくうぅぅぅ! いやぁぁ、イっちゃうううう! ダメェぇぇぇぇ」
「おっぱい止まらないのおおおお! んんんんうぅぅぅ!」

 激しく突きこまれるペニスのディープキスに子宮の入り口はゆっくりと開き、深奥へ真の主人が訪れることを欲した。子宮口はペニスに触れるたびに吸い付き、女性そのものを汚しつくす最悪の陵辱を待ち望む。

(子宮レイプされちゃうぅぅぅぅ、神聖な赤ちゃんの為の部屋を汚されちゃうぅぅぅ!)

 奇形オークは一際強く腰を打ち付ける。子宮は今か今かと待ち望んでいた強烈なオスの一撃を歓喜と共にその入り口を開放した。陰茎は開かれた子宮口を貫いて子宮の内部へ侵入を果たした。女性にとって最も大切な空間についにオスの欲望の塊が入り込んだのだった。
 待ち望んだ相手が来たことを知ったエルシーの肉体は子宮と膣を使って目一杯締め付けた。エルシーの最奥を陵辱する喜びにオークの肉棒はますます熱く滾り、脈動を強めていく。

(子宮が・・・子宮が、パパの精子呑みたがってる・・・)
(異常精子沢山、お腹の卵子に受精させたがってる・・・奇形オーク専用の赤ちゃん工場になりたがってるの・・・)
(今、射精されたら絶対、絶対に、受精しちゃう・・・奇形オークの異常精子で絶対に受精しちゃうぅぅぅぅ)

「はあっ、はぁん、んんっ、あっ、お、お願いっ、妊娠させてっ」
「あなたの精子、子宮に沢山出して!卵子に受精させてっ!」
「壊れた精子でママにしてぇぇぇぇ!」

 エルシーは嬌声と同時に、エルシーの膣と子宮口はぎゅっと咥え込んだ肉棒を締め上げ、オスにその役目を果たせと催促する。
 心尽くしのもてなしを受けたオークのペニスはビクビクと大きく脈動する。陵辱の最後の瞬間が訪れるのだった。

 ペニスの先端から大量の精液が吐き出される。放出口が子宮に突き刺さった今、子宮にじかに無数の精子を含んだ白い濁流が注ぎ込まれていく。エルシーの子宮もそれに応えてゴクゴクと精液を飲み干していく。例え遮るものがあったとしても何の意味も無かっただろう。
 止まること無く撃ち込まれる灼熱の白濁液が女性の一番神聖な空間を汚しつくす。無防備に子宮に送り込まれていた卵子はあっと言う間に精子の津波に飲み込まれた。
 女性の尊厳そのものが汚され、征服されていく。子宮はオスに支配される悦び、メスの役目を果たす悦びを余すところ無くエルシーに伝え、強制的に心を歓喜で満たす。
 快楽の奔流が荒れ狂い、今までの絶頂が全てただの戯れであったかと思う程の強烈な絶頂に追い上げられる。脳髄が痺れ、思考力の全てを奪い去っていく。
 より奥へ精液を注ぎ込んでもらえるように背中を折れそうなほどに仰け反らせ腰をぐいぐいと押し付ける。離れたくないとばかりに両足をがっちりとオークの腰に巻きつける。

「ひぃぃぃぃんっ ああああっあああぁぁぁぁ!」
「んっはぁぁぁん、ああああああ、いひいぃぃぃぃん!」
(だめぇぇぇぇぇぇ!精子出されてるぅぅぅ!)
(異常精子が子宮に入ってきちゃってるのぉぉぉぉ!)
(卵子がぁぁ、レイプされてるぅぅぅ!受精してるぅぅぅ!)
(奇形児のママになっちゃうぅぅぅ!あたしの体お母さんにさせれられてるのぉぉぉぉっ!)

 エルシーの胎内に無遠慮に吐き出された無数の精子。
 奇形オークの、特に壊れた部分だけを継承する異常精子。
 本来なら死滅寸前の細胞として打ち捨てられるだけだったはずのこの遺伝子の運び手は、最適化された子宮の力によって活力を取り戻す。
 魔法の力によって著しく受精能の高まった精子は、ありとあらゆる障害が排除され奇形オークの子を孕む為だけに設えられた空間の中で、受精という自らに与えられたたった一つの使命を果たすべく、輝かんばかりに新鮮な卵子に向かって突き進む。

 そして、美しき天使の"卵"に汚濁した異形の種が入り込み、一つとなった。

(はぁ、はぁ、あたし、奇形児を妊娠してママに・・・なっちゃった・・・)

 漸く射精が終わっても、凄まじい絶頂の余韻で言葉も発せられないエルシーは空気を求めて喘ぐことしか出来なかった。

 無論、奇形オークの種付けは一度では終わる筈が無かった。オークらしい性欲の強さを発揮され、何度も何度も精液を注ぎ込まれ、絶頂に達した。
 脳が真っ白になるほどの快感に身も心も埋め尽くされながら、エルシーは自身の未来がこの奇形オークの異常精子を受け入れ孕み続けるしか残されていない事を実感し、埋没していった。

END


奇形オーク専用の"孕み袋"・・・・・・10匹以上
【父親】 種族不明の奇形オーク オス
【母親】 エルシー・イステアリ
【性交】 数度に渡る施術の後、奇形オークの生殖機能を復活させ、性行為を可能にさせた。性の欲求の趣くままに自身の肢体を奉げ、清らかな純潔を散らした。当初から嫌がる素振りを見せておらず、亜人に穢される事を望んでいたと思われる。
【受精】 このオスの精子は生殖機能の復活の代償に異常精子しか産生されず、母胎最適化魔法によりその中でも特に奇形度の高い精子のみの受け入れを許していた。また自らに施した複数の母胎化魔法により、奇形オークとの受精率は著しく高まっており、受精は不可避だった。
【妊娠】 母胎として過剰に最適化された胎内で異形の胎児は通常以上の巨大児として成長した。自身の性質と魔法の影響で父親の遺伝子の壊れた一面を最大限に発揮した胎児の分娩に非常な困難が伴うであろう事は想像に難しくなかった。
【出産】 人間の女性器には全く不適合な程奇形化した異種の胎児を分娩は母親に大きな苦痛を与えた。無論、医療的な支援など無く、胎児の父親は分娩の手助けを一切しなかった為、長時間に渡る過酷な試練を少女はたった一人で耐えねばならなかった。
【愛児】 選りすぐりの異常精子を受精させた為、元がオークであったことが疑わしい程の奇形児であった。その奇怪な姿の中にあって、澄んだ色の瞳と所々に生える金色の体毛が母親との血の繋がりを確信させた。彼女は自ら産み落とした怪物に否応無しに母の愛情を抱かさせられた。
【補項】 奇形児もまた父親と同様に生殖機能の退化が認められた。彼女は手ずから魔法を施し、愛児にオスとしての力を取り戻させた。そしてそのこと奇形オークが知ると、彼女を辱めるようと彼女は息子との近親相姦を強要した。累乗的に奇形度の増した精子を彼女の胎内は受け入れる事になった。


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