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ゼルダの伝説 神々のトライフォース2

 他の所でも書いていますが、筆者が生涯にプレイしたゲームの中で、おもしろいとかハマったとかいうレベルを超えて、感動を覚えたものが4作品あります。
・スーパーマリオ64
・ゼルダの伝説 時のオカリナ
Grand Theft Auto Vice City
スーパーロボット大戦α
 マリオ64と時オカとGTAVCは、弟がやっていたのを横で見ていたら自分もやりたくなったクチです。スパロボαは、ある日父が突然「お前こういうのやるだろ」と言って買ってきたものです。この4作全て、出会いは受動的なものでした。加えて、4作全てがシリーズもので、しかもシリーズの途中のやつというあたりが筆者の俄かっぷりを際立たせていますが、そのへんは追々話します。

 つまり、神トラの元祖は未プレイなのです。

 本作自体は、上から見下ろす視点の2Dゼルダの全うなものです。ずっとやってられます。集中してやれば、多分3日ぐらいで完クリができます。面白いゲーム、やって損はないゲームの範疇には確実に入ってきます。2Dゼルダは「夢幻の砂時計」に「大地の汽笛」と少々残念な作品が続いていただけに、しっかりまとめてきた点には安堵を覚えます。少し欲を言えば、各ダンジョンのボリュームや難易度が少し低い(あまり頭を使わずとも済む)ことでしょうか。ただ2Dなので限界があるのやもしれません。
 でもまあ、その程度であって、時オカで味わった感動を味わわせてくれるものではありません。上記4作のシリーズについては、筆者は最初に味わった感動をまた感じたくて、ずっとその後の作品を追い続けていますが、未だにこれはかなっていません。シリーズの枠内にとどまっている限りは、シリーズの最初の作品が味わわせてくれた感動に再びあいまみえることは恐らく不可能なのですが、それでも諦めきれずに次回作を追ってしまう自分がいます。このような感動を筆者に生ぜしめるには、それこそ神トラ→時オカ、バイオ3→バイオ4みたいな、看板だけ同じで中身はまるっきり別物になるぐらいの変革が必要なのでしょう。だから、新シリーズを追った方が早いのは確実。でもハズレも引きたくない。

 追記。
 フックショットみたいな、ゼルダシリーズ恒例の、リンクの行動範囲を広げる道具たちですが、ダンジョンの宝箱から手に入るこれまでのシリーズと違って、道具屋で借りるか買うかという形で手に入れることになります。これも、ダンジョンのワクワク感を下げている一つの要因であると思います。いつもはあった「このダンジョンではどんな道具が手に入るんだろう」「その道具を手に入れると何ができるようになるんだろう」っていうのがないわけですから。
 あと、これはあまり関係ないですが、筆者は、ダンジョンでその道具が手に入るまで、その道具がないとなんとかできない仕掛けを、代用的な別の品物でなんとかしている時間が好きです。爆弾袋がまだないのでバクダン花でやりくりする、みたいなやつです。あくまで代用品なので色々とモノホンにはない制約があって、その制約をなんとかするためにまた頭が使わされる感じが好きなんだと思います。

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