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狂った果実

186 :狂った果実 1/2:05/03/04 06:39:34 ID:SBdHi33v
主人公の狩野哲は美大に通う学生。ある日市川教授の主催するパーティに参加する。
そこで教授の三女美夏(10歳)と出会い、なぜか気に入られる。
人見知りがちな娘を心配する教授は哲を娘の家庭教師にと望み、哲もそれを引き受けた。
そこへ美夏の姉、次女の秋子がやってきて美夏を虐待、哲を強引に連れて行ってしまう。
ところがその秋子は会話の途中、寄りかかった手すりがはずれて転落死してしまう。

警察の事情聴取から解放された後、哲は友人で共にパーティに出席した大門を探すが
彼は行方不明になっていた。しかたなく約束通り教授の家に向かう。
ところが美夏は非常に頭がよく、予定が狂ってしまう。彼女の提案で大学近くのカフェへ。
そこで元恋人の圭子らと出会うが、美夏は蚊帳の外に置かれ、不機嫌に。
その後眠ってしまった美夏を家まで送り届ける。頭は良くてもまだ子供なんだなと微笑む哲。

再度教授の家を訪れると、メイドの真紀から用事を頼まれ、今は亡き秋子の部屋へ入る。
そこで秋子のドレスが何者かに切り裂かれているのを発見。真紀に報告すると、彼女は怖がり
そのまま雰囲気に流されて関係を持ってしまった。ちなみに哲には成子という恋人がいる。

その後教授の家を訪れると、異様な音が聞こえてきた。
教授が錯乱して、自分で描いた絵をナイフで切り裂いていたのだ。
彼は「最初は秋子、そして真紀、次は私なのか…?」などとつぶやいている。
なんとか教授を落ち着かせる。真紀の行方が知れないという。
その後、教授に頼まれた用事を果たすため焼却炉に向かう。
パネルを操作して蓋を開けると…中からは変わり果てた真紀の焼死体が出てきたのだった。

重要参考人から容疑者へランクアップした哲は数日間、拘置される。
恋人の成子のつてでなんとか解放されたが、そんな彼の元に驚くべき知らせが。
行方不明になっていた大門の死体が発見されたのだ。
近頃の大門の行動について聞くため、圭子の家へ。そこでも関係を持ってしまう。
なんでも大門は最近誰かを脅迫していたらしい。それで殺されてしまったのだろうか。
そこまで聞き出して、圭子の家を後にする。ところが圭子もまもなく毒殺されてしまう。

187 :狂った果実 2/2:05/03/04 06:41:05 ID:SBdHi33v
哲のことをしつこく疑っていた佐岳刑事から電話が入る。
教授の家に来るように言われ、行ってみるとなんと教授が自殺していた。
残された遺書によれば、秋子、真紀、大門、圭子殺しは全て教授の犯行らしい。
そして哲に残された別の遺書には、残された美夏のことを頼むと書かれていた。
ところが哲は数日前、ふとしたことから美夏のことを怒鳴りつけてしまっており
すっかり彼女の信頼を失っていたのだった。美夏は教授の長女、美鈴が引き取ることになった。

動転した成子から電話が。彼女の飼い猫サマンサがレンジでチンされてしまったのだ。
彼女を落ち着かせ、遺書のことを話す。頭脳明晰な成子は遺書の不自然さに気づく。
大門の犯行だけ克明に知らされているのに、他の犯行はあまりにも適当すぎる。
また美夏のことを哲に頼む追伸もどこかおかしい。
大門を殺したのは教授で間違いないが、まだこの事件には隠された秘密がありそうだった。

哲と成子は教授の家に向かい、美夏の部屋を捜索する。
そこで見つかったクロッキー帳には、これまでの事件が全て描かれていた。
最後のページには青い長方形が…一体これはなんだろうか。
哲は成子を残して、美夏がいるはずの姉美鈴の家に向かった。
ところが、美夏はそこにはいなかった。哲は猛烈な不安に襲われる。
教授の家には、今使われていない貯水槽があるという。あの青い長方形はそれだったのだ。
教授の家に残してきた成子は泳げない。そして美夏はそれを知っているのだ。

哲は全速力で車を走らせた。ところが屋敷に着く直前、美夏の愛犬シェリルが飛び出してきて
事故を起こしてしまう。痛む体をひきずりつつ、貯水槽へ向かう。
そこには成子の溺死体が浮かんでいた。哲は慟哭し、美夏に復讐を誓う。

翌日、美夏は実の母が暮らすフランスへ向かうため、空港へ向かった。
哲もその空港に来ており、2人はすれちがう。
「イツカ・カナラズ・コロシテヤルカラナ」
離陸した飛行機の中、美夏は楽しそうに絵を描いていた。
そこに描かれていたのは、貯水槽の中でもがき苦しむ成子の姿であった。

188 :名無しさん@初回限定 :05/03/04 06:46:11 ID:SBdHi33v
ちょっと長くなってしまったのでまとめ。

主人公はふとしたことから恩師の娘に気に入られるが、その娘は独占欲が強く、しかも冷酷で
自分をいじめた姉を皮切りに、主人公と関係をもった人間を次々と殺してゆく。
遅まきながらそれに気づいた主人公だったが、時既に遅く最愛の恋人まで殺されてしまうのだった。

という心温まる話である。猫も温まりすぎて目玉がトローリとしてた。



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