サロンドライヤー


昭和の美容室には欠かせない、というより当時の美容室のアイコンのような存在がサロンドライヤー（俗称「お釜」）です。いわゆる「おセット」（お釜ドライヤーを使うセット）はハンドラやホットカーラーより髪の痛みが少なくて済む一方で、施術に時間がかかることで次第に敬遠されていったようですが、温風に癒される自分だけの時間は、今となってはむしろ貴重です。

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こちらは昭和初期のサロンです。レディたるもの美しくなるためには時間など惜しくありませんね。

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こちらは昭和30〜40年ころでしょうか。ソファタイプのドライヤー椅子には跳ね上げ式のテーブルがついていて、ネイルのお手入れや読書に便利なつくりになっています。靴を脱いでスリッパに履き替えるのもこのころの特徴。これでサロンタイムをゆっくり過ごせます。

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メーカー広告からの抜粋です。意外にも和風な名前がついているのですね。

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こちらは当時のミスインターナショナル、ミスワールドが登場するギンビの広告です。

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スチーマーに似ていますが、一部にはこうした丸形のドライヤーもありました。作動音が静かというのが売りだったようです。

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昭和２０年〜３０年当時、ドライヤーはスタイリングに欠かせない機器でした。このころはパーマネントに使われたものもあったようです。