初めての方へ
最終更新:ID:kGReJ3bCgw 2009年10月31日(土) 22:46:51履歴
ここは小説、漫画、映画などの物語作品を紹介/批評するためのWikiです。
だれでも登録なしで簡単、自由に好きな作品を語ることができます。具体的にはこのような記事を作れます。新規投稿者は新規ページ作成から新しい記事を作ってください。
わかりづらかったら、「雛形」から「テンプレート」を読み込んでもらったら↓の記事の書き方が読み込まれます。
記事を書いたら←の99個のタグのなかからあてはまるものを選んで付けてくださるようお願いします。その際、記事のなかに自分の名前を書き込んでもらってもかまいません(書かなくてもOK)。
たとえば、上記の記事は「漫画」「ファンタジー」「恋愛もの」「学園もの」「青春もの」「実は男性にも」「群像劇」「主人公が成長する」「キャラに萌えまくる」というタグが付けられています。
レビューを読みたい方は、そのときの気分で、←のタグ一覧からレビューを探してみてください。「何となく泣けるものを読みたいな」という気分のときは「とにかく泣ける」から、『DEATH NOTE』みたいな作品を読みたい!というときは「息づまる頭脳戦」から探せばいいわけです。
また、ページ一覧から過去の記事すべてを調べることも可能です。もちろん、検索エンジンを使って目的の作品を探すこともできます。
以下、ちょっと慣れたひと向けの情報。
このWikiでは、固定された99個のタグのほかに、自分で新たにタグを作ることができます。簡単です。固定タグといっしょに適当な言葉をタグ欄に入力すればOK。
ただし、それだけでは←のサイドバーには表示されないので、自分でここの「タグ追加欄1」を消してそのタグへのリンクを張ってください。
とりあえず、ぼくが「雑談」タグを作っておいたので、新たなタグを作成する際はそれを参考にしてください。よほど非常識なものでなければ、どんなタグでもOKです。たとえば、自分の名前をタグにすれば、自分で書いた記事だけを抜き出すことができるようになります。色々なつかい方をお試しあれ。
なお、作ってすぐのタグは検索に反応しないようです。1時間もすれば正しく捕捉されるようになるので、気にしないでください。
現時点ではまだまだレビュー数が少なく、使われていないタグも多数存在する有様です。皆様の投稿をお待ちしています。
(以下、本文です。自由に書いてください。)
そこは、遥か、遥か、遠い地。
いま、この場所から百数十年の時間と数千キロの空間を隔てた土地、後世に「絹の道」として知られる草原の、とある地方都市を舞台に、その物語は幕をあける。
すべての始まりは、ある一家に、ひとりの女性が嫁いできたこと。彼女は二十歳。しかし、花婿は未だ十二歳に過ぎぬ。不釣り合いとも見えるこの夫婦は、しかし、ゆっくりと、しずかに、細やかな情愛を育てていく。
ところが、彼女の生家が花嫁を返せといいだしてきて、と、話は急展開を迎える。いったいこの夫婦が正しく結ばれる日は来るのだろうか?
全十巻で堂々完結を遂げた『エマ』に続く森薫の新連載は、シルクロードを舞台に、草原に生きる人々の暮らしを描いた作品。
ヴィクトリア朝とは打って変わって草原の土地を舞台にしているものの、服装や小物のひとつひとつから「異世界」を浮かび上がらせるその匠の手際は変わらない。否、それは、『エマ』の頃よりさらに繊細さを増しているようにすら思える。
さすが、森薫、そこらの凡庸な漫画家とは比較にならない技量である。
『ヴィンランド・サガ』といい、この作品といい、いまの日本人の生活実感とはかけ離れた世界を、単なる物珍しさではなく、敬意と愛情をもって描く作品が存在するということは、誇っていいことだろう。現代日本の漫画がいかに高いレベルにあるか、それを象徴するような作品であるといえる。
物語はまだ始まったばかりで、『エマ』と比べてどうこう、と語れる段階にはない。だが、遥かな異郷を細密に描写する手練の、その水際立った巧みさはどうだろう。
巧い、巧すぎるよ、森薫。野を馳せるけものたちのその足音、その息遣いまでこの耳に届くかのようではないか。
この地では、生と死とは、現代日本よりずっと身近にある。すべては生命のリズムに沿って、活き活きと脈動しているのである。何もかも皆、うつくしい。
とりあえず読んでおけ!の傑作、開幕である。
(↓タグを選んで付けてください。20まで付けられます。)
だれでも登録なしで簡単、自由に好きな作品を語ることができます。具体的にはこのような記事を作れます。新規投稿者は新規ページ作成から新しい記事を作ってください。
わかりづらかったら、「雛形」から「テンプレート」を読み込んでもらったら↓の記事の書き方が読み込まれます。
記事を書いたら←の99個のタグのなかからあてはまるものを選んで付けてくださるようお願いします。その際、記事のなかに自分の名前を書き込んでもらってもかまいません(書かなくてもOK)。
たとえば、上記の記事は「漫画」「ファンタジー」「恋愛もの」「学園もの」「青春もの」「実は男性にも」「群像劇」「主人公が成長する」「キャラに萌えまくる」というタグが付けられています。
レビューを読みたい方は、そのときの気分で、←のタグ一覧からレビューを探してみてください。「何となく泣けるものを読みたいな」という気分のときは「とにかく泣ける」から、『DEATH NOTE』みたいな作品を読みたい!というときは「息づまる頭脳戦」から探せばいいわけです。
また、ページ一覧から過去の記事すべてを調べることも可能です。もちろん、検索エンジンを使って目的の作品を探すこともできます。
以下、ちょっと慣れたひと向けの情報。
このWikiでは、固定された99個のタグのほかに、自分で新たにタグを作ることができます。簡単です。固定タグといっしょに適当な言葉をタグ欄に入力すればOK。
ただし、それだけでは←のサイドバーには表示されないので、自分でここの「タグ追加欄1」を消してそのタグへのリンクを張ってください。
とりあえず、ぼくが「雑談」タグを作っておいたので、新たなタグを作成する際はそれを参考にしてください。よほど非常識なものでなければ、どんなタグでもOKです。たとえば、自分の名前をタグにすれば、自分で書いた記事だけを抜き出すことができるようになります。色々なつかい方をお試しあれ。
なお、作ってすぐのタグは検索に反応しないようです。1時間もすれば正しく捕捉されるようになるので、気にしないでください。
現時点ではまだまだレビュー数が少なく、使われていないタグも多数存在する有様です。皆様の投稿をお待ちしています。
(Amazonへのリンク画像です。↑のアイコンから貼れます。)
(以下、本文です。自由に書いてください。)
そこは、遥か、遥か、遠い地。
いま、この場所から百数十年の時間と数千キロの空間を隔てた土地、後世に「絹の道」として知られる草原の、とある地方都市を舞台に、その物語は幕をあける。
すべての始まりは、ある一家に、ひとりの女性が嫁いできたこと。彼女は二十歳。しかし、花婿は未だ十二歳に過ぎぬ。不釣り合いとも見えるこの夫婦は、しかし、ゆっくりと、しずかに、細やかな情愛を育てていく。
ところが、彼女の生家が花嫁を返せといいだしてきて、と、話は急展開を迎える。いったいこの夫婦が正しく結ばれる日は来るのだろうか?
全十巻で堂々完結を遂げた『エマ』に続く森薫の新連載は、シルクロードを舞台に、草原に生きる人々の暮らしを描いた作品。
ヴィクトリア朝とは打って変わって草原の土地を舞台にしているものの、服装や小物のひとつひとつから「異世界」を浮かび上がらせるその匠の手際は変わらない。否、それは、『エマ』の頃よりさらに繊細さを増しているようにすら思える。
さすが、森薫、そこらの凡庸な漫画家とは比較にならない技量である。
『ヴィンランド・サガ』といい、この作品といい、いまの日本人の生活実感とはかけ離れた世界を、単なる物珍しさではなく、敬意と愛情をもって描く作品が存在するということは、誇っていいことだろう。現代日本の漫画がいかに高いレベルにあるか、それを象徴するような作品であるといえる。
物語はまだ始まったばかりで、『エマ』と比べてどうこう、と語れる段階にはない。だが、遥かな異郷を細密に描写する手練の、その水際立った巧みさはどうだろう。
巧い、巧すぎるよ、森薫。野を馳せるけものたちのその足音、その息遣いまでこの耳に届くかのようではないか。
この地では、生と死とは、現代日本よりずっと身近にある。すべては生命のリズムに沿って、活き活きと脈動しているのである。何もかも皆、うつくしい。
とりあえず読んでおけ!の傑作、開幕である。
(YouTubeの動画です。↑のアイコンから貼れます。)
海燕
(署名です。付けるも付けないも自由。)(↓タグを選んで付けてください。20まで付けられます。)
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このページへのコメント
いいですよ。何でもありです。
官能小説や18禁ゲーム、成人コミックなどは、こちらのサイトで紹介していいのでしょうか。
特に、するつもりがあるわけではないのですが、一応はっきりさせておきたいので。
すいません。誤ってトップページごとかんでさんのコメントを消してしまいました。
質問にお答えしておくと、記名はあってもなくてもOKです。