大念寺古墳

古 墳 名大念寺(だいねんじ)古墳
所 在 地島根県出雲市今市町鷹ノ沢
種  別前方後円墳
規  模復元全長 100m 高さ6m
推 定 年 代6世紀中〜後半
主 体 部横穴石室(複室構造 全長12.8m)
玄室に刳抜式の家形石棺×1
前室に組合せ石棺×1
調  査1981〜83年保存修理に伴い調査
古墳の付帯施設埴輪
出土物金銅製履 装身具 馬具 太刀など武器類
斧 刀子 須恵器を江戸時代に発見
案 内 板出雲市教育委員会設置
備  考国史跡(1924年指定)
付近の古墳・遺跡塚山古墳 上塩冶築山古墳
livedoor 地図上の位置大念寺古墳

出雲市駅の北東の丘の上にある前方部を東に向けた前方後円墳です。墳丘はJRの
車窓からも見えます。大念寺という大きなお寺の裏山に当たり、出雲市駅から歩く
と20分くらいです。


西側より

お寺の本堂の横を上ると墓地があり、その左側に石室の入り口があります。
格子の扉が付けられて普段は施錠してありますが、市の教育委員会にあらかじめ
電話をしておくと、鍵を開けておいてくれるとの事です。



石室は前方部とは反対側の南西を向いて開口しています。石材は切石ではありま
せんが、矩形に近い石が多く使われています、前室と玄室の2室から複室構造です。
複室構造の横穴石室は時々見られる物ですが、前方後円墳で複室構造の石室を持つ
古墳は、本州ではあまり聞いた事がありません。



この古墳では前室、玄室それぞれに石棺が置かれています。
前室の石棺は組合せ式です。破壊されていて、底の部分しか残っておりません。
それでも観察すると、玄室の石棺と同じく側面に開口部が合ったらしい事などが
解ります。現在、普段は青いビニールシートがかけられているようです。
玄室には巨大な刳抜きの家形石棺があります。大きい事で有名で、大きさは1.7×
1.7×3.3m、日本国内で確認された刳抜きの石棺としては最大、一般に見学できる
物としても最大と聞いています。重さはかなりの物でしょうが、大きさも入り口
から入るとは思えず、石室を造る前か途中で設置された物なのでしょう。



この石棺は側面にきれいな開口部が加工されています。中を覗いてみると、今は何
もありませんが、内部は丁寧に仕上げられています。天井の仕上げ、石材の白い
部分と黒っぽい部分のまだら模様が見事です。




古代、出雲では在地の豪族は前方後方墳、四角い古墳、大和の影響が強い豪族は
前方後円墳、丸い古墳をそれぞれ造ったという説があります。この考えによると、
前方後円墳の大念寺古墳は、大和の影響が強い事になります。しかし石室を見ると、
奈良県の古墳とはあまり似ていない感じがします。石棺の側面に開口部を付ける
のは九州に良く見られると言いますが、この石室は九州の物と良く似ているとは、
言えないように思えます。
この石室は、豪族の個性、独自性を表していると感じましたが、いかがでしょうか?

2011年2月見学
2011年03月07日(月) 21:00:43 Modified by sisgsmsj1

添付ファイル一覧(全5件)
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