『世界の中心でミコち〜んと以下略』

花井「周防はどうも今鳥と話してるとき妙に楽しそうな顔をするよな」
周防「あいつが私の胸のことからかうからだよ!」
花井「もしかして今鳥みたいなうすらトンカチなお馬鹿さんがタイプか?」
周防「なに調子っぱずれなこといってんの!」
花井「メガネの僕がいうのもなんだが、麻生みたいなクール&ハンサムよしたほう
   がいい」
周防「はあ? なによ急に」
花井「ああいう男にはかならず裏がある。トンデモない変態趣味があるとか、
   恋人になったとたん日常的に暴力をうけ最寄の警察署に駆けこむとか」
周防「それ何時からのワイドスクランブル?」
花井「つまらぬ男に引っかかるなと、おさななじみとして忠告してるんだ!」
周防「なにが言いたいの?」
花井「おさななじみなんてならなきゃよかった」
周防「なによ。喧嘩売ってんの?」
花井「ちがう。おさななじみとしてでなく、他人であればこの中途半端な距離感に
   頭を悩ませる必要もなかったのにと思うと」
周防「シャッキリなさい! 男でしょ?」
花井「…いや、だから僕は」」
周防「あーもう、しょうがねえな! いいよ、花井なら。いまさら恋人とかいうのも
   てれくさいし、おさななじみから一からはじめよ。ね?」
花井「ミコち〜ん!!」
周防「泣くな! 鼻水たらすな!」

色々なイベントがあって季節は春
桜散る季節、矢神高校の屋上

花井「八雲君……君が播磨を好きな事は分かっている………だが僕はそれでも君の事が好きだ!」
八雲「……花井先輩………私は……」
花井「僕と付き合って欲しい」
八雲「………ごめんなさい………」
花井「そうか………すまなかったね八雲君。君を困らせてしまって………」
八雲「花井先輩…………私、播磨さんの事が………」
花井「いや、それ以上は言わなくてもいい。これでも君の事は分かっているつもりだ。ただ、覚えておいて欲しい。僕は何時でも君の味方だと言うことを」
八雲「花井先輩……」
袴バットエンド
But(しかし、)

八雲「違うん……です」
花井「えっ!」
八雲「播磨さんの事はもう、いいんです……ちゃんと気持の整理はつきましたから………」
八雲「それで気持の整理が終わった時、気付いたんです私の事を一番に想ってくれる人が側にいるって事を……」
八雲「私が辛かった時、困った時、私の側にきて私を励ましてくれた事、凄く嬉しかったです……」
花井「…………」
八雲「だから今度は私が花井先輩の側に居てあげたいんです。それが今の私の気持ち………です」

八雲「でも、私男の人と付き合うのって……その……よく分からないんです……それに花井先輩の事も………」
花井「八雲君……」
八雲「だから、その………友達からお付き合いさせてもらえませんか……」
花井「八雲君………も、もちろんだ!この花井春樹喜んでお受けしよう。でも………本当に僕でいいのかい?」
八雲「はい。………よろしくお願いします。」

袴Butエンド
2007年01月29日(月) 01:09:33 Modified by jyontsuki




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