◎ 2012年12月30日(日) 「出稽古」
・ スポーツ会館時代の元コーチ・若林さんのご厚意で、パラエストラ東京(江古田)の道場で17:00〜19:00の時間帯でレスリングの自主練習。
・ skレスリングからは、今泉・人見コーチの他、私を入れて4名の参加者。その他、柔術家・総合格闘家・サンビストなどが参加しての合同レスリング練習。
・ 今泉・人見コーチに主に相手をしてもらって、打ち込みや組み手や片足タックルの練習をやり、途中で差し合い・押し合いの練習もして、スパーを2本だけ。最後にクリンチの練習も。
・ ローで取った足を抜かれたときにレスリングシューズが左頬を擦ってすりむけ、スパーでは鉄の計量器に激突して、左上腕内側を打撲とすりむけ傷。シャワーがしみる。
・ 地下のマット場で窓がないし、意外に大勢集まったので熱気が凄く、いつも以上に汗が出た。
・ そのせいか、帰宅して体重を計ってみたら、すでに必要減量の−1kgを達成していた(むしろ減りすぎ気味に)。このあたりで、2週間維持できればOK。
・ ちょっとしたケガは、上記のものを含めてあちこちあるが、体調はすこぶるいい。授業がないからと、試合が近いせいもあるが、これなら毎日でも練習できる感じ(言い過ぎかな)。
・ これで今年の練習もすべて終了。新年の練習は5日(土)から。
【2012年12月31日記】

◎ 2012年12月30日(日) 「プロレス論」
・ 師茂樹さん(花園大学准教授・仏教学)のフィクション論的プロレス論が、「プロレス、あるいは虚実の間」というタイトルで、『フィクション論への誘い―文学・歴史・遊び・人間』(大浦康介編集、世界思想社、2013/01/11)に掲載されるそうです。
・ 師さんのブログによると、私のプロレス論「「ほんとうの本物」の問題としてのプロレス」がベースになっているそうです。
・ ご興味ある方は、ご一読を。上記ページに載っている部分だけでも読むと、面白さがかいま見られます。
【2012年12月30日記】

◎ 2012年12月29日(土) 「体組成の測定」
・ 昨日今日とジムでトレーニング。
・ ちょうど一年前の年末(30日)に、ジムで「体組成分析」をやったので、比較のためやってもらう。
・ ジムでのトレーニングは(時間もなくて)さぼりがちだが、レスリングの練習量は増えているので、その結果がどう出ているか。
・ お〜、体脂肪率が9.9%! 昨年「一桁台も夢ではない」と書いていたけれど、本当に一桁台になった。
・ 胸囲が少し増えてウエストが少し減って、96.1cmと75cm。基礎代謝量は1510kcal/day・基礎代謝率25.77kcal/kg/day。
・ 部位別筋肉量では、体幹が飛び抜けて高くて、続いて右腕・左腕も「高」。それに比べて、脚が「標準」なので、もう少し鍛えた方がいい。
・ 試合のために減量中の体重も、あと1kgほど減らさないと。
【2012年12月29日記】

◎ 2012年12月26日(水) 「skアカデミー年内最終練習」
・ 今週は3回目のレスリング練習で、skアカデミーは本日年内最終練習日(夜7時半〜9時半)。今泉コーチの指導で、5名の参加者(人見コーチも)。
・ 少し遅れて30代も加わるが、それまでは私を筆頭に50代が3人。
・ マスターズの大会に出場する者が私も含めて3人いたので、タックル切りの確認やクリンチ勝負の練習などもやる。
・ 人見コーチとタックル切りの練習をしているときに、相手の膝頭を押さえて前進を止めるものと、もう一つ、足首をつかんで引き上げるタイプのものを教わって試す。けっこう動けなくなる。そのまま、バックへまわる練習にも移行。
・ 寝技は小野村さんと人見コーチと1本ずつ、スパーは小野村さんと1本・人見コーチと2本。
・ 寝技をいろいろ試すが、力が自分より上の人にはなかなか極められない。しかしその中でも、'あの技'だけは比較的やりやすいことが分かった。
・ スパーでは、小野村さんには片足を取られて押し出されるばかり。人見コーチ相手には何もできないが、最後に人見コーチの飛行機投げが開き気味に入ってきたところを潰して時間切れ。
・ 30日に、パラエストラ東京の自主練習に参加してみようと思っているので、年内はあともう一回練習ができる予定。
【2012年12月27日記】

◎ 2012年12月26日(水) 「御守り」
・ 青山学院大学レスリング部OBの吉住昇さんが、大本山増上寺の「勝運」の御守りを送って下さった。吉住さん、ありがとうございます。
・ マスターズ大会の応援にも来て下さると一筆添えられていた。「先生、応援に行きます」と言ってくれているレスリング部の学生たちもいるので、そんな中で試合をするのは、嬉しいけれどプレッシャーだ。

【2012年12月26日記】

◎ 2012年12月25日(火) 「老体予想」
・ 本日は、法務省にて司法試験関連の会議。前任者の野矢さんに託された「役」を果たすべく、新人にもかかわらず色々と発言。

・ 飼い猫のキドが、この夏の暑さに参って以降、めっきり弱ってきている。12歳を越えて(人間で言えば80歳過ぎくらいか?)、腎不全を患っていて薬で進行を遅らせている状態。
・ 甲高い声を出す機会が減り、わずかに小さな声で甘えるように鳴くだけ。じっとしている時間が増え、歩く姿もとぼとぼとして躍動感が無くなり、しょっちゅうトイレに行って長時間座っている。
・ キドの身体を撫でても、あの反発するような筋肉の張りや力の漲りが感じられない。
・ 元気な頃は、キドの方からじゃれて飛びかかってきたり、私の方から仕掛けて「プロレスごっこ」みたいなことをしていたが、今はそんなことをしようものなら壊れてしまいそうで、ただ撫でるばかり。
・ 身体全体に広がる不快感や不全感を受け入れて何とか付き合いつつも、なんでこんなに動けないのだろうと、キド自身も感じているのかもしれない。

・ こんなキドの姿を見ていると、自分自身のこれからの身体の行方を、どうしても予想してしまう。
・ 今の私にとって一番リアルなのは、夢中になっているレスリングができなくなる身体が、いずれ(今年のキドと同じように)訪れるという想像。
・ 元気な頃のキドならばひっくり返しても、押さえつけても、その身体はゴム鞠のように反発し、体勢を戻し反撃していたが、今のキドにはその気力も身体そのものの力も無くなっているので、相手が(つまり私が)その気になれない。
・ いずれ老体化した私が、たとえレスリングをやりたいと思ったとしても、相手の方が、今のキドに私が感じるのと同じように、老体を壊しそうで恐くてレスリングなんてできないと思う日が来るであろう。
・ さて、それまでにあと何年残されているのだろう?
【2012年12月25日記】

◎ 2012年12月24日(月) 「祝日練習」
・ 連日のレスリング練習。skアカデミーの祝日練習(18:00〜20:00)に参加。人見コーチの指導で6名の参加者。スポーツ会館時代の元コーチの若林さんも来訪。
・ 中一女子も、クリスマス・イヴの夜なのに、誰よりも一番先に練習場に来ていて驚く。
・ 人見コーチのアップは、やはりきつい。寝ている相手の足を左右に飛び越す連続ジャンプが、一番きつかった。サンボ・コーチの大久保さんもいっしょにやった後、「こんなの50歳過ぎがやる運動じゃないよ!」。
・ 両足タックル・片足タックルに分けて打ち込みの後、両足タックル切り・片足タックル切りの練習。そのあとは、がぶりそのものと、がぶりから引き落としながら回る練習。最後に、寝技スパー、スパーと続く。
・ 70キログラムを越える体重の若者を相手にしたスパーは、私よりレスリング歴は浅い若者とはいえ、たいへん。
・ 前半は、一本背負いのような形で倒した後、そのまま腕を引き上げつつ体重をあずけることでニアフォールまで持っていくことができたが、後半はその体重の突進に耐えられず、3度場外へ押し出されたので、前半のポイントは「チャラ」になった感じ。
・ 若林元コーチの計らいで、30日(日)にパラエストラ東京の自主練習に人見コーチたちと「出稽古」に行く話が持ち上がる。冬休み中は(クラブも大学も休みになって)練習ができなくなるので、貴重な機会。
【2012年12月24日記】

◎ 2012年12月23日(日) 「日曜練習」
・ 授業は昨日の土曜日で、年内は終わり。しかし、まだ法務省での長丁場の会議が残っている。
・ 本日は、skアカデミーのレスリング・クラス朝練習(8:30〜10:30)に参加。野村コーチの指導で8名の参加者(一人は結婚式出席のため早退)。
・ 野村コーチにも指摘してもらったが、私の特に悪い点は、技へと入る前から力が入りすぎという点と上体が立ってくる点。
・ 寝技の練習では、野村コーチから、股裂きの足が十分に深く入っているかどうかの確認法、相手の顎のコントロールの仕方、上四方固めへの移行の仕方についてレクチャーを受けた。
・ 寝技のスパーのときに、レスリング部の石川君・仲上君から習った「相手が抵抗したときに逆方向に転じる技」を試してみて成功。そうか、こういう風なのだという感じが分かってよかった。
・ スパーでは、ポイントを取ったり取られたりで、点数的にはほぼイーブンかもしれないが、時間の後半でどうしても「悪い点」が出てタックルに入られてしまうのが情けない。
【2012年12月23日記】

◎ 2012年12月19日(水) 「朝練/表紙」
・ 朝8時から、大学レスリング部の朝練に参加。彼らは7時から8時までは体育館でサッカー練習をしているので、私は7時半にマット場に着いて30分間自主的にアップ。
・ 今日も、仲上君とのスパーを連続3ラウンド×2することができて、3ラウンド目もまったく何もできない状態ではなかったので、やはり一つの「壁」は越えた模様。
・ スパー後に、仲上君相手に、スタンドからがぶり落としてポイントを取るところまでの練習と、股裂きの練習をさせてもらう。
・ がぶり状態のときの体重のかけ方がまずくて修正。さらに、がぶり返しに行こうとして踏ん張ったときに、左足のふくらはぎが痙ってしまう(T_T)。
・ 股裂きの練習の時には、赤嶺君(4年生)が横から見ながらアドバイスをくれたし、その後トルコ刈りを試していたら、松田君(2年生)がハイクラッチから入るトルコ刈りを教えてくれた。
・ 太田監督からは、マスターズの大会が近いのでいつでも練習に使って下さいというお言葉をもらったし、石井君(4年生)からも、練習のお相手をしますという言葉をかけてもらった。みんな優しい。

・ 昨日アマゾンでの予約が開始された拙編『英語で読む哲学』(研究社)の表紙画像が手に入ったので、載せておきます。

【2012年12月19日記】

◎ 2012年12月18日(火) 「アマゾンで予約開始」
・ アマゾンで予約が始まりました。http://www.amazon.co.jp/dp/4327452548/  
・ 入不二基義 〔編〕『英語で読む哲学』A5判 並製 234頁/定価2,310円(本体2,200円+税)ISBN 978-4-327-45254-4 C1010 2013年1月24日発売予定
目次
はじめに (入不二基義)
第1講 理屈の闘い ――サンデルの『正義』を読む (北野安寿子)
第2講 ギルバート・ライル『心の概念』 (小池翔一)
第3講 アラスデア・マッキンタイア「美徳とは何か」 (小山 悠)
第4講 脱道徳家vs人間らしさ ――バーナード・ウィリアムズ「脱道徳家」 (壁谷彰慶)
第5講 エリザベス・アンスコム「一人称」 (今村健一郎)
【2012年12月18日記】

◎ 2012年12月18日(火) 「あるようにあり、なるようになる―運命論とその周辺 第6回「アリストテレスの議論(1)」」
・ 昨晩は7時から11時半まで、新宿にて、朝日カルチャーセンター(新宿)受講者のうちの5名と忘年会。先日の選挙の話から、寝技と立ち技の比較論まで。

・ 本日、「あるようにあり、なるようになる―運命論とその周辺 第6回「アリストテレスの議論(1)」が掲載されている、講談社PR誌『本』2013年1月号が届く。

【2012年12月18日記】

◎ 2012年12月15日(土)・2012年12月16日(日) 「田中コーチ来訪」
・ 昨晩の7時半〜11時半は、skアカデミー・レスリングクラスの忘年会で盛り上がる。翌日は朝8時半から日曜練習なので、一次会終了後に帰宅して、即就寝。
・ 大阪から、田中弘済さん(スポーツ会館時代のコーチで、野村コーチの同志社大学レスリング部同期)も駆けつけてくれて(忘年会と日曜練習の両方)、面白い話をたくさん聞かせていただく。
・ 話の中で出た「ベルト・レスリング」というジャンルについてあとで調べてみたら、まさに田中コーチが出ているページがあった

・ 日曜練習は、野村コーチの指導で12人の参加者。写真の前列中央が、田中コーチ。むさ苦しい「おじさん軍団」の中に、さわやかな「百合の花」が一輪だけ咲いていて、不思議な風景。
・ ふつうの中一女子といえば、お父さんもイヤというくらい「おじさん嫌い」の年頃だと思うのだが、彼女はそんな思春期現象を超越しているくらい、レスリングが好きなのだろう。貴重な女の子だ。
・ ふつうの打ち込みの後、組み手の攻防を入れた強めの打ち込みを、人見コーチと。一回だけだが、かなりいいタイミングで片足タックルに入ることができて、その感触の心地よさがしばらくのあいだ残った。もっと味わえたらかなり気持ちがいいはず。
・ 片足を取った(取られた)ところからの攻防のドリルでは、守りの側のときに「スモールパッケージ・ホールド」のような技で逆転。これまでに数回も成功したことはないが、かかることがある。
・ スパーでは、先週の「復讐」(首投げからのけさ固め)を富川さんからきめられてしまう。しばらく耐えたが耐えきれず。
・ そのあとの展開で、片足タックルを切ってクオーター・ネルソンに入ったが、富川さんに耐えられてしまったのでバックを取ることに移行。
・ このときに、田中コーチから止められて、そこまで腕を取れている状態だったら、ただバックへ回るのではもったいないと言われて、チキンウィング・タイプの腕取りへの移行を指導される。
・ タックル切りからのクオーター・ネルソンは、小野寺さんとのスパーでは一度成功。ひっくり返した後、ネルソンはそのままで左に回りつつフォールへ持っていくと、極まるようだ。小野寺さんが「いてて」と言っていた。
・ 練習終了後、田中コーチに先ほどの指導をもう一度お願いして、試してみる。私の技の「きき側」を考慮すると、腕取りへの移行よりも腕を巻き込んでのローリングへの移行の方がいいかもしれない、ということも判明。
【2012年12月16日記】

◎ 2012年12月15日(土) 「年末に残っている仕事」
・ 昨日は、妻・裕子の友人とその次男が山口から来訪。夕食を自宅にていっしょする。
・ 今日の夜は、skアカデミー・レスリングクラスの忘年会だし、月曜日は朝カル受講者との忘年会。いよいよ年末が近づいてきた感じ。
・ 残っている仕事を思い出しておくと、1)司法試験予備試験の問題作成 2)「共感シンポジウム」の後日まとめ原稿の提出 3)『本』連載原稿の第7回原稿の提出。
【2012年12月15日記】

◎ 2012年12月12日(水) 「不完全性」
・ 午後からは会議がフルに4つある日ではあるが、レスリング部の朝練(8:00-10:00)に参加。
・ アップの最後に、相手と背中合わせで腰を下ろしたところから始めて相手をフォールしにいく「勝負」と、けさ固めをきめたところから逃れることができるか、そのまま押さえ込めるかの「勝負」をやった。私は仲上君と高木君と一本ずつ。
・ ふだん社会人の人たちとやっている時には、けさ固めがガッチリきまると、ほぼそのままフォールできていたので、それなりに「自信」がある技のつもりだったが、二人によって打ち砕かれた。
・ ガッチリきめたところからスタートしても、どうしても返されてしまう。最後の技術練習のときに、仲上君を相手に何度も試させてもらったが、結果は同じ。返されそうになったときに、足の交差を逆にして伏せるようにして押さ込むと有効であることが、分かった。あと、腕の側の引きつけ具合も。
・ しかし、技のかけ方云々よりも、基本的な身体のバネや体幹の強さの差が大きすぎるためにひっくり返されるように感じられた。ことあるごとに、彼らの身体の「芯の強さ」というか、体幹の強さを思いしらされる。
・ それはそうなのだが、その点を度外視すると、けさ固めという技そのものの「不完全性」のようなものも意識された。というのも、身体を一本の「直線」と考えると、相手の「直線」に対して、こちらの「直線」が斜めに交差している形なので、二つの直線が一本に重なる場合(上四方固め)や二つの直線が垂直に交差する(横四方固め)よりも、力や体重の伝わり方において脆弱な形であるような気がした。あるいは、接触面が他の押さえ込みよりも少ないとも言える。
・ 今回も、スパーは、連続3ラウンドを2セットを何とかやった。この壁は越えたような気がする。
・ ただ、こちらとは比べものにならないレスリング部の大学生がうまく相手をしてくれるから、連続のスパーもできるのだと思う。これが、自分とレベルの近い相手の場合には、こうはいかない。もっと早くバテる。
・ 「逆」では?と思われる方がいるかもしれないので、ひとこと補足。「疲労」という点では、自分と近いレベルの人とガチガチにやるのが、一番疲れる。もの凄く力の差のある人に、うまく相手をしてもらってスパーをする方がスタミナが保つ。
・ 技術練習では、まず先述のけさ固めの確認。そのあと、片足を取ったところから始めて、テイクダウンからバックへ回る・寝技へ移行という流れを練習させてもらう。
【2012年12月12日記】

◎ 2012年12月9日(日) 「寝技練習が充実」
・ skアカデミーのレスリング・クラス朝練習(8:30〜10:30)に参加。今泉コーチの指導で11名の参加者。
・ 朝出かけるときに、朝帰りの三男(大学生)と会う。
・ アップ→組み手練習(内側をとる・押す・すかす)→打ち込み→一人の相手に30秒ずつのスパー→寝技練習→スパー
・ 今日は寝技の練習が、特に充実していた。アンクル・ローリングという「下(=脚)」「中(=胴体)」の寝技ではなく、「上(=腕・肩・首)」の寝技のバリエーションを増やす練習。
・ レスリングでは、ローリングのように相手の身体を一回転させなくとも、その途中のような90度傾けた状態で静止して5秒以上相手をコントロールすると、ポイントが取れる。
・ そのポイント奪取のために「上(=腕・肩・首)」の寝技を利用することができる。ふだんは私はあまりやらない5秒キープ技を、人見コーチに相手になってもらって集中的に試すことができた。
・ 私でもできそうなのは3つほどあって、(1)相手の腕を引き寄せ畳んで身体の下敷きにして固定したうえで、その腕を両腕でキープしたままローリングするかのようにして傾けて、さらに脚をかけてコントロールする (2)変形のネルソンのような状態から相手の身体を引き剥がすかのように傾けて、あとは同様 (3)脇に近い位置でローリングに入る体勢を作って、斜め上方へ回すように力をかけて「バンザイ状態」にさせてキープ。
・ これらの技でポイントを取ったあと、相手の隙をついてさらにフォール技へも移行できそうな気がした。
・ 今泉コーチの「立ち技はセンスが大きくて、できても一つ二つだけれども、寝技は知らない技だとあれっ?という感じでかかってしまうこともあるし、バリエーションが多ければ多いほどいい」という指導中のことばには、頷かされた。
・ 本日の収穫は、小野寺さんとのスパーで、フォールされそうになったところを身体を入れ換えて逆にフォールできた点と、富川さんとのスパーで、(崩れた形ではあったが)首投げからけさ固めに入って、完全に固めてフォールできた点。
・ 逆にダメだったのは、人見コーチとのスパーで、二度も同じ仕方でえび状態に持ち込まれてフォールされた点。
【2012年12月9日記】

◎ 2012年12月6日(木) 「少し無理して」
・ 「6」の付く平日はskレスリング・クラス(夜7:30-9:30)があるので、連日の練習は体力的にきついが、試合も一ヶ月後に控えていることもあるし練習がしたいので、少し無理して参加。
・ 木村コーチとサンボ経験者の石川さんとハミルトンさんと私の4人で練習。
・ 打ち込みでは、石川さんが投げ技を多用するので、私の方も(いつもは打ち込みでは投げ技をあまりやらないけれど今回は)いくつかの投げ技の打ち込みを試みる。
・ 今日たっぷり時間をかけて練習したのは、3種類の「組み手」。着衣なしのレスリングでは、手首・肘・上腕・首など掴める(手を引っかけられる)箇所がどうしても限られるが、その制約の中にもかかわらず(いや、だからこそ)「組み手」は奥が深い。
・ うまく行くときは、ちゃんと身体を開くことができて体重がうまく相手に伝わっていると感じられるときで、うまく行かないときは、手先だけでごちゃごちゃやっている感じのとき。木村コーチがうまく表現していたが、「一瞬だけ相手に体重をあずけている感じ」「一瞬だけふっと浮いている感じ」という感覚が、ほんの少しだけ分かる気がした。
・ ハイクラッチ・タックルに入って潰されたところから、一方の足の膝を立てて回り込むように移動しながら、クラッチした手を引き降ろしつつ自然に立ち上がっていくという練習も繰り返す。
・ さらに、片足をとって相手が尻餅をついた状態からフォールまで持って行く練習も。とった足を抱えた自分の手を自分の大腿部にかけてから踏み出すことによって、相手の足をわざわざ持ち上げることなく大腿部に固定することができて、その状態から回り込むことで相手の足は上がり肩が下がる。
・ 寝技の打ち込みは、石川さんともハミルトンさんともやって、最後に木村コーチを相手に実演を求められたので、最近の得意技を試す。
・ スパーは、木村コーチとハミルトンさんと一本ずつ。ゴリラ的な木村コーチとやると、その身体に触るだけで疲れる気がする。ハミルトンさんは、私より身長で20僂曚病腓いし、さらにその身長以上に手足が長いので、何をやってもその手が胴や首に巻きついて、またふつうだったら届かないはずの所まで手が届いてしまったりして、とにかくやりにくい。
【2012年12月7日記】

◎ 2012年12月5日(水) 「身体を使ったチェス」
・ レスリング部のマット練習に朝8時から参加(学生たちは7時からすでにサッカー練習)。
・ 私は7時40分にマット場に入って、自主的にアップした後に合流。
・ 打ち込み→強めの打ち込み→スパー→自由練習という流れ。
・ 前回同様に、2分のスパーを連続3ラウンドやることを目標に臨んで、今回はそれを2セット何とかできた!
・ とはいっても、2セット目の3ラウンドは、仲上君に組み手だけでいいように弄ばれる程ふらついた状態であるが。次はもう少し闘いたい。
・ 自由練習の時に、石川君のレクチャーを受けながら、仲上君と私の3人で技研。
・ 1つ目は、私が「ツー・オン・ワンからの飛行機投げへの移行」について質問をしたのがきっかけで、相手と距離を保つためのツー・オン・ワンは、こっちの方がいいという話になる。(鉄棒風に言うと)逆手ではなくて順手で手首を取って引き下げ、脇を抱える方も深く指さないで肩でプレッシャー。たしかに、そちらの方が密着した状態にならずにスペースがあって、飛行機投げへも入りやすい。
・ 2つ目は、仲上君とのスパーの中の寝技の展開で、最近よく使っている「顔こすり状態から相手の腕をとり、その腕を両手で取るために、自分のもう一方の手を相手の脇下から潜り込ませ、引きよせながら表返す」技をかけたときに、ひっくり返せたのに、その瞬間にさらにこっちがひっくり返されてしまうというシーンがあったので、その点について質問。問題点は、私の体重が相手に乗りすぎていたためにひっくり返されたことを指摘されて、腕を引き寄せてひっくり返すときに身体をもっと下に落としてから回り込むべし。
・ 3つ目は、石川君が「股裂きからの展開」をレクチャーしながら仲上君相手に実演した後、私が石川君相手にそれを練習。
・ ローリングへ行くと見せかけて膝を潜り込ませる股裂きへの入り方。股裂きがうまく極まらなかった場合の、別のパターンへの移行の仕方を2パターン習う。
・ こういうパターンの組み合わせが自在に使えるようになったら、身体を使ってチェスや将棋をしているみたいで楽しめるだろうな。
【2012年12月5日記】

◎ 2012年12月3日(月) 「研究社のHPに」
・ ようやく研究社のHPに、拙編『英語で読む哲学』の刊行予定・紹介が載りました。
・ ここです→研究社・近刊情報 2013年1月以降の新刊のところ
・ 以下、引用です。

哲学のエッセンスを原文で学ぶ

入不二基義 〔編〕
英語で読む哲学

A5判 並製 234頁/予価1,890円(本体1,800円+税)
ISBN 978-4-327-45254-4 C1010

2013年1月24日発売予定

内容紹介
マイケル・サンデルをはじめとする現代の代表的な哲学者の論文から英語をそのまま引用して、英語と哲学を同時に学ぶことができるユニークな「英語リーディング演習+哲学解説書」です。各分野を専門とする若手研究者が、それぞれの思想のエッセンスのつまった文章を抜粋して、教育的な配慮のもと英語と哲学の解説をおこないます。最高レベルの英語に触れることで、難しい英文を読むのがもう怖くなくなります。

目 次
はじめに (入不二基義)
第1講 理屈の闘い ――サンデルの『正義』を読む (北野安寿子)
第2講 ギルバート・ライル『心の概念』 (小池翔一)
第3講 アラスデア・マッキンタイア「美徳とは何か」 (小山 悠)
第4講 脱道徳家vs人間らしさ ――バーナード・ウィリアムズ「脱道徳家」 (壁谷彰慶)
第5講 「エリザベス・アンスコム「一人称」」(今村健一郎)

編者紹介
入不二基義(いりふじ もとよし) 青山学院大学教育人間科学部教授。専門は「私」論・相対主義論・時間論・運命論など。著書に『足の裏に影はあるか?ないか?哲学随想』(朝日出版社)など。51歳でレスリングを始め、52歳で試合デビューも果たす。

【2012年12月3日記】

◎ 2012年12月1日(土)・2日(日) 「納会/練習」
・ 土曜日は、夕方の授業(演習)の後、溜池山王「龍城」でのレスリング部納会に出席。
・ OB会長の佐々木さんや、私のこの身辺雑記(メモ)をかなり読みこんでくれている吉住さんと、席も近くて色々とお話ができた。
・ 前々キャプテンで筑波大院生の香西君やプロレスファンの吉崎君(2年生)とも、比較的ゆっくり話をすることができた。
・ 後半でスピーチをさせられた。以下はその内容。

 私は青学に赴任して9年目で、その前に10年間山口大学にいました。もともと神奈川・東京の人間なので、山口にいた最後の頃は東京に戻りたくなって、その時にちょうど見つけた青学の教員募集に応募して、戻ってきたわけです。
なるべく都会にある大学ならば、別に青山学院でなくてもよかったわけです。とにかく東京に戻りたかった、というだけなのですから。研究者という仕事は、会社員よりは少し職人的なところ或いは個人商店的なところがあって、
自分の腕さえあれば、「包丁一本さらしに巻いて」的なところがあります。私ならば、(レスリングとは違って(^^))哲学に関してはそこそこ腕に自信があるので、青学でなくとも、哲学さえできればどこでもやっていけるという部分があります。
しかし、この2年ほど、レスリング部の練習に参加させてもらうようになってから、気持ちに変化が出てきました。青学への「愛」のようなものが芽生えてきたのです。
冷静に考えてみれば、私のような年をとった「ど素人」を練習に定期的に参加させてくれる大学レスリング部なんて、そうはないでしょう。太田監督が、寛大であり大きな視野でレスリング活動を考えている方だから、可能だったのであり、
みなさん学生たちだって、変なおっさんが参加してきて練習の邪魔だと思って当然だし、最初は異物感もあったはずなのに、私を受け入れてくれています。私が青学ではなくて別の大学で働いていたら、たとえレスリングを始めていたとしても、レスリング部の練習に参加するという状況はなかったでしょう。もう私の50代以降の人生の中で、青学レスリング部は欠くことのできないものになってしまいました。
そして、ある納得が訪れます。「ああ、このためにこそ青学だったのだ」と。偶然だったことに対して、後から必然性が与えられて、その意味が腑に落ちるという経験は、「運命」ということの一つのあり方でしょう。芽生えているのは、この運命に対する愛のようなものだと思います。


・ 日曜日の朝は、skアカデミー・レスリングクラスに参加。野村コーチの指導で、9人の参加者。
・ アップ→ふつうの打ち込み→距離や崩しを意識しての打ち込み→立ち技のみのスパー→技術練習→寝技練習→スパー→補強(腹筋100回)。
・ 技術練習とスパーの中で、これは練習すると使えるかもしれないという技があった。以下、備忘のためのメモ。
(1)ツー・オン・ワンから、相手の体勢を崩して、腕の取り方はそのままで相手の脇の下へ潜り込むようにして「飛行機投げ」の体勢に入って、さらに腕を引きつつ相手を崩し、最後に足に手をかけて(飛行機投げというよりは)前側に相手を倒す。
(2)寝技で、顔こすり状態から相手の腕をとり、その腕を両手で取るために、自分のもう一方の手を相手の脇下から潜り込ませ、引きよせながら表返そうとする技をかけたときに、うまく防御された。相手の小野寺さんは身体が柔らかいので、足を90度以上に大きく開いて、それがつっかえ棒になるので身体を返せない。その時とっさに対応して、小野寺さんの開いた足と頭の距離が近くなっていることを利用して、一方の手を足側に回し変えて「えび」へと移行。うまくフォールできた。

・ 練習後の集合写真だが、横に筋肉マンがいるので、自分がものすごく痩身になったかのように見える。
【2012年12月2日記】

◎ 2012年11月27日(火) 「『哲学の挑戦』届く」
・ 講義を終えて夜帰宅すると、『哲学の挑戦』(西日本哲学会編、春風社)が届いていた。
・ この判型(A5変型判上製)でボリュームがあるのが心地よく、「立派な本」になっていて嬉しい。
・ 西日本哲学会という会員200名弱の小さな学会の60周年記念本であるが、一般読者へも届くだけの「力」を持った本に仕上がっていると思う。
・ 編集委員を代表して伊佐敷隆弘氏が、「はじめに 哲学の挑戦とは」という文章を書いている。村上春樹氏の「壁と卵」の話から始まる、気合いの入ったすてきな文章で、一読の価値あり。
 

【2012年11月27日記】

◎ 2012年11月25日(日) 「ちょっと心配」
・ skアカデミー・レスリンググラスに参加。野村コーチの指導で、8人の参加者。

・ アップの一つとしてやった、レスリングの低い構えを保ったまま、ゆっくりと前進・横進・後進していく運動は、息をあげる運動とはまた違った大変さがある。
・ 手を後ろで組んでお互いに足を踏み合う運動では、低い姿勢を保って頭を前に突き出すことによって、体格的にはかなわない相手に対しても、うまく対応できた。
・ 打ち込みは、距離と後ろ足を引きつけることを意識しながら、お互いに3本交代でやる。
・ 技術練習(1) 片足を取ったところからの攻めを、2パターン((1)−1.顔・頭を相手に付け押しつつ、取った足を引いて、もう一方の手をアッパーカット気味に打ち上げつつ取った足を肩まで乗せ、踏み込んだ上で足を刈る (1)−2.回り込んで、膝あたりと足首をとって、肩で相手のハムストリングを押すことによって相手を崩し、そのままアンクルへ移行する)。
・ 技術練習(2) (2)−1.四つに組んだところからの外無双。引き手と踏み込みが主であって、手は「つっかえ棒」。(2)−2.一本背負いに行くと見せかけての外無双。相手は防御のための重心になっていて、横方向への力に対処しにくい。
・ この無双の練習の最中に、隣の組と衝突。富川さんが受け身を取ってマットを叩いた手が、私の左膝の内側に、チョップのように入る。富川さんの手はしびれ、私の膝は打撲。しばらくの間、痛くて左足をついて歩けなかった。
・ その後練習に戻るが、帰宅後も微妙に痛い。打撲個所が、今年の始めに靱帯損傷をやってしまった個所なので、ちょっと心配。
・ 寝技練習では、今井さんが「トルコ刈り」を試してきたので、私もやってみる。
・ 富川さんとのスパーでは、3−0くらいでいいところなし。ツーオンワンががっちり取れたシーンもあったのに、そこから攻められず。

・ 本日ようやく、『英語で読む哲学』(研究社)の再校ゲラを第5講まで読み終わって、明日返却できる。直さなくてはいけない個所が見つかったので、まだ校了にはできない。
【2012年11月25日記】

◎ 2012年11月22日(木) 「春風社のホームページに」
・ 春風社のホームページに、下に表紙画像を載せた『哲学の挑戦』(西日本哲学会編)の紹介が登場しました。
・ 以下、そのページの記載情報です。もしかして、私の論文が最初?A5変型判上製というのが新鮮。480頁はぶ厚い。


西日本哲学会(編)/2012年11月
2940円(税込)/A5変型判上製480頁
装丁:矢萩多聞

どんな時代、どんな場所でも、もろい殻に包まれたかけがえのない魂が存在する限り、哲学はなくならない。今、何が問題で、どういうことが考えられているのか。論考10編にエッセイとインタビューを加えて示す、豪華執筆陣による最前線での格闘の記録!
(ISBN 9784861103353)

目次より│indexs

現実の現実性(入不二基義)
真理と直観─永遠の相のもとに(上野 修)
哲学の営みを振り返って(松永澄夫)
「いのち」の意味の省察(種村完司)
存在について考える─ハイデッガーと共に/を越えて(菊地惠善)
芸術作品の存在論―分析的形而上学の立場から(倉田 剛)
創られて己になること(村上勝三)
意識の概念史における小さな縺れ(中畑正志)
自由意志の幻想―ニューロサイエンスからみたスピノザ(柴田健志)
記憶を絶したもの―ベルクソンとレヴィナス(藤田尚志)
自然法、人格、存在―ひとつの探究の軌跡(稲垣良典)
徳と 幸福―『ニコマコス倫理学』を近世哲学から解放する(菅 豊彦)
複数論理と日本語意味論(飯田 隆)
哲学の難しさ・面白さ(松永雄二)

著者│authors

飯田隆
稲垣良典
入不二基義
上野修
菅豊彦
菊地惠善
倉田 剛
柴田健志
種村完司
中畑正志
藤田尚志
松永澄夫
松永雄二
村上勝三

【2012年11月22日記】

◎ 2012年11月22日(木) 「『哲学の挑戦』表紙画像」
・ もうすぐ刊行の『哲学の挑戦』(西日本哲学会編、春風社)の表紙画像がありました。
・ 矢萩多聞氏の装丁です。

・ 著者は、飯田隆・入不二基義・上野修・倉田剛・種村完司・中畑正志・稲垣良典・松永澄夫・松永雄二・村上勝三・菊地惠善・菅豊彦・柴田健志・藤田尚志。
【2012年11月22日記】

◎ 2012年11月21日(水) 「監督から直々に」
・ 大学レスリング部の朝練に参加。本日も、減量のための「熱風マシーン」が登場して、マット場は暑く空気が薄い。しかし、今日は睡眠十分なので、先週ほどくらくらせずに済む。
・ 打ち込み→強めの打ち込み→スパー→技術練習。
・ 仲上君に「先生もそろそろ・・・」と言われていたので、本日は連続3Pに挑戦。何とか3Pをこなす。しかし1セットだけで、2セット目は無理。次の目標は、連続3Pを2セット。
・ 1セット目のスパーの後、太田監督に呼ばれて、右足に片足タックルに入られたあとの切り方を直々に指導していただく。半身になっての体重のかけ方・頭or肩の押さえ方・右手の側の使い方、そして(抱え込むのではなく)自分の脚・身体を伸ばしつつ完全に切るまで相手を潰していくイメージなど。2セット目のスパーでは、その点を意識して切ることを試みてみた。
・ スパー後には、仲上君に片足タックルに入ってもらって、その切り方を練習。さらに、その切った状態からはクオーター・ネルソンへも移行しやすいが、仲上君には(脇を締められ・もう一方の手で踏ん張られ・体重を後にかけられて)かからない。
・ しかしその耐えられ方の場合には、今度はバックへ回りやすいので、切り換えてバックを取るべきだと教わる。
【2012年11月21日記】

◎ 2012年11月19日(月) 「3人で自主練習」
・ 夜7時半〜9時半、区立新宿スポーツセンターの第一武道場にて、今泉コーチ・木村さん・私の3人でレスリングの自主練習。
・ 畳の上なのでレスリングシューズは履けないし、中学・高校の頃の柔道場の畳の「固さ」のイメージがあったので、レスリングをしても大丈夫なのかと危惧していたが、杞憂だった(でも最後の方で、畳のせいだと思われるが、右手人差し指の表面の皮膚が削り取られるように擦り剥けて、出血が止まらなくなってしまったが)。
・ 私の子どもの頃とは、いまの柔道場はだいぶ違っていて、進化しているのだということを初めて知る。畳の下にはスプリングが入っているし、畳そのものもだいぶソフトな感じ。
・ それより何より驚いたのは、武道場の自由開放日には、こんなにもたくさんの人たちが来ていて、しかも格闘技の博覧会のようにたくさんの種類の格闘技が一堂に会して、それぞれ自分たちの場所を確保しながら、別々に自主練習をしているということ。
・ 空手や柔道はもちろんのこと、キックボクシングや合気道、私たち以外にもレスリングのグループが二三、アクロバティックなダンスの練習をやっているグループ、そして極めつきは(真ん中でやっていて一番目立っていたのは)、学生プロレスのような集団。その横では、本職のプロレスラー(かつて藤原組で活躍した石川雄紀氏)が子供たちにアマチュア・レスリングを教えている集団があって、偶然に隣り合っている。こんな格闘技の雑踏の中にいると、気分が高揚する。
・ さすがに畳の上だし、自分たちが使える場所はごくわずかなので、スパーリングまではできないが、準備運動・打ち込みから始めて、今泉コーチからの個人レッスンを受けるかのように、いろいろなことを集中的に教わって練習できた。技術練習のみにたっぷり時間をかけるというのも、子どもの頃のプロレス技の研究に似ていて、楽しい。
・ 今回は特に、一本背負いや首投げに入るときの、足の運びや腰の使い方や肩を入れる位置などを基本から教えてもらったのと、寝技において、私が最近やりたいと思っている技の展開を伝えて、それに沿った形で、こうすればいいのではないかという修正や提案をいただく形で練習をできたのが、最高だった。
・ 少し成長した「赤ん坊」に好き嫌いやりたいことが出てくるように、こういう展開で行きたいという「欲望」がむくむくと形をとりつつある。はいはいから、つかまり立ちを始めた赤ん坊のような感じ。
・ むろん、その「欲望」通りに実現できるわけではないのだが、そうかといって、それらしい展開がまったくないわけでもない。もう少し遠くまで歩けるといいな。
【2012年11月20日記】

◎ 2012年11月18日(日) 「ローシングル2」
・ 本日のskアカデミーのレスリンググラス(8:30-10:30)も、十人以上の参加者で盛況。指導は今泉コーチ。
・ 技術練習では、先日のローシングルの続きを、今泉コーチから教わる。
・ 先日やった、1)滑り込むように相手の足の間に入る、2)その結果として相手の踵に手をかける、を復習した後に
・ さらに、3)手をかけた方を軸にして回り込みながら、もう一方の手も使用する、4)相手が体重をかけてきたタイミングで、潜り込んで頭を上げて足を持ち上げて、その足を持つ手を変えつつ、振り返る形でバックを取る。
・ 4)は、ローシングルではない場合にも有効な動きであり、仲上君もよくこの動きを見せる。私には、最後の「足を持つ手を変えつつ、振り返る形でバックを取る」ところが難しかった。
・ 寝技の練習をいつもよりたくさんできて、よかった。私は木村さんと、1分交替で交互に技をかけ合って、いろいろ試してみる。
・ 今日はしばらくぶりに、高田コーチにお会いできた。高田コーチは、同郷の若者(元レスリング部主将)を連れてきていて、いっしょに練習。
・ 高田コーチの小学校4年生のお嬢さんは、なかなかの「大物」である。金髪に染めた髪を学校で注意されたら、こんどは坊主頭にしてしまったとか(小4の女の子が!)。画像を見せてもらったら、けっこう似合っていた!
・ 明日の夜は、今泉コーチと木村さんと3人で、柔道場を借りて技術練習をする予定。
【2012年11月18日記】

◎ 2012年11月16日(金) 「あるようにあり、なるようになる―運命論とその周辺 第5回「現実は横溢する」」
・ 今週は二日も、司法試験予備試験関連の会議のために法務省へ出かけたことになる。今までにない生活パターン。
・ 本日、講談社PR誌『本』2012年12月号が届く。先日の法務省での会議の席で初めてお会いした先生が、連載を読んでますよと伝えてくれた。励みになる。

【2012年11月16日記】

◎ 2012年11月14日(水) 「脱力すること頭を上げること」
・ 大学レスリング部の朝練に参加。
・ 昨晩の寝不足(睡眠4時間弱)と、減量のために部屋を暖める放熱マシーン(?)の影響で、仲上君とスパーを2本やったところで、頭がくらくらしてきて酸欠気味。レスリング場から外へ出て休憩することによって回避。
・ 朝早くに激しい運動をすることは、健康科学的にはよくないという話を聞くが、この状態はそれどころではない。私の老後の身体には、どういう影響が出るだろう。
・ 新しく主将になった鈴木君が、私と仲上君のスパーを見て「もっと脱力するように」とアドバイスしてくれた。脱力は、なかなか難しい。
・ 平静にしているときの脱力ではなく、闘っている最中の脱力なので、脱力を背景に効果的な力をピンポイントで発揮しなくてはいけないし、その緩急を自然な流れの中でやるのが私には難しい。
・ 闘いに自信が持てるから脱力できるのだろうし、脱力できるから自信が持てる闘いができるのだろうし・・・・。ここには、「解釈学的循環」に似たものがあるぞ。
・ このあいだの全日本大学選手権・74垉蕕能猴ゾ,靴疹湘跳も、私と仲上君のスパーを見て、片足を取った後の立ち上がりについてアドバイスをしてくれた。
・ 横向きになって頭が下がっていたのを、正面から頭を上げて立ち上がって、いちど引いてバランスを崩してから両足へ移行するというように、アドバイスされたようにやってみると、ぜんぜん効果が違う。
・ しかし、寝不足&酸欠気味の影響で、いつも以上にすでにバテバテで、反復練習をする元気が残っていなくて、残念。
・ 「頭を上げろ」というのは、どの場面でも登場する基本事項だが、結局は(ひいては)back extension(背筋運動)において見られるような「弓なり」の反った身体形の持つ「力」が引き出されるということだろうか。また、顔が向いている方向と身体全体の動きの連係でもあるだろう。
【2012年11月14日記】

◎ 2012年11月11日(日) 「54歳、今日の朝もレスリング練習」
・ 今日で、54歳になった。四捨五入で50歳でいられるのは、これから1年だけ。
・ 朝8:30〜10:30は、skアカデミーのレスリング日曜クラスに参加。今日は、人見コーチの指導で、総勢15名と最近ではいちばんの大人数。
・ 久しぶりに、49歳の木村さんにもお会いできた。お互い、腰や首に「問題」を抱えた状態は同じで、それでもレスリングがやりたくなるのも同じ。
・ 立ち技スパー・寝技・スパーと、最近よくお見かけする若者と対戦してみる。身体は大きくないが、面構えというか雰囲気が、どこか格闘家っぽくて、しかもとても無口でちょっと恐い感じ。
・ でも、立ち技ではタックルに入ることができたし、寝技ではハーフネルソンがきまった。スパーでは、顔を横に向かせて腕を取り、自分のもう一方の手を脇から潜り込ませて、取った腕を引き寄せて表返して、上四方固めでフォール。これは、マスターズ交流合宿で練習した技。
・ 人見コーチにもスパーで相手をしてもらう。前半の1分は、これまでで一番攻めることができたかもしれない。しかし、後半はバテて、ローリングで三回転まわされて終了。
・ 今泉コーチに、先日植村君にレクチャーを受けた「がぶり」について教えて欲しいと言われて、実演しながらお伝えする。しばし、「がぶり」談義。
・ 「がぶり」という、流れの中での「結節点」一つを取ってみても、そこに無数のバリエーションが重なっていて、その違いに応じて「支流」のように別の所へと繋がっていく。その無数の流れの中から、自分の身体と相性のいいものを見つけていくというのも、レスリングの楽しみの一つである。

・ 今泉コーチから、練習後の集合写真をいただいたので、追加掲載します。

【2012年11月11日記】

◎ 2012年11月7日(水) 「そうかぁ、逆か」
・ 大学レスリング部の朝練(8:00-10:30)に参加。
・ アップは、小さいボールを用いたサッカー。ストレッチの後、すぐに打ち込み。
・ 打ち込みの後は、「打ち込み〜スパー」の中間としての「半スパー」ではなくて、「打ち込み〜半スパー」のさらに中間としての「強めの打ち込み」。
・ こういう連続的・漸次的な練習がいくらでも設定できることは、レスリングの特徴である。
・ 1分の中で攻防を交代しつつ、打ち込み以上に守ってテイクダウンまで攻める。私は仲上君と(1分おきに)6本。
・ その後に、いつものように2分スパーを、仲上君に相手をしてもらって2本連続×2。
・ 技術練習では、スパーの時にがぶりで落としきれなかったので、仲上君を相手にがぶりの練習をさせてもらう。
・ レスリング部主将の植村君(4年)が、直々にがぶりの指導をしてくれる。
・ 遠くに落とすためにバックステップしての「遠心力」の使い方や、一瞬ふっと力を抜いた後に凝縮的に力を加える方がインパクトが大きいことなどを、実際にがぶられながら習う。
・ 深く指しすぎると肘を取られてしまうだけでなく、肘を引かれることによって自分の肩に体重をかけられなくなることも、確認。
・ これまで、その指した方の手でさらに頬を擦るように極めようとして、それ故に深く指してしまうということが生じていたが、植村君のがぶりでの極め方は逆。
・ (指した方の手ではなく)相手の腕を引いた方の手の親指付け根あたりで、相手の顔を横に向かせると同時に極める。手のクラッチの組み方も、これまでとは逆。
・ 押して絞る力よりも、引きながら絞る力の方が強いでしょと植村君に言われてみて、なるほど。この方が、密着感が大きく、がぶり返しをしてもすっぽ抜けない感じ。
・ がぶりに近い状態から、最近クオーターネルソンがきまっているのだけれど、それを防御するのに(仲上君がやったように)脇を締められたらどう対応する?という質問をしてみる。
・ 対応策の一つとして、相手の顔を振って左右の差し手を交代する、さらにもう一度振って、狙った脇をあけさせるという「高度な」技を教えてもらう。やるのは難しそうだが、そういうのもあるんだと勉強になった。
・ そういう高度なことばかりでなく、もっと基本的なこととして、「スパーで疲れてくると、先生は(膝は曲げていても)重心が踵の方にかかってくるからタックルに入られやすい」という指摘を受ける。分かってはいても、疲れてくるとどうしてもそうなってしまうという悪癖。
・ 朝練のあとは、どうしても眠くなる。今日は会議がないので午睡をしてから、執筆。
【2012年11月7日記】

◎ 2012年11月6日(火) 「土曜日練習後の集合写真」
・ 土曜日のskアカデミーでのレスリング練習後の写真がアップされていましたので、こちらにも転載させていただきます。
・ ちなみに、下記の「ローシングル」のところで書いた高校生は、後列の一番右にいます。

【2012年11月6日記】

◎ 2012年11月3日(土) 「ローシングル」
・ 明日は、東大哲学会での小山悠さんの発表「意識の反省性と実在論」の司会者が当たっていて、先週に続いてskアカデミー・レスリングの日曜日クラスに出られない。
・ そこで、今日の学会の懇親会には出ずに、久しぶりに土曜日クラス(17:00〜19:00)に参加。今泉コーチの指導で11名の参加者。
・ アップとして、足の踏み合い・四つん這いでの手のたたき合い等。中一女子の動きが速く、パンパン手を叩かれる。
・ タックル切りの形の練習をした後に、打ち込み5分×3本。
・ 一人で連続三人を相手にしてまわしていく立ち技(テイクダウンまで)の1分半緩めのスパーリング。私は、連続三本を入れて全部で六本。
・ 今日の技術練習は、今泉コーチの得意技のローシングル。そういえば、ちゃんと習うのは初めて。
・ 他のタックルより「四本足度合い」が大きいこと、他のタックルのように立ってバランスをとる必要がなく、マスターできる人が多いこと等のレクチャーあり。
・ まず、クラウチングスタート状態から膝をつきつつ滑るようにして相手の股の間をくぐり抜ける練習から始めて、次にその途中で手を相手の足にかける練習。
・ 今泉コーチの説明で、とても印象深かったのは、「足を取りに行く」のではなくて、足の間を通過するようなつもりで、左右どちらの足にも手がかかる(フェイントにもなる)というスタンス。
・ さらに、足首に手をかけたのではないもう一方の手の使い方までやるが、この後の展開はまた今度ということに。今泉コーチの得意技でもあるし、また習いたいな。
・ 今泉コーチは「ローシングルは邪道という人もいますが・・・」と語っていたけれども、こういう技を編み出したたジョン・スミスは天才だと思うし、邪道に見えていたものが新発明(新発見)であったという良き例なのではないだろうか。
・ お父さんも見学に来ていた外国人(お母さんは日本人?)の高校生とも、スパーリングをやる。その高校生は、背も高く手足も長いけれど、まだ私がコントロールできてしまうくらいの私以上の初心者。
・ それでも(相手が初心者であれ)、10代の若者を押さえ込んだり、丸め込んだりできたことに、独特の快感を覚えてしまったところが「おじさん」の「おじさん」たる所以。
・ それを見学していたお父さんが、(息子との会話は英語だったが)日本語で「もうレスリング歴は長いのですか?」と私に聞いてきた。「いえ、50歳過ぎからは始めて3年ほどです」と答えると、日本語から英語に戻った感じで「Oh!」。息子がいいようにやられていたので、そんな初心者のおじさんだとは思わなかったのかもしれない。
・ その高校生にもまた小野寺さんにも、タックル切り(あるいはがぶりに近い状態)からのクオーターネルソンが複数回きまって、フォールまで行けた。ちょっと「得意技」になりつつあるかな(^^)
【2012年11月3日記】

◎ 2012年11月2日(金) 「一般教養科目の委員名」
・ 私もその一人に選ばれた平成25年司法試験予備試験考査委員の「一般教養科目」の名簿は、以下の通り。
司法試験委員会会議(第87回)議事要旨より

平成25年司法試験予備試験考査委員(一般教養科目)
赤坂甲治  東京大学大学院理学系研究科教授
新井潤美  中央大学法学部教授
入不二基義  青山学院大学教育人間科学部教授
大橋弘  東京大学大学院経済学研究科教授
奥井智之  亜細亜大学経済学部教授
小澤実  立教大学文学部准教授
片山善博  日本福祉大学社会福祉学部保健福祉学科准教授
加藤友康  明治大学大学院文学研究科特任教授
久保健雄  東京大学大学院理学系研究科教授
下村裕  慶応義塾大学法学部教授
白井宏  中央大学理工学部教授
菅原克也  東京大学大学院総合文化研究科教授
助川幸逸郎  横浜市立大学国際総合科学部講師
鈴木毅彦  首都大学東京大学院都市環境科学研究科教授
高棒吃廖 東京農工大学大学院連合農学研究院教授
竹内幹  一橋大学大学院経済学研究科准教授
谷口将紀  東京大学大学院法学政治学研究科教授
椿真智子  東京学芸大学教育学部教授
萩原孝基  検察官(法務省)
半田淳子  国際基督教大学教養学部上級准教授
丸山嘉代  検察官(法務省)
宮村一夫  東京理科大学理学部化学科教授
山川修治  日本大学文理学部教授
【2012年11月2日記】

◎ 2012年10月31日(水) 「朝練/食事会/司法試験」
・ 朝8時からの大学レスリング部の朝練に参加。学会のシンポジウムのために日曜日練習ができなかったので、一週間あいだがあいてしまった。
・ 先週と同様、打ち込み以上スパーリング未満の練習を、1分半でまわして私も数本繰り返すことができた。
・ その後は、片足を取ったところからの攻防練習。仲上君と私は、顔内側のものと顔外側(ハイクラッチに入った状態)の二種類を交互に繰り返す。
・ スパーリング後の技術練習として、上記の片足を取られた状態からの守りを、もう少し耐えられるようにレクチャーしてもらって、練習。
・ 太田監督と山原君がマットの中央でやっていた「(どつき合い的な)首の落とし合い」は、プロレス的で見応えがあった。太田監督の「落ちなさ」は怪物的で半端ではない。

・ 午後からは会議が三つ。夕方6時に大学正門で待ち合わせて、レスリング部の仲上君と石川君と3人で「うすけぼー南青山店」へ。

・ 仲上君は、毎回専属コーチ・パートナーとして、相手をしてくれるだけでなく、先月の試合前には、休みにもかかわらず練習相手をしてくれたので、そのお礼ということで食事に招待。
・ 仲上君と同学年で、私の相手をしてくれたりアドバイスをしてくれる河本君と石川君もいっしょに誘って4人で行くことになっていたが、青山祭準備の仕事のため、直前になって河本君だけ来られなくなって残念。
・ レスリングやプロレストークだけでなく、彼らの高校時代の話や家族の話なども聞けて楽しかった。私の方も、これまでの大ざっぱな「人生経路」などを話す。
・ 彼らはみんな、レスリングの推薦で大学に入ってきているわけだが、それぞれに個別の事情やパターンの違いがあることが分かって、勉強になった。
・ 翌朝6時から朝練があるというので、食事後は行きつけの「カフェ・レジュ」へ寄ってお茶して、早めに9時過ぎに解散。

・ もう法務省の官報に公開されているけれど、平成25年司法試験予備試験考査委員(一般教養科目)というのに選ばれた。
・ 今月(11月)からその会議が始まるので、霞ヶ関・法務省などという、これまで縁のなかった場所に出入りすることになる。
・ 委員の名簿を眺めていたら、大学時代以来会っていない友人の名前(奈良輝久君・弁護士)を見つけた。会う機会があるだろうか。
【2012年11月1日記】

◎ 2012年10月29日(月) 「先生の宝物って何ですか?」
・ 恒例の心理学科同窓会会報の原稿。今年のお題は「先生の宝物って何ですか?」。規定字数は150字以内。
・ 私は以下の原稿を提出。
「先生の宝物って何ですか?」
幼稚園の頃の「あの秘密」は記憶の宝物。もちろん「秘密」だから、ここで明らかにするわけにはいかない。しかし、少しだけ。それは、好奇心に駆られての秘部の相互呈示、あることとないことの差が生む生理的湧出の差異の相互観察、凝視と接触の後ろめたさと快感。その秘密の時間は、人生最初期の禁忌侵犯の快だった。(147字)
・ ちなみに、昨年と一昨年は以下の通り。
「思い出の一冊」
水木しげる作『千年王国』を読んだ小学校高学年の頃、自分こそ悪魔くんだと思いこんで、私は友達の中から「十二使徒」を選び、魔法陣を研究し、悪魔を呼び出そうとした。それを伝えるために、水木しげるさん宅に電話をしたところ、ご本人が出た。変な小学生だと思っただろうが、「頑張ってください」と言ってくれた。 (147字)
「人生について」
人生には、それを「下」へ超えるものと「上」へ超えるものが、必要である。「下」とは「動物的な生」たとえば「内なる哺乳類性」であり、「上」とは「天使的な生」たとえば「内なる超・人間性」である。私の場合は、レスリングの実践が前者を、哲学的な思考が後者を提供してくれる。両者の間に挟まれて「人の生」がある。(149字)
【2012年10月29日記】

◎ 2012年10月29日(月) 「『書店員が本当に売りたかった本』という本」
・ 『書店員が本当に売りたかった本』(ジュンク堂書店新宿店、飛鳥新社)という本に、拙著『時間は実在するか』(講談社)が取りあげられていました。
・ 帯には、「2012年3月、惜しまれつつ閉店を迎えたジュンク堂書店新宿店。ネットで大きな話題になった「本当はこの本が売りたかった!」フェアより、本への愛情あふれる手描きポップを当時の売り場担当舎からのメッセージや新宿店最終日の様子とともに紹介します。」と書かれている。
・ 『時間は実在するか』には、岩下さんの手描きのポップで以下のように書かれていました。岩下さん、ありがとうございます。

【2012年10月29日記】

◎ 2012年10月28日(日) 「異種格闘技戦終了」
・ 日本理論心理学会第58回大会 準備委員会企画シンポジウム(公開)を無事に終了。私としては、「異種格闘技戦」を十分に楽しむことができた。
・ こういう場面における、レスリングの、じゃなかった哲学の、 ファンダメンタルとしての柔軟さや底力、あるいはフィジカルの強さ、じゃなかったメタフィジカルな強力さを示すことに、私はある程度は成功したのではないか。
・ 誰もが一番「遠い」かなと思うであろう、認知神経科学の下條信輔さん(東大ボクシング部出身)と哲学の私(いちおう現役レスラー)とのあいだで、あれほど議論がシンクロできたことは収穫だった。
・ もう一人のパネリストの小林孝雄さんは、臨床心理学者にもかかわらず(?)問題意識がかなり哲学的で、私としては議論を楽しめたけれど、「実践家(カウンセラー)」として、そこまで哲学に深入りすることは果たしていいのだろうか・・・と少し心配になった。
・ 観客(聴衆)の中には、3人の議論があまりに「理論的」であることに不満だった人もいたようだが、よく考えたら日本「理論」心理学会のシンポジウムなのだから、「理論的」でかまわないのではないか。
・ 終了後は、山口から聴きに来てくれた青山拓央さんと、食事を兼ねて研究打ち合わせ。
・ 北越谷は、東京の西部に住む者にとってはけっこう遠くて、行き帰りで疲れてしまった。
【2012年10月28日記】

◎ 2012年10月27日(土) 「ありがたい」
・ 小沢岳史 ‏@zurezureumonoさんという方が、Twitterで以下のようにつぶやいていた。こうやって読んでくれる方がいるのは、ありがたいことだ。

雑誌の定期購読は、はじめてだけど、ちょっと面白うそうなので、「本」という雑誌を一年契約で頼んでみました。11月号から届くらしく、今日、11月号掲載、第四回の入不二基義さんの文章読んで、「ありゃま、こりゃぁ、前の三つも買うか」と思い、8月分からのバックナンバーを注文。カモン達夫!

・ 明日の日曜日(28日)は、臨床心理学と神経科学と哲学のあいだの「異種格闘技戦」です。神経科学は、海外からの大物選手が「参戦」します。当然のことながら、私は哲学の「技」で応戦します。
【2012年10月27日記】

◎ 2012年10月24日(水) 「こんどの日曜日のシンポジウム」
・ 詳細は告知のところに載せてありますが、こんどの日曜日のシンポジウム(心理学は「共感」にいかにアプローチしうるか? −心理学・神経科学・哲学の饗宴ー)における3人のパネリストの提題タイトルは、以下の通りです。

下條 信輔(カリフォルニア工科大学生物学部/計算神経系): 「個人間の身体同期と神経同期 −社会的ななつながりの指標としてー」
入不二基義(青山学院大学教育人間科学部): 「共感のパラドクスと「かのように」ー哲学の立場からー」
小林 孝雄(文教大学人間科学部): 「「共感的理解」を可能にしているものは何か −臨床心理学の立場からー」

【2012年10月24日記】

◎ 2012年10月24日(水) 「足も使って」
・ 大学レスリング部の朝練に参加。
・ 彼らは、朝7時から体育館でサッカー練習。私は7時40分くらいにマット場について、一人で走ったりマット運動をやったりアップしてから、8時以降のレスリング練習に合流。
・ 守り側は7割くらいの力で守って、攻撃側が技に入りやすくする擬似スパーリングは、練習方法としてとてもいいなと思った。
・ これだと一回の中で攻撃ができる場面が増えるし、ポイントを取るまで持って行く流れがつかめる。1分半で回したこともあって、私も数本やることができた。
・ スパーリングも、いつものように仲上君に相手をつとめてもらって2本×2。仲上君が受けてくれていたのか、いつもよりはタックルに入れて、いつもよりもう少し先へと進めていたように思うが、気のせいか。そうは言っても、あとで石井君がアドバイスしてくれたように、頭が下がる癖が出て前進する力を弱めている。
・ 技術練習では、仲上君に腹ばいになってもらって、マスターズの練習会で学んだ「自分の足で相手の足を開くことによって、股裂きに入る状況を作る」というのを復習。なかなか使えそうな感じ。
・ さらに、上半身を攻めつつ(そちらに意識を向けておいて)、自分の足先で相手の足首あたりを刈るというか跳ね上げて、その足を取って次の展開へ、というのも試してみた。
・ どちらも結局、自分の上半身と下半身を連動させて効果的に利用するというコンセプトは共通。
・ 私も、上・下に分化した意識が持てなかった「蒙昧状態」から少し脱して、上・下の連動・連携に面白さを見出せるようになったのかもしれない。
・ 練習後、少しだけトレーニングルームで筋トレをしてから、シャワーを浴びて研究室へ。今日は午後3時からの会議がある。
【2012年10月24日記】

◎ 2012年10月21日(日) 「春風目録新聞より」
・ 春風社から送られてきた「春風目録新聞」の一面下に、『哲学の挑戦』(西日本哲学会編)の広告が載っていた。

【2012年10月21日記】

◎ 2012年10月21日(日) 「マスターズレスリング交流合宿」
・ 昨年に引き続き第2回となる「マスターズレスリング交流合宿」の(土曜日は仕事があるので)二日目だけに参加。
・ レスリング好きにはたまらない魅力がいっぱいの企画である。これからも毎年続けて欲しいなと思う。
・ 一番の魅力は、元世界チャンピオンの朝倉利夫コーチの指導を受けれられること。「痛みのあるレスリングを!」という名言を昨年聞いて、私はファンになった。
・ それだけでなく、今回「補助コーチ」としていらしゃった水橋徹コーチの指導が、素晴らしい。朝倉コーチの指導との相性がいいだけでなく、その指導言語の明晰さや純度の高さは半端ではない。
・ 第二の魅力は、「味の素ナショナルトレーニングセンター」で練習できるというプレミアム付き。ロンドン・オリンピック関連の報道で認知度が高まったのではないかと思うが、エリート・アスリートたちが合宿などして練習するための施設で、一般人が普段入れるような場所ではない。帰りがけにトレーニング場も(ドアが開いていたので)外から見学。おそらく、日本にこれ以上のトレーニング場はないのだろう。
・ 第三の魅力は、同年齢や年上の方とレスリングができること。60歳以上なのに強い方と肌を合わせて練習したりスパーリングしたりすると、ああ私もまだ10年くらいはレスリングができるのかもしれないと希望が持てる。

・ これほど集中して1時間強も寝技の練習をしたのは、初めてだと思う。しかも、(主流のローリングはやらずに)ネルソンなどのフォールに持っていく固め技が中心というのが、私としては好みに合っていて嬉しい。
・ 最近何度か試してみているクオーターネルソンの解説と練習もあったし、ハーフネルソンと(<顔面擦り横向かせ>から)腕取りを選択的に使うという、これもまた最近興味があって試したかった技の解説と練習もあって、私としては大満足。
・ さらに、新しい技の展開も教わった。その中で一番感心したのが、これまでは「手」を使ってやっていたようなことを、「足」を利用することによって、もっと効果的にできるという発見。
・ 具体的には、股裂きに入るために相手の足を手で(持ち上げようとしたり等)コントロールするのではなく、自分の足を使って(それこそ股裂き気味に)相手の足を開かせる方向に力を加えて、自分のもう一方の足を滑り込ませるというもの。
・ 実際にやった練習はもっと高度で、上記の流れをトラップにして、トルコ刈りへと移行するという練習だった。
・ そこまでは、私のレベルでは難易度が高いけれど、股裂きへの入り方として単体でやるのにも、かなり有効なのではないかと思った。練習してみたい。

・ 練習終了後、skアカデミーのメンバー(中一女子の宮崎さんとお母さんもいっしょ)で昼食。
・ 私が、寝技をこんなにたくさん練習できたのが良かったと言ったのに対して、薮井さんから「入不二さんは、寝技が好きなんですか」と聞かれる。
・ 私は「年をとると、寝技の方が好きになるんじゃないかな」と答えたけれど、よく考えると、寝技が全部好きというわけでもない。今日やったような系統が好きという限定が付きそうだ。
・ この「好み」は、結局子どもの頃の「プロレスごっこ好き」の延長線上にあるのかもしれないと、思った。

【2012年10月21日】

◎ 2012年10月20日(土) 「ちょっとした呼応」
・ 講談社PR誌「本」11月号で、私の「排中律と無」と町田康氏の「スピンク日記 ポチの道3」の中に、ちょっとした呼応を発見。
・ 私は、「「雨が降っている」現実と「雨が降っていない」現実のうち、実際の現実の姿はどちらか一方であり(・・・)」と書いているのに対して、
・ 町田氏は、「(・・・)端的に言うと雨が降る日には雨が降っている、と言っているのだが、その裏には雨が降らない日には雨が降らない、という意味が含まれているのだ。」と書いている。
・ ただ、それだけのことですけど、読みながら笑ってしまいました。
【2012年10月20日記】

◎ 2012年10月18日(木) 「引っかかり」
・ 筒井康隆氏の連載小説「聖痕」を毎朝楽しみに読んでいるが、登場人物が東大の一・二年生なのに学部や学科所属になっているのは変では?たとえば「新入生は貴夫ともうひとり英文科の女性だけ」とか。本筋には関係ないにしても、引っかかってしまう。
・ そういえば、村上春樹氏も、『1Q84』で、予備校の「講師室」を「職員室」(だったかな)と書いていたが、この呼称も予備校ではありえないのではないか。これも、どうでもいいことだけど、引っかかった記憶がある。
【2012年10月18日記】

◎ 2012年10月18日(木) 「あるようにあり、なるようになる―運命論とその周辺 第4回「排中律と無」」
・ 講談社PR誌『本』11月号が届く。
・ 私の連載「あるようにあり、なるようになる―運命論とその周辺」は、第4回「排中律と無」。
・ 今月号には、神崎繁さんと熊野純彦さんの『西洋哲学史』完結特別対談「三たび、哲学と哲学史をめぐって」も載っている。

【2012年10月18日記】

◎ 2012年10月17日(水) 「集中的朝練」
・ 大学レスリング部の朝練に参加。
・ 今日は10時からの会議が入っているために、私は9時半前に「早退」しなくてはいけないし、彼らの方は、朝7時〜8時過ぎまで(試合前なので)減量のためのサッカーをやった後のマット練習で、いつもより時間が限られていた。
・ そこで、いつもより間をおかずに、仲上君に打ち込み→連続スパー→休憩→連続スパーの繰り返しの相手をしてもらって、集中的に練習。
・ 仲上君は親指を亜脱臼気味に痛め、私は何度も突き指をやって完全には曲がらなくなっている指を、またもや突き指で痛める。
・ 技術練習として、仲上君に腹ばいになって腕を開いてもらって、その腕をどうやって取ってたたみに行くかを試行錯誤。
・ 石川君も指導に入ってくれて、教わってよく分かったのは、相手が腕を伸ばして(腕取りに対して)守ろうとするならネルソンに移行しやすく、相手が脇を締めて(ネルソンに対して)守ろうとするなら腕を取って引きつけやすくなるということ。
・ まさに、対(ペア)にしておいて選択移行的に使うべき技。こういう「岐路」が随所にあって、そういう各所を自在に使いこなせると、「算数」が「数学」にレベルアップするかのようになるのだろうな。
【2012年10月17日記】

◎ 2012年10月16日 「バイク」
・ 日曜日の夜に、長男が新しく買ったバイクに乗ってやって来た。
・ 姿もかっこいいけど、音も良かった。


【2012年10月16日記】

◎ 2012年10月14日(日) 「習慣化した欲」
・ skアカデミー日曜クラスの練習(8:30-10:30)に参加。野村コーチの指導で10人の参加者。今日は久しぶりに会う人も参加して多め。
・ 先週は3回練習したためにその疲労がまだ残っているが、身体がレスリングをすることを欲しているので、それに従う。
・ この「欲」には、習慣性がある。スパーリングでバテてくると(あと何十秒かが)早く終わらないかなと思うのに、終わってしばらくすると(そのしんどさを忘れたかのように)またやりたくなるし、そのサイクルに入ることによってしか味わえない「快楽」なので、他のことで代替できず、繰り返しそのサイクルに参入することになる。
・ 技術練習で、片足を取られたところから、小手を入れて相手の頭を押し下げて、取られた足を内また気味に蹴り上げるようにすることで、相手を返す(あるいはバランスを崩す)技を練習する。
・ 始め、相手の頭を自分の身体から離れるように押していたために、うまく力が伝わらなかったが、その点を野村コーチに指摘されて修正すると、うまく行った。
・ 寝技のスパーのときに、ネルソンに行くと見せかけておいて、相手が防御のために頭を上げてくるところを、前腕で頰骨辺りを擦りながら横を向かせて、さらに腕取りに行くことを試してみる。肘辺りをとれるといいのだが、そこまで届かずに時間切れ。でも、ネルソンとの組み合わせで、「選択肢的な技」として使えるのかもしれない。
・ スパーでの収穫は、四つ組になった状態から、相手が一本背負いに来ることが予想できたので、カウンターねらいでいって、投げに来たところを潰してフォールできたこと。
・ 練習終了後に、このあいだうまく使えた「タックル切りからのクオーター・ネルソン」がどんなものかを、今泉コーチにお伝えする。「関節技がある頃の名残のような技」ということばが印象的。
【2012年10月14日記】

◎ 2012年10月10日(水) 「新しいことを教わる」
・ 青学レスリング部の朝練(8:00〜10:00)に参加。
・ 日曜日・月曜日とskアカデミーで練習しているから、今週3回目のレスリング練習。週3回は初めてかもしれない。
・ やはり、疲れが完全にはとれていない状態で、足が重だるい。連続スパーリング3Pの壁を超えられないで、どうしても2Pでへたばる。
・ 仲上君とのスパーで何度か片足を取るところまでは行くが、そこから先へ進めず。赤嶺君が、取られた足を外に出して防いでいる相手への対処をアドバイスしてくれる。
・ 技術練習で、その片足を取ったところからの処理と、two-on-oneからの展開を練習させてもらう。
・ 今日は新しいことを、仲上君から二つ教わる。
・ 一つは、two-on-oneから相手を押すときの、さした方の手で相手の腕に上への力をかけて極めて、浮き上がらせるようなやり方。取った手首を相手に押しつけるのとは、また違ったタイプ。
・ もう一つは、仲上君が「これを先生に教えたかったんですよ」と言って指導してくれたもの。
・ タックルを切るときに、相手の頭を押さえつけるのと同時に、もう一方の手を相手の胴に巻き付けて腹に捻る力を加えるという技。
・ どういう原理になっているのか分からないが、相手の片足を引きつけて切られないようにしようと頑張る力が、腹に捻る力が加わると、抜けてしまう感じになる。
・ 新しいことを教わるのは、楽しい!
・ 今日は、これから広報委員会の会議。
【2012年10月11日記】

◎ 2012年10月8日(月) 「盛りだくさんの祝日」
・ 植村恒一郎さんのご厚意で、『形而上学の可能性を求めて 山本信の哲学』(工作舎)を送っていただいた。
・ 故・山本信先生の薫陶を受けた人たちや深い縁のあった方々によって作られた「山本先生を偲ぶ」貴重な本である。

・ 私もまた、山本信先生の駒場での「持ち出し」講義、学部でのカント『純粋理性批判』の演習や講義、大学院の修士課程ではあの(研究発表スタイルの)哲学演習を体験している一人である。
・ ちなみに、大学院初年度のその哲学演習では、私は卒論で扱ったウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の独我論について発表し、コメンテーターは現在米国で活躍している秋葉研介さんだった。逆に私が質問者をつとめたのが、(上記の本の執筆者の一人である)木阪貴行さんのカント研究だった。大学院に入って一年目の「洗礼」だったので今でも覚えているのかもしれない。
・ 上記の駒場での「持ち出し」講義のときだったと思うが、哲学科に進学しようと思っていた私は、控え室に山本先生を訪ねて、哲学科へ進もうと思っている学生ですと挨拶して、短い時間お喋りをしたことがあった。
・ 交わした言葉で覚えているのは、私が「ラッセルはベルクソンをこっぴどく批判しますが、ああいう扱いではすくい取れない面白さがベルクソンにはあると思うのですが」のような内容のことを言ったのに対して、「君、それは当然ですよ。ベルクソンは汲めども尽くせない泉です」のような内容のことを先生がおっしゃったことである。まともに相手をしてもらえたことで満足した記憶がある。

・ 本日は、植村さんが送ってくれた本のおかげで当時の懐かしい思い出が蘇っただけでなく、青山学院大学が出雲駅伝で大会新記録で優勝したし、あの山中教授がノーベル賞を受賞したし、おめでたいことが続いた一日だった。
・ さらに、連日のレスリング練習も加わって、何だか「盛りだくさんの祝日」だった。
・ skアカデミー・祝日クラスの練習(18;00-20:00)に参加。準備運動・アップのみサンボのクラスと合同。人見コーチの指導でレスリングは4人の参加者。
・ 2人の初心者と、経験者である服部さんと私とに分かれて練習。打ち込みも立ち技スパーも飛行機投げ練習も寝技も最後のスパーも、ずっと服部さんが相手で、やられっぱなしで大変!
・ 飛行機投げの練習は、交互に約束で入るのではなくて、入れる方が入るという形式でやったので、10対1くらいの割合でしか、私の方は入れない。しかも、腕を取る手の方があまく、足を取る手よりも後になって、ダメダメ。
・ いつも服部さんに対して思うのが、「不思議な強さ」だということ。圧倒されているという実感なしに、でも圧倒されている。
【2012年10月9日深夜記】


◎ 2012年10月7日(日) 「金魚が餌をパクッと食べるかのように」
・ skアカデミー日曜クラスの練習(8:30-10:30)に参加。野村コーチの指導で8人の参加者。
・ 以前集英社の人たちがレスリングの取材に来て、野村コーチが対応したことがあった。その記事が、以下の写真(『最強ジャンプ』の今月号)。

・ 小野寺さんとのスパーリングの時に、4日前に仲上君と練習した技が見事にきまって、小野寺さんをでんぐり返して、そのままフォールへと持っていくことができた。
・ スパー前から、その状況になったら試してみようという意図はあったけれど、実際にその状況になって技をかけるときには、「金魚が目の前に餌が来たので反射的にパクッと食らえつく」のと似ている感じで、あまり意図的な感じがしなくて、かかった後に「あっ、ごちそうさま」という感じ。
・ 中学生女子ともスパーリングをやる。これだけ体重や力が違うと、ほぼ思い通りのことができてしまうので、少し受けてあげようと気を抜いたところにタックルに入られる。
・ 両足を取られた状態から、腹ばいになろうとして思いっきり身体を回転させると、その勢いで彼女の方が倒れて上下逆転。これも体重差から生じるのだろうが、今日の練習での他の人(男性)との寝技の攻防の中でも同じシーンがあったし、これまでにも何度かあった。こういうのは、カウンターというか逃げ技として磨きがかけられないのかな、と思った。
【2012年10月7日記】

◎ 2012年10月5日(金) 「マラソンみたい」
・ 講談社PR誌『本』の連載「あるようにあり、なるようになる ―運命論とその周辺」は、今月末に第4回「排中律と無」が出る。原稿の方は、とりあえず第14回まで書き終わる。
第1回(8月号) 神秘としての運命
第2回(9月号) 解釈・因果・論理
第3回(10月号) 排中律と現実
第4回(11月号) 排中律と無
第5回(12月号) 現実は横溢する
第6回(1月号) アリストテレスの議論(1)
第7回(2月号) アリストテレスの議論(2)
第8回(3月号) 運命論批判の失敗
第9回(4月号) 運命論側の不完全さ
第10回(5月号) 現実性と様相(1)
第11回(6月号) 現実性と様相(2)
第12回(7月号) ディオドロス・クロノスの議論
第13回(8月号) 不可能な未来
第14回(9月号) 二つの時間原理
・ マラソンみたいだが、どこまで引き離して(あるいは追いつかれずに)ゴールできるか?という気分。

◎ 2012年10月3日(水) 「哲学雑誌 語りえぬもの」
・ 帰宅したら、哲学雑誌『語りえぬもの』(哲学会編、有斐閣)が届いていた。
・ 司会の植村恒一郎さんがまとめた、昨年の12月にやったシンポジウムの「報告」も載っていた。以前の哲学雑誌には無かったコーナー。

【2012年10月3日記】

◎ 2012年10月3日(水) 「タックル切りからのクオーター・ネルソン」
・ 3週間ぶりに青学レスリング部の朝練(8:00〜10:00)に参加。5時起きで7時前に車で大学へ(この時間ならば、大学の駐車場がまだ満車にならないので)。
・ 仲上君とのスパーの中で、2回ほど試すことができたのが、表題の技(正確には3/4を表すのでスリー・クオーター・ネルソン)。途中まではうまくいくが、押さえつけた頭を振って逃げられてしまった。
・ その技を技術練習の時に、仲上君のアドバイスを受けながら繰り返し練習してみる。
・ 最初から技をかけにいくというより、まず完全に切って相手の動きを止め後に、技に入る方がいい。身体を動かして返そうとするのではなく、脇を絞って体重をかける。
・ さらに、頭を押さえつけた手と小手をさした手でクラッチを組んだ後に、頭を押さえつけた方の手を潜り込ませるように伸ばして、相手のあごにかけて捻るようにする所まで行くと、完全に極まって、ひっくり返せる。実戦で使えるようになるといいな。
・ ポイントを取った者の勝ち残りで回していくスパーで、ずっと勝ち残っていた鈴木君と何度か当たる。
・ その身体の圧力というか崩れなさというか、ハンパじゃなくて、対峙しただけでその磁場の中に取り込まれたようになるし、触れようものならあっという間にこちらが崩されて、気づいたらもうバックを取られている。
・ これから午後は会議。
【2012年10月3日記】

◎ 2012年9月30日(日) 「外無双」
・ skアカデミー日曜クラスの練習(8:30-10:30)に参加。野村コーチの指導で6人の参加者。

・ ワニ歩き・カニ歩き・アヒル歩き・足交差・手交差させながらの横歩きの他に、フィジカル系のアップとして、相手に足を持ってもらって手だけで進むカニ歩きと、相手を背中に乗せてのクマ歩き。
・ 技術練習で、四つに組んでからの外無双とがぶりの立ち状態からの外無双の二種類を練習。がぶって相手が膝をついた状態からの外無双も練習したことがあるので、合計3種類。
・ 「無双」は、考え方が面白いのと上手くきまると気持ちがいいのが特徴で、まだそれほど成功したことはないが、私は好きな技である。
・ 基本はバランスを崩すということだが、そこに「つっかえ棒」的な発想が加わっているのが面白い。
・ しかも、実際には払っている方の手は「つっかえ棒」的な役割にすぎなくて、逆の手による引きや体さばきによる崩しの方に「本質」があるにもかかわらず、上手くきまるときには、あたかも「手で払って投げている」かのような流れにさえ見える。
・ このような技を最初に考案・使用した人は、すごいなと思う。
・ 「無双」という名称は、相撲由来のものだと思うが、相撲では「無双を切る」という言い方をして、「かける」とは言わないところが、上記の「流れるような鮮やかさ」をうまく表現していると思う。
・ レスリング技としての「外無双」は、英語名称は何というのだろう。相撲技としては"sotomuso"の名称のままで、"outer thigh propping twist down"と説明されている。
・ 今日の個人的な収穫は、富川さんとのスパーの終わり10秒かもしれない。
・ あと残り10秒だと確認したあと、タックルに入って片足をとり、尻もちをつかせることに成功。その後、両足を抱えてニアフォールにまで行けたが腹ばいで逃げられて、終了。
・ 最後の10秒でというのと、タックルが成功したことの二つが「収穫」。
・ このところ、タックルに入ることができる場面がなくなっていたので、もう一度基本に戻って、入るタイミングを読み取れるように練習したい。
【2012年9月30日】

◎ 2012年9月26日(水) 「青山近辺を案内」
・ 中国・瀋陽から日本に遊びに来ていて、もうすぐ帰国する冬梅さんを、大学と大学近辺に誘って食事と散策(晶晶さん・妻・私の4人で)。
・ まず、私の個人研究室・心理学科の合同研究室を案内した後、ガウチャー記念礼拝堂と新築の17号館1F・学生食堂を案内。
ガウチャー礼拝堂のオルガン
大学17号館
・ 南青山・とし緒で昼食。
とし緒の個室
・ ふくい南青山291嶋田洋書店などにも寄り道しつつ、南青山を散策して表参道へ。
・ 表参道ヒルズをちょっと覗いたあと、神宮前と北青山の住宅街を散策。そのあと、私のお気に入りの一つである、Las Chicas/表参道へ。
以下の写真は、Las Chicas/表参道

・ 冬梅さんと晶晶さんは、Las Chicasの国際色豊かな店員さんたちに興味津々。私たちのところに注文を受けにきたのは、ブラジル人のカッコイイ男性で、ちょっとお喋り。その他にもインドネシア人・フィリピン人の店員さんも。ダンスをしつつ仕事をしている女性の店員さんもいた。
・ 宮益坂を降りていって渋谷郵便局の前で、冬梅さん・晶晶さんと分かれる。二人は、そのあとは渋谷109へ行ったはず。
・ 今度お会いできるのは、中国でだろうか。あるいは今度はお父さんが日本へ来てくれるだろうか。
【2012年9月26日記】

◎ 2012年9月23日(日) 「この一週間の雑念」
・ 試合後一週間ぶりの練習。本日は、野村コーチの代わりに、「さわやかできつめ」の人見コーチ。
・ 実際、人見コーチはにこにこしながら、アップでも打ち込みでも「きつめの課題」を出してくる。今日一番きつかったのは、50本の両足タックル打ち込み+50本の片足タックルの打ち込みかな。
・ 試合でダメな自分を意識させられたこともあって、いまいち立ち直れていない(身体的にもだが)。
・ 人見コーチからそのつど指摘が入るから余計に「そうなんだよな」と思わされつつも、組み手では足が動かずに止まるし、低い体勢が長く保てないし、余計な力が入りすぎるし・・・、同じダメさの反復に直面せざるをえない。
・ 最後に格闘家の孫さんと初めてスパーをした。身体が大きく懐が深いだけでなく、何だかレスリングの動きとは違うような腕の取られ方と引き込まれ方をされて、もてあそばれて、とてもやりにくかった。

・ ダメージが残っているからだろうが、この一週間次のようなことをつらつら考えていた。
・ 試合に勝てるようにする(少なくともその確率をあげる)ことと、レスリングをこれまでのように楽しむことは、(私のような年齢の初心者には)両立しがたい気がする。
・ 前者のためには、極小のものであれ自分の勝ちパターンを確立するために、技を一つ二つに絞って試合で無意識に確実に使えるように、あるいはまた堅固に防御できるように、とにかく試合を前提に反復練習を重ねなければならないだろう。いわば、勝つための練習。
・ 一方、私がこれまで楽しみを見出してきたのは、その種の練習にではなくて(そもそもそこまでやっていないし)、これまで知らなかった動きや技を自分でも体験してみるという「部外者の参加型体験」にあったように思う。要するに、いろいろなレスリング的な動きや新しい技を試してみるのが楽しい、ということである。
・ もちろん、この両者が、本質的に両立しないものだとは思わない。しかし、自分の年齢や時間の制限を考えるとき、この両面をどちらも満たすことはとても難しい。
・ しかも、両者は無関係でなくて、勝てないと楽しめなくなるという負のフィードバックすらあるかもしれないから、なお難しい。

・ きっと、他の種類の趣味活動にかんしても、似たようなことは言えるのかもしれない。たとえば、将棋や囲碁を友人同士(あるいは一人)で楽しむことと、大会・試合での公式的な勝利を目指すこと。
・ 自分の専門の哲学という活動ならば、その「乖離」は生じない。「楽しむこと」と「公式戦を戦うこと」は渾然一体として区別がないし、気にすらしていない。
・ でも、心理学科の学生で哲学に興味があって私のところに来る学生や、カルチャーセンターの受講生たちは、私がレスリングの場面で感じることと似たようなことを(哲学の場面で)感じているのかもしれない。
【2012年9月24日記】

◎ 2012年9月21日(金) 「女3人、マンダリン オリエンタルの38階でアフタヌーンティー」
・ 私は 本日より後期の授業開始。授業後に、情報テクノロジー学科の助教・武藤さんが、お仕事の話で講師室に来訪。
・ 晶晶さんと冬梅さんと妻の裕子の3人は、マンダリン オリエンタルの38階でアフタヌーンティーとか。いいな。
・ 夜は、次男の惟道が、晶晶さんと冬梅さんを、もんじゃ焼きに誘って、月島の「もん吉本店」に行ったそうだ。
・ 5月に結婚式で中国へ行ったときには大歓迎してもらったので、晶晶さんのお母さん(冬梅さん)に日本での滞在を楽しんでもらえるように、おもてなし。

【2012年9月22日記】

◎ 2012年9月19日(水) 「あるようにあり、なるようになる―運命論とその周辺 第3回「排中律と現実」」
・ 本日より、後期の仕事開始。午前中に入試関係、午後に会議3種類。
・ 昨晩は、長男・嫁(晶晶)・冬梅さん(晶晶さんのお母さん)を自宅に招いて夕食会。彼ら3人は箱根に一泊旅行へ行ってきた帰りがけ。
・ 中国のお父さん・お母さんは、美術系の専門書店をやっているし、私も自分の本を何冊か書いているという話の流れで、出版関係の話になる。しかし、出版事情が違いすぎるのか、お互いに??ということが多し。

・ 試合で痛めた身体のあちこちが疼くし、首も微妙に調子が悪くてやる気が出ない。

・ 講談社PR誌『本』10月号が届く。
・ 私の連載「あるようにあり、なるようになる―運命論とその周辺」は、第3回「排中律と現実」。


・ ちなみに、大学生の三男は伊豆の海で飛び込んで、私と同じように首を痛めている。

【2012年9月19日記】

◎ 2012年9月17日(月) 「『凶区』」
・ 『凶区』って、復刊されていたのか!19歳の頃、川村達彦という友人と同人誌『螺旋区』を作ったとき念頭にあったのがこの同人誌名だった(訂正:『螺旋区』は20歳の頃で黒川・都甲という友人等とで、19歳の頃川村と作ったのは『破れ傘のノベラ』であった)。
・ 本日、試合後のため、身体中がバキバキ・グキグキになっております。

【2012年9月17日記】

◎ 2012年9月16日(日) 「公式戦初勝利は遠し、されど光明もあり」
・ 豊島区レスリング大会に、60垉蕕濃臆叩skアカデミーからは、もう一人55垉蕕紡舂咾気鵑エントリー。今泉コーチが、休日にもかかわらずセコンドについてくれた。

・ 写真は、試合後に大林さんとツーショット。
・ 3戦(トーナメント1回戦+3位決定のため3人でリーグ戦)やって、結果は全敗で一勝もできなかったが、その中でも「収穫」があって、次につながる感じの試合経験ができてよかった。結果はともかく、3試合できたのが「満腹感」につながっていると思う。
・ 試合展開の詳細については、いずれ今泉コーチから試合動画をもらって、見てから確認したいと思うが、試合後の主観的な覚え書きは、以下の通り。
・ トーナメントの第一試合の相手は、横須賀アメリカ海軍の20歳の若者(東洋系の感じも入った黒人)。結局、彼が勝ち進んで60垉蕕罵ゾ B膕饅了後に、お祝いを言ってちょっとだけ立ち話をして、年齢が分かった。彼の方は、私の年齢にビックリしていたが(今大会おそらく最年長)。
・ ネイビーの若者のレスリング特徴は、トリッキーというか変則的な感じ。あまり圧力は感じなかったが、柔らかいというか粘っこいという感じの身体だった。
・ 1Pの最初の方でうまくがぶれた場面があったのに、いい気になって安易にやったがぶり返しがすっぽ抜けた後、バックへ回られてローリング3回転をくらって、テクニカル。2P目は、疲れて身体が立ってきたところをタックルに入られて、そのあとフォール。
・ 2試合目(リーグ戦の第一試合)は、五味隆典氏のジム所属のごつい格闘家の若者。私が今日対戦した3人の中では、私の体感としては一番強かった印象が残っている。
・ それでも1P目は、取られはしたけれども、何とか応戦できて試合になっていた感じで終了。しかし2P目になると、私のスタミナがなくなってきて、またもや身体が立ってきたところをタックルに入られて持ち上げられ落とされて、そのあとフォール。
・ 1試合目と2試合目の相手は、今のレベルでは何度やってもかなわないことが感じ取れたので、まぁ仕方がないと諦めがつく。
・ しかし、今回一番悔しかったのは、3試合目。相手は東大レスリング部の学生。大学の後輩に負けたくないというのと、年齢はともかくキャリア的にはそれほど差はないのだから初勝利がねらえるかもしれないと、正直なところ思った。
・ 実際、1Pの残り30秒くらい(?)のところまでは、私がマット外に押しだしたのと、ツーオンワンから振って体勢を崩してバックをとって、ポイントで勝っていた。そこまでは。
・ にもかかわず、バックを取ったあとのローリングがゆるくてすっぽ抜けて、上に乗られてまたもやフォール負け。相手の東大生は、嬉しかっただろうな。私と同様ここまで2敗できていて、相手がおじさんとはいえ、最後に逆転フォールで勝利なのだから。
・ 3試合できたおかげで、自分の悪いところがいくつも明確になった。どの程度の相手ならば、勝てる可能性があるのかも体感できた気がする。1月のマスターズで、何とか公式戦初勝利ができるように頑張りたい。
・ 大林さんは、まだ治っていない首を第一試合で再び痛めて、その後の試合を棄権。優勝できる位置にいたので、残念。帰りがけに、今泉コーチ・大林さんと3人で、お茶してお喋りしてから帰宅。
【2012年9月16日記】

◎ 2012年9月14日(金) 「マンツーマン練習/夕食会」
・ 連日の終電帰り(あるいは間に合わずにタクシー)のため疲れ気味。
・ 午後1時より、レスリング部の仲上君がオフであるにもかかわらず、しかもつき指のためテーピングぐるぐる巻きなのに、練習相手をしてくれる。
・ 水曜日と同じく、準備運動・息あげ・打ち込み・スパー・技術練習というメニュー。
・ 連続でやるスパーはきつくて、やはり試合で3Pは保たなさそう。
・ 技術練習で、タックルを切られて潰された状態から、足と手で踏ん張って肩から振るようにして逃げ出すやり方を練習するが、難しい。
・ 前に教えってもらった、片足を取ったところから直角に持ち上げ、肩で腰骨辺りを押して、てこの原理で倒すやり方を練習。
・ がぶりからの展開を、いくつか受けてもらう。その後、寝技も練習するが、完全に守られると技に入れず、かけてるこちらの方が疲れてしまう。

・ 一昨日(12日)の夜、長男の妻・晶晶さんのお母さん・冬梅さんが、中国・瀋陽から娘に会いに来日。
・ 冬梅さんは、初めての飛行機・初めての外国旅行。入国手続き等で手こずり、ゲートから出てきたのは終電時間。瀋陽あるいは北京で搭乗できなかったのではないかとヤキモキしたが、何とか無事に到着。
・ 14日(金)夜に妻の実家に集まって、夕食会と5月の結婚式のDVD鑑賞会。結婚式をドラマ化したDVD撮影は、中国でも流行していて、そのバックミュージックは、半分がアメリカン・ポップス系で、半分が中国風の音楽といった感じ。
・ 冬梅さん・晶晶さん、妻の父・母、私・妻・次男・三男は集まったが、残念ながら、主役の一人である長男は残業のため間に合わず。
・ 長男は8月から、先輩に誘われて、より専門性を生かす(高める)仕事がしたいということで転職したし、晶晶さんも10月から外資系のコンサルティング会社へ転職が決まっている。
・ お話としてはよく聞く「ステップアップのための転職話」だが、息子・娘の話として身近で接すると、いろいろ複雑な思いが去来する。
・ 先日、「どこにも深くコミットしないという身の処し方」という話を若手研究者から聞いていたこともあり、そういう身の処し方と(同世代として)共通点があるのか、それとも大きく異なるのかと、考えさせられた。
・ 「仕事」と言ったときに、それが「会社」等の組織でもなく、必ずしも「職種」ですらなく、自分の中で育っていく「技術」とか「人のネットワーク」だとか、そういうものに「軸足」を置こうとしている感じが、息子や娘からは伝わってくる。
【2012年9月15日記】

◎ 2012年9月13日(木) 「『哲学の挑戦』(春風社)の執筆者」
・ 西日本哲学会60周年を記念して発刊される『哲学の挑戦』(春風社)の再校のゲラが届く。
・ 先日ツイッターで、装幀者の矢萩多聞さんとやり取りをした。どのような装幀になるのか楽しみである。
・ 担当編集者の内藤寛さんからの情報によると、テーマと執筆者の全体は以下のとおり。
――――
「日本語の哲学」(飯田隆)
「現実の現実性」(入不二基義)
「真理と直観」(上野修)
「美学と存在論」(倉田剛)
「いのち」(種村完司)
「物と心」(中畑正志)
――――
「自伝的な手記」(稲垣良典・松永澄夫・松永雄二・村上勝三)
――――
「存在について考える―ハイデッガーと共に/を越えて」(菊地惠善)
「 徳(アレテー)と幸福(エウダイモニア)―『ニコマコス倫理学』を近世哲学から解放する」(菅豊彦)
「自由意志の起源 ニューロサイエンスからみたスピノザ」(柴田健志)
「記憶しえぬものの記憶 ベルクソンとレヴィナス」(藤田尚志)
――――
【2012年9月13日記】

◎ 2012年9月12日(水) 「恩恵」
・ 午後4時から、私の練習相手をするためだけに、レスリング部の仲上君がマット場に来てくれて、準備運動・息あげ・打ち込み・スパー・技術練習というメニューで、マン・ツー・マンのコーチをしてくれる。
・ スパーは、2本連続を3セットという濃いメニュー。技術練習では、(私がよくやられる場面設定として)片足をsweepで取られた(取られそうになった)ところのディフェンスを練習。足を抜くように逃げるやり方と、取られたあと体重をかけて耐えるか、跨いで抱えて返すやり方を教わり練習。
・ 組んだときに相手に触れる私の右手の位置の悪さ(肩の高い位置に手をかけているためにスペースができて入られやすい)を、自主練習に来ていた青木君が指摘してくれた。また、相手から左腕のbicepsを内側から取られた状態になっていることが多いのがまずいことを、仲上君が指摘してくれた。あと、疲れてくると下がる癖とかも指摘された。
・ 明後日の金曜日もまた、彼らはオフの日であるにもかかわらず、またもや試合前の私のために、仲上君が練習相手をしてくれることになっている。仲上君には感謝してもしきれない。
・ この大学の教授であるために、レスリング部員の学生に特別に個人練習をしてもらうという「恩恵」に浴している。この大学の教員でよかったと思う瞬間である。

・ 今晩10時に、長男の嫁のお母さんが、中国・瀋陽から日本に到着するので、羽田まで出迎えに行く。金曜日の夜は、みんなで食事会をすることになっている。
【2012年9月12日記】

◎ 2012年9月11日(火) 「コミットメント」
・ 夜8時〜11時、新宿にて、石川巧(立教大)・霜栄(駿台)・小池翔一(東大院生)三氏およびベネッセの職員二人と会食。
・ 一番印象に残った話は、小池君による「どこにも深くコミットしないという身の処し方」の話。
・ 小池君を含む若い世代の話として語られたわけだが、話を聴きながら、自分の同年齢の時の思い当たる部分と違和感と、その両方があった。
・ 「思い当たる部分」というのは、次のところ。(20代後半から30代前半のときの私は)大学院生でありながらも、研究よりは予備校のバイトに勤しんでいて、研究会や学会等の研究活動に深くコミットするのでもなく、かといって予備校では(いずれその場からいなくなる者として)部外者気分で、気楽だった。どちらにも「ちょっと」だけいて、どちらにも「深く」は足を突っ込まないという意味で、小池君的な話が当てはまるかな、とも思った。
・ しかし「違和感」もあって、小池君的な「コミットしない」は、どこか「諦念」に基づいていて(本気でやっても仕方がない?)、それでいてすべての領域を軽やかに「趣味のように」楽しもうともしている、という点に対してだったかも。しかも、小池君は、哲学に対しても同じように身を処そうとしているように見えたから。
・ 私自身の場合は、どこにも深くはコミットしなかったのは、逆に自分の「ただ一つのやりたいこと」をやるための「防御策」や「カムフラージュ」であったように思う。
・ その「ただ一つのやりたいこと」は「哲学」と呼ぶしかないだろうが、別に「研究」としての哲学や「学問」としての哲学がやりたいというのではなくて、ただ自分の考えたいことを考え、書きたいことを書くことを、つまり勝手にやりたいことをやることを、他の呼び名がないから「哲学」と呼んでいたにすぎない。
・ この意味での哲学は、私にとって仕事でもなければ趣味でもなくて、むしろ「性癖」に近いものなので、「本気でやるか/趣味として楽しむか」という区別が、意味を持たない気がする。
【2012年9月12日記】

◎ 2012年9月10日(月) 「『Heidegger-Forum』 第六号」
・ 『Heidegger-Forum』 第六号が、2012年9月1日付けで発行されています。
・ タイトルと執筆者は、以下のとおり。
・ 私も、
「無についての問い方・語り方 ―「無ではなくて存在」ではなく」 The Way of Speaking of Nothingness― It is NOT that there is something rather than nothing.
を執筆しています。

統一テーマ「無」
特集「ニーチェ」
1.ニヒリズムと系譜学 竹内 綱史
2.「思索の事柄」と「無」 松井 吉康
3.無についての問い方・語り方 ―「無ではなくて存在」ではなく 入不二 基義
4.自覚と無 ―西田幾多郎の絶対無の自覚をめぐって 氣多 雅子

5.後期ニーチェにおける「音楽」の意味への問い ―Moralitaet とModernitaet を超えて 山本 恵子
6.存在の思索と分極の力学 ―ハイデガーとニーチェにおける修辞学・解釈学・文献学 村井 則夫
7.正義」について ―ニーチェとハイデガー 須藤 訓任
8.死と言語 田島 正樹

【2012年9月10日記】

◎ 2012年9月10日(月) 「『英語で読む哲学』「はじめに」の原稿アップ」
・ 今作成中の本、『英語で読む哲学』(研究社)の編者として「はじめに」を書きましたので、アップして公開します。ここです→入不二基義編『英語で読む哲学』(研究社)「はじめに」の原稿
・ 最初で故・伊藤和夫先生に、最後で故・黒田亘先生に言及した、「あとがき」を兼ねたような「はじめに」になりました。
・ この本の執筆者と担当章は、以下の通りです。
北野安寿子 第一章 マイケル・サンデル「正義」
小池翔一  第二章 ギルバート・ライル「心の概念」
小山悠   第三章 アラスデア・マッキンタイア「美徳とは何か」
壁谷彰慶  第四章 バーナード・ウィリアムズ「脱道徳家vs 人間らしさ」
今村健一郎 第五章 エリザベス・アンスコム「一人称」
【2012年9月10日記】

◎ 2012年9月9日(日) 「左と右/大林さんの左腕」
・ 連日レスリング練習に挑戦。土曜日(17:00〜19:00)は今泉コーチ。日曜日(8:30〜10:30)は野村コーチ。
・ 練習を終えて、身体中がバキバキで、疲労度もMAX。試合が近いので頑張ってはみたが、前日練習したとすると翌日は試合どころではないな、という感じ。情けないが現実。
・ 土曜日には、しばらくぶりに大林さんが練習に参加。28歳の彼は、私よりも体重が軽く、しかもレスリングの経験者なので、いい練習相手になってもらえて嬉しい。
・ 小柄な大林さんだが、下の写真の腕を見ると、やはりレスラーだ。

・ その大林さんも、久しぶりの練習のためバテバテ。以下は、翌日(今日)のFacebookでの、やりとり。

大林:ムチウチなう(笑)
入不二: だいじょうぶすっか〜 私は二日続けて練習したら、へろへろ状態です。
大林:入不二さん 今日行こうとしたら起き上がれなくなってました。
入不二:レスリングは過酷ですね。私は二日続けては、やはり無理っぽいので、試合前日に練習すると、試合そのものができなくなりそうです(T_T)
大林:いや本当に過酷ですよね。。。ちょっとでも練習したかったのですが前日は俺も控えたいと思います…

・ 土曜日には、今泉コーチから「片足を取ってテイクダウン→寝技」の連係に関して、アドバイスをいただく。
・ 私の場合、相手の右足を取るときは顔が外タイプ、左足を取るときは顔が内タイプ、という使い分けになっている。
・ そうすると、前者でテイクダウンするときには、すでに相手の胴に腕を回しているのでローリングへ移行するのがよくて、後者でテイクダウンするときには、相手の足を脇に抱え、さらに固定した後にアンクルへ移行するのがよい。
・ さらに、私の場合に問題なのは、単独で練習するときのアンクルの入りやすい方向と、上記のような連係で入る方向とが、「逆」になっている。
・ いろいろな場面で感じるのだが、自分の「左」と「右」の優位関係・連係関係などがどうなっているのか、疑問に思う。
・ 日曜日に、野村コーチの技術指導で教わった技が、興味深かった。「よつに組んだ後、相手の重心を一方の足にかけさせた後、内側から足を刈るようにしながら、胸で押しつつ倒す」という技。
・ 動画では何度か見たことがあったが、実際にやってみると、こんな感じなんだということが分かった。上手い人がやると、身体が鞭のようにしなりつつ相手に浴びせ掛けられて、きれいに相手も倒れる感じ。
・ 日曜日には、かなり久しぶりに高田大先生にもお会いできた。ずいぶんと身体が絞られていて、色黒で髭も伸びていて、ワイルド。
・ 高田大先生には、前日も「問題」であった、アンクルの入り方の練習相手をしていただく。また、ネルソンの練習台にもなってもらって、「エルボー・トゥ・エルボー」で力をかけて回っていく点を、指導してもらう。

・ 帰宅後、一時間午睡。その後、上野さんから送られてきた論文原稿を読み、コメントを書いて送信。
【2012年9月9日記】

◎ 2012年9月8日(土) 「「はじめに」を書き終わる」
・ 『英語で読む哲学』(研究社)の「はじめに」を書き終わった。原稿用紙で10枚ほどで、「あとがき」も兼ねたような「はじめに」になった。
・ 最初で故・伊藤和夫先生に、最後に故・黒田亘先生に言及する文章となった。
・ この文章は、いずれここにアップします。
【2012年9月8日記】

◎ 2012年9月5日(水) 「原稿書きの夏」
・ 10月28日の日本理論心理学会のシンポジウム用の提題要旨原稿は、10枚ほどの原稿(「共感のパラドクスと「かのように」)を書き終えて提出。
・ 『本』(講談社)連載「あるようにあり、なるようになる ―運命論とその周辺」の原稿は、ディオドロス・クロノスのマスターアーギュメントを扱ったところまで、書き終える。
・ 私が編者で、若手の研究者5人の執筆による『英語で読む哲学』(研究社)は、執筆者の原稿がほぼ出そろう。これから、私が「はじめに」の原稿を書かなくてはいけない。冒頭は、故・伊藤和夫先生の話で始めるつもり。
以下が予定される構成。

第一章 マイケル・サンデル「正義』」(北野安寿子 解説・訳)
第二章 ギルバート・ライル「心の概念」(小池翔一 解説・訳)
第三章 アラスデア・マッキンタイア「美徳とは何か」(小山悠 解説・訳)
第四章 バーナード・ウィリアムズ「脱道徳家」(壁谷彰慶 解説・訳)
第五章 エリザベス・アンスコム「一人称」」(今村健一郎 解説・訳)

・ 10月にで出る予定の哲学雑誌127巻799号 『語りえぬもの』(哲学会編)の目次が、すでに有斐閣のHPのここに出ていた。

目次
1.語りえぬものを示す(1)─野矢茂樹『語りえぬものを語る』18章における私的言語論の批判(永井均)
2.言語の肉体性─ヘーゲル『論理学』における判断論と推理論(植村恒一郎)
3.自由の意味(野矢茂樹)
4.『語りえぬものを語る』ことで語られないこと─相対主義・他者・相貌・自由(入不二基義)
5.トマス・アクィナスにおける感情(passio)の存在論─神に「感情」は存在するか(山本芳久)
6.声を介したコミュニケーションを可能にするもの─メーヌ・ド・ビランの記号論における統覚と「モラルの力能」(越門勝彦)
7.Vagueness and the Structure and Content of Appearance(DIETZ, Richard)
8.利己主義と情動(マイケル・スロート/相松慎也・生野剛志訳)
9.ミシェル・アンリにおける情感性と過去性の形而上学(グレゴリー・ジャン/平岡紘訳)

【2012年9月5日記】

◎ 2012年9月1日(土) 「距離と態勢」
・ 夕刻17:00-19:00の skアカデミーのレスリングクラスに参加。指導は今泉コーチ。新会員もいて、12名の参加者で盛況。
・ 片足をとって倒した後にアンクルにスムーズに移行できない。改良の余地大いにあり。
・ 人見コーチとのスパーの後、今泉コーチから助言をいただく。「離れた距離のときにはできている構えが、相手に接近して組みに行こうとするときに、上体が立ってしまって、そのタイミングでタックルに入られている」。
・ まさにその通りの展開があって、人見コーチからその一瞬をつかれて、スパーンとタックルに入られていた。
・ さらに今泉コーチの弁「組む方が安心なのですっと入ってしまうのでしょうが、接近したときも低い体勢を保って、(胸の前あたりではなく)頭の前あたりで闘っているイメージが大切です」。
・ なるほど。「組む方が安心」という点に関しては、個人的にはこの2年半で「ある変遷」があることを思い出した。
・ むしろ、密着して組み合うのが怖いので、離れて何とかしようと(無理なタックルに入ったりとか)していたのが、初期。その後、相手が自分と同程度の体格ならば、密着して組み合った方が(あるいは縺れた方が)フィジカルでは優位に立てることを体験することを通して、感じ方が「逆転」。つまり、離れた所から何とかする方が怖くて(遠くからタックルに入って潰されるとか)、密着後の方が(相対的に)安心という風に変化したように思う。その延長に今があって、安易に(上体が立って)組みに行こうとする場面が出てくるのだろう。
・ きっと、どちらに偏っていてもダメなのだろう。あるいは、離れているのでも密着後でもない「中間帯」あたりでの攻防が身に付かないと。分かってはいても難しい。

・ 練習終了後に、服部さんと中学1年生女子がクールダウンの柔軟体操をいっしょにやっていた。姉妹のようで微笑ましい。
・ 中一女子のくせに意外と身体が固いので、私も同じように曲げて見せて「50代だってこれくらい曲がるよ」とハッパをかける。他の人たちからも、もっと柔らかくなくちゃと責められて、中一女子は苦笑い。

・ 日曜日の朝の練習にも参加するつもりであったが、疲労があまりに残っているで、無理をしないために休むことにした。
【2012年9月2日記】

◎ 2012年8月31日(金) 「振り返る」
・ 昨晩は、霜栄さん(駿台予備学校現代文科講師)と、ニューヨーク風イタリアンのお店で夕食、その後喫茶店でもおしゃべり。
・ 事前に読むことを頼まれていた霜さんの参考書の原稿については、彼が気づいていなかった重要点をいくつも指摘してあげることができた。
・ お互い50歳半ばに近づいて、20年ほど前にいっしょに「若手」の予備校講師として活躍していた頃を振り返ることと、現在「若手」として活躍している共通の若い友人を観察することの二つが、重なり合い重層的になって、初めて実感できることがいくつもあった。
・ 大人になって振り返って初めて見えてくる子ども時代の風景があるのと、似ているかな。あるいは、時間差類比法かな。
・ 二人のこれまでの歩みをいっしょに振り返っていると、自分の職場(居場所)や人間関係を、自分にとって快適なものに造り込んでいく能力(環境適応力の一種?)に恵まれていることが、私と霜さんの共通点かもしれないと思った。
・ 霜さんから私に向けてのことばだが、「ふつうに特別」というあり方を獲得して気持ちよく過ごせるのが、私の特徴らしい。この「ふつうに特別」というのは、言い得て妙だなと思った。
【2012年8月31日記】

◎ 2012年8月30日(木) 「skアカデミーのHPより」
・ skアカデミーHPで使用されている、このWikiへのリンク用画像です(今泉コーチが作成して下さいました)。
・ 「哲学者レスラー」というタイトルを頂いています (^_^;)

【2012年8月30日記】

◎ 2012年8月26日(日) 「連日練習/三男の夏休み」
・ 土曜日(17:00〜19:00)と日曜日(8:30〜10:30)の連日にわたり、skアカデミーのレスリング練習に参加。
・ 土曜日は木村コーチ、日曜日は野村コーチ。
・ 連日で、しかも土曜が夜で日曜が朝で、間があいていないため、疲れの「上書き」をしたようで、今(日曜午後)は疲労困憊。やはり、私には、二日続けてレスリングをするのは限度を超えているかもしれない。
・ 土曜日は組み手・崩しの練習を中心にやる。「相手を動かそうとして、自分が動いていない」という木村コーチの一喝が効く。最後に小野寺さんとやったときだけ、うまく「円を描くように」動けた。
・ 日曜日の練習で、片足を取ったところから攻め側のときに、片足を抱えたままもう一方の足へ二段タックルに入るのを試してみて、効果的だった(相手は富川さん)。
・ 土曜日には、少年ジャンプの取材が来ていて、野村コーチが対応して、編集部の人にレスリング技をかけて撮影。
・ 土・日ともに、中学一年生の女子も練習に来ていて、土曜日には私ともスパーリング。ほんわか系女子なのに、スパーで向き合うと闘志が顔に表れてタックルで突っ込んでくるのには驚き。

・ 大学生になった三男は、「無人島研究会」というサークルの夏合宿で、この夏、加計呂麻島(鹿児島県)でキャンプ生活を経験。
・ どんな姿になっているのかと思いきや、Facebook にアップされた写真を発見。なんだか「島の原住民」みたいにも見える。

・ そのキャンプを終えて、小学校5年まで(私が山口大学で教えていた当時)過ごした山口市に寄って、昔の友人に会ったり、あちこちを巡るそうだ。
・ 昨今、大学の夏休みもどんどん短くなっているが、ゆっくりと旅行などができる時間を提供した方が、よっぽど有意義だと(大学教員としても親としても)思う。
【2012年8月26日記】

◎ 2012年8月24日(金)「仕事」 
・ 昨日は某省庁の方々とお会いして、某仕事の依頼の説明を受け、引き受けることにする。
・ 担当の方は、事前に私のことを調べるのにこのページに検索でやって来て、いきなりのレスリングの写真で驚かれたそうだ。 
・ 『本』(講談社)の連載第3回「排中律と現実」のゲラが届く。4行のはみ出しで、削る作業。
【2012年8月24日記】

◎ 2012年8月21日(火) 「インカレ直前の練習に参加」
・ 大学レスリング部の午前中の練習に参加。
・ 彼らは、23日から大阪で行われる全日本学生選手権のため、本日の練習終了後に大阪へ移動。そして多くの者は、減量中(明日が計量)。
・ その減量のため、窓は閉められ、大型扇風機はつけてはいけない状況の中での練習。マット場は、サウナのようであり空気がうすい感じ。「先生は、(マット場から)外に出て休憩をとった方がいいですよ」と言われる。
・ そんな中で、さらに上に着込んで、スパーのあいまに自転車こぎをしている学生もいる。
・ しかし、フラフラ・バテバテなのは、必ずしも私だけではない。私の相手を務めてくれている仲上君も減量中のため、私とのスパーでも、いつもは見せないバテ具合で、きつそう。
・ 一方、階級を一つ上げたということで、減量の必要のない学生たちもいて、松田君は「減量をしない方が、自然と集中力も途切れないので、ケガをしない」という話をしてくれた。
・ 仲上君とのスパーで、私が片足を取ったあと、頭を押さえつけられて潰されるシーンが何度かあったので、河本君が声をかけてくれて、そこからの逃げ方を指導してくれる。
・ 自由練習の時に、仲上君に頼んで、その状況を再現してもらって、逃げる練習。

・ 練習終了後は、コンビニでお昼を買って研究室へ。夕刻には、kizuカイロプラクティックへ行って、身体のメインテナンス。
・ 今日は仕事の依頼が引き続きある日で、某省庁からの某仕事の依頼とか、某大学からの紀要査読の依頼とか。
【2012年8月21日記】

◎ 2012年8月19日(日) 「原稿書き/対談/レスリング」
・ このところ、連載用の原稿書きはとりあえず中断して、9月あたま締め切りの「共感のパラドクスと「かのように」」というシンポジウム提題用の原稿を執筆している。
・ 1.共感のパラドクス 2.「かのように」 3.「かのように」の全面化 4.クオリアにおける「かのように」 5.パラドクスが裏返る という節構成。
・ 心理学の学会(日本理論心理学会)での発表だが、私に求められているのは「哲学」なんだからと判断して、勝手に書きたいこと(共感をめぐる或る「危うさ」について)を書いている。

・ 昨日は大阪・中之島の朝日カルチャーセンターで、永井均さんと哲学対談。帰りの新幹線が、集中豪雨のため京都でしばらく足止め。
・ 時間(90分)が短すぎという欠点を除けば、論点が絞られていて中身のあるやり取りができていたと思う。
・ まず、永井さんが、今(時制)・私(人称)・現実(様相)のあいだの平行性と相違点について、30分ほど論文をもとに話す。
・ 次に、私が、「現実性は様相ではない」という論点と「現実性を様相に組み込むと、様相が潰れる」という論点についてレジュメをもとに話し、永井さんの話に3つほど質問・コメント。
・ そのあとの永井さんの応答と私の再コメントはすべて、今・私・現実が、相互にどう同じでどう違うかをめぐってであった。
・ 一つだけメモとして。「今」ということばに対して「現在」ということばがあり、「私」ということばに対して「自己(自我)」ということばがあるのに対して、「現実」ということばに対してはそれに相当するものがないのでは?という私の問いに対して、永井さんの応答は、「現実性」がそれに当たるのでは?だから、ほんとうは「今」に対しては「今性」、「私」に対しては「私性」という方が正確だろうというものだった。さらに私のコメントは、「現在」は「今性」よりもさらに、「自己(自我)」は「私性」よりもさらに、客観化(実体化)したものを表していると思うので、その意味では、「今―今性―現在」「私―私性―自己(自我)」「現実―現実性― φ」という具合に、やっぱり対応するものがないのでは?というものだった。
・ 永井さんの「大物ぶり」は、応答の的確さにだけではなく、到着時間と帰りの新幹線時間にも表れていた!
・ スタッフが気を揉む中、講座開始5分前になって到着。私の方は、帰りの時間はこれで大丈夫なのかなと危惧しながら、講座終了1時間後のキップを購入していたのに、永井さんはそれよりもさらに一本前(10分前)の新幹線をすでに購入済み!

・ 大阪出張の翌日(本日・日曜)の朝は、8:30〜10:30 skアカデミーのレスリング練習。野村コーチの指導で、9名の参加者。写真撮影者は今泉コーチ。

・ アップでは、ワニ歩きとクマ歩きの両手両足揃えバージョンを、(ふだんの前進に加えて)後進でもやる。この後進が難しい。後ろ向きにするだけで、手足の動きが前進と同じようにはできなくて、バラバラになってしまう。
・ さらにアップでは、もも上げジャンプをしながら、指示に合わせて前後左右に動くのを1分間続けるのがきつかった。大学生の練習では、これを1分間×5本とかふつうにやるそうだ(ひぇ〜)。
・ 技術練習として、相手の頭を落とすタイプ、相手の肩口あたりを引き落とすタイプをやり、さらにそこからタックルに入るという練習も。
・ すかしタックルの技術練習では、おでこを相手の肩口につけて空かすタイプを繰り返し練習。プレッシャーをかけた後に相手が押し返してくる力を感じ取って空かすわけだが、私はその「感じ取り方」が下手であるように思う。
・ 寝技の打ち込みは、相互に2本ずつ違う技をかけ合うという約束で。
・ スパーは、小野寺さんと人見コーチと。小野寺さんとはいい勝負ができるようになっているが(今日は一本背負いもうまく返した!)、人見コーチにはバックを取られて90度傾けられてを繰り返してしまい、何もできず。このあたり、もう少しどうにかしたいものだ。
【2012年8月19日記】

◎ 2012年8月14日(火) 「共感のパラドクスと「かのように」」(仮)
・ 現在、日本理論心理学会第58回大会のシンポジウムの提題用に、「共感のパラドクスと「かのように」」(仮)というタイトルで原稿を執筆中。
・ オリンピック観戦の余韻のせいで、なかなか進まない。
【2012年8月14日記】

◎ 2012年8月13日(月) 「華麗の裏の壮絶」
・ 米満達弘選手が、レスリング男子フリースタイル66垉蕕廼皀瓮瀬襪魍容世靴拭おめでとうございます!
・ 昨日は、夕方から夜中までレスリング映像三昧。こんなにレスリング映像がテレビで見られるとは、米満選手の金メダルのおかげである。
・ 特に決勝戦2Pの、タックルから持ち上げて背中から落とした3ポイント技は、素早さ・柔らかさ・力強さのすべてが凝縮されている華麗なシーンであり、こんな大舞台でこんな大技が極まるのは感動的であった。
・以下の2枚が、そのタックルの持ち上げたところと落としたところ。
 
・ 相手のS・クマール(インド)選手と米満選手は、ともに準決勝・準々決勝の相手に「噛みつき」を行っているという共通点があった!
・ 米満選手は、準々決勝の相手カナダのH・ガルシア選手に対して、おそらく「報復」として、あるいは(相手が口に手を入れてきたので)「反射的に」相手の左人差し指を噛んで、出血させている。
・ チャレンジのため会場のスクリーンには、ガルシア選手が米満選手の顔をかきむしるようにして、口にまで手を入れてきているシーンが、ありありと映し出される。
・ 自分の方からの反則攻撃の結果、噛みつかれてしまったわけだから、ガルシア選手もばつが悪かったのではないか。もちろん、チャレンジは認められなかった(審判員の中には、お前の方から口に手を入れているじゃないか、的なジェスチャーも見られた)。

・ 一方、クマール(インド)選手は、準決勝の相手カザフスタンのA・タナタロフ選手の耳に対して、故意に噛みつきに行っているのが、3Pの1:17秒あたりの映像を見ると分かる。
・ クマール選手は得意の股さきで攻めながら、相手のあごに手をかけてその身体を返そうとするが、A・タナタロフ選手が耐える。そのとき、相手の耳に顔を接近させ、噛みついている。ただし、クマール選手の顔に隠れてしまって、噛みついているシーン自体は見えない。しかし、その直後にタナタロフ選手の耳から出血。タナタロフ選手は、耳を噛まれたと抗議していたが、そのまま試合続行。試合後のタナタロフ選手は呆然としていた。
・ 両者の「噛みつき」状況は違うとはいえ、なんとも闘争本能にあふれたどうしの決勝戦になったものだ。あのくらいの「反則」は、見えないところでけっこう行われているとも聞くが、「華麗な技」の裏の「壮絶な戦い」も観ることのできた、男子フリースタイル66垉蕕了邱腓任△辰拭
【2012年8月13日記】

◎ 2012年8月12日(日) 「観戦と実戦」
・ 脳神経科学で有名になった「ミラーニューロン」の働きは、レスリングの練習においても有効なのかな?
・ ミラーニューロンは、自分で実際に行動する場合と他人がその行動をするのを見る場合の両方で同じように活動する神経細胞で、「模倣」とか「他者理解」とかの脳科学的基盤と考えられているようだ。
・ このところ連日、オリンピックのレスリングの試合をテレビと動画で繰り返し見ている。そのさなかに、本日のskアカデミー・日曜クラスのレスリング練習があったので、他人の試合を観ることと自分の動きとの連動のことが気になった。
・ テレビ・動画観戦を続けていると、自分でもその動作を試してみたくなるし、とにかくレスリングをしたくなる。その影響もあってか、今日のドリルやスパーリングはけっこうやる気満々で、得意としている技も出たし、フォールも何度か奪うことができた。おそらく、観戦が実戦に対してプラスの効果を及ぼしたのだろう。
・ でも、ミラーニューロンの働きを考える場面では、(サルであれ人間であれ)他者の身体と自分の身体の基本的な「同一性」「類似性」を、当然のこととして前提にしているだろう。
・ しかしながら、今回のような観戦と実戦の場面では、むしろ彼我の「身体」(より正確には身体能力)の違いが大きすぎるということも、もう一つのポイントではないか。
・ すなわち、観ているときに「やりたい」こと「やれそう」に思ってしまうことと、実際には(試してみても)「できない」こととの大きな落差。その落差を味わうことにこそ、自分の身体の「どうしようもない(引き受けざるを得ない)」リアリティがあるような気がする。やっぱり、他人の身体と自分の身体は、その能力・特徴もひっくるめて、ぜんぜん違うのだという理解(よりももっと深部での納得)を、レスリング行為は迫ってくるように思う。
・ 今日のがぶりの技術練習において、野村コーチは、二つの身体特性(手足の長いタイプと馬力タイプ)に分けて、それぞれの効果的な対処の仕方を説明していたが、(上記の点にも関連する)とても重要な点だと思った。


・ 手足の長いタイプといえば、今日の66kg級に登場する米満達弘選手だ。リーチが身長より18センチも長い186センチらしい!
・ 試合日程は、以下のようになっている。
【試合日程】
08:30(日本時間16:30)  1回戦
09:00( 同 17:00)    2回戦
10:00( 同 18:00)     3回戦
10:30( 同 18:30)     準決勝
12:45( 同 20:45)     敗者復活戦・3位決定戦
14:03( 同 22:03)     決勝

※放映予定=TBS 16:00〜23:14
青のシングレットが、米満達弘選手

【2012年8月12日記】

◎ 2012年8月11日(土) 「湯元進一選手のアンクルホールド」
・ 湯元進一選手、銅メダル獲得おめでとうございます!
・ 銅メダルを決めた三位決定戦の試合よりも、準決勝のグルジアの選手との試合の方が印象に残った。
・ 湯元選手の足首の取り方(角度)が反則と見なされたのか、レフェリーによる中断があったため「いい流れ」が断ち切られていた。
・ 圧巻は2P。湯元選手は、タックルでバックを奪ったあと、アンクルホールド3連発で4−0。その後、グルジアの選手は足を負傷して手当。アンクルの3回転目のときに、痛めたのではないか。
・ 足を痛めているから3Pは行けるかなと思ったが、相手選手はそんな負傷を感じさせない戦い方で、湯元選手は決勝に進めなかった。でも、銅メダルを獲得したのは凄いことです。
・ 写真は、その準決勝のものではなく、2回戦での韓国の選手に対するアンクルホールド。力強さが伝わってくる写真だ。
・ あと、74垉蕕罵ゾ,靴織▲瓮螢のJordan Burroughs選手(昨年の世界チャンピオン)の、しゃがみ込んだような姿勢から入るタックルにも驚かされた。
 
【2012年8月11日記】

◎ 2012年8月10日(金) 「吉田選手の変化」
・ 吉田沙保里選手の全試合を、リアルタイムで(よっしゃ!とかの小さな声をあげつつ)テレビ観戦し、翌日(今日)は動画でもう一度全試合を見直した。
・ オリンピック3連覇と、あのアレクサンダー・カレリン氏の偉業に並ぶ世界大会12連覇の記録達成、おめでとうございます。
・ 「旗手のジンクス」を払拭しただけでなく、オリンピック前に朝日新聞誌上で蓮見重彦氏が書いていた「不吉な予言」(親が出てくると負ける)をも、蹴散らしてしまったわけです。
・ カレリン氏もロンドンに観戦に来ていたようでなので、吉田選手との「遭遇」や「ツーショット」はなかったのでしょうか。画像があったら、見たい。
・ 吉田選手の強さの復活・健在ぶりよりも、その闘い方の変化の方に、目を奪われました。
・ 吉田選手の代名詞とも言える「高速タックル」が研究されて封じられつつあったので、どう闘うのだろうと思っていたら、「両足タックル」から「片足タックル」へという変化によって、そして「豪快」から「老獪」へとも言えるスタイルの変化によって、新たな段階へと進んでいたのだ、と納得させられました。
・ 下の写真は、2010年の「両足タックル」と今回の「片足タックル」。
 
【2012年8月10日記】

◎ 2012年8月9日(木) 「小原選手の右目」
・ 金メダルを獲得した小原日登美選手の構えの安定感と美しさは、すばらしい。少しでも見習いたいものだ。一方、もう一人の金メダリスト伊調馨選手の組み手は芸術品のようだ。
・ その小原選手の試合と表彰式を見ながら、右目の腫れとあざが気になって仕方なかった。
・ あまりにもレベルの違う話で恐縮だが、昨年12月に私もレスリング練習中に、練習相手との衝突で同じ状態になって、しばらく「お岩さん」状態だったので、特に気になったのだと思う。
・ 両者が同時にタックルに入って衝突したりすると、けっこうな衝撃である(交通事故的!)。漫画的だが、ほんとうに「星が見える」。
・ 青学レスリング部の河本君は、高校時代に100坩幣紊料蠎蠅箸屬弔り(河本君は大学2年現在で66kg級)、むち打ち状態になって以来、首に「問題」を抱えているようだ。
・ だからグレコローマン・スタイルの方がいいと、河本君は語っていた。フリースタイルでの衝突の危険性に比べると、グレコローマンでは(密着した闘いになりやすいので)その危険性は相対的に低いから。
・ その代わり、反り投げなどの大技による危険性は、グレコローマン・スタイルの方が大きいのであるが。どちらにしても、危険性がないわけがない。
・ ふだんはレスリングの試合を観ることはないけれど、おまえ(入不二)がやっているのがどんな競技かという興味で今回は見たという知人が、何人かいた。
・ 彼らはみんな、「危険性」に驚いていた。たとえば、グレコローマンでの「がぶり状態から首を極めたまま後に投げる技」(後方へのがぶり返し)は反則技指定にしてもいいのではないか、という意見もあったほどである。
・ 自分で始める前は、レスリングは、関節技はないし畳ではなくマットだし、比較的安全な格闘技だろうと私は誤解していた(アホなのかな?)。それと比べると、周りの知人たちの方が、危険性を正しく認知しているようだ。
・ さて、今晩登場の吉田沙保里選手と浜口京子選手の試合も楽しみである。しかし、これでは原稿が進まないな。
【2012年8月9日記】

◎ 2012年8月7日(火) 「学生気分」
・ 試験期間も終わり本格的に夏休みに入った大学のキャンパス内に、学生は少ない。工事車両と工事関係者ばかりが目立つ。
・ 練習用具一式や着替えの入った大きなバッグを抱えながら、閑散としたキャンパスを横切って、講堂地下にあるマット場へ向かう。
・ 午前中10時からのレスリング部の練習に参加するためだけに大学に来たので、(職場に来たというよりも)まるで夏休みの部活に参加する学生気分。
・ アップとストレッチのあと、最初から最後まで、しばらくぶりに仲上君に相手をしてもらう。打ち込みを4分×2,スパーを2分×2をあいだを休んで2回、その後の技術練習も。
・ この前の2週間ぶりの時と比べると、日曜日の後の一日おきでの練習なので、筋肉痛は残っているにしても、ずっとスタミナがもつ(熱中症的な心配もなし)。やはり、間をおかずに練習をした方がいいのだろう。
・ スパーで仲上君にかけられた技を、技術練習のときに指導してもらう。
・ ローリングで返そうとしてる側ではない相手の手(油断している手)を、巻き込むように取って引きつけ、自分の手同士をロックして、今度はそちら側へとローリングするという技。
・ 欺しであるにしても、まず本気で最初のローリングをやらないとかかりませんよ、という仲上君の指導名言。
・ 終了後、河本君と首のケガのことなどを話しているときに、「先生は大学生の時に、将来が見えていましたか」という問いを突き付けられる。
・ 大学生だった私は、ほぼ目の前のことしか見えていなかったし、そのことに集中して取り組んでいただけだったこと、さらに、思いがけない「転機(ターニング・ポイント)」が何度か向こうからやって来てしまうから、ある程度見えているつもりであっても、どうせひっくり返るのではないかというような話をした。
【2012年8月7日記】

◎ 2012年8月6日(月) 「残念」
・ 長谷川コーチお疲れ様でした。
・ グラウンドでの、相手(デンマーク・ニブロム選手)のリフトアップに行くと見せかけての、がぶり返し風に縦に返す技は、やられたぁという感じでした。
・ 初戦(VS.ベラルーシ選手)が安定感のある勝利だっただけに残念でした。
・ 初戦を制した後の表情と、次戦で一ピリオドを取られたあとの表情の差が、動画からでも伝わってくる気がしました。
・ それにしても、昨日もずっと見ていたのですが、NHKは、レスリングをあまり放映してくれませんね。
・ NHKオリンピック | 動画ビューアー[http://cgi2.nhk.or.jp/olympic/common/player/news/v...]
【2012年8月6日記】

◎ 2012年8月5日(日) 「無双・えび」
・ 8:30〜10:30 skアカデミーのレスリング練習。
・ 野村コーチの指導で、10人の参加者。中学生女子と幼稚園女子も。木村コーチと人見コーチ(写真では後ろ向き)は途中から参加。

・ アップでやった「片足を上げての熊歩き」と「熊歩きの途中でスイッチの動きから回転を入れる」は、初めてかも。
・ 技術練習で、四つに組んだところからの展開として、外無双の練習。
・ 相手の肘を下に引く感じと、足の踏み出し具合と、届きやすくするために始めに肩の位置をずらすのを、野村コーチと佐藤コーチにアドバイスしてもらって、なかなかいい感触が得られた。
・ 野村コーチからは「入不二さんは馬力があるので、足を踏み出すとき、そのまま走るのでもいいかも」と言われ、相手の小野寺さんからは「(私と接触すると?)プレッシャー・圧力をすごく感じる」と言われる(小野寺さんからは、これまでに何度も言われている)。
・ その小野寺さんとのドリルとスパーで、3度ほど「えび」<相手の首に巻き付けた自分の手と、相手の足に巻き付けた自分の手どうしをロックして、相手をエビのように丸める状態>にして、フォールにもっていく技がきまる。
・ これまであまりやったことがなかったので、どうして今日、複数回この技がとっさに出てできたのか、自分でもよく分からなかったが、極まると気持ちよかった。

・ 帰宅して昼食後は、しっかり午睡。というのも、今日からオリンピックでのレスリングの試合が始まり、青山学院大学OBでレスリング部コーチの長谷川恒平選手の試合を夜中(朝方)までテレビ応援するため。
・ 放映時間は、以下の通り。
NHK:BS1 
8月5日(日) 午後9:00 〜 午後11:00ごろグレコローマンスタイル55キロ級予選〜準決勝
8月6日(月) 午前1:45〜4:15グレコローマンスタイル55キロ級3位決定戦・決勝
【2012年8月5日記】

◎ 2012年8月1日(水) 「2週間ぶりの練習」
・ 午後4時からの、青学レスリング部の練習に参加。
・ マット場に30分前に着くと、1年生たちがマットの清掃をしていた。この時間帯では、熱気を帯びた空気はまだそのままで、もわもわっーとしている。
・ アップとして「ボール当て鬼ごっこ」をやった後、罰ゲームとしての倒立と各自ストレッチをして、すぐに打ち込み。
・ 今日は、仲上君(2年生)がテスト勉強のためお休みなので、高木君(1年生)が相手をしてくれた。高木君は、4月に行われたJOCジュニアオリンピック 全日本ジュニア選手権 フリースタイル50kgで準優勝している。
・ 高木君は、向こう気の強さとすばしっこさが顔にも表れている「牛若丸」的な若者という感じ。彼と5分の打ち込みと2分のスパーを2本やったら、それだけでバテバテ。
・ 直径一メートル以上ある「大扇風機」の前でへたっていると、松田君から「先生、大丈夫ですか、倒れないでくださいよ」と声をかけられた。頭が熱くなってぼーっとしてくるような症状で、「熱中症」の手前だったかもしれない。
・ その後、河本君(2年生)に2分のスパーを2本、吉川君(3年生)に組み手争いの練習の相手をしてもらって、何とか無事に練習終了。
・ 暑さのせいもあるが、しばらく間があくと、練習でのスタミナが落ちる感じがする。また、しばらく間があいた後に練習に行くときは、ちょっとだけ恐さがある(始めてしまえば、すぐに消えるのではあるが)。
【2012年8月1日記】

◎ 2012年7月29日(日) 「cogito 研究会」
・ 第一部:13時〜15時 中真生さん(神戸大学文学部准教授)の発表「レヴィナスにおける女性的なもの ―性差と主体の二元性―」
・ 第二部:15時〜18時 青山拓央さん(山口大学時間学研究所准教授)の新著『分析哲学講義』(ちくま新書)合評会
・ 中さんの発表はとても面白くて明快。レヴィナスにおける初期→『全体性と無限』→『タルムード講話』が、エロス・性欲に突き動かされる青年から、家庭を持って壮年になり、次第にエロス・性欲が弱まって(自由になって)老人へと近づいていく変遷のように見えた。
・ 青山さんの『分析哲学講義』は、見通しの良い分かりやすい解説と自身のオリジナルな考察の深みへと入っていく部分が、シームレスに接続するように書かれていて、そこがこの本の味わい深さであると同時に、逆にそこに躓いてしまう読者もいるかもしれないと思った。
・ いまちょうど『本』の連載原稿で、「(論理的でも物理的でもない)現実的な必然性」「(論理的可能性がないのでなく、物理的な可能性がないのでもなく)現実になる可能性のみがない」という話を書いていたので、特定質問者・小池翔一さん(東大院生)の「可能性自体が消滅してしまう」という分岐問題の解消案に(小池さんの意図とは別の方向で)面白さを感じて、思わず反応してしまう。
・ 研究会終了後は、6人(永井・青山・壁谷・本多・小池・私)だけで、健康中華庵青蓮 神保町店にて夕食。このメンバーでは珍しく(?)、原発問題について「真面目な」議論(話)にもなる。永井さんによる坐禅についてのレクチャーもあり。

・ JRお茶の水駅で別れようとするが、もう少し話そうということになって、追い出されるまで缶コーヒー片手に屋外のテーブルで過ごす。青山さんが「怒り(憤り)」のエネルギーを発散していた。
【2012年7月30日記】

◎ 2012年7月18日(水) 「連載第1回 神秘としての運命」
・ 講談社PR誌『本』8月号が届く。
・ 以下は、その目次と、私の連載・最初の2ページの画像。

【2012年7月18日記】

◎ 2012年7月17日(火) 「英語で読む哲学」
・ 『英語で読む哲学(仮)』(研究社)という本の編集会議を、飯田橋の研究社の会議室で16時〜18時半。その後、神楽坂の方に出て、みんなで夕食。
・ 研究社の佐藤陽二さんの企画で「英語で読む哲学」が進行中。
・ 私は編者としてお手伝い。「はしがき」のみ書く予定。
・ 順番は未定だが、執筆者と扱う英文は、以下の通り。各章とも、英文解説と内容(哲学)解説の両方で構成される。
・ 今村健一郎:E.Anscomb, "The First Person" 壁谷彰慶: B. Williams, "Amoralist" 北野安寿子: M. Sandel, "Justice: What's the right thing to do?" 小池翔一: G.Ryle, "The Myth of Volitions" (in The Concept of Mind) 小山悠: A.MacIntyre, "The Nature of the Virtues" (in After Virtue: A Study in Moral Theory ) 
【2012年7月18日記】

2012年7月16日(月) 「オープンキャンパス/連日の練習」
・ お昼からオープンキャンパスの「個別相談」の仕事。例年にないタイプの相談2件。
・ 一件は、すでに芸能(女優)活動をしている女子高校生で、女優としてやっていくのに心理学を学んで生かしたいという内容。
・ 私の方からは、井上真央さんが卒論で杉村春子さんを扱ったのを例にあげながら、心理学だけでなく文学も勉強するといいと思うという話をする。その笑顔や輝き(オーラ)は、ふつうの高校生ではない水準に達していて、圧倒された。
・ もう一件は、私が哲学専門の教員であることを事前に調べてきて、(他にも重野先生・薬師神先生と学部生2名が相談者としているのに)ピンポイントで私のところに相談をしに来た女子高校生がいた。当然、心理学ではなくて哲学関係の相談。
・ 小学校の頃から、考えることや議論をすることが好きで、その種の集まり・イベントに参加してきたことや、考えていくことは一生を通じてのことなので、大学では哲学をやって思考を深めたい、と語る。何とも真っ当な内容。しかも、ハキハキと、これまた素敵な笑顔で語る高校生であった。
・ 幸か不幸か、この学科には哲学の教員は私一人なので、いろいろな分野の先生がたくさんいる大学の哲学科へ行った方がいいよと勧める。彼女が候補に挙げたのが、慶應・上智・東洋の哲学科だったので、日大の哲学科もスタッフがいいから調べてみるように勧めておく。

・ 18:00〜20:00は、skアカデミーのレスリング練習。
・ 祭日の夕方なので少ないことが予想されたが、人見コーチの担当で服部さん・今井さん・私の3名。最後のスパーだけハミルトンさんが加わり4名。
・ サンボのクラスといっしょだったので、準備運動まではいっしょ。
・ 4名でまわしていくと、ドリルにしてもスパーにしてもすぐに順番が回ってきて、たいへん。腰高の構えになってタックルに入られるシーンがあって、人見コーチに注意される。
・ 2度ほど相手の頭が下から顎にぶつかってアッパーカットのような感じで、顎関節を痛める。口を大きく開けると痛い。
・ 帰りがけ、駅までいっしょに歩いて、サンボの練習に参加していた孫さんとおしゃべり。孫さんは、柔術をバックボーンとして打撃もサンボもレスリングもやる総合格闘家。
・ 孫さんのお話の中で印象的だったのが、レスリングの準備運動(特にマット運動)は、それだけで疲労度が大きいので、サンボや他の種目の人たちは皆やりたがらない(レスリングの人たちは熱いです)という話。
・ たしかに、イラン体操やサーキットや負荷をかけたトレーニングなどを含めて、最初の30分〜40分で、いったん息をあげてしまうのが、そして何より、グニャグニャ系のマット運動は、レスリングの準備運動の特徴かも。
・ 「準備運動」というよりは、ふつうに健康のために身体を動かすのだったら、そこでやめた方がいいという「十分運動」である。
【2012年7月17日記】

◎ 2012年7月15日(日) 「珍しいシーン」
・ 本日の日曜クラス(8:30〜10:30)は、野村コーチ担当で9名の参加者。

・ 写真の後列のファンキーな人たちは、レスリングの技(タックルや腕取り)を披露しているところ。
・ ふだん自分でも体幹系のトレーニングをいくつかやるが、それとは違うバージョン(カニ状態で片足をあげて左右に傾けるもの)をやった。
・ アップでは、「ハンカチ落とし」ならぬ「ボール落とし」。追いかける側はふつうに走り、逃げる側はサイドステップで逃げるというもの。
・ 首の調子がだいぶ良くなってきたので、マット運動ではひさしぶりにネックスプリングをやってみる。大丈夫だった!
・ 技術練習では、片足を取ったところから、踏み込んでもう一方の足を刈りに行く練習と、両足タックルで相手が尻もちをついた状態から、脚を抱え回り込んで押さえ込む練習。
・ その練習後の、片足を取ったところからの攻防(小野寺さんと)と両足を取ったところからの攻防(富川さんと)において、珍しいシーンが二つあった。
・ 前者では、私が攻める側のとき、片足を取ったあとそのままタイミング良く持ち上げることができて、高く持ち上げて落とすかっこうになったためか、小野寺さんが忍者のように「飛ぶ」。
・ 後者では、私が守り側で、両足を抱えられ押さえ込まれようとしたときに、フォールを取られないように腹ばいになろうとして勢いよく身体を回転させたところ、その回転力によって、攻めている側の富川さんがひっくり返って下になる。野村コーチによると「ヒップ・スロウですかね」。
・ スパーリングの最後で、久しぶりに人見コーチに相手をしてもらう。人見コーチは連続の三本目だったので、何とか食い下がれるかと思ったが、ぜんぜん歯が立たなかった。
【2012年7月15日記】

◎ 2012年7月14日(土) 「雑誌 Frau で女優の美波さんが」
・ 雑誌 Frau 2008年8月号の「私の偏愛本」というコーナーで、女優の美波さんが、拙著『足の裏に影はあるか?ないか? 哲学随想』(朝日出版社)を取りあげてくれています。
・ ネットでもお試し版が読めます。→美波さん「そのときに選ぶ本が今の自分を教えてくれる」
・ 美波さんといえば、NHKドラマ「下流の宴」で、沖縄出身のフリーター宮城珠緒役がとても印象的だった。

・ 世間は3連休ですが、私はこれから授業で、月曜日はオープンキャンパスの仕事があります。
【2012年7月14日記】


 2012年7月11日(水) 「軽井沢でレクチャー」
・ 軽井沢プリンスホテル・ウェスト・にれの木ホールの一室にて、部長クラス以上の経営者候補対象に「哲学的思考」のセミナーを3時間行う。
・ 講義スタイルの着席ではなく演習(会議)スタイルの着席で、私が一方的に喋るのではなく、こちらの問いに答えてもらう場面を挿入しながら話す。
・ いくつかのサンプルを考えてもらいながら、「循環」「無限後退(背進)」「行き止まり(立ち切れ)」の3タイプに思考が帰着する話や、ゲームの内に巻き込まれている「外」とそもそもゲームに関与していない「外」を、エッシャーの絵の中に見いだす話など。
・ 受講者たちは私と年齢的に近い「おじさんたち」ばかりなのだが、どこかガキ大将的な「少年たち」が集まったような感じさえあって、応答もかなり積極的だった。しかも、受講者の間にははすでに、かなりの親密感が漂っていた。
・ その受講者間に漂う「親密感」は、一週間前に暗闇の中で共同作業をするというセミナーをみんなで体験しているせいなのではないか、と感じた。このようなセミナー特有の「ハイ」になった状態とも言える。
・ あいにくの雨だったが、やはり軽井沢の空気は爽やかで、レクチャー終了後は、一泊してゆったりと過ごした。
・ 写真は、軽井沢プリンスホテル・ウェストの入り口と付近。

【2012年7月12日記】

 2012年7月9日(月) 「水曜日は軽井沢へ出張」
・ 火曜日は、明日が前期授業の最終日。連載原稿の内容を講義にかけている授業(哲学的認識論)は、連載第8回(来年・3月号)の「運命論批判の失敗」の内容まで話して、一段落になりそう。通年の授業なので、続きは後期。

・ 水曜日は、軽井沢まで、経営幹部候補者向けのセミナーでしゃべる仕事に出かけることになっている。
・ 公益財団法人の日本生産性本部の「THE CHALLENGE OF LEADERSHIP PROGRAM 次世代経営幹部育成プログラム 」のセミナー講師として話す仕事。
・ これは、7月から12月に及ぶ長期のプログラムで、7月11日(水)ー13日(金)は軽井沢プリンスホテルでの合宿。
・ 私はトップバッターで、「哲学的思考」というテーマで3時間。私の直後のレクチャーは、自然科学研究機構機構長・佐藤勝彦氏の「宇宙論」。
・ 「経営戦略概論」「マーケティング戦略」「経営者との交流」などのそれらしいものもあるが、「ロジカルシンキング 」「宗教観」「歴史観」などのレクチャーもある。
・  受講者は、会社取締役社長や人事部長、信用金庫の支店長などなどで、私がふだんお目にかかる人たちとは、違う世界の人たち。そのような方々に哲学(しかも私が好むような哲学!)の話をするとは、なかなかチャレンジングな機会だ。
【2012年7月9日記】

◎ 2012年7月8日(日) 「犬的・鳥的」
・ 日曜朝(8:30-10:30)のレスリング練習は、野村コーチの指導で参加者7名。一人は、中学一年生の女子。
・ 久しぶりに、元アジア王者・服部さんにお会いできた。服部さんは、専属コーチのように、打ち込みからスパーリングまで中一女子を指導。
・ 二人が練習している姿を見ていると、お母さん犬が子犬を遊ばせながら適度な負荷をかけて鍛えているみたいに見えた。微笑ましく羨ましい練習風景。
・ 東大院生のハミルトンさんともしばらくぶりに会った。組み手からタックルに入る打ち込みで、両手首をつかまれて引っ張り込まれるようにしてタックルに入られた。
・ そのタックルに入る彼の姿は、羽をを広げて低空飛行する鳥のようだった。手足が長いので、そういうときに美しくもあり、また普通は届かない位置にある相手の手足等に届いてしまうので、技の作用域が大きくて得である。
・ 技術練習では、片足タックルに入られた後のタックル切りとして、腰を切りながら内無双的に相手をひっくり返す技を練習。この腰を切る動きは、比較的うまくできた。
・ 写真は、服部さんが撮影。野村コーチが装着している「怪しい器具」は、鼻呼吸しかできなくする低酸素トレーニング器具。

【2012年7月8日記】

◎ 2012年7月4日(水) 「ケガの常態化」
・ 今日も、青学レスリング部の朝練(8:00〜10:00)に参加させてもらう。
・ 7時30分頃にマット場に入ると、すでにあの特有の臭気が立ちこめていて、もわっとした暑さを感じる。マット場へも夏到来か。実際、かく汗の量が、いつもより多く早い。
・ ツーオンワンに入ろうとして、逆にアンダーフックでさされてしまうというシーンが仲上君とのスパーであって、これは、skアカデミーでの富川さんとのスパーのときに何度かやられたのと同じパターンだと気づく。あとで仲上君に確かめてみると、距離の遠さと手首をしっかり取る前に入っていることが原因だと判明する。
・ 練習後にロッカールームで、石川君も抱えている(高校時代の試合で捻られて以来の)首の痛みについて、おしゃべりをする。
・ 私のむち打ち気味に痛めた首も、まだ治っていない。練習をしたあとに、張りが戻ってきて少し悪化し、週一でkizuカイロクリニックへ通って少し良くなる、というのを繰り返している状態。
・ 石川君曰く、レスリングをやめれば治るのでしょうが、やっている限り治らない。適度に運動をやっているのとは違うので、身体はどこかしら壊れているのが常態。
・ 私もまた、レスリングを始めてからの2年半、小さいもの(突き指や打撲など)から大きいもの(骨折・腕の痺れや脱力・靱帯損傷など)まで入れて、身体のどこかしら壊れているのが常態になっている。
・ はじめは、こんな年齢で、しかも特別スポーツ履歴のない者がレスリングなんかやるから、こんなにケガばかりするのだと思ってたし、その側面もあるとは思う。しかし、レスリングをするのが「専門」である大学生たちにも、類似した状況があるのだとすると、そればかりではないなとも思う。
・ こんなことを言うと、競技を一般に広めるためにはマイナスになってしまうのだろうが、「ケガの常態化」は、レスリングのさらには格闘技一般の、「競技特性」なのかもしれない。
・ もちろんケガはしない方がいいに決まっているが、でも「ケガの常態化」が避けられなくとも、競技をやめる気にはならないのが、不思議なところである。
【2012年7月4日記】

◎ 2012年7月1日(日) 「昨日は長谷川恒平コーチ壮行会/今朝はskアカデミーでレスリング練習」
・ 昨日土曜日は、15:00から院生のM君が相談に訪れ、哲学文献講読演習の授業の後、青学会館(18:30〜20:00)での「長谷川恒平コーチ ロンドンオリンピック壮行会」に出席。ここに記事あり
・ オリンピックのための壮行会とあって、規模も大きく出席者も豪華。日本レスリング協会会長・日本オリンピック委員会副会長の福田富昭氏と初めて言葉を交わして、名刺交換をした(私にとっては、最近読んだ『日本レスリングの物語』(岩波書店)の中に出て来た立志伝中の人という感じ)。他大学のレスリング部監督や顧問の方々も出席していて、国士舘大学レスリング部監督(体育学部教授)の朝倉利夫氏とも話をした。昨年のマスターズ合宿練習の時の話になり、「朝倉さんは、痛みのあるレスリングを!というイイお話をしていましたよね」と私が言うと、苦笑いしていた。九重親方(元横綱の千代の富士)やレスリングOBでプロレスラーの中邑伸輔選手も、間近で見ることができた。
・ ほとんどの時間を、私はレスリング部の2年生たち何人かと(特に松田君と)、そしてレスリングOBの方々と(特に吉住さんと)おしゃべりをして過ごした。
・ OBの吉住さんは、一年ほど前に私が挨拶でした話(ハイ・ブリッジの反・哺乳類性(不自然さ)と、それをうちの猫で試してみたらもの凄く猫が怒った話、その反・哺乳類性(不自然さ)故の「エリート身体選別装置」という仮説など)を覚えていてくれて、再び絶賛してくれた。レスリング部の学生たちが、課題レポート等がたいへんと言っていたので、どんな分野・テーマであっても、自分が一番よく分かっているレスリングに強引に繋げて書けばいいじゃんという話をした。彼らはとても意外そうにしていたので、少なくとも私のレポートでそういうのがあって、少しでもなるほどと思わせてくれたら、評価するよとさらに話した。
・ 下の写真は、壮行会の「おみやげ」としてもらったカップ。
 

・ 日曜朝のレスリング練習は、野村コーチの指導で11名。そのうちの一名は、5歳の女の子。来月の試合に向けてお父さんといっしょに参加。

・ アップでは、「熊歩き」づくし(?)。前後・左右・斜め・タックル切りプラス・背中に一人乗せての熊歩き。
・ 打ち込みは、技の確認→崩しを入れる→自分の得意パターンで、という3段階で。
・ 打ち込みの後は、逆構え(ケンカ四つ)どうしでの「回り込む片足タックル」。腕の巻きつけ方と円を描くように回り込む点に注意して練習。
・ 崩しの練習では、相手にどんどん前に出てきてもらって、それを横へ逸らす練習。どうしても相手の力に真っ向から反発してしまって、横へといなすのがうまく行かない。足が動いていないせいもある。
・ 内側の組み手を取られたときに、それをはさみつけるようにして横へ振る練習。また、Collar tie状態から、首の引きつけ+足の踏み込み+前腕での跳ね上げの連動によって背後に回る崩しの練習も。
・ 寝技の練習は、片足を取った状態から始めて、ポイントをとるところまでを連続で。小野寺さんの攻撃をしのいで、股の間で両手をロックしてひっくり返すのに成功。
・ スパーリングでは、富川さんのタックルを切って、がぶりからバックに回ったところまではよかったが、その後中途半端にローリングに入ったところを、逆に乗られてしまう。フォールは免れたが、その後も劣勢のまま終わる。
【2012年7月1日記】

◎ 2012年6月30日(土) 「オーストラリアの青空の下の「足裏影」」
・ ネット上で見つけた画像です。

オーストラリア在住の方が、拙著『足の裏に影はあるか?ないか? 哲学随想』(朝日出版社)を読んでくれたようです。

日中は陽当たりのいいところで草と空を眺めながら本を読む。今回持っていったのは、入不二基義の「足の裏に影はあるか?ないか?」。あることとないことをめぐる思考がおもしろい。

・ 黒い影が写り込んでいるところも、書名に相応しい?
【2012年6月30日記】

◎ 2012年6月27日(水) 「朝はレスリング/昼はランチ会」
・ 朝(8:00〜10:00)は青学レスリング部で練習、昼(13:00〜14:30)はJade Diningで、心理学科同僚の女性陣とランチ会(男は2人)、そのあと会議(15:00〜16:00)。

・ 打ち込み前に、面白いトレーニングをやった。二人組になって、一人が後方にブリッジ風に反って、相手に後頭部を支えてもらって空中で寝た状態になり、そのままの姿勢を保つ。後頭部を支えていた側が、タイミングを見計らって頭を支えていた手を離す。後方に反っていた方は、そなままだと後ろ向きに倒れるわけだが、相手が手を離した瞬間に、猫が逆さに落とされてもくるりと体勢を立て直すのと同じように(!)、一回転して腹ばいになる状態でマットに落ちるようにする。さらに、マットに腹ばい状態で落ちた後、間髪入れずに相手の足へローシングル・タックルに入る。
・ 普通の打ち込みの後、1分の前半・後半で30秒ごとに攻守交代しての打ち込みもやる。ずっと仲上君が相手をしてくれた。
・ 今日のスパーリングは、ポイントを取られたら終わりの「勝ち残り戦」の形で進んだ。そのため、私も何度かトライはしたが、すぐにバックへ回られてポイントを取られて、疲れる間もなく交代を繰り返すのみ。
・ 技術練習では、仲上君と鈴木君が、ハイクラッチに入ったところからの攻防を指導してくれる。
・ 入った後、相手から股の間で両手をロックされて返されるのを防ぐ練習(肩の位置が外に出ないように内側に保ち、さらに位置を下げるのも有効)。相手のクラッチしている腕を取って巻くという返し技も、少し練習。
・ 仲上君が使っていた寝技を知りたかったので、レクチャーを受ける。フェイスロックから相手の腕を引きつけるのと、相手の足を引き上げるのを左右の手で同時にやることで、相手を表返す技。
・ 合理的で力を必要とせずにひっくり返せる技だが、難を言えば、相手が手を開いてがっちり守っていると、フェイスロックから腕を取りに行けない(届かない)。
【2012年6月27日記】

◎ 2012年6月24日(日) 「夜哲の会/日曜練習」
・ 土曜日は、午後から院ゼミと演習の授業のあと、OB+現役の演習生12名と「夜哲の会」。一次会・とりかく宮益坂店→二次会・羽當
・ 彼らとのおしゃべりは楽しくて、もっと話していたかったが、翌日のレスリング練習が朝からなので、11時前に私だけ先に失礼する。

・ 日曜練習・8時半〜10時半に参加。指導は野村コーチで7人。
・ アップでは体幹系のトレーニングをいくつか。
・ 打ち込み→ローシングルの練習・攻防→ツーオンワンの練習・攻防→アンダーフックの練習・攻防→寝技練習(タックルに入ったところから即座にローリングあるいはアンクルへ移行する練習とスパー)→スパーリング。
・ ツーオンワンの攻防のときに、私が肩に体重をかけて小野寺さんを潰す姿を見て、野村コーチから「フリーなのにグレコのようなレスリングですね」と言われる。また、私がスパーリングで何度か使っている、がぶったところから捻り倒す技は、「牛殺し」と言うんですよと教えてもらう。牛をねじ伏せるようなイメージから来るネーミングなのかな?
・ この二つの場面に共通しているのは、(相手が同じ体格ならば)私は力が強い方であり、無意識のうちにその系統の技を使う傾向があるということ。どういうレスリングをするかということによって、自分がどういう奴であるかということが逆照射されて分かるような感じで、興味深い。
・ 今日のスパーリングで良かった点としては、別の相手から仕掛けられた2回の一本背負いを、どちらも重心を落とし気味にちょっと身体を右に移動させることで完璧に防げた点。
・ 今日のスパーリングでの反省点としては、片足タックルに入ることに成功したのに、カウンターでひっくり返されたところ。股下でロックされてひっくり返されるときに、簡単にフワッと下半身が浮き上がるような感じがしたので、相手の足を取ることだけに注意が向かっていて、下半身側(足)の動きとかバランスが疎かになっているのかな、と思った。
・ 夏が近くなってくると、2時間練習の水分補給はポカリスエット900mlでは足らない。Tシャツは3枚着替えたし。

・下は、今日の写真ではなく6月3日の練習の写真ですが、6月からはここTri-Force新宿でskアカデミーの会員として、練習しています。

【2012年6月24日記】

◎ 2012年6月21日(木) 「4行オーバー」
・ 来月から始まる『本』(講談社)の連載「あるようにあり、なるようになる ―運命論とその周辺」の第1回「神秘としての運命」の初校が届く。
・ 行数・字数計算をちゃんとして書いたつもりであったが、それでも「4行オーバー」。削らないといけない。
・ 下の写真は、これから2年あまり、各回タイトルのみ変えて使用するタイトル・デザイン。

【2012年6月21日】

◎ 2012年6月19日(火) 「地元・川崎」
・ 私が幼稚園・小学校・中学校のときに住んでいたのは、川崎駅西口すぐ近くの大宮町。当時住んでいたときには5階建ての団地だったが、いまでは高層マンション群に様変わりしている。
・ 中学生までを過ごした川崎駅西口近辺は、どんなに様変わりしても私にとって「地元」という感じ。
・ 妻の実家も川崎駅西口から徒歩10分ほどで、私たちは同じ小学校・中学校に通っていた。そして、長男夫妻は、5月に中国で結婚式を挙げたあと、川崎駅西口近辺に引っ越した。なんだか「地元が遺伝した」という感じ。
・ 先日の日曜日、妻と私と次男で長男夫妻の新居を訪問した後、みんなで妻の実家へと向かいながら、「こんなところを歩いていると、同級生の誰かに会いそうだな」とつぶやいたり、通っていた南河原中学校の裏門のところで、「ここがお父さんとお母さんが通った中学だよ」と言っていると、「あれ、入不二君」と声をかけられた。中学校でいっしょだった本橋さんだった。
・ 本橋さんは、女子の中の「ボス」的な存在で、口喧嘩も強かった(泣かされた女の子も数知れず?)。彼女の話では、今でも近くに住んでいる美馬さんや石田君とは集まっておしゃべりするらしい。
・ 私の方は、長男夫妻と次男を紹介。「お父さんとよく似ているわねぇ」と言われる。昔の同級生に偶然会うことはあっても、夫婦揃って、しかも長男と次男、さらに長男の嫁までいっぺんに会ってしまうというのは、なかなか珍しい。
・ きっと本橋さんから、中学の同窓生の何人かには、私たちと会ったことが伝わるのではないかな。
・ 写真は、中学校三年のとき。

【2012年6月19日記】

◎ 2012年6月16日(土) 「部分と部分を繋ぐ」
・ イベントのため授業のない土曜日だったので、skアカデミー17:00〜19:00の練習に参加。前半・人見コーチ/後半・今泉コーチで6名。
・ 準備運動やアップを人見コーチのもとでやるのは、あの水曜日地下マットでの練習を思い出して、少し懐かしい。
・ 今泉コーチの指導で、寝技の練習を、寝技から始めるのではなく、その手前のタックルに入ったところ、あるいはがぶったところからやる。
・ これは、より実戦的な練習であると同時に、部分(たとえば片足タックル)と部分(たとえばアンクルホールド)とを繋ぐところにこそ難しさがあることを意識させられる練習である。
・ 私の場合そもそも、ふだんアンクル単独で練習しているときに取る相手の足と、タックルからの流れで取りやすい相手の足が、左右ズレていて、まずいなという感じ。
・ 寝技の防御では、下半身を持ち上げ気味することで、上半身(肩)をマットに密着させるという(芋虫のような?)防御法を教わり試してみる。たしかに、相手は手を差し入れにくそう。
・ しかし、上半身をそのように守れば、こんどは下半身側が攻めやすくなっているわけで、上下(さらに左右)の「部分」を守ることを、(相手の攻めを読みつつ)連続的に繋げて行かなくては、ほんとうの守りにならない。
・ 腹ばいになって寝ていると、のっぺりと自分の身体が(全体として)意識されるだけというのが最初の頃だった。今は少しは「分割」して感じられるが、さらにその「分割」を動的に組み合わせるというのは、難易度が高い。
・ 技術練習では、15分間たっぷり、小学校教諭の富川さんと組み手だけの攻防を、ほぼスパーリングのように続ける。ヘトヘトになったが、なんだか充実していた。

・ 本日(日曜日)の夕刻〜夜は、次男がマンチェスターへの留学から帰国したので、妻の実家に長男夫妻も含めて集まることになっている。
・ 長男の嫁・晶晶さんからもらった(ということは、初めて娘からもらった)、父の日のケーキ。

【2012年6月17日記】

◎ 2012年6月13日(水) 「校正中」
・ 西日本哲学会60周年記念の本『哲学の挑戦』(春風社)に掲載される拙論「現実の現実性 The Actuality of the Actual」の初校が出てきて、校正中。
・ 数え切れないほど何度も経験していても、自分の文章が活字になってくると、そのたびに何となく嬉しく楽しい。
・ 思い返してみれば、中学生の時に作った同人誌は「ガリ版刷り」だったから、高校生になって『湘南文芸』に小説を書いたときに、初めて「活字になる」経験をしたのだった。
・ それ以来、活字になった自分の文章を読む楽しさは、変わらずに続いている。

・ 『哲学の挑戦』(春風社)は10月刊行予定で、以下のテーマと執筆者は決定しているそうだ。

「日本語の哲学」(飯田隆)・「現実性」(入不二基義)・「真理と直観」(上野修)・「美学と存在論」(倉田剛)・「いのち」(種村完司)・「物と心」(中畑正志)
「自伝的な手記」(稲垣良典・松永澄夫・松永雄二・村上勝三)
その他、公募論文も掲載予定。

【2012年6月13日記】

◎ 2012年6月10日(日) 「何をするか分からない」
・ skアカデミー8時半〜10時半のレスリング練習に参加。野村コーチ・須藤さん・小野寺さん・富川さん・木村さん・小野村さん・今井さん・私の8人。
・ アップでは、"ローラーを引きながら前進する"かのように、相手に腰にしがみついてもらって四つんばいで前進する運動を、初めてやる。
・ 打ち込み後は"two-on-one"の攻防練習。守り方との一つとして「相手の肘を上げることで手首のつかみを緩めてunderhookへ移行」というのが、なるほどという感じだった。
・ 差し合いの攻防練習・四つんばいを崩してポイントを取る練習・寝技の打ち込み・スパーと続く。小野寺さん相手に、3/4ネルソンを試してみたら、うまくいった。
・ 富川さんとのスパーリングでは、2分間のほとんど膠着状態が続き、最後にがぶられたところをスイッチで切り返そうと試したが、逆にフォールされてしまう。小野寺さんとのスパーリングでは、がぶり返しが失敗して危なかったが、がんばって2度のフォールを奪う。これまで何度かやられていた一本背負いを防いでのフォールにも成功。
・ スパーリング後に、富川さんから「入不二さんは、何をするか分からなくなってきていて、こわいですね」と言われる。実際には、それほど「できる」ことがあるわけではないけれども、相手にそう思われる(思わせる)ということは、重要かもしれない。
・ レスリングとは関係ないが、私は、子供の頃から(大人になっても)「何をするか分からない(やつだ)」と言われた経験が何度もある。

skアカデミーの「skブログ」のページに、私のこのwikiへのリンクを今泉さんがはってくださいました。
【2012年6月10日来】

◎ 2012年6月6日(水) 「美女が見学に来訪」
・ 朝5時に起きて、8時〜10時のレスリング部朝練に参加。いま、研究室でお弁当を食べたところ。身体がバキバキで、猛烈に眠いけれど、午後から夕方までは会議に出なくてはいけない。
・ アップとして、変形の複雑な(?)鬼ごっこをやる。はじめはよくルールが分からなかったが、終わりの頃になってようやくルールを把握できた。
・ 9時前のスパーリング中のことろに、心理学科の副手である加藤美沙さんが見学に来訪。
・ 前から加藤さんは、私が大学生とレスリングの練習をしているところを見たいと言っていたので、朝練は出勤前に見ていくのにちょうどよかった。
・ 「みんないい身体しているわねぇ〜」というのが加藤さんの感想。学生たちも、美しい女性が突然レスリング場に現れたので、ちょっとびっくりした様子だった。
・ 彼女は副手として学生たちの世話もしているわけだが、レスリングをしている学生たちは、ふだん見ている学生たちの姿とかなり違って見えて、新鮮だったらしい。
・ 新人戦が近いのに申し訳なかったが、今日も仲上君が練習相手を務めてくれた。技術練習では、組み手から頭を落としながら、がぶりに行って、引き落とすところまでを反復練習させてもらう。脇が甘いために、逆に何度も潜られてバックへ回られてしまう。
・ がぶり状態のときに、一度仲上君がタップするシーンがあって、ああこうすると極まってしまうんだというのを初めて体験した。

加藤さんのコメント(mixi):
美女なんて身に余るお言葉、恐縮です(^^;;

今日は少しだけでも見学できて良かったです。皆さんほんとにガタイがよくて素晴らしい…その中で練習されていた先生も全然負けていませんでした、かっこよかったですよ!
それにしてもあの体育会独特の雰囲気が久し振りで懐かしかったです。剣道をまたやりたくなってきちゃったなぁ。
【2012年6月6日記】

◎ 2012年6月3日(日) 「新練習場での最初の練習」
・ 新生「SKアカデミー」での、私としては最初の練習日。新生「SKアカデミー」のHPは、こちら
・ 練習場も新しくなると同時にスケジュールも変わって、日曜クラスは、朝8:30〜10:30。ほぼ朝練のような時間帯できつい。これまでの開始時間だった10:30が、これからは終了時間。ポジティヴに考えれば、練習が終わってもまだ午前中で、一日が長く使える。
・ 野村コーチ・須藤さん・小野寺さん・木村さん・今井さん・私の6人で練習。スポーツ会館が「男子校の部室」だったのに対して、新しい練習場は小ぎれいで明るいので「共学校の部室」といった雰囲気。
・ まだ、首の治りは80%くらいなので、マット運動は一部だけやって、スパーリングも一回のみにしておいて、なんとか無事に練習終了。
・ 技術練習では、two-on-oneを取りに行くまでと、取ったあとの展開を分けて練習。肩で体重をかけるのは、わりとうまくできるのだが、相手の手首をつかんで下方へと引くというのが、なかなかうまくできない。
・ もう一つの技術練習としての、片足を取ったところからの攻めでは、野村コーチに相手をしてもらう。身体を捻る力で相手を倒すときの「力」をほめていただく。
・ 小野寺さんとのスパーリングの中でも、がぶりから同様の捻る力で、捻り倒してニアフォールに持っていくシーンがあった(あそこは、けさ固めに移行する手もあったかな、と後で反省)。
・ この所作は、私の身体動作のバリエーションの中では、得意とする力の出し方なのだと思うので、うまく技として発現させられるといいな。
・ 昼食後に、午睡して疲労回復を図る。
【2012年6月3日記】

◎ 2012年6月1日(金) 「タイトルデザイン」
・ 来月7月から始まる『本』(講談社)の連載「あるようにあり、なるようになる ―運命論とその周辺」のタイトルデザインが、上田さんより届く。
・ 2年間くらいお付き合いすることになるデザインなので(各回のタイトルだけ変えて)、私としては重要であるし、こういうのが出来上がってくると、いよいよ始まるなという感じで、やる気が出る。
【2012年6月1日記】

◎ 2012年5月28日(月) 「ケガに関連しての若干の覚え書き」
・ 今回(5月16日(水)の朝練において)痛めた首(むちうちのような状態)に関して、思った二三のこと。
・ ほんとうのところは、何が「原因」だったかよくわからない。
・ マット運動で、首がグキッと音を立てたのは確かなのだが、その後も練習を続けられたわけで、練習後も「固まって」来てはいたが、東日本リーグ戦を観戦にも行っている。
・ しかも、その「固まって」首の可動域が制限される状態は、このときが最初ではない。3月以降の練習後やトレーニング後に何度かその状態になっていて、kizuカイロに定期通院しているので、その都度治してもらっている。
・ 今回のはその「大規模なバージョン」がやって来たという感じで、翌日の5月17日(木)には全く首を動かせなくなって、予約外で急きょ木津先生に診てもらった。
・ あの一年前の「頸椎から来る右腕の痺れ・脱力」とは、まったく症状が異なるけれども、根本的には「同じ」ことから発しているのかもしれないという気がする。
・ ようやくここ二三日で、首回りの「重くのしかかっていたもの」がとれた感じにまで回復してきて、もう少ししたら普通に練習できそう。

・ 今回思ったのは、ケガにも「明暗」の相違みたいのものがあるという点。1月から3月まで患っていた「内側側副靭帯損傷」の方が、今回の首回りの「かたまり」よりも明るい。
・ というのも、足は不自由であっても、上半身のエネルギーは失われるわけではなく、実際上半身のトレーニングは継続できていたから。
・ しかし、首回りの動きが不自由になると、いっさいのトレーニングやストレッチさえもやる気が奪われる。単に痛いというだけでなく、身体を動かす気力そのものが奪われる。
・ 身体全体に対して、首とその周辺の動きがが担っている役割が、(ふだんは意識していないけれど)とても大きいのだろう。

・ 今回も「病院」には行かなかった。医者に行くと、必ず「年齢を考えなさい」「(レスリングを)やめなさい」と言われることが分かっているから。
・ ほとんどの医者は、こちらの「病態」しか見てくれない。こちらが「どういう風に生きたいか」「何を優先しているか」などには関心を持つ余裕もないし時間もないのだろう。
・ 私の場合、レスリングをやり続けるということが第一の基本方針としてあって、その線に沿って(根本的には治らなくても)ケガを含めて自分のダメな身体とどう付き合っていくか、大けがにはならないようにメインテナンスしていくかが、そこから派生してくる重要事項である。
・ そういうことを理解した上で、治療に当たってくれるような医者と出会えることは、特に人生の後半・晩年においては大切だなと思う。
【2011年5月28日記】

◎ 2012年5月26日(土)・27日(日) 「スポーツ会館レスリングクラスの終了」
・ 土曜日は、院ゼミ・演習のあと、新大久保・韓国料理「パクパク」へ。スポーツ会館レスリングクラス終了に伴う、最後の飲み会。
・ 下の写真は、飲み会一次会後のむさ苦しいレスラー集団の集合写真(私は一番奥に小さく写っている)。この後二次会に行って、私は11時半過ぎまで。


・ 翌日日曜日は、スポーツ会館での最後の練習であるが、私はむち打ち気味に痛めた首がまだ治っていない。
・ しかし、この最後の場に不在というのは嫌なので、基本「見学」というつもりで、練習に参加。野村コーチのもと、総勢15名。
・ マット運動はパスして、その他のアップのみ参加。
・ 打ち込みからスパーまでのレスリングはできないので、見学。
・ 今泉コーチが、首に負担のない練習ということで、「手取」の指導と練習の相手をしてくださったので、単なる見学に終わらずに済んだ。さらに、差し合いと引き合いの相手もしていただく。
・ 最後の補強は、手をつなぎ円になって、左右に10→9→・・・・→1のうさぎ跳び。
・ 下の写真は、その後の集合写真。ちなみに、50代は私だけ。

・ 来週からは、トライフォース柔術・新宿アカデミーの道場をお借りして、新生「SKアカデミー」としての練習が始まる。
・ レスリングが続けられることも重要だが、同じ練習仲間で続けることができるということも大切な要素である。
【2012年5月27日記】

◎ 2012年5月22日(火) 「裸の写真/連載の開始月の確定」
・ 中国・瀋陽での結婚式で、嫁のお父さんと撮った私の上半身裸の写真には他のバージョンも何枚かあって、そのうちの私一人が写っているバージョン(腰に手を当てて上を見上げている姿)が、心理学科の合同研究室内に掲示されています (*_*)
・ 2008年度に私が教えた演習生で、現在心理学科の副手をしている加藤美沙さんが、プリントアウトして掲示しちゃったものです。
・ 今日、合同研究室に顔を出したら、加藤さんから「前面の筋肉だけでなく、背中の筋肉の写真も欲しいです!」と言われて、私もいい気になって先ほど、背面の筋肉ポーズの写真を彼女に送信しました。そのうち、合同研究室内にもう一枚掲示されることでしょう。

・ 講談社の上田哲之さんから連絡をいただき、『本』(講談社)の連載開始月が確定しました。
・ 7月に出る8月号から、「あるようにあり、なるようになる ―運命論とその周辺―」はスタートです。
・ その原稿締め切りが、6月20日。今のところ、第7回の連載原稿までは書き終わっているので安心。
【2012年5月22日】

◎ 2012年5月21日(月) 「日食とキド」

・ ブラインドの穴から差し込んだ日食時の光とキド。

・ 先週の水曜日に悪化した首は、固まって動かせない。レスリングどころか、日常の動作も不自由。
・ 先週木曜日と今日、kizuカイロプラクティックへ通い、わずかに改善。まだしばらくかかりそう。
【2012年5月21日記】

◎ 2012年5月16日(水) 「朝練→仕事→観戦」
・ 5時起きで、8時からのレスリング練習に参加。東日本学生リーグ戦の真っ最中なので、試合に出る人たち以外での練習。
・ 打ち込みの後、膝をついての組み手争い、二対一での寝技練習(二人で攻めるのを守るという、凄い練習)、三人でまわしていくスパーリング。
・ 技術練習では、がぶり(Front Headlock)で腕を深く入れてロックするやり方を、金沢君に習いながら仲上君と試す。
・ マット運動のときに首を痛めて、そのまま練習を続けたら、悪化したもよう。

・ 連載原稿を書きつつ、それを授業で喋ってみると、どうしても書き直したい部分が出てくる。
・ 先週と昨日の授業で話した部分は、第3回「論理的運命論の「論理」は、どのようなものか」に相当するが、元の原稿の或る部分を削除して、大幅に書き換えた方がいいことが分かる。
・ 明日以降の授業の予習も終わらせる。

・ 仕事が一段落したので、駒沢体育館へ「東日本学生リーグ戦」の応援に出かける。
・ Dマットでの4回戦「青山学院大学VS.東京農業大学」を観戦。
・ レスリング部OBの中條石さんのお誘いに甘えて、二階席ではなくてマット横のベンチで応援。
・ 中條さんに連れられて、ロサンゼルスオリンピック57kg級金メダリストで、日大レスリング部監督の富山英明さんのところにも行って、ご挨拶。
・ 各階級の7人どうしの対戦。相手を圧倒して、7人とも快勝で「7ー0」。フォールやテクニカルフォールも続出。
・ これで昨日から始まったリーグ戦は、4戦4勝。しかし、明日以降の拓殖大・国士舘大・日大が強豪校ということ。
・ 明日・明後日は観戦に行けないが、昨年以上の成績を残して欲しいな。

手前に並ぶ7人が、青学レスリング部の精鋭部隊
【2012年5月16日記】

◎ 2012年5月13日(日) 「練習/写真追加」
・ 午前中は、残り少なくなったスポーツ会館でのレスリング練習。野村コーチのもと8名。
・ アップでは、マットの半円に沿って前転を繰り返したり、四つ足歩きの左右交代を繰り返したり、相手を抱え上げたまま歩いたり、相手を肩車して重心を落として進んだり等々。
・ 技術練習では、underhookからの展開の復習、片足を取った(取られた)ところからの攻防、首投げ。
・ スパーでは、トミカワさんに投げから二度もフォールされてしまう。トミカワさんのフワッとした投げにかかってしまうことが多い。キムラさんとのスパーでは、最後にがぶり状態から捻り倒してフォールを奪う。その後、上半身がパンパン。
・ 翌日に今泉さんからのメールで、6月からの新練習場が新宿に決まった報告をいただく。名称は「SKアカデミー」のまま、しかしSKは「新宿格闘技」の略であって、「スポーツ会館」ではない。
・ 日曜日の午前中が、8時30分〜10時30分という時間設定は、かなり早くて「朝練」並み。

・ 夕刻より、先日の中国で撮った写真をみんなで持ち寄り、妻の実家・川崎にみんなで集合。
・ 以下、手に入った写真から追加しておく。



友人による琵琶演奏


結婚式の一シーン


晶晶さんのお父さんの仕事場である本屋さん


空港で見た変な表示


三男が街で見つけた「かわいい」(と中国人は感じる?)「微妙に恐い」子どものキャラクター
【2012年5月14日記】

◎ 2012年5月9日(水) 「朝練」
・ 今年度は、レスリング部の練習スケジュールが変わったせいで、時間帯が合わなくてこのところ参加できずにいた。
・ 今日は、午後からの会議が入っていないこともあり、思い切って朝8時からの練習に参加してみた。
・ 私のように中・高・大と運動部経験のない者にとっては、「朝練」そのものが初体験。
・ 7時半過ぎにマット場に行くが、まだ誰もいない。いつもだと、30分以上前から部員が集まっているので、「あれっ?」という感じ。
・ 下の写真が、その「誰もいないマット場」。マットが新しいものになっている。



・ 朝早いからまだ誰も来ていないのかなと思ったのは、浅はかであって、彼らはすでに階上の体育館で走ったり・サッカーをして「アップ」に励んでいたので、8時ぎりぎりになってマット場に登場。
・ 私はストレッチしかしていなかったが、これからこの時間帯に参加するときには、自分でアップをしておかないといけない。
・ 本日も、仲上君に打ち込みとスパーと最後の技術練習の相手をしてもらう。今日は、2度ほど相手を何とか捕まえることができたシーンがあったのは、「進歩」と言える気がする。
・ 仲上君は、私の三男と同じ年なので、息子と取っ組み合っているような不思議な感じがある。
・ 下は、スパーリング中の写真。

・ 朝練は、9時半に終わったので、その後トレーニングルームで30分ほど筋トレもやる。
・ 今年の練習スケジュールでは、この曜日のこの時間帯に参加させてもらうしかなさそう。朝早いのもつらいが、午後に会議がある日だと、練習で疲れて寝てしまうだろう。運動部の学生が授業で居眠りする気持ちがよく分かる。
【2012年5月9日記】

◎ 2012年5月6日(日) 「Underhook」
・ 連休最後日はレスリングの練習。野村コーチの指導で全部で8人。今泉コーチとも久しぶりにお会いする。
・ アップでは、野村コーチが韓国レスリング旅行でやってきた体幹系トレーニングが中心。
・ 2006年くらいまで全米のトップクラスのレスラーとして戦っていたアメリカ人の方が練習に来ていたので、薮井さんからの提案で、技研をやることになる。
・ 100�以上の重量級なのに、打ち込みの姿を見ていても素早くかつうまい。組み合ったところからのくぐり方を習いたいと私が提案。
・ Underhookから Duckunder気味にHigh Crotch へ移行したり、Underhookから punch outして手を伸ばし足を取りに行く等の指導を受けて、サンボのオノデラさんと打ち込みを繰り返す。
・ 野村コーチからは、Underhook の手のかけ方で、小指側を使うとよいというアドバイスをもらう。
・ 今日は、Undehook Day であった。
・ Underhookについては、以下の動画を参照。

【2012年5月6日記】

◎ 2012年5月2日(水)・3日(木)・4日(金) 「中国滞在記」
・ 長男・経勝と晶晶さんの結婚式に出席するため、中国へ行ってきた。
・ 中国・瀋陽(沈阳、Shenyang)の空や空気は、いつも「砂っぽい」。呼吸器系の弱い人にとっては、過酷な環境ではないだろうか。でも地元の人は「慣れている」と言う。
・ 写真は、宿泊したホテルの19階からの風景。


・ 街の中で一番驚いたのは、タクシーの運転の荒々しさ。歩行者ではなくタクシーが優先。車同士でケンカをしているかのような走り方で、空いていれば反対車線!!をも走って、前へと進む。歩行者信号などほとんど無いし、歩行者は自動車の流れの切れ目を自分たちで判断して、自己責任で渡るしかない。何度目かのタクシー利用のときには、全身刺青の巨漢で、丸太のような腕をしたあんちゃんが運転手で、ビビる。写真を撮らせてもらいたかったが、助手席にいた晶晶さん(長男の嫁)も固まって話しかけられずにいたので、あきらめる。
・ 表の大通りはビルが建ち並んだ大都市だが、一本通りを奧に入ると、生活が感じられる風景に出会える。
・ 老人たちがてくてく・とぼとぼ歩く姿は、車の荒々しさと好対照で、その両方が通りを一本隔てて同居しているところが、この国の姿の「象徴」のようであって面白い。
・ 写真は二枚とも、ホテルの近辺を散歩したときのもの。
・ 二泊三日の滞在の中で覚えたての文章で使えたのは、「お会いできて、とても嬉しいです」「お酒は飲みません」「東京から来ました」など。"DuiDui"や(電話での)"Wei"も使ってみた。


・ 結婚式も含めて、大勢の人たちと接した「全体的な印象」として、タイムスリップして自分が小学生だった頃の昭和へ戻ったような「懐かしさ」を感じた。
・ 晶晶さんのお母さん(1959年生まれで学年一つ下)と瀋陽桃仙国際空港で初対面したときには、「あれっ、小学校の同級生にこんな感じの女の子がいたなぁ」という第一印象。
・ 晶晶さんのお父さん(1959年生まれで同学年)は、まるで、私がまだ小学校の頃の私の父親のような雰囲気が感じられた。
・ 結婚式に参加した親戚・友人・知人のうちの同世代の人からも、「昭和のにおい」が漂っていた。
・ 雰囲気だけではなくて、晶晶さんのお父さんが、最後にホテルの私たちの部屋で娘に贈る言葉として語った内容(子どもへの投資と期待の大きさについて明言や、仕事で成果をあげて周囲に認められることの大切さの強調、こうして日中に跨って拡大した家族を大切にすること等々)にも、(国や文化の違いではなくて)「時間差」の方を感じて、懐かしさや既視感を覚えたし、その「父親らしい父親らしさ」に羨ましささえ感じた。

・ 中国の結婚式は、日本より規模が大きくかつカジュアル。人数は、今回は新郎が日本人のため私たち5人だけの出席だから半分以下の人数(それでも百何十人)だが、200〜300人の招待客は普通で、400人だと大きいという規模らしい。しかし、まったく形式張ってない。仕事帰りに立ち寄ったり、Tシャツの人もいたり、終わりも特に決まってなくて、食事を終えたら各自帰っていくし、使い終わった「舞台道具」などは片づけ始めたりする。
・ 私の「中国語でのスピーチ」(中身は、2012年4月22日(日)「私のスピーチの中国語訳」のところを参照)は、新郎新婦が登場して二人の子ども時代からの記録が動画でお披露目されたあと。
・ 100名を超える中国人たちが、私が何を言っているのか真剣に聞き取ってくれたおかげで、何とか内容も伝わったようで、「哲学者らしい」挨拶だという評判で好評だった。
・ ただ、照明が暗いことまでは計算に入れてなかったせいで、ピンイン(pinyin)をプリントアウトした紙がよく見えなくて、かなり焦る(老眼が進んでいるということ)。繰り返し練習していたので、よく見えなくても何とか読むことには成功したが、冷や汗もの。


・ ほとんどのお客さんが帰った後は、親戚と親しい友人だけが残って、余興が始まる。
・ 晶晶さんには、国際的な賞をいくつも受賞している21歳のピアニストの従姉妹がいて、その子の音楽学校での友人が琵琶の演奏者として来ていた。
・ ピアニストの鼻歌を頼りに、琵琶演奏者が即興で日本の歌を演奏し始めて、私に歌うようにお呼びがかかる。「さくらさくら」と「北国の春」。
・ 歌詞がよく分からなかったが、向こうは日本語が分からないわけだから、適当に「熱唱」。
・ 次は、私の三男と中国の大学生(晶晶さんの従兄弟)との「腕相撲対決」。
・ 私の三男が二戦二勝。でも、相手の大学生は見かけは細身なのに、なかなか手強く、二戦目では大声を上げて耐えようとするが、腕が伸びきって危なかったので、TKO。
・ 負けた彼は、自ら「罰ゲーム」を申し出て、英語の歌を披露。



・ 次は、私と晶晶さんのお父さんのお兄さんとの戦い。一戦目で私の腕の位置が反則だというクレームがついたので、もう一戦やるが勝利。私の二戦二勝。
・ このままでは、日本4勝VS.中国0勝になってしまうので、一番強い晶晶さんのお父さん登場。
・ 下の写真を見てもらうと分かるが、晶晶さんのお父さんの身体は、私と同じ53歳であっても、ウェイトリフティング系の鍛えた身体で肩幅も広い。
・ 相当の腕相撲強者であることは、長男からも聞いていたが、聞きしに勝る怪力。
・ 右腕での勝負は、全然かなわなくて、余裕で耐えられてしまう。左腕の勝負ではほぼ互角で、最後に勝ちを譲ってもらって、結果的に一勝一敗。
・ 私の三男がやっても、かなわなかったかもしれない。再戦を期して、腕相撲勝負は終了。
・ 最後に、晶晶さんのお父さんと私で「筋肉ポーズ」。周囲も沸いたし、はしゃいでしまった。



【2012年5月5日記】

◎ 2012年4月29日(日) 「二週間ぶりの練習」
・ スポーツ会館でできる練習も、残り少ない(5月いっぱいで格闘技クラスがすべて閉鎖のため)。本日は、野村コーチのもと9人の参加者。
・ 野村コーチは、このところ準備運動(アップ)に厳しいものを加える方針のようで、今日は「相手を肩車して、重心を下げながら大股で歩く」というのをやった。
・ マットのレッドゾーンを意識しての、ゾーン際での攻防練習をやったのは初めてかも。
・ 片足を取った状態からの攻めのときに、相手の足に回した手を自分の太もものところでロックして、遠心力を使って振るという練習がかなり有効であった。
・ サンボのオノデラさんとのスパーリングでは、がぶり返しを2回きめることができて、ポイントとしては6対3くらいで優勢だった。しかし、私のポイントは前半の一分で、取られたポイントはすべて後半の一分。スタミナの無さが表れている。
・ Tシャツを取り替えるために上半身裸になったときに、野村コーチや薮井さんから身体(筋肉)をほめられ、「プチ秋山」みたいと言われる。3年前までのぶよぶよした身体から、よくぞここまで持ってきたものだと、われながら思う。もうあの頃の身体つきに戻りたくない。
【2012年4月29日記】

◎ 2012年4月23日(月) 「世界最高水準のレスリング John Smith vs. Sergei Beloglasov 」
・ 1989年 World Grand Championshipsでの、ジョン・スミスとセルゲイ・ベログラゾフの試合動画です。
・ あまりにも素晴らしいので、ここにも載せておきます。

【2012年4月23日記】

◎ 2012年4月22日(日) 「私のスピーチの中国語訳」
相  互  凝  视  的 是 恋 人,
而 一 起 凝 视 远 方 的 是 夫 妻。 
恋 爱 是 尽 力 营 造 封 闭 的、浓 厚 的 二 人 空 间,
结 婚 是 以 两 个 人 为 起 点 去 创 造 新 的 时 间。
经 胜 和 晶 晶 的 婚 姻 让 中 国 的 家 庭 和 日 本 的 家 庭 超 越 国 界 相 遇, 使 我 们 能 成 为 一 个 大 家 庭 而 提 供 了 契 机。 
没 有 交 点, 各 自 流 淌 的 时 间, 在 这 里 融 合 而, 产 生 了 新 的 流 向。
这 新 时 间 的 流 向 将 创 造 出 怎 样 的 未 来, 我 对 此 很 是 期 待。  
最 后 让 我 们 一 起 凝 视 远 方 的 未 来, 来 祝 福 这 对 新 人 吧! 
经 胜, 晶 晶 恭 喜 你 们! 

(「お互いを見つめ合う」のは、恋人どうしです。
それに対して、「遠くの方をいっしょに見つめる」のが、夫婦です。
 恋愛は、二人だけの閉じた濃密な空間を作りますが、
結婚は、二人から始まる、開かれた新しい時間を作ります。
経勝と晶晶さんの結婚は、みなさんの家族と私たちの家族が、国を越えて出会い、一つの家族になることを可能にしました。
 別々に流れていた時間が、ここで合流して新しい流れが生まれたのです。
この新しい時間の流れが、これからどんな未来を創っていくのか、私はとても楽しみです。
みんなでいっしょに、その遠くの未来を見つめながら、二人を応援しようではありませんか!
経勝、晶晶さん、結婚おめでとう!)

【2012年4月22日記】

◎ 2012年4月22日(日) 「お休み」
・ 授業が始まった疲れのせいもあるのか、この一週間は体調がすぐれない。頭が痛いし、首の痛みが取れないし、風邪っぽい症状あり。
・ 来週の中国行きのこともあるので、ここは慎重になることにして、レスリング練習をお休みする。
・ その代わりに(?)、ウォン・カーウァイ監督の「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を観て、講談社PR誌『本』の連載第六回の執筆へと突入。
【2012年4月22日記】

◎ 2012年4月15日(日) 「レスリング練習/中国語発音練習」
・ 午前中はスポーツ会館でレスリング練習。野村コーチの指導で、総勢15人ほど。
・ ずっと前に水曜日地下マットの練習で会ったことがある、体重100キロを超える28歳のアメリカ人も参加。身体の大きさに似合わぬスピードと圧倒的な強さを見せつけていた。
・ 1人を背中に乗っけて(しがみついてもらって)四つん這いで進んで行くアップはきつかったが、64キログラムの木村さんが相方だったので問題なし。しかし、この状態で、四つん這いではなくワニ歩きをやるとなると・・・・。
・ このところ、練習後に首回りが寝違えたような感じに痛くなって、動かせない。ブリッジのせいかなと思って、今日は前ブリッジだけにしておいたが、同じように痛くなる。
・ (ブリッジ練習をしなくとも)レスリングをしているだけで、相当に首や僧帽筋や背中の後の筋肉を使っているという証拠なのかもしれない。
・ スパーリングでは、マウスピースをしていたのに、舌の裏側(下側)を噛んでしまって、血豆になり盛り上がっていて、口の中に違和感がある。

・ 午前中のレスリング練習の疲れが残っているが、夜は長男の嫁(中国・瀋陽出身)にうちに来てもらって、中国語の発音特訓。
・ 5月始めの瀋陽での結婚式でのスピーチを、まずは私が日本語で書いて、それを彼女に中国語訳してもらったものを、とにかく一応読めるようにするのが目標。
・ 最初は、ピンイン(pinyin)―中国式のローマ字―を読めばいいのだからと考えて、甘く見ていた。しかし、私の書いた日本語スピーチ(以下参照)が、ただの「あいさつ」でないために、中国語訳もそれなりに難しくなってしまって、読むだけ・発音するだけでもけっこう大変。
・ こんな「一ヶ月漬け」の中国語発音を、100人もの中国語ネイティヴの前で披露するのかと思うと・・・・。
・ とりあえず、スピーチ全体を読むところまでは漕ぎ着けたが、「he」とか「re」とか、何度も晶晶さん(長男の嫁)に直されるが、うまくできない。
・ 以下が、私が書いた日本語版。たったこれだけの短いものなのに、中国語版を発音するのは大変。

「お互いを見つめ合う」のは、恋人どうしです。
それに対して、「遠くの方をいっしょに見つめる」のが、夫婦です。

恋愛は、二人だけの閉じた濃密な空間を作りますが、
結婚は、二人から始まる、開かれた新しい時間を作ります。

経勝と晶晶さんの結婚は、みなさんの家族と私たちの家族が、国を越えて出会い、一つの
家族になることを可能にしました。別々に流れていた時間が、ここで合流して新しい流れ
が生まれたのです。

この新しい時間の流れが、これからどんな未来を創っていくのか、私はとても楽しみです。
みんなでいっしょに、その遠くの未来を見つめながら、二人を応援しようではありませんか!

経勝、晶晶さん、結婚おめでとう。

【2012年4月15日記】

◎ 2012年4月10日(火) 「状況の変化」
・ 午後の授業前の時間帯で、公益財団法人・日本生産性本部の口村さん・大西さんと、「第11期 The Challenge of Leadership Program(2012年7月〜12月)」でのセミナーに関する最初の打ち合わせ。私へのアクセスは、昨年のテレビ番組「Q〜私の思考探究〜」の私の出演回を見たことがきっかけ、ということが分かった。
・ そこで、テレビ番組では放映されなかったが、書籍版に採用された話として、「哲学とストレッチの類似性」という話をすることで、経営者(候補)向けに私がどういうスタンスで話をするつもりかを伝える。そういう路線で話したためか、あるいはテレビで私のレスリング・シーンがあったためか、後半は(打ち合わせというより)レスリングの話になる。

・ そのレスリングであるが、私自身は靱帯損傷もほぼ完治して復帰できたのだが、今度はまわりの状況の方が変わってきて、慌ただしい。
・ 一つ目として、スポーツ会館の格闘技クラス(レスリング・サンボ・総合格闘技)がすべて、来月5月末で「閉じる」ことになってしまった。
・ 二つ目として、大学のレスリング部の練習日程が昨年度と変わって、水曜日夜のマット練習がなくなってしまった(フェンシング部がマットをあげたうえで場所を利用するため)。今の段階では、何曜日のどこで参加できるかが未決定。
・ う〜ん、なかなかうまくいかないものだなぁ。でももちろん、レスリングは続けるつもりしかないので、状況(練習環境)がどう変わろうと、何とかするつもり。
【2012年4月10日】

◎ 2012年4月8日(日) 「進歩の感触」
・ 土曜日の授業が始まったので、レスリング練習は日曜日へ移行。
・ 野村コーチの指導で、総勢11名。今泉コーチとも久しぶりに会うことができて、寝技のときに相手をしていただく。
・ 最初のランニング時から、「今日のアップはきついのやりますよ〜」と野村コーチ。
・ ワニ歩き・アヒル歩き以外にも、あしか歩きやジグザグうさぎ跳びや四つ足前後左右歩きなども。全部「動物」由来であり、レスリングの各種の動きと対応している(ワニ歩きと寝技の守り姿勢とか、アヒル歩きとタックルの足の運びとか)。ということは、レスリングの各種動きの中に、複数の動物の動きが入り込んでいるということになる。
・ 手押し車は、普通のやつ・足を相手の肩にのせて進むやつ・両手を叩きながら進むやつの三種類。
・ このところ、少しだけ進歩しているような感じがして、楽しい。
・ 一つ目は、タックルに入るタイミングが以前よりよくなっている感触があること(残る問題点は、二歩目・三歩目の出足)。
・ 二つ目は、スパーリングで相手ともつれ合ったときなどに、コントロールして相手のバランスを崩すことができる場面がある点。体幹が以前より安定している感じ。
・ 三つ目は、筋トレの成果なのか、幾分上半身がパワーアップしている感じがあって、組み合っているときなどにそれが分かる点。
・ 寝技の練習の際に、今泉コーチを相手に、持ち上げた上でのローリングを試してみて、あっ持ち上げられるんだと自分でもちょっとビックリ。
・ スパーリング後に、先生こと冨川さんから「入不二さんのtwo-on-oneはイヤラシイですよね。下からこう力がかかって身体が伸びてしまう」とほめていただいた。最近、テーマ的にtwo-on-oneの練習をしているので、その成果が出て嬉しい。
・ 不思議なのは、前にもそうだったような記憶があるが、ケガでしばらく休んでいた後の復帰後に「進歩」が感じられること。「ワインを寝かせる」というのに近い感じ?
【2012年4月8日記】

◎ 2012年4月7日(土) 「新学期の授業開始」
・ 本日から大学の新学期開始。午後から授業(演習)の第一回目。
・ 午前中に、藤村龍雄先生からお電話をいただいて恐縮する。
・ 私が「恩師」と呼べるような先生方のほとんどは、すでに(しかも大学院生の頃に)他界しているので、藤村先生は、私が「教え子」「門下生」として可愛がってもらえる数少ないお一人。
・ 大学へ行く途中の電車の中で、偶然に霜さんと出会って、表参道に到着するまでおしゃべり。このあいだは、まだ話し足らなかったねという点で一致。
【2011年4月7日記】

◎ 2012年4月3日(火) 「中国語のお勉強中」
・ 私は、初めての中国語のお勉強中。
・ といっても、この4月だけの「一ヶ月漬け」で、自分の書いた日本語のスピーチを中国語に翻訳したものを、なんとか発音できるようにするという「邪道的」勉強です。
・ 長男の嫁さんに翻訳してもらい、録音してもらった音声ファイルを聴きながら、発音練習です。
【2012年4月3日記】

◎ 2012年4月1日(日) 「20年前の入学式」
・ 今日は三男の大学入学式。夜は長男夫妻と中国・瀋陽での結婚式に関する「打ち合わせ」。
・ その結婚式のプレゼン用に、長男から、写真を画像ファイル化することを頼まれて、一枚一枚をスキャナーで読み込むという面倒な作業を先ほどまでしていた。
・ その中の一枚が、下の長男の小学校入学時の写真。私は33歳で、まだ「親戚のお兄さん」的な感じさえある。

【2012年4月1日記】


◎ 2012年3月31日(土) 「長谷川コーチがオリンピック出場権獲得/年度最後の練習」
・ 青山学院大学レスリング部OBでコーチの長谷川恒平さん(福一漁業)が、現在開催中のアジア予選で決勝に進んで、ロンドンオリンピックの出場権を獲得。
・ レスリング部としては創部初のオリンピック選手の誕生!おめでとうございます。
・ これで、ロンドンオリンピックの楽しみは何倍にも増える。
・ 身辺雑記(メモ)の2011年6月25日(土)のところには、長谷川選手と私のツーショット写真あり。

・ スポーツ会館で、年度最後のレスリング練習。野村コーチの指導で、木村さんと私と初心者2日目(?)の方で、合計4名と少人数。
・ 私がケガで休んでいたせいもあるが、木村さんと練習するのは久しぶり。木村さんは、週4日筋トレをしているそうで、前より逞しくなっている。
・ 打ち込み・組み手からのtwo-on-one、さし合った状態からの攻防(外無双や投げ)、技術練習、寝技、スパーリングの全てを木村さんと。
・ 久しぶりに、やったり・やられたりの攻防がありうる近いレベルの相手とスパーリングができて、満足(がぶり返しがきまった)。
・ あと、打ち込みや組み手の練習中に、タックルやいなし方において、ちょっとだけ「開眼」できたかなと感じられるシーンが二三あったのも収穫(タイミングの取り方など)。
【2012年3月31日記】

◎ 2012年3月29日(木) 「一年ぶりの3人+1人の飲み会」
・ 昨年の4月4日に会って以来の霜栄・石川巧の両氏との飲み会を、夕刻から終電までレストラン・ボンジョリーナ池ノ上店+BAR ゴリラにて。今回は、石川さんのところの博士課程の院生の住友さんも参加。
・ 石川さんの新著『高度経済成長期の文学』(ひつじ書房)についての部分的な感想・コメント等を伝える。
・ その石川さんの本の中の、柴田翔『されど われらが日々―』を論じた章に、「いつも正しいがゆえに正しくないものを正しく理解することができない」(原文は傍点)という言い方で、「反転のレトリック」を凝縮的に表現しているところがあって、なかなかうまいなぁと思った。
・ 霜さんは、私の「現実の現実性」の原稿を読んで、その中の「現実性は現実感ではない」という私の主張に、(反感も籠めつつ)心底驚いているようであった。
・ 霜・石川は共に「文学」畑(?)の人なので、私の「非(脱)・人間的」な哲学的主張にはかなり違和感を持つという傾向が、(特に霜さんの場合には)もう20年以上続いている。むしろ、埴谷雄高を研究対象としている院生の住友さんの方が、この件に関しては理解度が高いようだ。
・ 逆に、霜さんの方は、哲学的アイデアではなく、(それを言う)当人やその人を取り巻く人間関係や、さらに政治的布置の方に焦点を合わせて、裏読み的な「人間観察」を好む傾向があって、今回も私の周囲の「哲学者たち」について、或る仮説を提示していたが、時間切れとなって、また今度ということになる。

・ 講談社PR誌『本』の連載「あるようにあり、なるようになる ―運命論とその周辺―」の連載第3回の原稿も、ひととおり書き終える。
・ 第3回のタイトルは、「論理的運命論の「論理」とは、どのようなものか?」の予定。
【2012年3月30日記】

◎ 2012年3月27日(火) 「フィギュアレスリングという考え方―今泉さんのブログから―/青学レスリング部で練習」
・ 私は、今後10年くらいレスリングを経験した後、60代ではレスリングについて考察する文章や本を書きたいという希望を持っています。
・ その時に一つの論点になりうるのは、「レスリング」と「プロレス」との連続性と断絶性についての考察だと思っています。
・ かつてプロレス論(「「ほんとうの本物」の問題としてのプロレス ープロレスの哲学的考察ー」、『足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想』(朝日出版社)所収)を書いたときには、断絶性のみが念頭にありましたが、レスリングを経験するようになって、そのあたりの考え方が当時とは変わりました。
・ そういう論点にとって、レスリング・コーチの今泉さんが書いていらっしゃる「フィギュアレスリング」という考え方はとても示唆的だと思うので、私のwikiにも転載して残しておきたいと思います。
・ 以下、今泉さんのブログから、私のコメントも含めての転載です。
・ ちなみに、商業的には成功しなかったのか、米国ではいわゆる「プロレス」と区別された「リアル・プロレスリング(Real Pro-wrestling)」というジャンルもある(あった?)ようです。


>(今泉さんのブログ「レスリング技術の考え方」からの引用)
【フィギュアレスリングという考え方】
 これは正直にいえば私の近しいレスラーの案です。
何かというと、レスリングに演舞を設けるというのです。それも二人で。いわば「フィギュアレスリング」です。まず、二人で試合の展開を考えます。お互いの持ちワザやスタイルを確認した上で、まずは組み手争いから得意の手取で崩し、さらに引き落とし、浮き上がったところを両足タックル。相手は必死に堪えるところをうまくすり抜けてバックに回りすかさずローリングで1点、2点を先取。その後相手は反撃に出て押しまくり、反撃されたところを絶妙のタイミングで片足タックルからそのままアンクルホールドに移行…、てな具合で大体の流れを作るわけです。そして、それを「本気の演技」でやっていくわけです。本気の演技といっても、演技としての型を本気で演じるという意味ではなく、丸っきりガチンコ勝負と同じレベルのものをある程度の筋を描いてやっていくわけです。当然細かいところはアドリブが前提になります。
 何でこれが良いかというと、一言で言えばこんなことはレスリングが巧くなければ出来ないということです。言い方を変えれば、このフィギュアレスリングをやっていけば自分のレスリングの動きの全体像が作れるはずなんですね。将棋や囲碁でいえば「定石」に近いイメージです。個々の技術だけでなく、ベースになるフットワークや構えワザの繋ぎ方や力のかけ方、力の方向といった細かい部分、防御の具体的な動き、もつれ合ったときのリアルな展開、場面場面での判断や心理状態、さらに全体の試合展開といったことまで全てを想定した実践的な練習です。
おそらくこれに近い練習方法というのはどこかの場面でやっているはずなのですが、もっと意識的にこういう形式を採り入れるべきと個人的には考えています。特にある程度ワザを覚えてきた人が試合で使えるレベルにステップアップさせていく場面においてはかなり有効なは形式のはずです。

<私のコメント>
連続性

 前にお話を聞いたときにも、とても面白い!と思った記憶があります。そう思うのは、「フィギュアレスリング」という考え方が、きっとレスリング行為の深部・本質へと投錨していく手がかり(の一つ)だからだと思います。

直観としては、「フィギュアレスリング」を可能にするのは、レスリング行為の特徴としての<連続性>だろうと思っています。

<連続性>は両方向から迫れるもので、
一方で、ソフトな打ち込みから、ある程度攻防を入れた打ち込みへ、そしてだんだんガチに近づいていくという<下からの連続性>。他方で、ガチから引き算的に80%のスパー、50%でのスパー的に<上から迫れる連続性>もあって、この両方向から迫れる<連続性>がある中で、そのどこかでフィギュアレスリングが成立できる・・・・というイメージを持っています。

この点では、いわゆる「型」「演舞」がしっかりと成立している武道の方が「デジタル」的で、レスリングの方が「アナログ」的かな、とも思います。(だから、フィギュアレスリングがうまく成立した場合でも、それはいわゆる「演舞」とはやっぱり違うのかなとも思います)。

<今泉さんのリプライ>
Re:連続性
>入不二さん
そういって抱けると大変嬉しいです。たしかに「フィギュア化」にすることによって全ての動きというものを客観的に分析することが不可欠になりますからね。

両方向からの連続性、これは大変興味深いです。練習方法を考える上でも新しい視点になるように感じました。

演舞との比較、アナログとデジタルのイメージ、これも成る程と思いました。こういう目に見えにくい部分を瞬時に言葉として捉えてしまうところにさすが哲学者の凄さを感じてしまいます。

引用終わり

・ 午後3時から5時過ぎまでは、青学レスリング部の練習に参加。この時間帯の練習への参加は初めてかな。
・ 足首のケガをしているにもかかわらず、仲上君が打ち込みもスパーリングも(自分からの攻撃はひかえて)相手をしてくれる。それでも、全然歯が立たないのだが・・・・。
・ それでも、打ち込みの時に、タックルの入り方が速くなったと仲上君がほめてくれる。
・ 技術練習では、石川君に相手をしてもらって、このあいだの土曜日にもやったtwo-on-oneを取りに行く練習。
・ 相手の正面に立って逆に足を取られないように、横へ着くようにと指摘される。
・ 肩へ体重をかけるのと、腹で相手の肘を極めに行くのをうまく使い分けるのがいいのではというアドバイスも受ける。
・ 練習後、しばらくマットの上で、石川君とおしゃべり。必ずしも一年の時のメンバー全員が卒業まで残るわけではないそうだ。勉学との両立ができなくて、というのが主な理由らしい。
・ 終了後、新しくなったトレーニングルームで、筋トレを少々してから帰宅。
【2012年3月27日記】

◎ 2012年3月24日(土) 「two-on-one・がぶり返し・ネルソン」
・ 夕方より、スポーツ会館のレスリング練習に参加。始まる頃は、野村コーチと私の二人だけだったが、しばらくして一人二人と増えて、5名の参加者。終わり頃には、久しぶりに人見コーチとお会いする。
・ 野村コーチが、私のケガ後の膝トレーニング用に、幅の広いゴムの輪を持ってきて貸してくれる。動画で見たことはあったが、使うのは初めて。
・ 今日は、打ち込みも技研も寝技の練習も、野村コーチから個人指導のように、色々教えていただく。
・ 組み手からのtwo-on-oneへの入り方、肩でプレッシャーをかけて相手を押し下げる、あるいは逆に取った腕を相手に押しつけて相手の上体を起こすという2パターンの練習。私の場合は、左の肩で前者のパターンをやる方がやりやすく、右肩の場合には後者のパターンの方がいい。
・ さらに、two-on-oneから片足タックルへの移行も反復(片足を取ったあと、おでこをつけるタイプの練習など)。two-on-oneからの飛行機投げも試すが難しい。
・ two-on-oneの防御側の練習のとき、怖がらずに入り込んで密着して、逆に脇をさすなどして活路を開いたほうがいいという指摘を受ける。
・ がぶり返しでは、頭を脇につけてバックに回るかのように見せかけて、(真横の回転ではなく)斜めの角度で回転するタイプを練習。
・ がぶり返しでは、斜め後ろに返すタイプ(韓国式)も練習。相手の頭の位置が(横に抜けないように)しっかりお腹の位置に持ってくる点、その位置をキープして相手側に踏み込む点、相手の力も利用して腕ではなく背筋で引き上げる感じなどをポイントにして練習。そして、その全てを通じて、脇をしっかり締めてないとうまく力が伝わらない。
・ 寝技の練習では、腕を取りに行くフェイントを入れてから、もう一方の手とクラッチを組んで相手の後頭部を押し下げてのネルソンを練習。足を使っての回転が重要。
・ 練習の終わりごろに、人見コーチと久しぶりの打ち込みをやる。
・ 本日も、膝靭帯の悪化なく無事終了。
【2012年3月24日記】

◎ 2012年3月23日(金) 「意外なところから仕事の依頼」
・ 大学の合同研究室経由で、意外なところから仕事の依頼が届く。
・ 公益財団法人・日本生産性本部からの、「第11期 The Challenge of Leadership Program(2012年7月〜12月)」におけるご指導のお願い」という依頼。
・ 「激変するグローバルな経営環境に対応できる経営幹部の育成」を目的とした、企業の役員・経営トップ候補者用のプログラムのようで、経営・マーケティング・ファイナンス・リーダーシップ等のテーマだけではなく、哲学的思考・宗教観・宇宙論等のテーマも設定されている。
・ もちろん、私への依頼はその「哲学的思考」というテーマ。軽井沢プリンスホテルでの合宿の一日目に、3時間という枠で対話形式での講義を行って欲しいという依頼。
・ しかも、受講者は私の著書(おそらく『足裏影』)を読んだ上で対話の準備をして講義に臨むということらしい。
・ 依頼文書を一読して、これは面白そうだと思った。
・ 普段は私が出会うことのほとんどない層(タイプ)の人たちを相手に、しかも私の著書を読んでもらった上で哲学の話ができるなんて、なかなかない機会である。
・ こういう場所にも、哲学の仕事は転がっているものなのだな、と認識を新たにした。
【2012年3月23日記】

◎ 2012年3月20日(火) 「さらに、ほっとする」
・ 3ヶ月ぶりに、青学レスリング部の午前中の練習に参加。
・ スポーツ推薦で入学した新一年生たちもすでに練習に参加していて、総勢20名を超える練習で「壮観」。
・ 体育会系的なヒエラルキーにおいて、私は「最弱だけど最上」というお得な(奇妙な?)ポジションにいるので、本日もまた練習前後の一番始めに(恐れ多くも監督よりも前に)、整列した学生たちの前で「おことば」を求められる。
・ 後輩ができたことによって、新2年生たちの「態度」というか「雰囲気」が、昨年とはかなり違っている。これも、いかにも「体育会系」的な風景だなと思う。
・ マット運動から、打ち込み・1分スパー・2分スパー・技術練習・フラッシュまで、何とか悪化も新たな怪我もせず終了。終了後は、トレーニングルームで筋トレも少しやる。
・ 技術練習では、頼もしくなった新2年生の仲上君に、3種類の片足タックルの指導をしてもらう。
・ 土曜日と今日の練習で、復帰しても大丈夫だという感触を強く持った。
・ さすがに疲れたようで、帰宅してお昼を食べた後に午睡。

・ 講談社PR誌『本』の連載「あるようにあり、なるようになる ―運命論とその周辺―」の連載第2回の原稿も、書き終える。授業がないからだけど、なかなか好調な進行。
【2012年3月20日記】

◎ 2012年3月17日(土) 「とりあえず、ほっとする」
・ 予定通り、今日からレスリング練習に復帰。今泉コーチの指導で会員5人(私以外は、鈴木さん・服部さん・冨川さん・小野寺さん)。
・ 服部さんに、ほとんど全部お相手をしていただく。「病み上がり」ならぬ「怪我上がり」のときは、服部さんのような、極めて上手くしかも体重が自分より軽い選手は、適切な練習相手である。
・ それでも、怪我した方の左足を片足タックルで取られてテイクダウンされるとき等に、何度か痛みが走るが、大事には至らず。
・ 久しぶりの練習で実感したのは、首から腰にかけての背中側が疲れること。そして、息が上がるのが早いこと。
・ この間も、筋トレとランニングだけは続けていて、むしろ筋力はアップしているわけだが、それだけでは対応しきれない「厳しさ」が練習にはある。
・ 左足を庇ってばかりいて、右足に負担がかかっていたのかもしれないが、寝技の練習中に右足のふくらはぎが痙る(こむら返り)。手のかかるおじさん振りを発揮。
・ 安全策をとって、スパーリングはやらずに見学。しかしまぁ何とか、復帰後の最初の練習を終えることができて、ほっとしたというのが、正直なところ。
・ まずは、1月最初の頃(怪我前の頃)の動きとスタミナに戻すことを目標にしよう。

・ 「ほっと」ということではもう一つ。三男は、第一志望の大学に進学することになり、一安心。
・ 「レスリング部なんてどうだ?」と息子に言うと、「親父が自分で受験し直して入ったらいいじゃん」という応答。
【2012年3月17日記】

◎ 2012年3月16日(金) 「タイトル」
・ 月刊PR誌『本』(講談社)で秋以降開始予定の連載タイトルは、上田哲之さんとの協議の結果、私が提示した第一案の「あるようにあり、なるようになる ―運命論とその周辺― 」にすることになりました。
【2012年3月16日記】

◎ 2012年3月15日(木) 「復帰に向けて/連載関係」
・ 左膝の内側側副靭帯損傷は、ほぼ治ってはいるが、完璧とは言えず、ある微妙な動きに対して痛みが残る。
・ どこまでレスリングができるか分からないが、明後日の土曜日から、スポーツ会館での練習に復帰することを決めて、今泉コーチにメールで連絡。
・ また、青学レスリング部の太田監督にもメールで連絡。来週以降スケジュールを聞いてから、レスリング部の練習にも復帰する旨を伝える。
・ 前回の復帰(昨年の4・5・6月のリタイア)のときと違うのは、今回は、レスリングを再開することへの「怖さ」があること。
・ 客観的には、前回の頸椎関係の方が危険度は大きかったのかもしれないが、あのときは再開することに恐れはなかった。
・ しかし今回は、怪我の種類も関係しているのか、微妙に恐れがある。なんだか不思議である。

・ 秋以降の月刊PR誌『本』(講談社)の連載タイトル候補を三つ考えた。

第一案 あるようにあり、なるようになる ―運命論とその周辺―
第二案 哲学思考録 ―運命論とその周辺―
第三案 メタフィジカル・エッセイ ―運命論とその周辺―

・ 概要を考える中で、すでに第一回の原稿も書いてしまった。
【2012年3月15日】

◎ 2012年3月7日(水) 「青学心理学科の同僚たち」
・ 今年度最後の学科会議と教授会。夜はSuginoko(すぎのこ)青山店 で、心理学科の納会。
・ 心理学科の同僚たちは、ここ2年の私のレスリング・ライフを間近で見ていることもあって、また社交ダンスやテニスやサーフィン等に勤しむスポーツ好きが複数いることもあって、このところしばしば「身体・運動系」のことが話題になる。
・ 会議の間の待ち時間のときに、廊下の立ち話でストレッチのことが話題になる。私が腰割りや四股の効用を説き、壁を利用して反り返ってブリッジをするストレッチを披露(?)すると、驚きの声とともに真似をしてその場で実践してみる教員まで!
・ 夜の納会では、またしてもストレッチの話になって、店の中で前屈や開脚をする教員たち…。私に裸になって筋肉を見せてと言う人まで…。
・ 私一人が専門が違うという「孤独な」状況ではありますが、それとは関係なく楽しく過ごさせてもらっています。
・ 納会終了後、同僚たちと別れて少し散策して青山の花屋さんにより、妻の誕生日プレゼントに花束を買ってから帰宅。
【2012年3月8日記】

◎ 2012年3月4日(日) 「長引いています/3月締め切りの仕事」
・ 左膝の内側側副靭帯損傷は、確実に治りつつはあるが、まだ完全とは言えず、捻る動きのときの痛みや微妙なつっぱり感が消えない。
・ 予想はしていたが、骨折などより完治が遅い。早くレスリング練習に復帰したいが、不完全な状態で練習すると「逆戻り」するかもしれないので、もう少し我慢。
・ レスリング練習の代わりに、特に上半身のウェイト・トレーニングをやっていたので、このところ上半身の筋力がウェイト5�分ほどアップした模様。
・ とりあえずの目標であった、「自分の体重を超える重さを扱う」(10回×3セット)をベンチプレスやラットプルダウンで達成しつつある。ちなみに、レッグプレスは130�で10回×3セットやっていますが、膝はだいじょうぶ。

・ 『哲学の挑戦 西日本哲学会60周年記念(仮称)』(春風社)用の原稿「現実の現実性」(The Actuality of the Actual)も、哲学雑誌『語りえぬもの』(有斐閣)第127巻第799号用の原稿「「語りえぬものを語る」ことで語られないこと―相対主義・他者・相貌・自由―」(What is not Spoken of in “Speaking of the Unspeakable”― Relativism, Others, Aspects, and Freedom―)も書き終えたので、今月締め切りの仕事はあと一つ。
・ しかしこの最後の一つが、一番たいへん。2年間の連載の全体概要を作成して、講談社の上田哲之さんに提出しなければならないから。
・ 現在連載執筆中の上野修さんが、連載前に提出した「概要」を見せてもらった。先日会ったときには、連載という執筆形態の大変さをたっぷり聞かされた。
・ 上野さんの概要には連載24回分の概要が「ツリー構造」で書かれていて、整然としている。私は自分の書くことを、ここまであらかじめ見通すことはできないなぁと思う。
【2012年3月4日記】

◎ 2012年3月1日(木) 「久しぶりに」
・ 10時半〜14時過ぎまで、研究会のために大阪から出てきていた上野修さんと、お茶+昼食。久しぶりに、上野さんとの哲学の話を楽しむ。
・ 私が「現実性」というテーマで『哲学の挑戦 西日本哲学会60周年記念(仮称)』(春風社)用の原稿(「現実の現実性」)を書いたのに対して、上野さんは「永遠」というテーマで同じ本の原稿を執筆するという話を聞く。二人の原稿は、いっしょに掲載されると内容的にとてもよさそう。
・ その他の話題としては、スピノザとライプニッツ、きわめて重要な「中途半端さ」、「共感(empathy/sympathy)」の問題・・・etc.
・ 哲学的議論(応答)のできない某研究者の話(本の合評会で)を、上野さんから聞かされて「へぇ〜」。上野さん、かなり辛辣に批判していました。

・ 3時からは大学院の会議。これから夜は、心理学科の「スタッフ懇親会」。
【2012年3月1日記】

◎ 2012年2月28日(火) 「湘南高校歴史館」
・ 25日(土)に、母校の湘南高校で、創立90周年を記念した「湘南高校歴史館」が開館したというニュースを読んだ。→ここ(毎日新聞)
・ その記事の中でも次のように書いてあるが、「湘南大樹」という展示コーナーが併設されている。

 壁一面に木の葉を形どったパネルが張られた「湘南大樹コーナー」では、
石原慎太郎・東京都知事や仏文学者の鹿島茂氏ら著名な卒業生206人の名前などが
記され、館内のパソコンで詳細な業績を知ることもできる。

・ 光栄なことに、私もその206名の中の一人に選んでいただいて、写真及びプロフィールが載っているはずなので、機会があったら見に行ってみようと思う。
・ ちなみに、「木の葉」の私の紹介文は「湘南では文芸部。東大で哲学を専攻。哲学教授。50歳過ぎてレスリングを始めたトンデモない学者」で、長いバージョンのプロフィールは、以下の画像のようなものになっているはず。

【2012年2月28日記】

◎ 2012年2月25日(土) 「近況諸々」
・ 『哲学の挑戦 西日本哲学会60周年記念(仮称)』(春風社)に掲載予定の拙論「現実の現実性」(The Actuality of the Actual)を書き終えて、学会事務局に提出。締め切り一ヶ月以上前の提出を実現!まだ、3月締め切りのものを他に二種類抱えているが。
・ この本を担当していただくのは、春風社の内藤寛編集長ということが分かる。内藤さんとは、以前Cafe les Jeux(カフェ・レ・ジュ)でお会いして色々と話をしたことがあるので、こういう形で仕事をごいっしょできて嬉しい。

・ 大学の入試業務は終わったが、こんどは大学院関係の業務が続く。
・ 先日は、修士論文の発表会(口頭試問)があり、その夜は修士課程修了者の歓送会。
・ 歓送会の挨拶では、ダンスを修士論文で扱った社会人の院生(ダンスのインストラクター)がいたので、「ダンスという歴史的にも古くこれほど豊穣な素材は、心理学という若僧の学問の「小窓」から見える風景だけに収まるわけがない云々」というような話をする。心理学の教員たちの中にいて、こういう発言ができるのは私の特権(?)。

・ 昨年結婚した長男の相手の女性は、中国・瀋陽出身である(二人は25歳と26歳)。大学(九州大学)へ留学に来て、そのまま日本で就職、その会社で長男と出会った。
・ 今年の5月に中国・瀋陽で、結婚式を挙げる。私・妻・三男(次男はイギリス留学中なので無理)・妻の両親は出席する予定で、航空券の予約も済ませた。
・ 新郎の父として、きっと何かスピーチをしなくてはいけないので、どうせなら中国語でやろうかと思い立つ。
・ いや、まったく中国語はできないし勉強したこともないのだけれど、短い挨拶だったら、私が日本語で書いたものを、長男の嫁に中国語に訳してもらって、発音指導を受けてそのスピーチだけ読めるようにすれば、なんとか可能かなと思った次第。どうなることやら。
・ それにしても、自分に中国人の娘ができるとは思わなかった。これからの後半生の可能性が拡大したような気がして楽しい。
【2012年2月25日記】

◎ 2012年2月18日(土) 「入試」
・ 本日も大学の入試監督のお仕事でした。
・ 大教室での責任監督者だったので疲れましたが、トラブルなく無事に終了。
・ プライベートの方でも、入試真っ最中(三男が受験生なので)。とりあえず、第X志望の大学には本日合格して、大学生になる道は確保。一安心。
【2012年2月18日記】

◎ 2012年2月16日(木) 「あと一息」
・ 『哲学の挑戦 西日本哲学会60周年記念』(仮称)に掲載予定の拙論「現実の現実性」(The Actuality of the Actual)が、あと一息のところまできた。
・ 構成は以下のようになりそう。原稿用紙で60枚ほどの論考。

序 「現実」問題のはじまり
I 現実性は横溢する
II 現実性は空っぽである
III 現実性は現実感ではない
IV 現実性は様相か?
V 現実性と排中律
VI 最後に

・ なかなかいいものになっている気がするので(個人的感触)、できあがったら早く誰かに読んでもらいたいけれども、市販される予定の本の原稿なので、ネットで公開するわけにはいかないのが、ちょっと残念。
・ ちなみに、「V 現実性と排中律」の冒頭は、2007年にNHKで放送されたTVドラマ「はげたか」(原作・真山仁)の冒頭のナレーション「人生の悲劇は二つしかない。一つは金のない悲劇。そしてもう一つは金のある悲劇」から始めた。
・ いつものことなのですが、書いている最中って、いいものができている気がするんですよね(しばらく経ってからふり返るとそうでなくとも)。そういう「ライターズ・ハイ?」がないと、執筆なんてできないのでしょうけど。
【2012年2月16日記】

◎ 2012年2月13日(月) 「途中経過の報告」
・ 昨日、レスリング・コーチの今泉さんからメールをいただく。
・ 左膝の靱帯損傷は、ゆっくりとではあるが回復に向かっていること、まだ特定の動きに伴う痛みとつっぱり感があること、3月には練習に復帰できるといいなという希望的観測を持っていること等をお伝えする。
・ 同年配の練習仲間の木村さんには、心配させてしまって申し訳ない。必ず復帰しますので、もうしばらくお待ち下さい!

・ 論考「現実の現実性」(The Actuality of the Actual)は、2/3くらいのところを執筆中。「IV 現実性は様相か?」が終わって、次の節に入るあたり。
序 「現実」問題のはじまり
I 現実性は横溢する
II 現実性は空っぽである
III 現実性は現実感ではない
IV 現実性は様相か?
(続く)
【2012年2月13日記】

◎ 2012年2月4日(土) 「新しいものは古いもの」
・ 午前・午後と卒論発表会。夜は心理学科の同窓会。
・ 私が赴任した2004年度に第1期生が誕生したばかりの新しい学科なので、同窓会といってもまだ20代・30代の人が主流の若い同窓会。
・ スピーチをさせられたので、小・中学校でいっしょだったK君の話をした(地元の公立の小・中なので、ほとんどみんな9年間いっしょに過ごす)。

・ K君は、小学校では目立たないおとなしい子だったのだが、中学校に進んでから「開眼」してリーダー的な存在になっていく。そのきっかけは「英語」。
・ 中一の英語の授業で、みんなが順番に立って教科書を音読させられていく場面で、K君の音読だけが際立って流ちょうで美しく、みんながうっとりするほどだった。
・ 他の科目と違って、英語だけは中学で初めて学ぶ科目であるし、みんなの注目度も高い。そこでうまくスタートできると、その後の中学校生活は一変する。
・ K君は英語ができる人として認知され高評価を獲得し、生徒会などでは名議長として活躍することになる。
・ もしかしたら、彼の小学校から中学校への「変身」は意図的・計画的だったのでは?と思われるほどに、それはみごとな「成長」だった。
・ 「英語」が、彼のアイデンティティ形成の中核にあることは間違いない。その後、大学ではESSでも活躍し、メガバンクの国際部門において(まさに「英語」を使って)世界を股にかけて活躍する。
・ しかし銀行の実質定年は早い。国際的に活躍したK君ももう一線からは退いていて、今年の年賀状では、「NHKのど自慢」に新たに挑戦ということが記してあった。
・ おそらく、大人になってからのK君しかしらない人は、「えっ?」「なぜNHKのど自慢?」と思うかもしれないが、私はそうではなかった。なるほど!と思った。
・ 彼のアイデンティティ形成の中核に「英語」があることは間違いないが、それを支える更なるアイデンティティの古層は「声(のよさ)」なのだと、思い至った。
・ K君の音読の素晴らしさを可能にしていたのは、(英語そのもの以上に)その「声」であり、彼が生徒会の議長として活躍していた頃のことを思い出すと、その透きとおって遠くまで伝わっていく「声」の記憶が蘇る。
・ もう一線で「英語」を使わなくなったK君が、「声」に関わるところで新たな挑戦をすることは、私にはものすごく納得がいった。
・ 50代になって新しいことを始める奴が私の回りには多いのだが(私も例外ではない)、その「新しいこと」は、実は「古いこと」の蘇り・復活のような気がしてならない(私のレスリングも同様)。
【2012年2月5日記】

◎ 2012年2月3日(金) 「裏365歩のマーチ/西日本哲学会60周年記念の本」
・ 週3日の整形外科+カイロプラクティック通いが続いている。左膝の靱帯損傷は、ゆっくりとではあるが回復に向かっている模様。まだ痛みは残ってはいるが(特に力を込めて伸ばしきると痛い)、だいぶ歩きやすくなってきた。
・ 私の度重なるケガによるレスリング練習の中断状況について、妻は「裏365歩のマーチよね」と言う。
・ 水前寺清子のあの歌では「一日一歩 三日で三歩 三歩進んで 二歩さがる」だから、一歩は進んでいるけれど、あなたは「三歩進んで、四歩さがっている」みたいで、前に進んでいない感じだから。・・・・ ( ̄O ̄) ・・・・

・ 練習を中断しているおかげで(?)、執筆の方は比較的順調に進んでいる。
・ 西日本哲学会は創立60周年を迎え、その記念として『哲学の挑戦 西日本哲学会60周年記念』(仮称)を一般向けの書籍として刊行することになっている(予定では2012年10月)。
・ その本に掲載する論文執筆を依頼されていて、私に与えられたテーマは「現実性」。
・ 「現実の現実性」というタイトルで書き始めて、現在のところ 序「現実」問題のはじまり I 現実性は横溢する II 現実性は空っぽである III 現実性は現実感ではない ・・・・と書き進めている。
・ この論文の執筆は、これまであちこちで(たとえば『<私>の哲学 を哲学する』(講談社)などで)少しずつ言ってきた(書いた)「現実の現実性」についての私の考えを、ひとまとめにして(しかも一般読者向けに)書いてみるいい機会であるし、夏以降に始まる連載の中でも使うことになる議論なので、その意味でも都合がいい。 
【2012年2月3日】

◎ 2012年1月28日(土) 「パンクラス観戦」
・ 行きも帰りも首都高がスムーズに走れて快適。特に夜のレインボーブリッジを走るのは、気持ちがいい。
・ 清水さんは、(引き分けなのは残念だが)キング・オブ・パンクラシストを防衛。おめでとうございます。そしてお疲れさまです。
・ 3人のジャッジがいて、一人が清水さんに軍配を上げるが、あとの二人はドローなので、「1−0」という結果での「引き分け」。
・ 私の席は最前列のリングサイドというのはよかったのだが、青コーナーの近くだったので、セコンドに隠れて見にくい場面があったのと、相手の挑戦者側の応援団の中にいるような形になったので、清水さんの応援がしにくかった。
・ 清水さんのタックルは一番最初のものが、一番よかった気がする。その後のタックルの威力が弱まっていったのには、原因があったのでは?と思わされた。
・ というのも、その素晴らしいタックルの後に、反則の「ロー・ブロー」をもらってしまい回復待ちがあって、さらにすぐ後にもう一度(警告には至らなかったものの)「ロー・ブロー」気味のものをもらって、清水さんは顔をゆがめていていた。その後の動きに、影響したのではないだろうか(素人の誤解かもしれないが)。
・ 私の席が相手陣営のもの凄い応援の声の中にいたからそう感じたのかもしれないが、試合の後半になるにしたがって、挑戦者の方が、二人のあいだに開けている「空間」をコントロールしている感じがした。
・ 全部で18試合を5時間以上観て興奮したせいか、早くレスリングの練習に復帰したくなってきた。
【2012年1月28日記】

◎ 2012年1月24日(火) 「連載の予定/青学レスリング部のHPより」
・ 研究室に午前中のうちに届くはずの、新しく購入したプリンターが、雪の影響なのか、午後2時前にようやく到着。
・ その後、講談社の上田哲之さんと久しぶりにお会いして、「蔦珈琲店」にて、月刊PR誌『本』の連載執筆についての打ち合わせ。
・ いまは上野修さん(大阪大学教授)が「様相の17世紀―哲学史のワンダーランド」という連載を一年半ほど執筆中。上野さんの連載終了後の次期を、私が引き継ぐ予定。
・ およそ2年間にわたる連載で、一回5ページ・400字詰原稿用紙で12〜13枚ほどの分量。連載終了後は、単行本化してくれるというお話。
・ 私としては、連載という経験ができるし(持続的な緊張感が味わえるし?あるいはちょっとだけ作家気分が味わえるし?)、何よりも、この2年間くらい先延ばしになっていた本の執筆を、この連載という形態を利用して毎月少しずつ進めることができるのがありがたい。
・ タイトルを含めた全体の概要・構想を、3月末までにはっきりさせるつもり。

・ 青山学院大学レスリング部のHPのニュース欄(第11回全日本マスターズ選手権 結果報告)を見て、私のことまで書いてあって、びっくり。
・ 太田監督、どうもありがとうございます。引用させていただきます。
> 引用始め
尚、入不二基義先生は試合前の練習におきまして膝の靭帯を大きく負傷され、欠場されました。
入不二基義先生は本学レスリング部の練習に参加され、マスターズを目標に練習されておりましたが、
断念せざるを得ない状況になりました。完治後は引き続き、本学レスリング部の練習に参加されますが、
これからもレスリング部一同、微力ながら、全力で入不二先生の練習のサポートさせていただき、来年の
マスターズに出場・勝利に少しでも、貢献させていただきたく存じます。
これからも、皆様の応援・ご指導・何卒、よろしくお願い申し上げます。
> 引用終わり
・ まだ膝の痛みはとれないので、もうしばらく時間がかかりそうですが、焦らずに完治を待って復帰します。
【2012年1月24日記】

◎ 2012年1月21日(土) 「友人の門出/連載の依頼」
・ 昨日は、湘南高校時代の同窓生で、文芸部でいっしょだった阿部嘉昭君(評論家・詩作者)(http://abecasio.blog108.fc2.com/)から、朗報が届いた。
・ 北海道大学文学部への赴任(表象・映像の分野)が正式決定したという報せである。
・ 「公募」に応募した段階から話を聞いていて、選考が進んでいく中で私にできる範囲のアドバイスなどをしていたので、この報せはとても嬉しい。
・ 彼は、私の旧友の中でも群を抜いて「言語的に豊穣な」異才で、猥雑でありかわいらしく、ねちっこいと同時に脱力しているような心地よさを持った希有の人である。
・ いわゆるアカデミシャンの道を歩んできた人ではないが、その能力と著作群をかわれて、立教大学文学部で特任教授(サブカル論)を務めていた。しかしその任期が3月に終わるので、職探しをしていたわけである。彼も50歳過ぎて、新たな道を歩むことになる(今年最初の「身辺雑記(メモ)」に書いたように、50歳過ぎた友人・知人の「新たな挑戦」が多く見られる)。
・ 北大を拠点とした研究・教育活動によって、これから阿部君の「波動」によって覚醒していく無数の学生たちが出現するだろう。それは、とても悦ばしい「未来図」である。

・ 私の方の近況としては、某編集者の方から久しぶりに連絡をいただいて、某雑誌への連載執筆の依頼がありました。運命論や現実性の話での連載になる予定です。
・ 連載という形態は初めてなので、たいへんそうですが面白そうです。
【2012年1月21日記】

◎ 2012年1月19日(木) 「対戦する予定だった方からのメッセージ」
・ 今泉コーチのブログのコメント欄で、以下のようなメッセージをいただいた。

> 引用始め
入不二教授と1回戦で対戦する予定だった者です

はじめまして。
フレッシュマンズの部の58kg級でエントリーし、ブログの主様(入不二註:今泉さんのこと)にお世話になった者です。その節は、本当にありがとうございました。

私はこの試合がデビュー戦だったので、対戦表で入不二教授が相手と知った時は、お会いしたことがないのにこれらブログで少しは知っている感覚で、ただただびっくりしていました。
勝てなくても頑張ろうと、自分自身が頭悪い人間だからこそできれば頭が良い人には勝ちたいな、という(僻みの)気持ちでした。試合当日に棄権を知り、結果不戦勝となりましたが気持ちは嬉しさ半分でした。

次の試合で負けましたが、その試合で相手選手の頭と鼻をぶつけ、整形外科と耳鼻科の診察結果は「骨にヒビが入っていて斜鼻」と言われました。やっている時は痛みなども気にならなったですが、終わってからが・・・でした。(笑)外傷なので、無理も何もなかったと思いますが。
いつか、入不二教授の胸をお借りし、怪我なく試合を終えることができることを願っております。

ブログの再開(入不二註:今泉さんのブログのこと)、本当に嬉しいです。
これからも、楽しみにしております。

乱文乱筆、失礼致しました。
D-16(Blue)
> 引用終わり

・ 以下は私の返信。
・ D-16(Blue)さん はじめまして。大会では、対戦することができず、済みませんでした。
・ でも、対戦はできなかったのに、こうやってコンタクトをとることができて、お知り合いになれるのは、とても素晴らしいです!
・ おそらく、D-16(Blue) さんは私よりも若い方だと思いますので、私などとは比べようもなく強くなっていくのだと思いますが、また機会がありましたら、対戦や練習をよろしくお願いします。
・  あと、このような出会いは面白いので、私のwiki(http://wiki.livedoor.jp/irifuji/)の方に、D-16(Blue)さんのコメントを引用させていただきます。
・ お怪我の方、お大事になさってください。
【2012年1月19日記】

◎ 2012年1月18日(水) 「デフォルト(初期設定)」
・ 午後からの会議3種類。
・ ここ一年の経緯(昨年4月以来の頸椎原因による腕の痺れや、昨年末の右目上の打撲裂傷や、今回の左膝の靱帯損傷、その他にも諸々のケガ)を知る何人かの方から、まだレスリングはお続けになるんですか?さすがにもう無理でしょう?という趣旨のお言葉をかけられる。
・ そもそも「やめる」という選択肢自体が、私の中にもうすでになくなってしまっているので、「いや治して復帰しますよ」とか「何度でも蘇ります」と答えることになる。
・ そうすると、意志が強いんですねとか、ケガを怖がらないんですねとか(あるいは頑固だとか酔狂だとか懲りない奴とか・・・・)の感想を抱かれてしまうことが多い。
・ でも、本人としてはそういうのとは違うと思っている。
・ なにか確固たるもの偏屈なところに基づいて意志的に貫徹しようとしているのではなくて、レスリングをすることが、ただ自分を構成するデフォルト(初期設定)になってしまっただけである。
・ 逆に言うと、今後(年齢あるいは決定的なケガや病気で)レスリングができなくなるときが来たときに、することがデフォルト(初期設定)になってしまっている自分が、どのような変形を被るのか、そういう自分とどう折り合いをつけるのか、ちょっと予想ができない。
【2012年1月19日記】

◎ 2012年1月16日(月) 「虚脱感」
・ 左膝靱帯損傷のため欠場せざるをえなくなったマスターズ・レスリング大会を観戦・応援に行くかどうか、最後まで悩んだ。
・ 練習仲間の試合は観たいし応援したい気持ちはあったが、結局行くことができなかった。
・ 左足には固定器具をつけている状態で普通には歩けないし、長時間立っているのはつらいという理由もあったが、どちらかというとそれは「言い訳」。
・ 自分が選手として参加するはずだった場所に、ただ観客としてのみ居るという状況を思うと、どうしようもない「虚しさ」を感じてしまって、観戦に行く元気がでなかった。
・ (自分は出場予定がなくて)始めから観戦・応援のみならば、こんな気分になることはないし、むしろ知り合いの試合を観ることが楽しみでワクワクして出かけていただろう。
・ 前日計量の日と当日が、やり過ごすのにいちばん苦労したが、今回の「途絶」によって生じた虚脱感は大きくて、まだしばらく続きそうである。

・ 青学レスリング部の学生の中には、まだ私の欠場を知らずに応援に来てくれた人もいたようで、たいへん申し訳ないことをした。
・ 当日ツイッターで、「全日本マスターズレスリング選手権大会なう。 入不二教授と親父の応援!」「入不二先生欠場…残念!」「マジか。残念やなぁ〜(T_T)」・・・・などの青学レスリング部学生のツイートを見つけて、それが分かった。ごめんなさい。そして、どうもありがとう。
・ 練習仲間の服部さんは、女子の部Bで圧勝で優勝した模様。おめでとうございます。
【2012年1月16日記】

◎ 2012年1月10日(火) 「内側側副靭帯損傷」
・ 朝一番で整形外科へ。予想通り、左膝の「内側側副靭帯損傷」という診断。
・ しばらくは、膝へ装着器具をつけて固定することになる。
・ 寝技で痛めた後に、(動けるからといって)そのまま続けたのはまずかったなぁ、と言われてしまう。
・ 日曜日の練習中までは、スパーリングができるほど激しく動けていたのが、翌日からは、歩くのも足を引きずりながらソロソロしかできないという状態へと急に「転落」したのが、不思議な感じがする。ほんの一部分を痛めただけで、こんなに不自由になってしまうんだということを実感。
・ ということで、残念ながら、マスターズ大会の出場は断念せざるをえない。再び復帰へ向けて、とにかくまず直すことに専念するしかない。
・ 歩く以上に、階段の上り下り(特に下り)がたいへんなので、なるべく車で移動しようかと思案中。
【2012年1月10日記】

◎ 2012年1月9日(月) 「いやはや」
・ 昨日のレスリング練習で痛めた左膝内側が、夜から悪化。痛みで何度か目が覚める。
・ 昨日は歩けていたが、朝起きてみると、(曲げるよりも)伸ばして踏ん張るように力を入れるのが痛くて、普通に歩くのもソロソロという感じ。家の階段を降りるのが痛くて一苦労。
・ 今日は祝日なので病院に行けないが、明日の午前中にでも、診察を受ける必要がある。
・ 寝技の練習でうつ伏せになっていて、左足を持ち上げられて捻られるように力が働いたときに「ゴキッ」とか「グキッ」とかいう音がして痛みが走ったので、「靭帯損傷」なのかも。
(こちらはうつ伏せに寝ているだけで無理な動きをしたわけでもないし、相手だって特別に無理な技をかけてきたわけでもなく、ただ「角度」が偶然に悪かったという感じ)
・ せっかく来週の試合に向けて練習してきたのに、この状態ではレスリングをすること自体が不可能。欠場になるかもしれない。
・ あーあ。でもやってしまったものは、仕方がない。
【2012年1月9日記】

◎ 2012年1月8日(日) 「練習/おみくじ」
・ 午前中はレスリング練習。野村コーチのもと10名の参加者。
・ 片足を取った(取られた)状態からの攻防のドリル練習では、左右(顔外側・顔内側)の両方を交互に繰り返してみることで、自分にとってのその後の展開のやりやすさに違いあることが分かる(相手側の得意・不得意も関係しているかもしれないが)。
・ クリンチ勝負のドリル練習では、マスターズ合宿の指導で解説されていた方式で、片足から両足へと持ち替えるやり方を試してみる。でも一番確実なのは、そのまま場外へ押し出すことかな。このあたりのドリル練習は、「先生」こと冨川さんと繰り返す。
・ 寝技の確認→攻防→スパーという練習を、比較的長い時間をとって(10分延長して)やってもらったのが、よかった。同年配の木村さんに、関さん譲りのネルソンのやり方を教えてもらって試す。かなり強力。
・ 寝技練習の途中で、野村コーチが来てくれて、ネルソンの更なるバリエーションも教えてもらう。また、アームバーから相手を表返すのに、相手の身体の反対側へと超えて回転していくことが有効であることも確認できた。その際、回転のための「支点」として相手のもう一方の手を押さえて使うというのは、なるほど!である。
・ 寝技の練習の中で、左膝の内側がゴキッと音を立てて痛みが走る。その後も少し痛みがあったが、冨川さん・服部さん・サンボの小野寺さんとスパーリングを続ける。3人とのスパー全体としては、6-4か7-3の割合で負けている感じ。
・ しかし、部分的には「光明」もないわけではなかった。例えば片足タックルに入るところまでは何度か成功した点、一度だけだが服部さんのがぶりから(疑似スイッチ風に)逃れることに成功した点、小野寺さんと縺れた状態になったときに自然に身体が反応して動いて、気づいたらバックに回って馬乗り状態になれた点など。逆にダメなのは、総じて「守りきれない」という耐える力・技・粘りのなさ。
・ 帰宅後、左膝の内側を冷やすが、だんだん痛みが増して突っ張った感じになってきた。明日以降がちょっとこわい。

・ 午後は、世田谷八幡と松蔭神社に参拝に出かける。主な目的は三男の大学合格祈願だが、私の試合のこともちょこっとお願いする。
・ 二つの神社でおみくじを引いた結果は、以下の通り。
・ 「小吉」と「末吉」という地味な結果で、試合関連で言うと、「争事:勝つ 人に頼むが吉」(これは、セコンドについてもらう人が重要ということかな?)「争事:末は勝つが今は凶(あし)」(これは、「末」「今」の解釈が問題だな。「末=いずれ将来、今=これからしばらく」ということなのか、「末=試合時、今=練習時」ということなのか。)
・ 本職の方の関連で言うと、「学問:決心が足りない勉学せよ」「学問:危うし 全力を尽くせ」(T_T) orz ・・・・
【2012年1月8日記】

◎ 2012年1月6日(金) 「練習始め」
・ 金曜日はもっとも授業等がたいへんな曜日で疲労度が大きいので、これまで金曜日クラスに参加したことはなかった。
・ しかし、試合が近くなっているのに練習できる日が限られているので、金曜クラスの練習に参加。木村コーチのもと10人ほどの参加者(今泉コーチや清水選手も)。
・ ふだんは豊島区レスリング協会で練習していて、私も何度かお会いしている児玉さんが、ビジターとして参加。
・ 児玉さんは、(年齢は私より10歳ほど若いが)レスリング歴は私より1年ほど先輩である。40歳近くになってレスリングを始めたそうで互いに共感するものがあり、また体格・体重がほとんど同じである。
・ 児玉さんはいくつかの大会で入賞経験があって、もちろん私よりも強いけれども、全然かなわないというほどでもないので(今回の2ピリオド連続のスパーでは、1回フォールを奪えたが3回フォールされるというほどの差)、とてもいい練習相手になってもらえる。これからもいっしょに練習する機会があるといいな。
・ 木村コーチからは、中途半端な距離でタックルに入っていることを注意される。
・ 投げ技は、ずっと「飛行機投げ fireman's carry」の練習。脇を締めることと密着位置を低くということをアドバイスされて意識する。
・ 寝技の練習を、打ち込みのときと同じように、技の確認的なかけ合いから始めて、しだいに攻防へと「抵抗感を上げる」ように練習するのは、とてもいいやり方だなと思った。
・ 本日の木村コーチの名言は、「目だけの反応では間に合わない。手(によるコンタクト)を触覚のように使え」である。
【2012年1月7日記】

◎ 2012年1月5日(木) 「パンクラス」
・ 私の試合もあと10日となったが、今月終わりにはPANCRASE 2012 PROGRESS TOUR 1.28ディファ有明を観戦予定。
・ スポーツ会館コーチ(総合格闘技skアブソリュート)で、スーパーフライ級キング・オブ・パンクラシストの清水清隆さんが、4回目の防衛戦を行う。
・ その清水さんから大会ポスターをいただけるようなので、ポスター画像をこちらにも掲載しておきたい。派手派手しくなくてレトロ調のところが格好いい。
・ 左一番上が清水さん。
・ 清水さんのインタビュー記事が朝日新聞(栃木)2011年12月26日に出ています。 

【2012年1月6日記】

◎ 2012年1月1日〜3日 「正月三が日」
・ 新年明けましておめでとうございます。
・ 一日は、妻の実家へ新年の挨拶に行って、昨年6月に結婚した長男夫婦も交えて夕食。
・ 年賀状などで友人・知人の近況を知ると、私を含めた50歳過ぎの者たちが、同じように「負荷の少々大きい」新しいことを始める傾向があることに気づく。
・ (私はレスリングを始めたが)或る者はフルマラソンを走り、或る者はNHKのど自慢に挑戦、或る者は大学を中途退職して趣味・研究に専念、或る者は再度独身を謳歌し始め・・・・等々。
・ 二日は、駅伝往路のTV観戦と、レスリングのDVDでイメージトレーニング。
・ 三日は、妻といっしょに浜離宮恩賜庭園へ出かけて、諏訪流・放鷹術(ほうようじゅつ)の実演を観る。
・ (わがままな?)鷹が、樹上に留まったまま「自由を謳歌して」戻って来なくなるハプニング。鷹匠が何を試みても、われ関せずでそのまま戻って来ないため、次の演目へ進まざるをえなくなる。他の演目の間じゅう、彼(彼女?)は樹上で高みの見物。
・ 最後の演目(最大の見せ場)は、近くの電通本社ビル屋上から鷹を呼び寄せ、浜離宮へ急降下して白鳩を狩るという演目。
・ そのとき、ちゃんと「仕事」をやりに急降下して来た鷹を尻目に、ずっと動かなかった「あいつ」が、樹上から舞い降りてきて白鳩を横取り。予定通りの進行よりも、ずっと面白かったかもしれない。

【2012年1月3日記】

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※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません


著書


2017『香山リカと哲学者たち 明るい哲学の練習 最後に支えてくれるものへ』(ぷねうま舎)


2017 『現代哲学ラボ 第4号: 永井均の無内包の現実性とは?[Kindle版](哲楽編集部・編)


2016 『現代哲学ラボ 第1号: 入不二基義のあるようにありなるようになるとは? 』[Kindle版](哲楽編集部・編)


(カバー+オビ 立体)
2015『あるようにあり、なるようになる ─運命論の運命』(講談社)

(カバー 立体)
2015『あるようにあり、なるようになる ─運命論の運命』(講談社)


(カバー+オビ 平面)
2015『あるようにあり、なるようになる ─運命論の運命』(講談社)

(カバー 平面)
2015『あるようにあり、なるようになる ─運命論の運命』(講談社)

(表紙 平面)
2015『あるようにあり、なるようになる ─運命論の運命』(講談社)


2013『子どもの難問』(野矢茂樹編著、中央公論新社)<私の執筆は二編>


2013『英語で読む哲学』(編著、研究社)


2012『哲学の挑戦』西日本哲学会・編、春風社)


2011『Q〜わたしの思考探究〜 (共著、NHK出版)


2010『<私>の哲学を哲学する』(共著、講談社)


(カバー 帯なし)
2009 『足の裏に影はあるか?ないか? 哲学随想 』(朝日出版社)

↑(帯をとると上のようになります)


(カバー+帯)
2009 『足の裏に影はあるか?ないか? 哲学随想 』(朝日出版社)



2009 ちくま学芸文庫版『相対主義の極北』(筑摩書房)



2007 『哲学の誤読 入試現代文で哲学する!』(ちくま新書)



2007 『時間と絶対と相対と 運命論から何を読み取るべきか』(勁草書房)



2006 『ウィトゲンシュタイン 「私」は消去できるか』(NHK出版, シリーズ・哲学のエッセンス )






2002 『時間は実在するか』(講談社現代新書)




2001  『相対主義の極北』(春秋社)



1993  『<思考する>英文読解』(駿台文庫・絶版)

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