入不二基義 - あるようにあり、なるようになる 運命論の運命
『あるようにあり、なるようになる 運命論の運命』(講談社、2015年7月刊)
タイトル英訳:
Everything is as it is, and everything will be as it will be --- The fate of fatalism

◎ 月刊『本』(講談社PR誌)(BOOK倶楽部のページ)で2年ほど連載をした
「あるようにあり、なるようになる ―運命論とその周辺」は、修正加筆をして註なども加えて単行本(講談社)にする予定で、今はその作業中です。2015年7月頃の刊行を目指します。
これから担当編集者の上田哲之さんと相談のうえ決めていくことになりますが、現段階で私が考えている全体像は、以下の通りです。

タイトルは、私としては、
『あるようにあり、なるようになる ─運命論の運命』
にしたいと思い始めています。略称『ある、なる』ですね。
タイトルは、これに決定。

【追記】
・ 装幀などデザインを、希望通り古田雅美さんに担当していただけることになりました。
・ 現在のところ(2015年4月13日)では、7月10日あたりの刊行を目指しています。タイトルも、ほぼ『あるようにあり、なるようになる ─運命論の運命』できまりと言っていいと思います。
・ 『ある、なる』の刊行予定日は、2015年7月28日に決定(6月4日現在)。
『あるようにあり、なるようになる ─運命論の運命』(講談社)

プロローグ 概念を動かしてみる

第一部 論理からはみ出す現実性
第1章 神秘としての運命
第2章 解釈・因果・論理
第3章 排中律と現実
第4章 排中律と無
第5章 現実性は横溢する

第二部 現実の未来
第6章 アリストテレスの議論(1)
第7章 アリストテレスの議論(2)
第8章 運命論批判の失敗
第9章 運命論側の不完全さ
第10章 現実性と様相(1)
第11章 現実性と様相(2)

第三部 不可能な未来
第12章 マスター・アーギュメント(1)
第13章 マスター・アーギュメント(2)
第14章 マスター・アーギュメント(3)
第15章 二つの時間原理(1)
第16章 二つの時間原理(2)
第17章 過去の深さ

第四部 輻輳する現在
第18章 「海戦」版の議論(1)
第19章 「海戦」版の議論(2)
第20章 「オズモの物語」版の議論(1)
第21章 「オズモの物語」版の議論(2)

第五部 拮抗を生きる
第22章 「ロンドン空襲」の議論
第23章 「族長の踊り」と「遡及的な祈り」
第24章 反復する<中間>
第25章 運命論と自由

エピローグ 運命に乗る

・註・索引など

書影


<カバー+オビ 立体>

<カバー立体>

<カバー+オビ 平面>
)
<カバー 平面>
)
<表紙、平面>
【2014年8月30日記, 2015年4月1日追記, 2015年7月10日書影追加】