IF23・言葉遊び


「こんにちはー!ネギミソチャーシュー6つ!」
「姉さん、自分の分忘れてない?」
「ってゆーか、勝手に人の分まで注文すんなよな。」

「え?八雲に八雲のお姉さん、高野先輩、沢近先輩、周防先輩?」
「播磨に花井?」

「えへっ、サラちゃんと麻生君がここでバイトしてるって聞いたから、食べに来たの。」 
「サラちゃんたちのお友達かい?」
「あ、店長。」
「では、料理は私に任せて、二人は友達と話でもしてはどうだい?」
「いえ、俺は別にかまいません。」
「しかし、せっかく友人が来ているというのに」
「大丈夫ですよ店長、それにラーメンは麻生先輩のほうが上手ですし」



613 :小ネタ:05/05/23 20:40 ID:dTvsv1/o
「店閉めようかなぁ・・・」
「店長ったら、冗談ですよ。そんなに気を落とさないでください」
「はぁー」
「・・・・・・」
「(気まずい雰囲気ね・・・何か話題を)そ、そうだ。この前聞いたんだけどね。私の愛理
って言う名前、中国語ではアイリ、て発音するんですって。日本語と同じなのね・・・」
「ん?当たり前だろお嬢、音読みって中国の発音なんだろ?」
「そうだよ愛理ちゃん、当然じゃない。」
(((こいつら本当の馬鹿だ・・・)))
「コホン、それじゃあ店長、私の名前はどう発音するのかしら?」
「水晶の晶?チンかな?」
「・・・・・・」



614 :小ネタ:05/05/23 20:42 ID:dTvsv1/o
「(ま、まずい、ちょっと墓穴掘ったかしら?)じゃ、じゃあ、天満はどうかしら?」
「えーと、ティエンマン?かな」
「えー、あまりかわらないよー、それなら私の名字の塚本は?」
「塚本?ジョンベン?」
「ジョンベン?もっと面白いのならいいのに。」
「(よし、天満ちゃんのためにここで何かフォローを)まあまあて・・・いや、塚本、ションベン
じゃなくてよかったじゃねーか!ハハハ・・・」
(播磨、自爆)
「わーん、最低だよ!播磨君」
「(ふふふ、播磨め自滅しおって、ここは僕が八雲君にいいところを)えーっと、そういえば
誰か忘れたけどジョンベネとかいう美人がいたような?」
「確か6歳くらいで殺されたアメリカの美少女だったかしら?」
(花井も自爆)
「花井・・・お前、そんな趣味があったのか?」
「花井先輩・・・まさか」
「わー、違うんだ!周防!八雲君!僕はロリコンなんかじゃ・・・」

「(・・・私の発案とはいえ、やばくなってきたわ)じゃ、じゃあ、美琴はどうなの?」
「美琴?うーん、メイジンかな?」
「わぁー、ミコちゃん、名人だって、よっ!名人!」
「(あーよかった、まともで)よせよ、照れるじゃねーか!」



615 :小ネタ:05/05/23 20:43 ID:dTvsv1/o
そうこうしているうちにラーメンが出来上がった。
「おまちどうさま」
「なんだか楽しそうですね。店長、私の名前はどうです?」
「サラちゃん?サラはそのままだけど」
「そうじゃなくて、漢字で書いたらどうなるか、です」
「そうだね・・・菩薩様の薩に拉麺の拉かな?」
「ちょうどチベットのラサ(拉薩)をひっくり返した形ね」
「高野先輩・・・そこってチベット仏教の聖地じゃ?」
「へー、チベット仏教か・・・私って、誕生日もお釈迦様と同じだし、仏教に縁があるんですかね?」
「・・・おい、お前シスターじゃなかったのか?」
「いいじゃないですか先輩、日本でそんな堅苦しいことはいいっこなしですよ。
それに私、メルカドで巫女衣装でバイトしたこともあるんですから(注作者の妄想)」
「み、巫女衣装?」
「麻生君、一枚五千円でどう?」
「た、高野、写真を売りつける気か?」



616 :小ネタ:05/05/23 20:45 ID:dTvsv1/o
「いいじゃない、このごろ「皿うどん」が不調なんだし。そうだ、いっそのことカップリングの名前を変えたら?」
「何にですか?」
「何だ?その皿うどんって言うのは?」
「麻生君、ほんとに知らないのね。たとえば・・・二人の名前プラスめん、ってことで、
薩摩(麻)拉麺(さつまラーメン)なんてどう?サラのあいだに麻生君が挟まれているわよ」
「おい、どういう意味だ?」
「それはちょっと・・・今の皿うどんでさえあまりなじまれていないのに、余計にマイナーすぎる名前は・・・」
「じゃあ、妹さんの友達さん、シスターってことで薩麻妹(さつまいも)なんてのはどうだ?」
「播磨さん・・・それはちょっと・・・(でも、薩磨妹なら、サラが私と播磨さんとの間を
取り持っているようにも思えていいかも・・・)」
「待て、播磨、ここは麻生の生もつけて、生薩麻妹(なまさつまいも)という手もあるぞ。」
「花井・・・播磨にそこまで対抗しなくてもいいだろ」
(生に妹・・・なんか卑猥なネーミングね・・・もしかしてヒゲもロリコン?妹さんとか呼んでるし)
(なんかみんな楽しそう、連れてきてよかった、うんうん。)



617 :小ネタ:05/05/23 20:50 ID:dTvsv1/o
「・・・播磨先輩、花井先輩?夜一人でいるときは、魔よけのお守りを持つことをお勧めしますね。」
「「えっ?」」

「こうしてその夜から、播磨先輩と花井先輩は、原因不明の高熱のために三日三晩のた打ち
回ることになったのでした。ちゃんちゃん」
「・・・サラ、お前播磨と花井に何をした?」

以上、小ネタですので、著しく評価が分かれるかもしれませんが、機会があれば
こんな言葉遊び的ネタを投稿したいと思います。
2007年09月13日(木) 17:17:01 Modified by ID:LOVLpNCrSQ




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