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2016夏出場校

2016年夏の甲子園

第98回全国高校野球選手権大会


出場校

北海道   学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
北 北 海 道 クラーク記念国際私立   初出場   BCCCC2回戦敗退−●
南 北 海 道 北        海私立2年連続37回目BBBCC 準 優 勝−○○○○●
東北    学校名  区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
青     森八 戸 学 院 光 星私立2年ぶり8回目BBBBB2回戦敗退○●
岩     手盛  岡  大  付私立2年ぶり9回目BBBBC3回戦敗退○○●
秋     田大   曲   工県立   初出場   CCCCC1回戦敗退
山     形鶴   岡   東私立2年連続5回目BBBBC1回戦敗退
宮     城東       北私立7年ぶり22回目BBBBB1回戦敗退
福     島聖  光  学  院私立10年連続13回目BBBBC  ベスト8 −○○●
関東    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
茨     城常  総  学  院私立3年ぶり16回目AAABB  ベスト8  ○○○●
栃     木作  新  学  院私立6年連続12回目AABBB  優  勝 −○○○○○
群     馬前  橋  育  英私立3年ぶり2回目AABBB2回戦敗退−●
埼     玉花  咲  徳  栄私立2年連続4回目AAAAA3回戦敗退○○●
千     葉木 更 津 総 合私立3年ぶり5回目AAAAB   ベスト8 −○○●
東  東  京 関   東   一私立2年連続7回目BBBBB1回戦敗退
西  東  京 八   王   子私立   初出場   BBCCC1回戦敗退
神  奈  川 横       浜私立3年ぶり16回目SSAAA2回戦敗退○●
山     梨山  梨  学  院私立5年ぶり6回目BBBBB2回戦敗退○●
北信越   学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
新     潟中       越私立2年連続10回目BCCCC1回戦敗退
長     野佐  久  長  聖私立2年ぶり7回目BBCCC1回戦敗退
富     山富  山  第  一私立3年ぶり2回目BBBCC2回戦敗退○●
石     川星        稜私立2年ぶり18回目BBBBB1回戦敗退
福     井北        陸私立24年ぶり3回目BBCCC1回戦敗退
東海    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
静     岡常  葉  菊  川私立3年ぶり5回目ABBBB2回戦敗退−●
愛     知東       邦私立2年ぶり17回目AAAAA3回戦敗退○○●
岐     阜中       京私立14年ぶり6回目BBBBC2回戦敗退○●
三     重い な べ 総 合県立6年ぶり2回目BBBBB3回戦敗退○○●
近畿    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
滋     賀近        江私立2年ぶり12回目BBBBB1回戦敗退
京     都京  都  翔  英私立   初出場   BBBBB1回戦敗退
大     阪履   正   社私立6年ぶり3回目SSAAA3回戦敗退○○●
兵     庫市   尼   崎市立33年ぶり2回目BBBBC1回戦敗退
奈     良智  辯  学  園私立2年ぶり18回目AAAAA2回戦敗退○●
和  歌  山 市  和  歌  山市立2年ぶり5回目BBBBC2回戦敗退○●
中国    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
岡     山創  志  学  園私立   初出場   BBBBB2回戦敗退−●
広     島広  島  新  庄私立2年連続2回目BBBBB3回戦敗退○○●
鳥     取    境    県立9年ぶり8回目CCCCC2回戦敗退−●
島     根出        雲県立   初出場   BCCCC1回戦敗退
山     口高  川  学  園私立   初出場   BCCCC1回戦敗退
四国    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
香     川尽  誠  学  園私立9年ぶり11回目BBBBB2回戦敗退−●
徳     島鳴       門県立5年連続11回目BBBBB  ベスト8  ○○○●
愛     媛松  山  聖  陵私立   初出場   BBBBC2回戦敗退−●
高     知明  徳  義  塾私立7年連続18回目BBBBB  ベスト4  −○○○●
九州    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
福     岡九 国 大 付 属私立3年連続7回目ABBBB1回戦敗退
佐     賀唐   津   商県立5年ぶり5回目BCCCC2回戦敗退−●
長     崎長   崎   商県立29年ぶり7回目CCCCC1回戦敗退
熊     本秀   岳   館私立15年ぶり2回目SAAAA  ベスト4  −○○○●
大     分大        分私立2年ぶり2回目BBCCC1回戦敗退
宮     崎日  南  学  園私立2年ぶり8回目BBBBB3回戦敗退○○●
鹿  児  島 樟        南私立3年ぶり19回目BBBBB2回戦敗退○●
沖     縄嘉   手   納県立   初出場  BCCCC3回戦敗退−○●



生き残りMAP

                                                                                        北 北 海 道
                                                                                        南 北 海 道
                                                                                        青      森
                                                                             秋      田 岩      手
                                                                             山      形 宮      城
                                                       石      川            新      潟 福      島
           山      口 島      根 鳥      取 京      都 福      井 富      山 群      馬 栃      木
           広      島 岡      山 兵      庫 滋      賀 岐      阜 長      野 埼      玉 茨      城
佐      賀 福      岡 愛      媛 香      川 大      阪 愛      知 山      梨 西  東  京 東  東  京
長      崎 大      分 高      知 徳      島 奈      良 三      重 静      岡 神  奈  川 千      葉
熊      本 宮      崎                       和  歌  山
鹿  児  島
沖      縄



勝ち上がり


*北北海道


旭川実業 ━┓          . .┏━ 滝川西高  【準々決勝】 帯広柏葉 5−7 旭川実
        ┗━┐    . .┏━┛                   釧路湖陵 5−12 クラーク記念国際(8回コールド)
帯広柏葉 ─┘ . .│ . .  ┃ . .└─ 旭川大高           滝川西 8−4 旭川大高
           ┏━┛─┤                      江陵 3−0 釧路工
釧路湖陵 ─┐ . .    . .│ . .┌─ 釧路工業  【準決勝】   旭川実 4−5x クラーク記念国際
        ┏━┛    . .└━┓                   江陵 1−3 滝川西
...クラーク ━┛          . .┗━ 江陵高校  【決勝】    滝川西 0−3 クラーク記念国際

決勝戦は実に22年ぶりとなる空知支部の学校同士の決戦となり、18年ぶりの甲子園を目指した古豪・滝川西を退けて
創部3年目というクラーク記念国際が通信制の学校としては史上初となる夏の甲子園出場を決めた。
チームを率いたのは、かつて空知支部の盟主として名を馳せた駒大岩見沢の監督でもあった佐々木監督。
コーチの息子とともに作り上げた「新ヒグマ打線」が甲子園でも猛威を振るうかどうかに期待しよう。

*南北海道


札幌丘珠 ─┐          . .┌─ 北海札幌  【準々決勝】 札幌丘珠 6−16 札幌日大(5回コールド)
        ┏━┓    . .┌━┓                   札幌第一 5−0 北海道栄
札幌日大 ━┛ . .┃ . .  │ . .┗━ 東海札幌           東海大札幌 7−1 北海学園札幌
           ├─┗━┓                      北海 4−2 北照
札幌第一 ━┓ . .│    . .┃ . .┏━ 北海高校  【準決勝】   札幌日大 6−4 札幌第一
        ┗━┘    . .┗━┛                   東海大札幌 1−8 北海(7回コールド)
北海道栄 ─┘          . .└─ 北照高校  【決勝】    札幌日大 2−7 北海

北とは対照的に南北海道を制したのは戦前からの伝統校・北海。全国最多となる37度目の夏の甲子園出場だ。
秋、春とケガ人が相次ぎ、札幌支部予選でつまずいた。秋に至っては初戦敗退と、どん底から始まったチームだった。
そんなチームは4番エースで主将の大西を中心にまとまり、勝負の夏にきっちりと仕上げて名門の意地を見せた。
昨年は開幕戦でドンが見守る鹿実打線にメッタ打ちに遭い真っ先に甲子園から姿を消した。雪辱を果たせるか。

*青森


八戸光星 ━┓          . .┏━ 弘前聖愛  【準々決勝】 弘前東 8−12 八戸学院光星
        ┗━┓    . .┌━┛                   青森商 0−10 八戸西(6回コールド)
弘前東高 ─┘ . .┃ . .┃  │ . .└─ 弘前工業           弘前学院聖愛 10−8 弘前工
           ┗━┛─┤                      八戸工大一 3−4 大湊
青森商業 ─┐ . .│    . .┃ . .┏━ 大湊高校  【準決勝】   八戸学院光星 9−3 八戸西
        ┏━┘    . .┗━┛                   大湊 8−4 弘前学院聖愛
八戸西高 ━┛          . .└─ 八工大一  【決勝】    大湊 0−11 八戸学院光星

昨年は決勝戦で延長の末に敗れた八戸学院光星。今年も決勝の相手に迎えたのは公立校だった。
しかし、今年は同じ轍を踏まなかった。相手のやらかしも絡めて攻め、付け入る隙を与えずに春夏連続出場を決めた。
決勝では大敗したとはいえ、「下北半島から甲子園」を掲げ、青森山田、八戸工大一、弘前学院聖愛といった
青森私学4強のうち3つを立て続けに撃破した大湊高校の健闘も大いに称えられるべきだろう。

*岩手


一関学院 ━┓          . .┏━ 盛岡大付  【準々決勝】 一関学院 4−0 宮古
        ┗━┓    . .┏━┛                   一関工 3−2 千厩
宮古高校 ─┘ . .┃ . .┃  ┃ . .└─ 高田高校           盛岡大付 14−0 高田(5回コールド)
           ├─┗━┛                      専大北上 4−1 黒沢尻工
千厩高校 ─┐ . .│    . .│ . .┌─ 黒沢尻工  【準決勝】  一関学院 5−2 一関工業
        ┏━┘    . .└━┓                   盛岡大付 13−3 専大北上(8回コールド)
一関工業 ━┛          . .┗━ 専大北上  【決勝】    一関学院 0−1 盛岡大付

県内で私学三強を構成する花巻東は早々に偶数年の呪いに飲み込まれ姿を消したが、残る二強が順当に勝ち残った決勝戦。
強力打線で勝ち上がった盛岡大付は、決勝こそ一関学院のエース・大竹に抑え込まれるも、課題の投手陣が奮起。
8回にやらかし絡みで挙げた1点を井上、三浦の左右の両輪がこれを守り切って2年ぶりの甲子園出場を果たした。
かつては「敗北力」と揶揄されたが、ここ2回の甲子園はいずれも初戦突破。今年は初の甲子園2勝以上を狙いに行く。

*秋田


秋田商業 ─┐          . .┌─ 秋田修英  【準々決勝】 秋田商 2−3 大館国際
        ┏━┐    . .┌━┓                   大館桂桜 3−5 大曲工
大館国際 ━┛ . .│ . .  │ . .┗━ 能代工業           秋田修英 4−5 能代工
           ┏━┛─┤─┤                   角館 1−0 能代松陽
大館桂桜 ─┐ . .    . .┃ . .┌─ 能代松陽  【準決勝】   大舘国際 0−2 大曲工業
        ┏━┛    . .┗━┓                   角館 7−0 能代工
大曲工業 ━┛          . .┗━ 角館高校  【決勝】    大曲工 8―7 角館

一昨年の選手権代表・角館と昨年のセンバツ代表・大曲工業がともに緒戦敗退した昨年夏をバネに決勝進出。
角館のエース小木田は3回戦で延長戦完投勝利→準々決勝でノーヒットノーラン達成→準決勝で完封とまさに絶好調、
この試合も万全の立ち上がりで5回まで1―6と角館のワンサイドゲームを予感させる。
しかし6回に大曲工業が2点追加で反撃の狼煙を挙げ、リリーフ勢もその後は1失点で切り抜けると、
8回裏に花火打線が5安打5点の大爆発でついに逆転、そのまま8−7の劇的なルーズヴェルトゲームで決着した。
夏初出場となる大曲工業は昨春に続く夏の初勝利と、昨春を超える甲子園の2勝目に挑むこととなる。
なお、両校ともに県南地区の高校であるが、夏の秋田県大会の決勝で県南勢どうしの対決となるのはなんと史上初。
後進地域とされがちな県南地区の両校の躍進は、秋田県の新たな1ページを切り開いたと言っても過言ではない。

*山形


酒田南高 ━┓          . .┌─ 東海山形  【準々決勝】 日大山形 0−8 酒田南(7回コールド)
        ┗━┐    . .┌━┓                   鶴岡東 9−2 酒田東
日大山形 ─┘ . .│ . .  │ . .┗━ 米沢中央           米沢中央 6−5 東海大山形
           ┏━┛─┤                      九里学園 4−9 山形中央
酒田東高 ─┐ . .    . .┃ . .┌─ 九里学園  【準決勝】   鶴岡東 16−5 酒田南(5回コールド)
        ┏━┛    . .┗━┓                   米沢中央 1−8 山形中央(7回コールド)
鶴岡東高 ━┛          . .┗━ 山形中央  【決勝】    鶴岡東 10−8 山形中央(延長11回)

強打で勝ち上がった攻撃力自慢の学校がぶつかり合った決勝戦は最後までもつれにもつれる死闘となった。
序盤リードした山形中央だが、8回に一度は鶴岡東が逆転、しかしすかさず山形中央が追いついて延長戦へと持ち込む。
延長10回は両校2点ずつ取り合う譲らない展開の中、決勝点は狭殺プレーの隙を突いたホームスチールだった。
鶴岡東は初めての連覇を達成。昨年初めて夏の甲子園で勝利を挙げており、今年は更なる飛躍を狙う。

*宮城


東陵高校 ━┓          . .┏━ 仙台育英  【準々決勝】 東陵 6−1 登米
        ┗━┐    . .┌━┛                    利府 11−6 柴田
登米高校 ─┘ . .│ . .  │ . .└─ 佐沼高校           仙台育英 21−0 佐沼(5回コールド)
            ├─┗━┓                       東北学院榴ケ岡 0−8 東北(7回コールド)
利府高校 ━┓ . .┃    . . . .┌─ 学院榴岡  【準決勝】   東陵 1−3 利府
        ┗━┛    . .┗━┓                    仙台育英 3−4x 東北(延長11回)
柴田高校 ─┘          . .┗━ 東北高校  【決勝】    東北 5−0 利府

昨夏は全国準優勝した仙台育英に近年押され気味で、存在感が薄れつつあった東北が7年ぶりの復活を果たした。
準決勝はそのライバル・仙台育英と激突。延長11回までもつれる死闘を制して4年ぶりに決勝に進出すると、
テークバックがほとんどないという独特なフォームのエース・渡辺が利府打線を2安打シャットアウト。
春の東北大会も制しており、昨年ライバルが成し得なかった全国制覇という偉業も十分狙えるチームだろう。

*福島


聖光学院 ━┓          . .┏━ 光南高校  【準々決勝】 聖光学院 6−2 小高工
        ┗━┓    . .┏━┛                   磐城 7−8x 日大東北(延長10回)
小高工業 ─┘ . . . .  ┃ . .└─ 会津高校           会津 6−8 光南
            ┗━┛─┤                      学法福島 7−0 学法石川
日大東北 ━┓ . .│    . .│ . .┏━ 学法福島  【準決勝】  聖光学院 7−3 日大東北   
        ┗━┘    . .└━┛                   学法福島 1−5 光南
磐城高校 ─┘          . .└─ 学法石川  【決勝】    聖光学院 6−5 光南

戦後最長となる10連覇を達成した聖光学院だが、その道のりは決して生易しいものではなかった。
4回戦では公立の喜多方に先行を許しての逆転勝利、準決勝はライバル・日大東北とも中盤までは一進一退の攻防。
決勝も10年ぶりの出場を目指す光南に8回に一度は2点のリードを許した。聖光包囲網をかいくぐっての偉業である。
ラッキーボーイも現れた。2年生・瀬川は準々決勝、準決勝と決勝打、決勝では大ファインプレーも披露してみせた。

*茨城


常総学院 ━┓          . .┏━ 霞ケ浦高  【準々決勝】 常総学院 8−1 常磐大(7回コールド)
        ┗━┓    . .┌━┛                   下妻二 6−4 竜ケ崎一
常磐大高 ─┘ . . . .  │ . .└─ 波崎柳川           霞ヶ浦 5−4 波崎柳川
           ┗━┛─┤                      明秀日立 4−0 水城
竜ケ崎一 ─┐ . .│    . .┃ . .┏━ 明秀日立  【準決勝】  常総学院 6−2 下妻二
        ┏━┘    . .┗━┛                   霞ヶ浦 1−3 明秀日立
下妻二高 ━┛          . .└─ 水城高校  【決勝】    常総学院 1−0 明秀日立

センバツで鹿児島実に完敗、春の関東大会でもコールド負けを喰らった常総学院が名門の意地を見せた。
立ち直ったのはチームだけではない。肩の違和感で春の県大会を回避したエース左腕・鈴木昭が堂々の復活。
登板こそ3試合、19イニングに留まったが、その間無失点で踏ん張り続けて味方の援護を待ち続けた。
センバツには2度出場したが、学校は3年ぶりの夏の甲子園ということで鈴木にとっては初の夏の聖地。躍動できるか。

*栃木


文星芸大 ─┐          . .┏━ 茂木高校  【準々決勝】 作新学院 6−4 文星芸大付
        ┏━┓    . .┌━┛                   足利南 1−8 矢板中央(8回コールド)
作新学院 ━┛ . . . .  │ . .└─ 黒磯高校           黒磯 0−13 茂木(5回コールド)
           ┗━┛─┤                      国学院栃木 6−1 青藍泰斗
矢板中央 ━┓ . .│    . .┃ . .┏━ 国学栃木  【準決勝】  作新学院 10−3 矢板中央(7回コールド)
        ┗━┘    . .┗━┛                   茂木 1−11 国学院栃木(6回コールド)
足利南高 ─┘          . .└─ 青藍泰斗  【決勝】    作新学院 15−6 国学院栃木

2点を先制された1回の裏の攻撃で作新学院打線が火を噴いた。打者11人の猛攻で一挙7点で主導権を強引に引き戻す。
準々決勝を除く5試合で10桁得点と自慢の攻撃力が県内を席巻。チーム打率は実に.432に達し、主力4人が5割をマークした。
主砲の入江は決勝戦のお誕生日などもあり、打率.571で15打点と圧巻の成績。この夏を盛り上げる打者かもしれない。
リリーフも務める入江も含め、投手陣もMAX149キロ右腕・今井など人材が揃う。久々の上位進出も十分ありそうだ。

*群馬


前橋育英 ━┓          . .┌─ 桐生西高  【準々決勝】 前橋育英 3−0 桐生市立商業
        ┗━┓    . .┌━┓                   樹徳 2−9 前橋工業
桐生市商 ─┘ . .┃ . .┃  │ . .┗━ 伊勢崎清           桐生西 2−6 伊勢崎清明
           ┗━┛─┤                      利根商業 0−9 健大高崎(7回コールド)
樹徳高校 ─┐ . .│    . .┃ . .┌─ 利根商業  【準決勝】  前橋育英 3−1 前橋工業
        ┏━┘    . .┗━┓                   伊勢崎清明 0−3 健大高崎
前橋工業 ━┛          . .┗━ 健大高崎  【決勝】    前橋育英 8−4 健大高崎(延長12回)

4回戦ではセンバツ出場の桐生第一に快勝した春の関東王者・前橋育英の決勝の相手は3連覇を目指すトゥギャ崎こと健大高崎。
8回表までに3点をリードするが、ここから健大高崎が執念の猛追。9回には追いつかれ、サヨナラのピンチも辛くも脱した。
流れを引き戻したのはリリーフの吉沢。延長からエース・佐藤の後を受けると流れを呼び込む好救援を見せた。
3年前に全国制覇した時の正捕手の弟、小川もチームの中心選手とタレントは揃っている。2度目の頂点も掻っ攫うか。

*埼玉


市立川越 ─┐          . .┏━ 花咲徳栄  【準々決勝】 市立川越 5−9 聖望学園
        ┏━┓    . .┏━┛                   浦和実業 1−4 大宮東
聖望学園 ━┛ . .┃ . .┃  ┃ . .└─ 熊谷商業           花咲徳栄 9−0 熊谷商業(8回コールド)
           ├─┗━┛                      春日部共栄 8−0 上尾(7回コールド)
浦和実業 ─┐ . .│    . .│ . .┏━ 春日部共  【準決勝】   聖望学園 6−5 大宮東
        ┏━┘    . .└━┛                   花咲徳栄 5−0 春日部共栄
大宮東高 ━┛          . .└─ 上尾高校  【決勝】    花咲徳栄 6−0 聖望学園

県内レベルでは最早敵無し。終わってみれば花咲徳栄のエース・高橋昂の凄さが際立つ大会となった。
5回戦で6回参考ながら完全試合を達成すると、準決勝、決勝はいずれも完封。1点あれば十分という存在感を放つ。
6試合で37イニング無失点。決勝こそ奪った三振は4つに留まったが、大会を通じて奪った三振は実に52にのぼる。
昨夏は優勝した東海大相模に、春は4強入りの秀岳館に敗れ引き立て役に甘んじた。次は自分たちが主役になれるか。

*千葉


習志野高 ━┓          . .┌─ 東海望洋  【準々決勝】 習志野 4−3 東京学館浦安
        ┗━┐    . .┏━┓                   東京学館船橋 1−4 市立船橋
学館浦安 ─┘ . .│ . .┃  ┃ . .┗━ 木更津総           東海大市原望洋 0−1 木更津総合
           ├─┗━┛                      船橋芝山 1−6 千葉経大付
学館船橋 ─┐ . .┃    . .│ . .┌─ 船橋芝山  【準決勝】   習志野 1−5 市立船橋
        ┏━┛    . .└━┓                   木更津総合 6−5 千葉経大付
市立船橋 ━┛          . .┗━ 千葉経大  【決勝】    木更津総合 3−2 市船橋

5回戦で昨年の代表校・専大松戸を1点差で振り切ったところから、激戦区・千葉を象徴する勝ち上がりを木更津総合が見せた。
準々決勝は春の県大会を制した東海大市原望洋を、準決勝ではエース・早川が足をすないぽされながらも千葉経大付を、
決勝も久々の甲子園にあと1つと意気上がった市船橋と全て1点差の勝利で下して3年ぶりの夏の甲子園を決めた。
1年の秋から寮も同室という早川と大澤のバッテリーは息もピッタリ。夏は派手な試合を見せたいところだ。

*東東京


関東第一 ━┓          . .┏━ 東亜学園  【準々決勝】 関東第一 3x−2 修徳
        ┗━┓    . .┏━┛                   帝京 6−7 城東
修徳高校 ─┘ . .┃ . .┃  ┃ . .└─ 日大豊山           東亜学園 15−8 日大豊山(7回コールド)
           ┗━┛─┤                      江戸川 2−4 二松学舎大付
帝京高校 ─┐ . .│    . .│ . .┌─ 江戸川高  【準決勝】   関東第一 3−0 城東
        ┏━┘    . .└━┓                   東亜学園 7−6 二松学舎大付
城東高校 ━┛          . .┗━ 二松学舎  【決勝】    東亜学園 3−4x 関東第一(延長10回)

センバツでは東邦に1安打完封負け。この夏の予選中にもOBのオコエから「自分たちの代の方が強かった」と辛口エールもあった。
だが、この夏の関東一のしぶとさは半端じゃない。その皮切りは4回戦にサヨナラ2ランで堀越を振り切ったところから始まる。
準々決勝では修徳に9回に2球連続ホームランで逆転サヨナラ。決勝も東亜学園に延長10回に勝ち越しを許してからのサヨナラ劇だ。
昨年ほどタレントが揃っているわけではない…がどこか不気味さを持つ関東一。甲子園でもいい意味でやらかす可能性は十分だ。

*西東京


東海菅生 ━┓          . .┏━ 創価高校  【準々決勝】 東海大菅生 14−3 国学院久我山(8回コールド)
        ┗━┓    . .┌━┛                   日大三 13−3 聖パウロ学園(5回コールド)
国学久我 ─┘ . .┃ . .  │ . .└─ 早大学院           創価 3−1 早大学院(延長10回)
           ├─┗━┓                      早稲田実 4−6 八王子
日大三高 ━┓ . .│    . . . .┌─ 早稲田実  【準決勝】  東海大菅生 4−2 日大三
        ┗━┘    . .┗━┓                   創価 6−8 八王子
聖パウロ. ─┘          . .┗━ 八王子高  【決勝】    八王子 5−3 東海大菅生(延長11回)

初めて夏の頂点に立ち、初めて聖地・甲子園行きを決めた八王子。その道のりにはいくつもの「リベンジ」があった。
昨年と同じ準々決勝で対戦した早稲田実には逆転勝利を収めて昨年の雪辱を果たすと、準決勝は9年前の決勝の相手・創価。
この相手も反撃を振り切って決勝に進むと、過去2度敗れた決勝戦も三度目の正直で初めて乗り越えることに成功した。
倒してきた相手以外にも日大三をはじめとした強豪ひしめく西東京からの「初出場」は実に20年ぶり。新星の登場だ。

*神奈川


慶應高校 ━┓          . .┏━ 横浜高校  【準々決勝】 東海大相模 2−11 慶応(8回コールド)
        ┗━┓    . .┏━┛                   桐蔭学園 7−2 日大高
東海相模 ─┘ . .┃ . .┃  ┃ . .└─ 横浜隼人           横浜 16−3 横浜隼人(7回コールド)
           ├─┗━┛                      藤沢翔陵 2−3x 桐光学園(延長11回)
日本大高 ─┐ . .│    . .│ . .┌─ 藤沢翔陵  【準決勝】  慶応 10−5 桐蔭学園
        ┏━┘    . .└━┓                   横浜 8−4 桐光学園
桐蔭学園 ━┛          . .┗━ 桐光学園  【決勝】    横浜 9−3 慶応

大会前はプロ注のエース・藤平に話題が集まっていた横浜だが、いざ大会が始まってみると打線が大爆発。
慶応との決勝戦でもお誕生日2回の増田を中心に放った本塁打は実に14。これまでの記録を大きく更新して神奈川を制圧した。
むしろ、藤平のピッチングはあまりピリッとしなかった…が、逆に横浜はその実力の底をまだ見せていないということである。
昨年の東海大相模に続いて、2年連続で大優勝旗を神奈川に持ち帰るか。就任1年目、平田監督の手腕も問われそうだ。

*山梨


東海甲府 ━┓          . .┏━ 日本航空  【準々決勝】 日川 0−8 東海大甲府(7回コールド)
        ┗━┓    . .┌━┛                   都留 2−4 帝京三
日川高校 ─┘ . .┃ . .  │ . .└─ 甲府商業           甲府商 2−3 日本航空
           ├─┗━┓                      富士学苑 0−11 山梨学院(5回コールド)
都留高校 ─┐ . .│    . . . .┏━ 山梨学院  【準決勝】  東海大甲府 4−0 帝京三
        ┏━┘    . .┗━┛                   日本航空 0−7 山梨学院(7回コールド)
帝京大三 ━┛          . .└─ 富士学苑  【決勝】    東海大甲府 5−12 山梨学院

東海大甲府が県内公式戦新記録となる34連勝を打ち立てた翌日、山梨学院が新たな県内新記録を打ち立てて東海大甲府を阻止した。
2・3回戦だけで47得点を荒稼ぎすると、準々決勝、準決勝とコールド勝ち。コールドの無い決勝も実質7回コールド相当の差がついた。
後攻が多く、攻撃したイニングは5試合で27イニングだが、稼いだ得点は実に77。1大会の得点記録を更新してみせた。
長崎・清峰を率いた吉田監督が赴任して初の夏の甲子園。清峰時代からの伝統・丸太トレで鍛えた打率.490打線が火を噴くか。

*新潟


新潟明訓 ━┓          . .┌─ 長岡大手  【準々決勝】 長岡商 0−1 新潟明訓
        ┗━┓    . .┌━┓                   巻 4−1 長岡工
長岡商業 ─┘ . .┃ . .  │ . .┗━ 加茂暁星           加茂暁星 2−0 長岡大手
           ├─┗━┓                      中越 10−1 帝京長岡(7回コールド)
   巻   ━┓ . .│    . . . .┌─ 帝京長岡  【準決勝】  巻 4−6 新潟明訓
        ┗━┘    . .┗━┓                   中越 6−3 加茂暁星
長岡工業 ─┘          . .┗━ 中越高校  【決勝】    新潟明訓 2−10 中越

長らく文明の陰に隠れてきた中越が連覇。昨年は日本文理、今年は新潟明訓を撃破し、文明時代の終焉を告げようとしている。
秋も春も県内ではベスト16止まりと目立った成績を残せなかったチームが辿り着いたのが機動力野球。
6試合で23盗塁を記録、準決勝は「偶然」とも語るトリプルスチールで試合を決定づける2点を奪っている。
10度目の夏の甲子園は県内最多だが、過去9回中8回で初戦敗退で昨年も初戦敗退。今年は勝利を掴みとれるか。

*長野


小諸商業 ━┓          . .┌─ 上田西高  【準々決勝】 長野西 4−8 小諸商
        ┗━┐    . .┌━┓                   佐久長聖 6−1 創造学園
長野西高 ─┘ . .│ . .  │ . .┗━ 都市塩尻           東京都市大塩尻 10−2 上田西(7回コールド)
           ┏━┛─┤                      松本深志 8−9x 松商学園
佐久長聖 ━┓ . .    . .┃ . .┌─ 松本深志  【準決勝】  小諸商 3−6 佐久長聖
        ┗━┛    . .┗━┓                   東京都市大塩尻 4−7 松商学園
創造学園 ─┘          . .┗━ 松商学園  【決勝】    佐久長聖 6−2 松商学園

大会史上初の開幕引き分け再試合や、シード校初戦敗退、草海擁する上田西が都市塩尻にコールド負けを喫する。
こういった波乱が多かった長野大会を制したのは佐久長聖であった。
佐久長聖はエース小林の乱調があったものの、二番手の2年ピッチャー塩沢が好投を続けて勝ち上がっていった。
また佐久長聖には3年生の安藤というピッチャーがいる。彼は生まれつき両耳が聞こえない。そのため人工内耳をつけている。
彼は創造学園との準々決勝で好投を続け6回から9回途中まで1点に抑えた。
厚い投手陣が甲子園でどう動くかが見ものである。

*富山


高岡商業 ─┐          . .┏━ 富山第一  【準々決勝】 高岡商 1−4 富山商
        ┏━┓    . .┏━┛                   桜井 4−9 南砺福野
富山商業 ━┛ . .┃ . .┃  ┃ . .└─ 富山東高           富山第一 9−0 富山東(7回コールド)
           ├─┗━┛                      氷見 4x−3 富山国際大付
桜井高校 ─┐ . .│    . .│ . .┏━ 氷見高校  【準決勝】  南砺福野 3−5 富山商
        ┏━┘    . .└━┛                   氷見 2−9 富山第一(8回コールド)
南砺福野 ━┛          . .└─ 富国大付  【決勝】    富山商 0−8 富山第一

終わってみれば5試合で45得点6失点。富山第一が他校とは格の違いを見せ、初出場ベスト8入りした3年前以来の甲子園出場だ。
前評判の高かった中津原、森の2枚看板は評判通りの出来で、攻撃もチャンスにそつなく畳みかけて効率よく加点していった。
通算成績こそ下位だが、近年の富山勢は侮れない。3年前の富山第一のベスト8、2年前は富山商が2勝してからの涙のサヨナラ負け、
昨年の高岡商も初戦敗退とはいえ関東一と派手な打ち合いを演じた。今年の富山第一も十分甲子園を盛り上げてくれそうだ。

*石川


星稜高校 ━┓          . .┏━ 遊学館高  【準々決勝】 星稜 12−2 小松明峰(6回コールド)
        ┗━┓    . .┌━┛                   小松大谷 8−6 金沢泉丘
小松明峰 ─┘ . .┃ . .┃  │ . .└─ 金沢高校           金沢 5−6x 遊学館
           ┗━┛─┤                      日本航空石川 10−2 金沢商(7回コールド)
小松大谷 ━┓ . .│    . .┃ . .┏━ 航空石川  【準決勝】   星稜 8−4 小松大谷
        ┗━┘    . .┗━┛                   遊学館 5−8 日本航空石川
金沢泉丘 ─┘          . .└─ 金沢商業  【決勝】    日本航空石川 5−7 星稜

準決勝に小松大谷との最早因縁と化した一戦を制して決勝に進出した星稜。その因縁の始まりの逆転劇を決勝でも披露した。
日本航空石川相手に先制するも、すぐにひっくり返される苦しい展開。が、7回に4点を集めて逆転し、追いつかれても振り切った。
春の県大会でも準決勝、決勝を逆転サヨナラ勝ちするなど、「逆転の星稜」のDNAは確実に受け継がれてきた。
石川県勢は2002年に遊学館が初出場でベスト8に進出して以来、3回戦が最高成績。久々に存在感を見せられるか。

*福井


工大福井 ─┐          . .┌─ 啓新高校  【準々決勝】 福井商業 5−4 福井工大福井
        ┏━┓    . .┏━┓                   奥越明成 4−0 美方
福井商業 ━┛ . .┃ . .┃  ┃ . .┗━ 北陸高校           北陸 5−4 啓新
           ├─┗━┛                      坂井 8−1 若狭(7回コールド)
奥越明成 ━┓ . .│    . .│ . .┌─ 若狭高校  【準決勝】   福井商業 6−2 奥越明成
        ┗━┘    . .└━┓                   北陸 5−1 坂井
美方高校 ─┘          . .┗━ 坂井高校  【決勝】    北陸 6−5 福井商業

敦賀気比、福井工大福井のセンバツ出場組が共に敗れる荒れた福井を制したのは24年ぶりの復活となる古豪だった。
秋は初戦で負け、春はベスト8には進出したが福井工大福井に0−7でコールド負け、ノーシードと前評判は高くなかった。
が、2人の1年生がスタメン入りし、チームには勢いがついた。私学3強の一角である第3シード啓新との接戦を制しベスト4へ進出。勢いは止まらず準決勝では気比を倒した強豪・坂井を、決勝では工大福井を倒した名門・福井商に勝っての頂点だ。
24年前は3勝を挙げてベスト8進出。県大会では全試合先制し同点に追いつかれたことはあったが1度も逆転は許さずに勝利しており、主導権を握れば前回の快進撃の再現もある。

*静岡


日大三島 ─┐          . .┌─ 東海翔洋  【準々決勝】 日大三島 0−1 袋井(延長10回)
        ┏━┓    . .┏━┓                   浜松学院 5−6 浜松商業
袋井高校 ━┛ . .│ . .┃  ┃ . .┗━ 常葉菊川           東海大静岡翔洋 2−5 常葉菊川
           ├─┗━┛                      静清 7−8 常葉橘(延長10回)
浜松学院 ─┐ . .│    . .│ . .┌─ 静清高校  【準決勝】   袋井 14−10 浜松商業
        ┏━┘    . .└━┓                   常葉菊川 12−0 常葉橘
浜松商業 ━┛          . .┗━ 常葉橘高  【決勝】    袋井 0−12 常葉菊川

かつて、ノーバント戦法で甲子園を席巻した常葉菊川。今は普通にバントもするが、やはり最大のウリは今もフルスイングだ。
準決勝では兄弟校・常葉橘のプロ注だったエース・谷脇をKO。決勝では袋井相手に19安打12得点の猛攻を見せた。
象徴的存在が1番に入る主砲・栗原。決勝の1回裏で初球をスタンドに放り込むなど、この夏の予選だけでお誕生日3回。
高校通算48本塁打に乗せた主砲は「甲子園で5本塁打」と目標を語る。それが実現すれば夏の頂点は十分あるだろう。

*愛知


大府高校 ─┐          . .┌─ 享栄高校  【準々決勝】 西尾東 9−4 大府
        ┏━┐    . .┏━┓                   愛工大名電 2−1 愛産大三河
西尾東高 ━┛ . .│ . .┃  ┃ . .┗━ 東邦高校           享栄 2−3x 東邦
           ├─┗━┛                      豊橋中央 0−5 栄徳
産大三河 ─┐ . .┃    . .│ . .┏━ 栄徳高校  【準決勝】   愛工大名電 3−1 西尾東
        ┏━┛    . .└━┛                   栄徳 0−3 東邦
工大名電 ━┛          . .└─ 豊橋中央  【決勝】    愛工大名電 2−7 東邦

マスコミからは「バンビ2世」、マモノ甲子園スレでは「せんと」と呼ばれて話題を集めた甲子園デビューからはや2年。
今や押しも押されぬプロ注の一角として東邦・藤嶋が三度目の甲子園出場権を勝ち取った。
大会中の練習でアクシデントに見舞われた直後の準々決勝ではリリーフ待機で辛くもサヨナラ勝ち、その後は圧巻の投球を続けた。
打線も効果的に加点して援護するなど、ここに来て投打が噛みあい始めた。最後の夏にせんとがマウンドで吠える。

*岐阜


長良高校 ━┓          . .┏━ 大垣日大  【準々決勝】 長良 4−2 県立岐阜商業
        ┗━┐    . .┏━┛                   中京 8−1 岐阜各務原(7回コールド)
県岐阜商 ─┘ . .│ . .  ┃ . .└─ 関商工高           大垣日大 7−3 関商工
           ┏━┛─┤                      市立岐阜商業 1−4 美濃加茂
中京高校 ━┓ . .┃    . .│ . .┏━ 市岐阜商  【準決勝】   中京 3−0 長良
        ┗━┛    . .└━┛                   大垣日大 6−0 市岐阜商
岐各務原 ─┘          . .└─ 美濃加茂  【決勝】    大垣日大 2−3 中京

秋の決勝戦、春の3位決定戦に続いて今季3度目の顔合わせとなった決勝戦。2度とも敗れた相手に中京が三度目の正直を果たした。
主砲・今井は高校通算本塁打50を超えるプロ注だが、決勝では前後を打つ北川、吉位がそれぞれタイムリーを放っている。
左の強打者がズラリと並ぶ打線は県大会では徹底マークにあったようで、聖地での本領発揮が待たれるところだ。
大垣日大の台頭、県岐阜商の復活などで、古豪の称号に片足を突っ込みかけていた古豪の復活は岐阜を更に面白くしそうだ。

*三重


いなべ総..━┓          . .┏━ 津田学園  【準々決勝】 いなべ総合 8−3 伊勢工業
        ┗━┓    . .┏━┛                   津商業 0−1 海星
伊勢工業 ─┘ . .┃ . .┃  ┃ . .└─    暁..             津田学園 14−4 暁(7回コールド)
           ┗━┛─┤                      桑名工業 0−5 三重
津商業高 ─┐ . .│    . .│ . .┌─ 桑名工業  【準決勝】   いなべ総合 1−0 海星
        ┏━┘    . .└━┓                   津田学園 4−2 三重
海星高校 ━┛          . .┗━ 三重高校  【決勝】    津田学園 4−10 いなべ総合

今年のセンバツでのイミフメイデン、ARAKAKIでのサヨナラ負けの記憶も新しいいなべ総合が、春夏連続出場を決めた。
準決勝では1点を守りきり、決勝ではビッグイニングを2つ作るなど、投打ともに力の高さが垣間見える勝ち上がりである。
最後の最後に見せた凡ミスの印象こそ強いものの、センバツ準優勝の高松商を最後まで苦しめたというのもまた事実。
春夏合わせて3度目の甲子園で校歌を歌って、苦い思い出を上書きしたいところ。それが出来る力は十分あるはずだ。

*滋賀


光泉高校 ─┐          . .┏━ 高島高校  【準々決勝】 光泉 9−12 滋賀学園
        ┏━┐    . .┏━┛                   近江 2−0 伊吹
滋賀学園 ━┛ . .│ . .  ┃ . .└─ 八日市高           水口 3−7 滋賀短大付
           ┏━┛─┤                      高島 6−5 八日市
伊吹高校 ─┐ . .    . .│ . .┏━ 滋賀短大  【準決勝】   滋賀学園 2−7 近江       
        ┏━┛    . .└━┛                   高島 3−1 滋賀短大付
近江高校 ━┛          . .└─ 水口高校  【決勝】    近江 3−0 高島

準決勝で個性派軍団・滋賀学園を下した近江が、決勝では初出場を目指す高島をシャットアウト。2年ぶりに夏に帰ってくる。
エースは2年春に甲子園のマウンドを経験した京山。決勝では自ら先制タイムリーも放つと、本業では二塁も踏ませなかった。
脇役もこの夏は輝いた。準決勝では代打・塩見が逆転の3点タイムリー、先発した深田も7回まで粘りの投球を見せた。
ケガ人多発で10番以上の背番号の選手が多く起用された県大会。選手層の厚さを見せ、滋賀県勢初の優勝を目指す。

*京都


日星高校 ─┐          . .┌─ 京廣学館  【準々決勝】 日星 1−2x 塔南
        ┏━┐    . .┌━┓                   東山 2−8 福知山成美
塔南高校 ━┛ . .│ . .  │ . .┗━ 立命宇治           立命館宇治 2−1 京都廣学館(延長10回)
           ├─┗━┓                      京都翔英 9−0 京都文教(7回コールド)
東山高校 ─┐ . .┃    . . . .┏━ 京都翔英  【準決勝】   塔南 0−4 福知山成美
        ┏━┛    . .┗━┛                   立命館宇治 2−9 京都翔英(7回コールド)
福知成美 ━┛          . .└─ 京都文教  【決勝】    福知山成美 1−11 京都翔英

近年レベルが上がってきた京都を制したのは京都翔英だった。
初回にいきなり自慢の4番石原を中心とした猛打で2点を先制すると、3回にも4点を追加し福知山成美を突き放す。
4回にエース瀧野がマメを潰し無念の降板をしたが2番手高向が安定した投球を見せ、
また打撃陣も7回と9回にダメ押しの追加点をあげ、11得点という圧倒的な力を見せつけた。
京都の夏を脅威の攻撃力で初めて制した京都翔英、聖地でもその実力を見せつけられるか期待が高まる。

*大阪


近大泉州 ─┐          . .┌─ 浪速高校  【準々決勝】 金光大阪 7−2 近大泉州 
        ┏━┓    . .┏━┓                   吹田 0−7 関西創価(7回コールド)
金光大阪 ━┛ . .┃ . .┃  ┃ . .┗━ 履正社高           浪速 1−8 履正社(7回コールド)
           ├─┗━┛                      交野 0−7 桜宮(7回コールド)
関西創価 ━┓ . .│    . .│ . .┏━ 桜宮高校  【準決勝】   関西創価 2−3 金光大阪
        ┗━┘    . .└━┛                   桜宮 1−11 履正社(6回コールド)
吹田高校 ─┘          . .└─ 交野高校  【決勝】    履正社 12−0 金光大阪

シード制の無い大阪らしく、昨年に引き続き序盤から強豪同士の潰し合いが続く中、昨年は沈んだ履正社が雪辱を果たした。
寺島、山口のWエースはどちらも試合をしっかり作り、激戦区大阪を8試合戦って失点はわずかに4という鉄壁ぶりを誇る。
初戦の関大一をはじめ、汎愛、東大阪大柏原、大体大浪商、浪速といった強豪を多く向こうに回しての成績は価値が高い。
打線も、5回戦以外はすべてコールドで相手を撃破。投打ともに充実の履正社が満を持して全国の舞台に挑む。

*兵庫


明石商業 ━┓          . .┏━ 市立尼崎  【準々決勝】 明石商業 5−4 神戸国際大付  
        ┗━┓    . .┏━┛                   神港学園 5−0 市川      
神戸国際 ─┘ . .┃ . .┃  ┃ . .└─ 報徳学園           市立尼崎 1−0 報徳学園
           ├─┗━┛                      社 7−0 明石南(8回コールド)
神港学園 ━┓ . .│    . .│ . .┏━    社..    【準決勝】   神港学園 1−3 明石商
        ┗━┘    . .└━┛                   市尼崎 5−3 社
市川高校 ─┘          . .└─ 明石南高  【決勝】    市尼崎 3−2 明石商

センバツ8強入り、一躍公立の星となった明石商に待ったをかけたのは、久々復活で先輩公立の意地を見せた市尼崎だった。
決勝ではエースの平林が打つ方でも活躍。同点で迎えた8回に決勝タイムリーを放ち、33年ぶりの聖地行きを手繰り寄せた。
4回戦では21世紀枠でセンバツ出場の長田を撃破、5回戦の引き分け再試合を乗り越え、準々決勝では報徳学園も破った。
元プロの竹本監督率いるチームにはフロックではない匂いがある。春に続き、地元公立の旋風が吹き荒れそうな予感だ。

*奈良


奈良大付 ━┓          . .┌─ 五條高校  【準々決勝】 奈良大付 7−0 高田(7回コールド)
        ┗━┐    . .┌━┓                   天理 11−0 奈良朱雀(5回コールド)
高田高校 ─┘ . .│ . .  │ . .┗━ 郡山高校           五條 1−8 郡山(8回コールド)          
           ├─┗━┓                      智弁学園 8−1 奈良
天理高校 ━┓ . .┃    . .┃ . .┏━ 智弁学園  【準決勝】   奈良大付 1−2x 天理
        ┗━┛    . .┗━┛                   智弁学園 6−5 郡山(延長10回)
奈良朱雀 ─┘          . .└─ 奈良高校  【決勝】    天理 5−6 智弁学園

初めて「センバツ王者」の肩書を付けて臨んだ夏。智弁学園にかかった重圧の大きさは全試合逆転勝ちという事実が物語る。
3回戦では無名の公立・磯城野に9回1アウトまでリードを許した。準決勝でも古豪・郡山に先行を許し延長10回で振り切った。
決勝でもライバル・天理にあと一歩で大逆転というところまで追い詰められた…が、それでもなお勝ちきったことは大きい。
春夏連覇に向けてこれがようやくスタートライン。重圧をはねのけてどこまで偉業に迫れるかに注目が集まる。

*和歌山


和歌山東 ━┓          . .┏━ 市和歌山  【準々決勝】 和歌山東 8−1 和歌山高専(7回コールド)
        ┗━┐    . .┏━┛                   箕島 8−4 海南
和歌高専 ─┘ . .│ . .┃  ┃ . .└─ 智弁和歌           市立和歌山 10−5 智弁和歌山
           ├─┗━┛                      橋本 4−3 南部
箕島高校 ━┓ . .┃    . .│ . .┏━ 橋本高校  【準決勝】   和歌山東 1−7 箕島
        ┗━┛    . .└━┛                   市和歌山 3−2 橋本
海南高校 ─┘          . .└─ 南部高校  【決勝】    箕島 0−2 市和歌山

準々決勝で智弁和歌山に相手のお株を奪う打撃で打ち勝ったが、市和歌山の本質はやはり守り合いにこそ発揮されそうだ。
準決勝は競り合いの末に逆転勝ち、決勝はエース・赤羽が箕島打線を2安打完封。ロースコアの試合も勝ちきってみせた。
春夏連続出場だが、春は0−0の9回に突如崩れて大量6失点。夏も前回出場した2年前はサヨナラセカンドゴロに泣いた。
普通科設置で名前が変わってからまだ甲子園で勝利は無いだけに、同じ轍を三度も踏むわけにはいかない。

*岡山


岡山理大 ─┐          . .┌─ 金光学園  【準々決勝】 創志学園 6−0 岡山理大付
        ┏━┓    . .┏━┓                   興譲館 1−4 おかやま山陽
創志学園 ━┛ . . . .  ┃ . .┗━ 玉野光南           金光学園 3−5 玉野光南
           ┗━┛─┤                      関西 1−5 倉敷商業
興譲館高 ─┐ . .│    . .│ . .┏━ 倉敷商業  【準決勝】   創志学園 7−1 おかやま山陽
        ┏━┘    . .└━┛                   玉野光南 5−0 倉敷商業
おか山陽 ━┛          . .└─ 関西高校  【決勝】    創志学園 4−1 玉野光南

最後はかなり後味の悪い形になってしまったとはいえ、創志学園のエース・高田の力量には疑いを差し挟む余地はないだろう。
3回戦以降は高田が独りで投げ続け、相手の攻撃を最少失点でしのいできた。球の速さなら春に引き続き大会トップクラスだ。
センバツで高松商に屈してからはメンタル強化にも励んだとのことで、苦しい状況でも我慢が効くようになった。
雑音を封じて玉野光南の健闘に報いるためにも、春以上に勝つことが求められる状況。エースの右腕に期待がかかる。

*広島


如水館高 ━┓          . .┏━ 崇徳高校  【準々決勝】 宮島工 5−9 如水館
        ┗━┓    . .┌━┛                   福山誠之館 1−11 広陵(5回コールド)
宮島工業 ─┘ . .┃ . .  │ . .└─ 西条農業           西条農 6−7 崇徳
           ├─┗━┓                      広島新庄 5−4 広島商
福山誠之 ─┐ . .│    . . . .┏━ 広島新庄  【準決勝】   如水館 10−0 広陵
        ┏━┘    . .┗━┛                   広島新庄 4−1 崇徳
広陵高校 ━┛          . .└─ 広島商業  【決勝】    如水館 4−5 広島新庄

広島の決勝は両校の監督による兄弟対決(兄・如水館、弟・広島新庄)としても話題となった。
昨夏の島根・石見智翠館ばりのブーメラン継投で追いすがる如水館の前に立ちはだかったのは、広島新庄の堀。
昨年の夏も甲子園を経験した左腕は自己最速を更新する147キロをマーク。如水館の執念の追撃を振り切った。
「ストレートに限れば田口(現・巨人)より上」と監督が太鼓判を押すエースが、2度目の聖地でどんな投球を見せるか。

*鳥取


鳥取城北 ━┓          . .┌─ 倉吉東高  【準々決勝】 鳥取城北 13−4 米子北
        ┗━┐    . .┏━┓                   米子東 5−7 境
米子北高 ─┘ . .│ . .  ┃ . .┗━ 米子松蔭           倉吉東 2−6 米子松蔭
           ┏━┛─┤                      八頭 2−3x 鳥取西(延長10回)
米子東高 ─┐ . .    . .│ . .┌─ 八頭高校  【準決勝】   鳥取城北 3−7 境
        ┏━┛    . .└━┓                   米子松蔭 7−0 鳥取西 
   ..   ━┛          . .┗━ 鳥取西高  【決勝】    境 19−4 米子松蔭

チームを9年ぶりの甲子園に導いた立役者は3番の勝部。この夏だけでお誕生日3回、打率も5割を超えている。
地元で全国の強豪を倒したい、と県外からの誘いを断った男が最後の夏でこれ以上ない結果を出したのである。
勝部に引っ張られるように、準決勝は昨夏覇者の鳥取城北に12安打で逆転勝ち、決勝は先発全員の16安打を放った。
境が最後に甲子園で勝ったのは26年前までさかのぼる。それ以来の勝利の先に、県勢60年ぶりの夏2勝も見据える。

*島根


開星高校 ━┓          . .┏━ 大社高校  【準々決勝】 浜田 2−3 開星
        ┗━┐    . .┌━┛                   松江東 2−7 立正大淞南
浜田高校 ─┘ . .│ . .  │ . .└─ 石見智翠           石見智翠館 1−2 大社
           ├─┗━┓                      益田東 3−4x 出雲
松江東高 ─┐ . .┃    . . . .┏━ 出雲高校  【準決勝】   開星 0−7 立正大淞南
        ┏━┛    . .┗━┛                   出雲 4−3 大社
立正淞南 ━┛          . .└─ 益田東高  【決勝】    立正大淞南 1−6 出雲

大会を通じて23犠打、18盗塁。決勝に限って言えば9犠打と6盗塁。いかにも高校野球らしい組織力で出雲が頂点を極めた。
エースの原もコントロール良く投げ続け、チームと共に尻上がりに調子を上げて決勝は1失点完投と好投した。
過去に21世紀枠の県推薦校に選ばれること3回。このチームは秋の中国大会で1勝し、中国地区推薦まで名前を残したが落選した。
が、それに頼ることなく自力で甲子園への切符を掴み取った。甲子園でも持ち前の手堅い攻めと守りを見せられるか。

*山口


高川学園 ━┓          . .┏━ 宇部鴻城  【準々決勝】 宇部商業 0−6 高川学園
        ┗━┓    . .┏━┛                   岩国 5−7 長門
宇部商業 ─┘ . .┃ . .┃  ┃ . .└─ 防府高校           宇部鴻城 2−1 防府
           ┗━┛─┤                      下関国際 4−5 聖光(延長11回)
岩国高校 ─┐ . .│    . .│ . .┌─ 下関国際  【準決勝】   高川学園 7−0 長門(8回コールド)
        ┏━┘    . .└━┓                   宇部鴻城 13−0 聖光(5回コールド)
長門高校 ━┛          . .┗━ 聖光高校  【決勝】    宇部鴻城 2−8 高川学園

過去6度にわたって涙を呑み続けた夏の決勝戦。高川学園が2−2の8回に一気に6点を奪って重い扉をこじ開けた。
秋はベスト8だったが、春は地区2回戦敗退でノーシード。だが、初戦でセンバツ出場の南陽工を破って波に乗った。
決勝戦ではエースの山野が決勝タイムリーを放つなど、その勢いは衰える様子が無い。聖地でも決して侮れない存在だ。
多々良学園の名前で昭和に1度センバツには出ているがこの時は完封負け。早めに初得点を挙げて勢いを止めずに突っ走りたい。

*香川


大手高松 ━┓          . .┏━ 観音寺中  【準々決勝】 観音寺一 3−6 大手前高松
        ┗━┐    . .┌━┛                   高松商業 16−0 丸亀(5回コールド)
観音寺一 ─┘ . .│ . .  │ . .└─ 英明高校           観音寺中央 10−8 英明
           ├─┗━┓                      尽誠学園 7−4 小豆島
丸亀高校 ─┐ . .┃    . . . .┏━ 尽誠学園  【準決勝】   大手前高松 1−9 高松商業(7回コールド)
        ┏━┛    . .┗━┛                   尽誠学園 10−3 観音寺中央(8回コールド)
高松商業 ━┛          . .└─ 小豆島高  【決勝】    高松商業 1−5 尽誠学園

香川の大本命は高松商と朝日にも書かれており、予想どおり決勝まで勝ち上がっていった。
相手は尽誠学園、近年低迷が叫ばれていた強豪校であるが、秋春と高松商を倒してきた小豆島を破り決勝まで勝ち上がる。
高松商はVIPでも大人気だった、大豊作の米麦、安定した守備の美濃、強打の植田ブラザーズを擁している。
決勝まですごい打線を見せつけて勝ちあがってきた。
しかしながらいざ試合が始まるとその高松商の打線が尽誠学園のエース松井に封じられてしまい、さらに尽誠打線も生きだす。
尽誠学園が9年ぶりの夏の甲子園の切符を手に入れた。

*徳島


鳴門高校 ━┓          . .┌─ 城南高校  【準々決勝】 鳴門 5−2 徳島北
        ┗━┓    . .┏━┓                   冨岡西 9−1 小松島(7回コールド)
徳島北高 ─┘ . .┃ . .┃  ┃ . .┗━ 鳴門渦潮           城南 1−5 鳴門渦潮
           ┗━┛─┤                      生光学園 7−0 阿南工業(7回コールド)
冨岡西高 ━┓ . .│    . .│ . .┏━ 生光学園  【準決勝】   富岡西 3−5 鳴門
        ┗━┘    . .└━┛                   鳴門渦潮 4−2 生光学園(延長10回)
小松島高 ─┘          . .└─ 阿南工業  【決勝】    鳴門 2−1 鳴門渦潮

過去に徳島で一時代を築き上げた池田も、長らく名門として君臨した徳島商も出来なかった5連覇を鳴門が達成してのけた。
決勝の相手は2012年、2014年にも同じ舞台で合い見えた鳴門渦潮。エース河野が3安打1失点で踏ん張って三度返り討ちにした。
この河野も含め、1年時から甲子園を経験した選手が多い…が、昨年、一昨年と初戦敗退と彼らは聖地での勝利の味を知らない。
過去に「うずまき打線」と言い間違えた高野連会長も代替わりして呪縛を解き放つチャンス。「うずしお打線」の覚醒に期待だ。

*愛媛


松山聖陵 ━┓          . .┏━ 東温高校  【準々決勝】 松山聖陵 7−3 今治東
        ┗━┓    . .┌━┛                   今治北 5−2 今治工業(延長12回)
今治東高 ─┘ . . . .│  │ . .└─ ...カタリナ           東温 5−2 聖カタリナ
           ┗━┛─┤                       新田 10−0 愛媛大付(6回コールド)
今治北高 ━┓ . .│    . .┃ . .┏━ 新田高校  【準決勝】   松山聖陵 7−1 今治北
        ┗━┘    . .┗━┛                   東温 1−4 新田
今治工業 ─┘          . .└─ 愛媛大付  【決勝】    松山聖陵 3−2 新田

愛媛の甲子園予選は大波乱であった。川之江、今治西、済美とシードが早々に消え、残ったのは新田だけ。
決勝ではその新田と松山聖陵の戦い。そして勝ったのは春夏初の甲子園の松山聖陵だ。
聖陵はダークホースであり、なんといっても投手のアドゥワが鍵。しかし決勝の1回にライナー性の打球が右肩を直撃し、最速145キロを誇る直球が、この日は130キロ台半ばがほとんど。
計10安打を浴び、奪三振はひとつ。しかしながら味方の支援もあり、辛抱強くアウトを重ね、新田を振り切った。
四国の初出場校は毎年怖い。愛媛だと宇和島東や済美が初出場初優勝を春に成し遂げている。
身長196cm右腕のアドゥワはプロ注目という炎上フラグをどう攻略するのかが見ものである。

*高知


明徳義塾 ━┓          . .┌─ 高知高校  【準々決勝】 高知工業 1−8 明徳義塾(8回コールド)
        ┗━┓    . .┏━┓                   高知商業 7−0 安芸(7回コールド)
高知工業 ─┘ . .┃ . .┃  ┃ . .┗━ 中村高校           中村 6−4 高知
           ┗━┛─┤                      高知中央 8−6 土佐(延長12回)
高知商業 ━┓ . .│    . .│ . .┌─ 土佐高校  【準決勝】   明徳義塾 2−1 高知商業 
        ┗━┘    . .└━┓                   中村 12−4 高知中央(7回コールド)
安芸高校 ─┘          . .┗━ 高知中央  【決勝】    中村 2−4 明徳義塾

明徳義塾の7連覇を手繰り寄せたのは元・代打男の西村。昨年の決勝戦で代打で逆転タイムリーを放った男である。
今年はスタメン2番に入ると、準決勝では決勝の2点タイムリー、決勝でもお誕生日を含む2打点を挙げて優勝に大きく貢献した。
昨年夏はついに夏の甲子園での初戦不敗神話が途切れると、センバツもいいところなく完敗とここ2大会は不振が続く。
「甲子園では勝利にこだわりたい」と語る馬淵監督が、チームをどう勝利へと導いていくのかにも注目したい。

*福岡


福岡第一 ━┓          . .┏━ 真颯館高  【準々決勝】 福岡第一 7−4 祐誠
        ┗━┐    . .┌━┛                   星琳 6−7 福岡工大城東
祐誠高校 ─┘ . .│ . .  │ . .└─ 北九州高           真颯館 4−1 北九州
           ├─┗━┓                      九州国際大付 12x−11 自由ケ丘(延長10回)
福工城東 ━┓ . .┃    . .┃ . .┏━ 九国大付  【準決勝】   福岡第一 1−2x 福岡工大城東(延長10回)
        ┗━┛    . .┗━┛                   真颯館 0−8 九州国際大付(7回コールド)
星琳高校 ─┘          . .└─ 自由ケ丘  【決勝】    福岡工大城東 3−4 九州国際大付

好投手が多くひしめいた福岡だが、福岡大大濠の浜地、九産大九産の梅野、九産大九州の岩田らが序盤から次々に姿を消す。
春の覇者・西日本短大付、秋2位の小倉といった今季の実績がある学校も姿を消す中、頂点に立ったのは九州国際大付。
秋・春と実績は乏しかったが、競争を通じてチーム力は確実に向上。準決勝に代役先発の前田が結果を出したのがその象徴だ。
激戦の福岡を3連覇したのは実に55年ぶりという快挙。その余勢を駆って昨年ベスト8入りした先輩を越えることが出来るか。

*佐賀


佐賀商業 ━┓          . .┌─ 鹿島高校  【準々決勝】 佐賀商 9−7 佐賀北
        ┗━┓    . .┌━┓                   伊万里農林 1−5 伊万里
佐賀北高 ─┘ . .┃ . .  │ . .┗━ 龍谷高校           鹿島 4−6 龍谷
           ├─┗━┓                      唐津商 5−1 神埼
伊万里高 ━┓ . .│    . . . .┌─ 神埼高校  【準決勝】   佐賀商業 5−2 伊万里   
        ┗━┘    . .┗━┓                   唐津商 (不戦勝〈左が勝者〉) 龍谷
伊万里農 ─┘          . .┗━ 唐津商業  【決勝】    佐賀商業 5−16 唐津商業

昨年夏は決勝で惜敗、その相手と当たるはずだった準決勝はまさかの不戦勝。唐津商に風が吹いていたのかもしれない。
迎えた決勝は打線が爆発。秋、春とベスト8に残れなかったチームが磨き抜いた打撃がここぞの場面で発揮された。
過去4回出場した夏の甲子園は、5年前に1勝を挙げるなどしているが、まだ1大会2勝の経験はない。
唐津くんちの「エンヤー」のリズムに乗って持ち味の打線が聖地でも力を見せられるかに期待だ。

*長崎


海星高校 ─┐          . .┌─ 佐世保北  【準々決勝】 創成館 6−4 海星
        ┏━┐    . .┌━┓                   大村工業 7−4 長崎日大
創成館高 ━┛ . .│ . .  │ . .┗━ 清峰高校           佐世保北 0−10 清峰(6回コールド)
           ├─┗━┓                      波佐見 1−6 長崎商業
大村工業 ━┓ . .┃    . . . .┌─ 波佐見高  【準決勝】   大村工業 4−3 創成館
        ┗━┛    . .┗━┓                   長崎商業 3−2 清峰
長崎日大 ─┘          . .┗━ 長崎商業  【決勝】    大村工業 0−1 長崎商業

長崎商を平成に入って初の甲子園に導いたのは163センチの小柄なエース・本田。大会を1人で投げ抜いた。
右サイドからのシュートを武器にゾーンを左右に広く使い、バックも堅守で支えて強打の大村工をシャットアウトした。
甲子園出場は29年ぶりだが、勝利となると実に64年前までさかのぼる。この時は春夏連続で日大三に勝っている。
古豪ならではのOBからの期待交じりのプレッシャーを乗り越え、久々の聖地で自分たちの野球に徹することが出来るか。

*熊本


秀岳館高 ━┓          . .┌─ ルーテル  .【準々決勝】 熊本工 6−7x 秀岳館(延長10回)
        ┗━┓    . .┌━┓                   文徳 5−3 城北
熊本工業 ─┘ . . . .  │ . .┗━ 千原台高           ルーテル学院 0−3 千原台
           ┗━┛─┤                      九州学院 3−1 必由館
文徳高校 ━┓ . .│    . .┃ . .┏━ 九州学院  【準決勝】   秀岳館 7−1 文徳
        ┗━┘    . .┗━┛                   千原台 1−3 九州学院
城北高校 ─┘          . .└─ 必由館高  【決勝】    秀岳館 13−2 九州学院

秀岳館の前に立ちはだかった最大の壁は、今季ピリッとしなかった名門・熊本工だった。9回に一時は逆転を許す大苦戦である。
しかし、それを乗り越えると一段ギアを上げた。文徳、九州学院を一蹴して首尾よく春夏連続出場を勝ち取っている。
1番原田と2番松尾は2人合わせて15盗塁で計算できるクリーンアップが返すという得点パターンと継投術は春と変わらず。
センバツベスト4の実績から優勝候補の一角に名前が挙がることは確実。厳しいマークを跳ね除けて勝ち上がることが出来るか。

*大分


津久見高 ─┐          . .┏━ 臼杵高校  【準々決勝】 藤蔭 7−6 津久見
        ┏━┐    . .┌━┛                   明豊 5−12 佐伯鶴城(7回コールド)
藤蔭高校 ━┛ . .│ . .  │ . .└─ 情報科学           臼杵 5−2 情報科学
           ├─┗━┓                      大分 14−7 大分工(8回コールド)
明豊高校 ─┐ . .┃    . . . .┏━ 大分高校  【準決勝】   佐伯鶴城 5−2 藤蔭
        ┏━┛    . .┗━┛                   臼杵 0−8 大分(7回コールド)
佐伯鶴城 ━┛          . .└─ 大分工業  【決勝】    佐伯鴻城 2−8 大分(延長10回)

2年前に甲子園に初出場した時には現・オリックスの佐野というプロ注の投手を擁した守りのチームであった。
その時とはまったく対照的に打のチームを作り上げた大分が、それ以来となる2度目の聖地行きの切符を掴み取った。
決勝では古豪・佐伯鶴城の粘りに手を焼き、延長戦に持ち込まれたがその延長戦で主砲・山下の3ランなどで6点。勝負を決めた。
サッカーの強豪校でもあり、甲子園出場決定後は球場で「勝ちロコ」を披露。甲子園でも初勝利を挙げてそれを見せられるか。

*宮崎


日南学園 ━┓          . .┏━ 宮崎商業  【準々決勝】 日南学園 19−2 佐土原(5回コールド)
        ┗━┓    . .┏━┛                   宮崎工業 9−2 鵬翔
佐土原高 ─┘ . . . .  ┃ . .└─ 宮崎日大           宮崎商業 11−4 宮崎日大(8回コールド)
           ┗━┛─┤                      宮崎大宮 9−2 樟南(7回コールド)
宮崎工業 ━┓ . .│    . .│ . .┏━ 宮崎大宮  【準決勝】   日南学園 9−0 宮崎工業(7回コールド)
        ┗━┘    . .└━┛                   宮崎商業 6−4 宮崎大宮
鵬翔高校 ─┘          . .└─ 富島高校  【決勝】    日南学園 5−1 宮崎商業

センバツ出場の日南学園が危なげなく勝ち上がって春夏連続出場を決めた。センバツで好投の小さなエース・森山も健在だ。
春は明石商・吉高に抑え込まれた反省もあったか、攻撃に関しては好機に畳みかけることが目立つようになった。
守っても県大会では防御率0.52と安定。センバツで敗れて甲子園の土を持ち帰らなかったそうだが、見事帰還を果たしてみせた。
春は学校紹介と小芝居の色紙の方がスレが伸びた。その時のサーフィン部の如く波に乗り、文字以上に力強い粘りを見せられるか。

*鹿児島


鹿児島実 ━┓          . .┌─ 神村学園  【準々決勝】 薩南工 3−10 鹿児島実業(7回コールド)
        ┗━┓    . .┌━┓                   志布志 4−3 れいめい
薩南工業 ─┘ . .┃ . .  │ . .┗━ 川内高校           神村学園 5−6x 川内
           ├─┗━┓                      鹿児島工 0−2 樟南
れいめい. ─┐ . .│    . . . .┌─ 鹿児島工  【準決勝】   志布志 0−10 鹿児島実業(5回コールド)
        ┏━┘    . .┗━┓                   樟南 5−3 川内(延長13回)
志布志高 ━┛          . .┗━ 樟南高校  【決勝】    鹿児島実業 1−1 樟南(延長15回引き分け再試合)
                                         鹿児島実業 2−3 樟南

県大会決勝での引き分け再試合は史上初。しかもその前日には延長13回も戦い抜いた。中1日空いたとはいえ、樟南の疲労は隠せない。
だが、ライバル・鹿児島実の前に自慢の左2枚看板・浜屋と畠中が意地を見せた。浜屋が中盤まで粘ってリードを保つ。
その浜屋が招いたピンチを畠中がリリーフで救う。ゲッツー崩れの間に奪った1点のリードを伝統の堅守で守り抜いてみせた。
昨年は9年ぶりに県大会初戦敗退。屈辱から這い上がって夏は県内単独トップの19回目の出場。樟南の逆襲は聖地でも続くか。

*沖縄


八重商工 ─┐          . .┌─ 那覇商業  【準々決勝】 嘉手納 2−1 八重山商工(延長11回)
        ┏━┓    . .┌━┓                   那覇西 2−1 前原(延長12回)
嘉手納高 ━┛ . .┃ . .┃  │ . .┗━ 小禄高校           那覇商 4−11 小禄(7回コールド)
           ┗━┛─┤                      美里工 7−6 宜野座
前原高校 ─┐ . .│    . .┃ . .┌─ 宜野座高  【準決勝】   那覇西 0−3 嘉手納
        ┏━┘    . .┗━┓                   美里工 7−4 小禄
那覇西高 ━┛          . .┗━ 美里工業  【決勝】    美里工 3−11 嘉手納

「監督が死ねって」の元ネタ・八重山商工の伊志嶺監督の勇退、3回戦の小禄×浦添商での無情の降雨コールドゲーム、
さらに糸満や興南などのシード校がベスト8に1校も残れずに全滅と、話題が多かった沖縄を制したのは嘉手納だった。
準決勝まではエース・仲地玖礼(クオレ)が粘りの投球。状況に応じて攻め方を変え、相手打線に的を絞らせない。
すると決勝では打線がついに覚醒。2010年センバツでは捕手・マジャが人気を集めたが、初めての夏の聖地ではどうか。

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2016年08月21日(日) 23:56:02 Modified by tattsu1028




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