タ行

対校
大学のボート部で、学校の代表としてインカレ、全日本などにエントリーするメンバーを指す。チャンクルー。基本的には3、4年生中心になるが、1、2年生でも優秀な部員は対校に入ることがある。

舵手付きフォア
4+。付きフォア。コックスの乗っているフォア。

舵手付きペア
2+。付きペア。コックスの乗っているペア。

舵手なしフォア
4-。無しフォア。コックスの乗っていないフォア。舵(ラダー)が付いていないわけではないので注意。

舵手なしペア
2-。無しペア。コックスの乗っていないペア。舵(ラダー)が付いていないわけでは無いので注意。

ダブルスカル
2x。2人で漕ぐスカル。

チャボる
シートを固定したまま腕だけでチャボチャボ漕ぐこと。通常は艇の向きをその場で変える時に使われ、右側通行のコースをぐるぐる回っているときにはストロークサイドがバックチャボ、バウサイドがチャボになる。

チャン
チーム内のトップの選手達が乗る1番艇のこと。まあ1軍というような意味。

チャンバラ
並べの際に両クルーが接近し、オールがぶつかりあうこと。当然まともに漕げなくなるが、両クルー間の闘争意識如何によっては相手のオールをはり倒して漕ぎ続けることもあり、そんなんでも勝ちは勝ちだったりする。なお、ちゃんとしたレースでこれが起きた場合、どっちかがレーン侵害。


転覆・落水すること。接触事故等で起こることがあるが、多くはスキル不足に起因するので一般的に恥とされる。シングルスカル(1x)に多いが、クオドルプル(4x)やフォア(4+)でも起こり得る。なお、筆者はフォアで、しかも普通に漕いでいる最中に、しかも11月も終わりに近づいた寒い時期、しかももう日が沈みかけた頃に、荒川で沈したことがある。寒かった。

艇庫
艇を保管する倉庫。通常、ここに合宿所が併設されているため、合宿所そのものを指す際にも用いられる。戸田に行くと大量の艇庫が林立している。

艇庫じゃん
東京大ボート部で伝統的に使用されている、多人数用じゃんけん特殊ルール。多人数で一度にじゃんけんをすると、高い確率であいこになってしまう。そこで、全員で一度にじゃんけんをし、次のルールで一抜けを決める
1. 基本はグー、チー、パーの内で最も人数が少なかったものが勝ちで一抜け。
2. 残った二つでは通常のじゃんけんルールに従って二抜け、ビリが決まる。
例:グー×2人、チー×5人、パー×3人ならグー2人が一抜けで1位〜2位争い、チー5人が二抜けで3位から7位を争い、パー3人はびりで8位〜10位を争う。
3. ただし一番が同数の場合(例:グー×1人、チー×1人、パー×6人)の場合はあいこ。また全員が同じものを出したときもあいこ(あたりまえか)。
4. グー、チー、パーのうち2手しか出なかったときは通常のじゃんけんルールで勝敗を決める。
例:グー×3人、パー×5人ではグーの方が少ないが、グー対パーでパーの5人が勝ち。

以上のルールでグー、チー、パーの各グループに順位をつけ、各グループ内ではもし人数が5人以下なら通常のじゃんけんで順位を付け、6人以上なら再度艇庫じゃんをおこなう。このルールで、10数名の多人数でも一気に順位を付けることが可能。他の人が出しそうにないものを出せば勝てるのだが、秀逸なのはルールの3と4の部分で、例えば「グー×1人、パー×2人、チー×5人」だと、パーを出した人はもくろみどおり少人数だったのに、グーが一抜けしたためチーに負けて最下位となり、一転どん底に突き落とされる。
なお、これと同様なものが「皿じゃん」として名古屋大ボート部にも存在している模様。起源はどこ?

でっぱん
慶応大ボート部で、練習のことをこう呼ぶ(そうです)。モーションと同義か。

戸田
埼玉県と東京都の境(の埼玉側)にある戸田公園のボート競技場、およびその周辺一体のこと。ポンドがある。日本の漕艇のメッカで、インカレ、軽量級、全日本など、主要な大会が開かれる。競艇場が併設。

トップコックス
コックスが船首側に乗っている艇のこと。船首側に乗ればコックスの前方に障害がないので、横になっても前方をcareできる(その方が、重心が下がって都合がよい)。従って、トップコックスの艇では、コックスは舳先に足を向けて仰向けに寝転がり、首だけ起こして前を見る。これをはたから見ると、首だけ艇に乗っているようで異様。
2006年12月23日(土) 22:03:21 Modified by jara_project




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