当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

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道中記

 筆者は、大学時代、大学まで80分から100分ほどの道のりを自転車で通っていました。その間に起きたことをいくつか記します。

1.

原宿駅の表参道口と竹下口の間の歩道に、首が千切れた鼠の死骸が横たわっていた。それを見たギャルが「ねえねえ見た?」とか言ってたので、「ねぇー。やばかったよねぇ。」と心の中で応答してみた。

2.

 深夜の1時頃、水道橋で防犯登録の確認を求める警官につかまった。このときは、無線の先で数字が合わなかった。その瞬間わらわらとたくさん警官が湧いてきて、「どこで盗ったんだ?」みたいなことを聞いてきた。
 「自分で買ったものである」と主張し続け、持物検査にも素直に応じていたら、最初につかまえた警官が無線で「素直に指示に従っていますー」みたいなことを喋っていた。じき解放された。

3.

 水道橋でつかまった経験はもう1回ある。そのときは父の自転車に乗っていた。それだけでも面倒くさいのに、その自転車は1回盗まれて盗難届を出していたにもかかわらず、いつの間にか戻ってきていたものだった。問題は父が届を撤回していなかったことだった。つまり、警察的には盗品のままだったのである。
 父の生年月日を答えたら解放してくれました。ちなみに、父は元旦生まれであり(マジ)、覚えやすい。母は7月11日生まれである。セブンイレブンと覚えよう。

4.

新宿通りの辺りでも防犯登録でつかまったことがある。このときは、警官が3人でいた。
警官A「何やってるの?」
―「学生です。」
警官A「どこ?」
―「東大です。」
警官B「東大!?」
警官A「学部は?」
―「法学部です。」
警官B「じゃあ将来は?」
警官A&C「警察庁!!」

芝居がかった連携が小気味良かった。

5.

雨の中自転車をこいでいた。
車道の脇で倒れたバイクの前で立っている兄ちゃんがいた。兄ちゃんが歩道を歩いているスーツのサラリーマンに「手伝ってくれませんか?」と声をかけていた。
サラリーマンは「急いでいる」と断った。

更に立ち乗りを続けていたら、途中で右グリップがハンドルからすっぽ抜け、コケかけた。が、なんとかコケずに両脚で着地した。雨でグリップが滑りやすくなっていたのが原因。
誰かに見られていることを期待しつつ、多少喜劇じみた動きで一呼吸置きながらグリップをポンとはめ直したら、後ろからやって来た黄色いTシャツの外人さんに"Bad day!"と励まされた。
この発言は恐らく筆者が雨の中なんの防雨対策もせずに自転車をこいでいたことも踏まえてのものだと思われる。「雨の中自転車を使わざるを得ないような状況に陥ったうえにコケかけるとは、踏んだり蹴ったりの散々な日だな!」と、二重の不幸を慰めるものであろう(或いは"bad"に"rainy"の意が含まれるか)。
何か返答しようとしたが咄嗟に気の利いた言い回しが思いつかなかったので、「ハハッ」と苦笑いだけしてその場から逃げた。
何か言うとしたら"day"と最後の母音を揃えて脚韻は踏みたいところ。

"My way!" ―これが俺のやり方さ
"Just play(ing)!" ―遊んでるだけだよ!
"Still May!" ―まだ5月なんだぜ!(なのになんで梅雨みたいな天気なんだ)
"Never pays!" ―全然割に合わねえよな!
"Time to pray." ―(からかってくれたお前に制裁を加えてやるから)せいぜい祈ってな。
"Get away!" ―去ねい!

4つ目がいいかしら。ネイティヴチェック入れてえ。

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