当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

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ツッコミの作法

 ツッコミにも巧拙があります。当然ながらうまいツッコミであればあるほど効果的に笑いを喚起することができます。ポイントになるのは、.坤譴療確な把握、言葉のチョイス、4屬任后
 

.坤譴療確な把握

 ツッコミに求められるのは、すでに何度も説明していますが、ボケによって作出されたズレが、どのようにズレているかを把握して、それを過不足なく説明するということです。一段階目のズレなのか二段階目のズレなのか、一段階目のズレだとしたら何がどうズレているのか、二段階目のズレだとしても、何がどうズレているのかを瞬時に把握しないと、的確なツッコミはできません。
 少し練習問題を出しましょう。Aの質問に対してめいめいがボケて答えるので、的確なツッコミを考えてください。解答例は下に書いておきます。あくまで解答例です。



 ,砲△襯坤譴蓮▲▲瓮螢の首都ではないというズレです。ツッコミとしてはそれを適切に手短に指摘すれば足ります。△砲△襯坤譴蓮△修發修蘯尊澆靴覆ぞ貊蠅任△襪箸いΕ坤譴如↓,茲蠅和腓いです。これも,汎韻犬茲Δ鵬燭どのようにズレているかを適切に、手短に指摘すれば足ります。
 は、「ボケるならちゃんと答えるべきなのに、ちゃんと喋れていない」という二段階目のメタなズレがあると考えられます。それを的確に把握したうえで、その旨を伝えてあげましょう。い蓮◆屮椒韻襪覆蘓佑療えをパクるべきでないのに、同じことを言っている」というメタなズレがあります。「普通のボケ」ができていないという意味ではと同じです。キΔ癲嵒當未離椒院廚できておらず普通に答えてしまっているというメタなズレがあります。いずれもその旨を指摘すればたります。ちなみに、このようにボケを繰り返していく場面では、ボケにもツッコミにも独特のテクニックが入り込む余地があるのですが、それは後述します。
さて、きキΔ里茲Δ淵瓮燭淵坤譴蓮▲椒韻わざとやっている可能性もありますが、ボケるべきなのに、天然でこのような普通のボケでない答えを出している可能性もあります。そうであっても、ツッコミが適切にズレを把握したツッコミを入れさえすれば、失敗したボケさえ笑いに変えられるということが分かると思います。このように、失敗したボケをボケの意図とは異なる形で回収するためのツッコミを、特にフォローと呼んだりもします。
 フォローができるということは、ボケが失敗した場合でも、笑いがとれるかどうかの最終的なツッコミが責任にあるということです。ボケがすべったら「すべってるやん」とツッコめばよいのです。お客さんをひかせてしまったら「お客さんひいてるで」とツッコめばよいのです。ツッコミに技量がありさえすれば、ボケも安心してすべることを恐れずのびのびとボケを発することができます。ツッコミも、笑いがとれないのをつまらないボケばかり発するボケのせいにしないで、自分でフォローするという選択肢を考えるべきです。ボケがつまらないのは、自分に技量がないためにボケが萎縮してしまっているからかもしれません。
 とはいえ、ツッコミが失敗したら今度はボケが「ヘタクソか!」などとツッコんで、フォローするという可能性もまだ残っています。このフォローさえ失敗したら今度はまたツッコミがフォローする…という可能性も考えられないことはなく、この連鎖は無限に続いていきますが、あんまり失敗が続くとフォローも追いつかなくなるので、基本的にはツッコミが全て回収するぐらいの意気込みで望むのがいいでしょう。
 

言葉のチョイス

 言葉のチョイスは「たとえ」の項で説明した通りです。何がズレているかを適切な言葉によって表現するということです。たとえが成功すれば何がどうズレているかを的確に説明することができるとともに、新たなズレを作出することができます。
 そしてこの言葉は、できるだけ手短なものを選ぶべきです。長々と多くの言葉を費やして説明してしまうと、お客さんはボケの内容を忘れてしまい、説明されてもよく分からなくなるからです。「手短にやるべきツッコミが長い」というメタなズレをわざと提供するという選択肢はあり得ますが。

 間は、ボケと突っ込みの内容に併せて変える必要があります。間をとりすぎると、長々とツッコミを入れた場合と同じ弊害が生じます。受け手がボケの内容を忘れてしまい、ボケとツッコミによる説明の対応が分からなくなります。
 逆に早すぎるのも問題です。早すぎると、受け手がズレとなる事実を認識しておらず、ツッコミを入れてもピンとこないということがあり得るからです。例えば、ボケを言い終わらないうちにツッコんでしまうのは当然ながらやめた方がいいです。それはボケによるズレが未だ提供されていないからです。無論、下手糞なツッコミをわざとやってそれ自体をボケとするという狙いはあり得ますが。
 また、すべったことをツッコむのであれば、ボケが放たれてから多少間をおいて、すべったということを受け手に認知させてからツッコむのが有効になります。この場合、普通のボケにツッコミを入れる場合よりも、ツッコミをワンテンポ遅くする(=間を多めにとる)必要があるのです。それは、受け手にすべったことが分からないと、ズレが認識されないからです。
 要は、受け手がボケにおけるズレの基礎となる事実の存在をきちんと認識した段階で、その内容が忘れられないうちにツッコミを入れるのが大事だということです。あとの細かいところは、ほとんど好みの問題だと思われます。

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