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2016年夏出場校寸評

地元民など書ける方は是非お書きください

*北北海道 クラーク国際 初出場

創部3年目の夏。クラーク国際は通信制高校初の甲子園出場を決めた。
ちなみに、北海道本校の野球部員は全日制のスポーツコースに所属している。
校長は、史上最高齢でのエベレスト登頂を果たしたことでも知られる登山家の三浦雄一郎であり、卒業生には芸能人の名前も連なる。
今大会岡山代表の創志学園とは、経営母体が同じである。
クラーク国際記念のクラークとはあのクラーク博士のこと。
学びの理念は「Boys, Be Ambitious! 」。まさに真のボーイズビーアンビシャス高校といえよう。

強さの源泉は、かつて「ヒグマ打線」と呼ばれた駒大岩見沢を率いた佐々木啓司監督。駒大岩見沢は北海道を代表する伝統校として春夏通じて12回の甲子園出場を果たしたが、2014年3月に廃校。同年佐々木は1年生部員8人と3年生の主将1人でクラーク国際の野球部を立ち上げた。
閉校となった中学校の体育館を改築し、室内練習場、トレーニング施設、寮を揃えるなど学校側も全面的にバックアップしてきた。
クラーク国際は北海道の他にも、全国に33の直営キャンパスを持つ。
北北海道のみならず全国11,000人の生徒の期待を一身に背負い、初めての甲子園に挑む。

〇注目選手
平沢津虎揮(ひらさわつ・とらき)(3年 投兼内)名前は阪神タイガースのトラッキーではなく上杉景虎に由来。キレのあるスライダーが武器のサイドスロー右腕。元中日井端が好きでエースだが背番号は6。


*南北海道 北海 2年連続37回目

選手権大会への出場が実に37回目を数え全国で最多出場となった北海
自慢はチーム打率.379の打撃陣だろう。本塁打も3本打っており7試合で50得点を挙げた
北海道ではとうてい体験できないような猛暑にも対策はバッチリ、惨敗を喫した昨年からの飛躍を誓う

○注目選手
佐藤大(2年 捕) 捕手に転向したのが今年の2月という経験の浅い捕手 それでもエースを支え甲子園へ導いた


*青森 八戸学院光星 2年ぶり8回目

春の県大会で1回戦負けを喫し、ノーシードから這い上がってきた光星が夏の青森を制した。
6試合すべてで6得点以上を挙げ53得点3本塁打23盗塁の圧倒的な攻撃力が自慢になっている。
投手陣はエースの桜井が軸。準々決勝は8失点と大乱調で一抹の不安が残るがそれでも決勝では完封と修正能力の高さもうかがえる。
守備もわずか3失策でやらかしの少ない堅実な守備が甲子園でも見られそうだ。

○注目選手
益田敦成(3年 内) 光星の四番。準々決勝では場外HRを放つパワーを備える。憧れは同じく光星の四番を務めた坂本勇人


*岩手 盛岡大付 2年ぶり9回目

6試合で打率.395、57得点を挙げる「わんこそば打線」とわずか4失点のみの圧倒的な力で岩手を制覇した盛岡大付が
甲子園にやってくる。投手陣もエース1人に頼る訳ではなく満遍なく多数の投手に投げさせているので勝ち進んだ先も
心配ないという心強さだ。初戦敗退のモリフをいい加減払拭したいところ、勝ちを重ねらるか

〇注目選手
伊藤勇貴(3年 捕) 打率.633、打点13と岩手大会で大暴れしたチームの女房役


*秋田 大曲工 初出場

2015年センバツに初出場、四国王者だった英明(香川)を下し、浦和学院(埼玉)とも堂々と渡り合ったチームが帰って来た。
その当時話題になったのは地元の名物にちなんだ「花火打線」だが、今年のチーム打率はなんと.197。これでは線香花火である。
だが、秋田代表はかつて甲子園で「226事件」を起こしたように、低打率ではむしろ怖い。準決勝で2安打だけだが2得点で勝利。
決勝は盗塁に相手のやらかしも絡めてビッグイニングを作るなど好機を見逃さない粘り強さがある。
父母会会長と地元企業が知り合いという縁もあって、春から支給されている納豆で培った「納豆打線」が相手を苦しめるはずだ。

〇注目選手
鈴木理公藤井黎来佐々木優斗(3年、2年、3年 投)
 全員が公式戦で「1」を背負った経験のある異なるタイプの3投手。速球派の鈴木、打たせて取る藤井、制球のいい佐々木の継投が武器。


*山形 鶴岡東 2年連続5回目

自分たちは守りからリズムをつかむチームであると話すがその一方でチーム打率.350、55安打7本塁打53得点の
5試合中3試合でコールドゲームという強打で相手をなぎ倒してきた一面も持つ。
決勝の決勝点は一・三塁でのダブルスチールという頭脳プレーといろいろな作戦ができる。

〇注目選手
丸山大(3年 外) 昨夏の甲子園でも4打数3安打、今夏の地方大会でも3本塁打と豪打に期待がかかる
工藤大輔(3年 外) 両投両打(基本は右投左打)が出来る器用なスイッチヒッター


*宮城 東北 7年ぶり22回目

チームだろつ.374というハイアベレージを残した打撃陣を引っ提げて甲子園に挑む
エースの渡辺が投打にわたるチームの柱。投げては全試合先発し48イニングで防御率0.75、打ってはチームトップの.574という
主人公属性もち。同じ東北地方ということもあり歳内の再来にならないか危惧されるところである。

○注目選手
渡辺法聖(3年 投) テイクバックゼロ投法という変則フォームが特徴。もちろん実力も兼ね備えている


*福島 聖光学院 10年連続13回目

遂に戦後最長となる10年連続の地方大会制覇を成し遂げた聖光学院ではあるが順風満帆な福島大会ではなかった
コールドは初戦の2回戦のみで3回戦以降はすべて4点差以内、決勝にいたっては8回表で2点リードを許すという
かなり厳しい戦いを強いられてきた。それでも失策はわずか3個の堅守が光りさすが聖光といった安定感を持つ
いい加減深紅の優勝旗の白河越えを果たしてほしいチームである

○注目選手
磯辺伶也(3年 内) 打率.222も準決勝で場外HR、決勝で勝ち越し打という無類のチャンスの強さを誇る


*茨城 常総学院 3年ぶり16回目

木内監督が草葉の陰から見守っているであろう常総学院がセンバツに続いて2季連続の聖地行きの切符を手にした。
チームの中心はプロ注目投手の鈴木昭汰であるがチームで最多イニングを投げたのは倉田と1人だけに
頼らないチーム全体での野球ができる。まずは何がお陰様なのかわからないがパワーで初戦突破をしたいところ

○注目選手
鈴木昭汰(3年 投) プロ注目左腕。打ちこまれたセンバツのリベンジを果たすべく甲子園に帰ってきた


*栃木 作新学院 6年連続12回目

栃木県内最長となる栃木大会6連覇を作新学院が果たした
栃木大会のチーム打率が.432、総得点が6試合で68点という1試合平均で11点を越えるとんでもない打撃陣を持つ
リオデジャネイロ五輪の出場者に作新学院出身者はけっこう多く、その代表格の競泳萩野からは激励の言葉を受けた
ブラジルと日本での作新旋風を巻き起こすためにも勝ちあがっていきたい

○注目選手
今井達也(3年 投) 日米12球団のスカウトが視察に訪れるプロ注目本格派右腕 自己最速は149km/h


*群馬 前橋育英 3年ぶり2回目

現埼玉西武ライオンズの高橋光成を擁し、全国制覇を成し遂げた以来の出場。
春の関東大会では強豪校を次々に破り優勝。その勢いのまま夏も制した。
チーム打率.257と物足りなさがあるが、6試合でチーム防御率1.24、失策3の3年前と同じ攻撃的守備で2度目の出場で2回目の頂点を狙う。

○注目選手
小川龍成(3年 内) 4番ショートでキャプテンとチームの要。県大会ではチームトップの5盗塁。兄は全国制覇を成し遂げた時の正捕手、駿輝。
高橋亮成(3年 内) 兄は全国制覇を成し遂げた時のエース、光成。主に伝令で登場する。


*埼玉 花咲徳栄 2年連続4回目

モリシが3年連続で公立校相手に足を掬われたのとは対照的に、盤石の強さで3季連続甲子園出場を決めた。7試合で失策0である。
もちろん注目度が高いのはエースの高橋昂也だが、リリーフ陣も強力。初戦で控え投手1人が3失点して以降、全試合無失点だ。
その炎上した控え投手が甲子園ではベンチ外になったこともあり、甲子園でのベンチ入り投手の防御率は0.00である。
甲子園での経験が豊富な打線も強力。特に上位打線は出塁率も長打力も高く、繋がりだせば脅威だ。
甲子園では昨夏をはじめベスト8に2回進出したのが最高。埼玉に初めて真紅の大優勝旗を持ち帰るためにも、打線がカギを握りそうだ。

〇注目選手
高橋昂也(3年 投) プロ注目投手。地元民であり、毎日自宅〜学校の往復18キロを走り込んでスタミナ増強に励んだ。


*千葉 地味総合木更津総合 3年ぶり5回目

{例年の如く優勝候補が乱立した千葉県大会は、過去2年初出場校が出たのは違い地味総合が栄冠を手にした
昨年の代表専大松戸など相手に危なげなく勝ち進み、ベスト8では好投手島擁する東海大市原望洋に勝ち、栄冠を手にした
センバツではベスト8に進むも、地味総合という愛称がついてしまった。再び全力校歌を見せて欲しい

〇注目選手
早川隆久(3年 投) 地味木更津総合を支えるエース。センバツでの好投を夏の甲子園でも繰り広げたい


*東東京 関東第一 2年連続7回目

オコエ瑠偉で甲子園を沸かせた関東第一が3季連続で甲子園へやってくる。
チーム打率は.267と正直言って出場校中では見劣りする打撃力でオコエには「ここで接戦している時点で自分たちの代の方が強い」と
言われてしまうがそれでも激戦の東東京で接戦を勝ち上がってきたのだから実力は本物だろう。
おい!小池新都知事に表敬訪問するには優勝するしかないらしく小池新都知事のためにも日本一を狙う

○注目選手
佐藤佑亮(3年 捕) 2月に亡くなった父親の最期の言葉「甲子園で優勝してこい」を胸に甲子園での飛躍を誓う四番


*西東京 八王子 初出場

準々決勝で清宮率いる早稲田実を倒し一躍注目を浴びた八王子が勢いそのまま激戦区西東京を制した
安藤徳明監督はもちろん野球経験者ではあるが、中学校教員時代に未経験の女子バスケットボール部を全国優勝に導いたという
異色の経験を持ち全国を経験した指導力にも期待がかかる。よく勝利後頻繁に比較される早稲田実とは対照的に
目立つ大物選手はおらず一人一人は小さいが結束し大きな力を生む「アリンコ軍団」が初の甲子園に挑む

○注目選手
米原大地(2年 投) 右肘を痛め春はベンチ外の元エース 早実戦では好リリーフで勝利に貢献
細野悠(3年 捕) 現巨人松本哲也のはとこ 松本の走塁を参考にした走塁術で甲子園をかき回したい


*神奈川 横浜 3年ぶり16回目

50年近く監督として勤めた名将渡辺元智が勇退し、2015年秋からは長らく野球部に関わってきた同校OBの
平田徹監督の下新体制がスタート。秋季大会を優勝し華々しくデビューを飾った。
新体制では、木製バットでの練習等打撃に力を入れて練習してきた。監督自らバッティングピッチャーも務める。
夏の地方予選大会での14本塁打は神奈川大会新記録。決勝の慶応義塾戦も、
2年生の3番打者・増田珠外野手が一回と五回に本塁打を放つなど、打力で主導権を握った。
一方投げてはエース藤平尚真(3年)と2番手の背番号10の左腕・石川達也(3年)の左右の2枚看板を持つ。
神奈川屈指の名門校が188校の頂点という誇りをかけ、3年ぶりの夏に挑む。

〇注目選手
藤平尚真(3年 投) 1年生秋からエースナンバーを背負うプロ注目右腕。Max153km/hの速球が武器。
公家響(3年 内) 1年生からスタメン。雅な名前とは裏腹の力強いバッティングが持ち味。
村田雄大(3年 外)男村田こと横浜の4番。
万波中正(まんなみ・ちゅうせい)(1年 外)190センチ92キロ、昨年夏大活躍のオコエ瑠偉を彷彿とさせる優れた身体能力を持つスラッガー。


*山梨 山梨学院 5年ぶり6回目

チーム打率.489、長打率.711はともに出場校最高。山梨大会は5試合で73安打 77得点で山梨大会新記録を樹立。
県決勝は県内7季連続優勝を狙う王者東海大甲府。マモノスレではおなじみのポッチャー菊地を僅か2回でKOし、
全試合コールド(決勝も実質コールド)で山梨大会を圧倒した。
しかし、2年生エース栗尾はクイックが下手という投手として致命的な欠点がある。大会までに間に合うか。
そして8月4日、なんと同校野球部員2人が5月、6月にスポーツ店で万引きをしていたことが発覚した。
これが本当のダブルスチールである

〇注目選手
栗尾勇摩(2年 投) 身長185cm。中学の頃から名を馳せていた大型右腕が、ついに聖地でそのベールを脱ぐ


*新潟 中越 2年連続10回目

昨年のチームは秋、春、夏と新潟を完全制覇したチームだったが、このチームは苦しんだ。
秋と春はベスト16止まりでいずれも完封負け。「今年の中越は弱い」。前評判は高くないまま夏の大会を迎えたのだった。
しかし、パターンに捉われないバリエーション豊かな攻撃で躍進。まずは6試合で15犠打、23盗塁と光った小技。
準決勝では満塁のチャンスになんとトリプルスチールを決めている。
(一塁ランナーが塁間で転倒、キャッチャーが牽制で一塁に送球した間に三塁ランナーホームイン。
 牽制で一塁ランナーが一・二塁間に挟まれて粘る間に、隙を突いた二塁ランナーが三塁に続いて本塁も陥れた。)
小技だけではなく、要所では打って点を取りに行く。決勝戦ではスク水3回にヒットを絡めて一挙7点のビッグイニングも作った。
昨年は初戦でサヨナラ負け。過去9回の出場で初戦突破は1回のみだが、今年こそ勝利を掴めるか。

〇注目選手
今村豪(3年 投) 身長165cmと小柄だが、自ら満塁ホームランを放つなどチーム最多の9打点。投打でチームを引っ張る。
坂井琢真(2年 外) シニア時代からの先輩だった昨年の主将に憧れて入学。2年生にしてチームトップの.579の3番打者


*長野 佐久長聖 2年ぶり7回目

夏の長野を制した佐久長聖は出場校中最多である159名の部員を揃える大所帯だ。そのため、当然スタンド組も多く
男臭い応援も楽しみなところだ。藤原弘介監督はPL学園でも監督を務め、その教え子には現ドジャースの前田健太もいる
という名将である。

〇注目選手
安藤北斗(3年 投) 先天性感音性難聴で両耳が聴こえないハンデを持ち、ハンドサインでチームメイトと連携を取る


*富山 富山第一 3年ぶり2回目

3年前初出場ながら8強と大健闘した富山第一が甲子園へと帰ってきた
富山大会で本塁打はゼロと破壊力にはやや欠けるが富山大会決勝に象徴されるような単打単打で繋いでの大量得点に定評がある。
投手陣はプロ注目中津原と2年森圭名の二枚看板で勝ちあがってきた。

○注目選手
岩城竣貴(3年 内) 監督が「野人」と評するほどの身体能力の持ち主。ポジションを転々としており緊急時は投手への意欲も見せる。


*石川 星稜 2年ぶり18回目

石川大会準決勝で小松大谷との因縁の対決を制した星稜高校が夏の聖地へ。
5試合でチーム打率.366、本塁打9本の怒涛の破壊力を有する攻撃陣が売りのこのチーム。その中でも中心は2年生ながら
四番の寺西だろうか。さらに投手陣には唯一の1年生竹谷もおりフレッシュな顔ぶれにも期待がかかる。

○注目選手
寺西健(2年 外) 根元中→星稜高というあの松井秀喜と同じ経歴でついた異名は「シンゴジラ」 投手も務める
竹谷理央(1年 投) 曽祖父にアメリカのプロ選手を持ち父との会話は英語の国際派 「リオ」オリンピックにもあやかりたい


*福井 北陸 24年ぶり3回目

チーム打率は.289と小粒感は否めないが犠打や盗塁などの小技を絡めて1点を奪っていく野球を持ち味としている。
二人とも上手投げの左腕であり球種も同じというまさにライバル関係である水野と本多がチームを支える二本柱だ。
24年前の出場で8強を果たし甲子園に巻き起こした北陸旋風を再び甲子園に吹かせたい。

〇注目選手
内藤翔太(3年 外) 北陸のポイントゲッターを務め、打率.500打点5とチームを引っ張る


*静岡 常葉菊川 3年ぶり5回目

バントをしない野球で知られる常葉菊川だが、今年は7大会で16犠打とそれなりの犠打を決める野球にモデルチェンジした
しかしチーム打率.410本塁打8本60得点という破壊力は健在であり打てなくなった訳ではない。
また19盗塁と機動力も備え、大技小技とバリエーションのある攻撃を持っている
監督の退任騒動でひと悶着あったが菊川ヤンキースが再びの日本一を狙う

○注目選手
山本雄大(3年 外) 打順は9番を打つが打率は.667と首位打者な恐怖のラストバッター


*愛知 東邦 2年ぶり17回目

愛知の「せんと」藤嶋率いる東邦高校が夏の甲子園にも雄姿を見せる。
チーム打率は.286と少々物足りなく主軸の藤嶋の1割を切る打率が足を引っ張る形となっている。
しかしその分はわずか4失点の投手力でカバー。藤嶋はもちろんのこと左腕の松山仁彦も2先発しチームを優勝に導いた。

〇注目選手
藤嶋健人(3年 投) もはや説明不要な東邦の主将でエース四番の「バンビ2世」 いわゆるフラグがビンビンのプロ注目である


*岐阜 中京 14年ぶり6回目

チームのモットーである「くらいつけ〜一球に魂を込めて」を実践し勝ち上がってきた中京高校
打率は.269と低いが本塁打は4本と一撃で試合を決める力を持つ。投手陣は6試合で9失点のみと安定している。

〇注目選手
今井順之介(3年 外) 阪急戦士の父を持つ68発男。聖地では「アサヒビール」の看板を狙う


*三重 いなべ総合 6年ぶり2回目

センバツではマモノスレを沸かせたあのファンタジスタいなべが帰ってきたぞ!
三重大会では打率.353と強打で制した。度重なる逆転負けを経験してどれだけリードしても緊張感を持ち続けようという
成長を見せ危なげなく優勝だった。夏はファンタジスタで観客を楽しませながら勝ちを手に入れたいところだ。

〇注目選手
水谷優(3年 投) 春は3番手以降だったが夏にはエース格に成長。4試合に先発し失点は決勝のわずか2失点だけ。


*滋賀 近江 2年ぶり12回目

春にマモノスレを席巻した滋賀学園に対し7-2と圧勝し、勝ち上がってきた近江。6試合で45得点4失点と圧倒的な強さを
誇っての優勝であった。投手陣はエース京山を中心にして、深田、内林など5投手がそれぞれに切磋琢磨しながら
好投を繰り広げていた。チーム打率も.378と申し分ない成績でありこちらにも期待がかかる。

〇注目選手
京山将弥(3年 投) 昨夏に腰を痛めたもののフォーム変更で安定して140km/hを投げるプロ注目の好投手に成長した。
北村恵吾(1年 外) 1年ながらチームの4番を務めるチームの主軸だ。3回戦では7打点の大暴れ。甲子園では一塁での起用の予定。


*京都 京都翔英 初出場

やはり特筆すべきは驚異的な打撃だろうか。6試合中4試合でコールド(決勝戦でコールドが採用されていなかったが
11-1での勝利のため実質5試合コールド)、88安打60得点で毎試合10桁二桁安打、チーム打率.433と打ちに打ちまくった。
一方チーム防御率も1.34とそれなりに抑えている。唯一とも言える弱点は守備の弱さである。
4回戦では計6失策で負けかけた経験を持ち、そこを克服できるとさらに強いチームになるだろう。

〇注目選手
石原彪(3年 捕) 猛打軍団の4番であり主将である。通算42号の豪打と二塁送球1.80秒の強肩を持ち合わせるプロ注目捕手だ
栄元廉(3年 内) 9番を打っているものの京都大会では打率.591とまさかの首位打者 聖地でも主役を飾ることができるか


*大阪 履正社 6年ぶり3回目

世代No.1左腕と呼び声高い寺島を擁して、同じくドラフト候補左腕の山口との二枚看板で大阪大会8試合をわずか4失点。
2年生安田を四番に据える打線はチーム打率.404と強力で、決勝を除く7試合中6試合でコールドと圧倒的な強さを見せつけていった。
センバツを逃した悔しさからチームの意識が高まり、春の近畿大会決勝ではセンバツ王者の智弁学園を6-0で破って臨んだ夏。
意外にも夏はあの山田哲人以来の甲子園となっている。トリプルスリーを達成した先輩の活躍にあやかって全国の頂点を目指す。

〇注目選手
寺島成輝(3年 投) 世代No.1左腕と呼び声高くドラフトでも1位確実とも言われる絶対的エース。打っても14打数9安打と大暴れ
安田尚憲(2年 内) 1年秋から4番に座るスラッガー。府予選では打率.520、0三振8四死球と選球眼が良く安定した打撃がウリ


*兵庫 市尼崎 33年ぶり2回目

聖地甲子園の御膝元兵庫を制したのは実に33年ぶりと直近の優勝は東北楽天ゴールデンイーグルスコーチの池山隆寛の世代にまで
さかのぼる市尼崎であった。自らもスケールの小ささを認め、ここまで勝ち上がれるとは思いもしなかったと語るのは前田主将。
しかしそれでも今春センバツ出場の長田、報徳学園、そして決勝ではセンバツ4強の明石商を破っている堂々の優勝と言える。
エース平林が三振を奪い少ない失点で粘り勝ってきたチームでありその粘りを甲子園でも見せることができるか。
また、毎年沖縄勢の応援を手伝っている甲子園慣れしたブラスバンドにも期待がかかっている。

〇注目選手
前田大輝(3年 外) チームを率いる主将であり、地元甲子園での選手宣誓を勝ち取る運の良さも持ち合わせている。
平林弘人(3年 投) 市尼の絶対的エースである。奪三振と3日間で合計301球投げきるというタフネスさが武器だ。


*奈良 智弁学園 2年ぶり6回目

センバツ優勝校とあってかなりの注目を浴びた智弁学園であったが、奈良大会ではマークも厳しく簡単な戦いではなかった。
延長勝利が1回、逆転サヨナラ勝利が1回などで6試合中3試合が1点差勝利というまさに耐えた奈良大会と言えるだろう。
しかしそれでも勝てるのはセンバツ優勝の地力があるからであり勝ちきれる力を持っているということでもあるので
夏の甲子園でもその粘りの力を見せつけ春夏連覇を成し遂げたいところである

〇注目選手
村上頌樹(3年 投) センバツでは圧倒的な力を見せつけたが、夏の奈良大会では失点する姿が多かった。再び村となれるか
納大地 (3年 外) レフトへコンバートして挑んだこの夏、サヨナラ打を放つなどチームを引っ張っている。納税の夏としたい


*和歌山 市和歌山 2年ぶり15回目

2季連続で甲子園への切符を掴んだ市和歌山はセンバツ初戦敗退の悔しさをバネに夏の飛躍を狙っている。
投手陣は赤羽と栗栖の二枚看板で勝ち上がってきた。基本は赤羽が先発し、窮地になれば栗栖が火消し役を担う布陣だ。
打撃陣はチーム打率は.309とそこまで高くないが47安打中長打が18本という起死回生の打撃が期待される。
センバツ後は連敗続きなどスタメンが何度も変わりチーム状態も良くなく苦しんだ末の優勝であった。
しかしそれを乗り越え一丸となったチームは強い。和歌山県勢として5年ぶりの夏勝利を目指す。

〇注目選手
山崎拓哉(3年 内) 切り込み隊長を務める三塁手。和歌山大会では5割に迫る.478の高打率を残している。


*岡山 創志学園 初出場

センバツは2回出場も夏の甲子園には初めて足を踏み入れる事になった創志学園。全国的なニュースとなり波紋を呼んだ決勝戦では
あったがそれでも試合に勝ったのは創志でありそこにケチをつけることはない。やはりチームの中心はプロ球団のスカウトも多数
追いかけているエース眦弔任△蹐Α38回の投球回で38奪三振のわずか3失点と堂々の投球を繰り広げていった。
初の夏舞台ではあるが、センバツも経験し一定のアドバンテージは持っている、全国制覇も夢ではないはずだ。

〇注目選手
眦痛╂(3年 投) 今大会出場選手中最速の154km/hの剛腕。甲子園最速の158km/hを見据えている。
難波侑平(2年 外) 打率.478とチーム首位打者に輝いた。あの問題のシーンの打者と持っている選手でもある。


*広島 広島新庄 2年連続2回目

初出場した去年からの2年連続での聖地行きの切符を掴んだ広島新庄であった。チームの特徴としては少ない失点で逃げ切る
のが得意戦法だ。エース堀が6試合すべてで先発し、44回で63奪三振の快投を見せた。一方打線のほうは圧倒的な打者はおらず
絶大な得点力は期待できないものの、23犠打22盗塁と機動力と小技で1点をもぎ取る野球が持ち味だ。

〇注目選手
堀瑞輝(3年 投) チームの絶対的エースであり、現巨人の田口麗斗を越える逸材とも目されるプロ注目左腕


*鳥取 境 9年ぶり8回目

決勝の米子松蔭戦では先発全員の16安打で鳥取県決勝最多得点となる19得点を挙げた得点力が光るチームだ。
出場校中最悪となっているチーム防御率5.00という課題もなんのその、強力な打撃でねじ伏せる地方大会であった。
同校唯一の甲子園での勝利を挙げた時のエースであった三好憲一コーチとともに甲子園2勝を目指す。

〇注目選手
勝部浩平(3年 外) 地方大会のチーム三冠王である。チーム3本の本塁打はすべてこの男から放たれている。


*島根 出雲 初出場

創部68年にして春夏通じて初の甲子園行きを決めた県立高校。県内屈指の進学校であり野球で入学した選手はゼロ、
練習時間は放課後のわずか2時間だけという限られた状況の中で考える野球を進めて勝ちあがっていった。
毎年1月の初練習では出雲大社まで十数kmをランニングし1年間の感謝と幸福を願っている。甲子園でも出雲大社の
八百万の神様たちのご加護で勝利を目指す。

〇注目選手
原暁(3年 投) 骨折、肉離れ、流血など怪我に泣かされたがそれでも幾度となく復活を果たしたエース右腕。
林将広(3年 捕) 優勝の瞬間歓喜の輪に加わらず相手選手にバットを渡した行動で賞賛を受けた。


*山口 高川学園 初出場

前身である多々良学園時代にセンバツで1度の出場を果たしたことはあるが夏の聖地は初めてとなる。
エース山野を中心とした投手陣と長打はないが確実性は高く選球眼も良い打撃陣を併せ持つ。
伝統のノーサイン野球がこの高校の持ち味であり高校野球の常識に風穴を開けられるか楽しみなところである。

〇注目選手
山野太一(3年 投) 2年夏から同校のエース。全試合に先発し5完投3完封の圧巻のピッチング


* 香川 尽誠学園 9年ぶり11回目

センバツ準優勝の高松商を決勝で破り、甲子園行きの切符を獲得したのは尽誠学園だった。
このチームの特色は打撃だろうか。6試合で66安打と全試合で二桁安打を達成。長打は合計18本、本塁打は3本という
長打力も持ちながら犠打も使う堅実な野球もできる器用さもある。守りはエース渡辺を柱にして
堅い守備で守りきることもできる。

〇注目選手
松井永吉(3年 内) 左の四番を務める。名前の由来ともなっている矢沢永吉から尽誠の永ちゃんとも


*徳島 鳴門 5年連続11回目

県内屈指の強豪校が今年も甲子園へ足を踏み入れることとなった。しかし13年のうずしお打線には程遠く
チーム打率.294 4試合で18得点と甲子園出場校としては少々物足りない打撃力ではある。
それでも4試合中3試合が3点差以内という接戦を制して手に入れた優勝でありメンタル面でも期待できるチームだ。

〇注目選手
河野竜生(3年 投) 最速145km/hを誇る左腕エース。低めに集める投球で地方大会でも1.61の防御率


*愛媛 松山聖陵 初出場

ノーシードから勝ち上がってきた松山聖陵は、川之江や新田など愛媛の強豪校を倒して勝ち上がってきたが、
なんといってもその持ち味はエースピッチャーアドゥワのピッチングである。プロ注目という香ばしいにおいを感じさせるものの、
新田や川之江の打線を封じ込めてきたその制球性と安定性は無視できない。他の代表チームと比べたら打線のほうが少し足りないような気がするが、
愛媛の初出場は毎年怖いのでその実力を見せつけれるかどうかにかかっているだろう。

○注目選手
アドゥワ誠(3年 投) 身長196cmの大きさから最速145km/hのストレート、そして変化球のカーブやスライダーを使う投手。プロ注目である
大村弘毅 (3年 外) 聖陵のリードオフマン。走攻守すべてそろった野球センスあふれる選手である


*高知 明徳義塾 7年連続18回目

高知の夏を7連覇し今年も甲子園へ帰ってきた明徳義塾。無類の強さを誇っていた初戦突破力も
去年の夏は敦賀気比に校歌は流させなかったけど、今年の春は龍谷大平安と強豪校ではあるものの
2季連続の初戦敗退を喫している。今回は初戦の鬼の名誉挽回だけでなく日本一を目指す。

〇注目選手
立花虎太郎(3年 外) 打率.643と打ちまくった。4試合で盗塁4つと脚の速さにも注目だ
金津和泰(3年 投) 名将馬淵監督が決勝まで温存した隠しエース。登板機会がなかったセンバツからの飛躍に期待。


*福岡 九州国際大付 3年連続7回目

打率.355と本塁打5本の打撃力と13盗塁の機動力を活かし得点を挙げていった結果の九州大会決勝だった。
3連覇ではあるものの前年のレギュラーから残ったのはわずか1人。一軍に元西武ヘッドの楠城徹監督が、
2軍に元東京ヤクルトで監督の実の息子である楠城佑介コーチがつき切磋琢磨しながら勝ちあがっていく。

〇注目選手
藤本海斗(3年 投) 九国のエース。準々決勝ではアクシデントから脚に力が入らくなっても投げる気合が持ち味


*佐賀 唐津商 5年ぶり5回目

11年のエンヤー唐津が帰ってきた。4試合で10失策という大味な守備は少々不安視されるところではあるが、
佐賀商との決勝で16得点を挙げた攻撃力を活かした優勝であった。エース谷口も独特なフォームから繰り出される
粘りの投球でエイヤエイヤと勝利を重ねることができるか期待がかかる。

〇注目選手
谷口優成(3年 投) 二段モーションスレスレのフォームが話題を呼んだ。聖地を沸かせることとなるだろう。


*長崎 長崎商 29年ぶり7回目

実に29年という長い長いブランクを破っての出場となった県立校。5試合戦い出場校中ワースト2位の
打率.225と打撃への期待は少々薄いが打撃練習で審判役の選手を置くなどして選球眼を鍛え、決勝の
1-0で象徴されるようにエース本田が少ない失点で乗り切る野球を信条としている。

〇注目選手
元村栞太(2年 外) 代走の切り札。足の速さの秘訣は小学生時代の自転車の友達を追いかけた経験から


*熊本 秀岳館 15年ぶり2回目

センバツ4強の秀岳館が再び甲子園行きの切符を掴んだ。本塁打はないもののチーム打率.404と打撃陣は健在。
さらに5試合でなんと31盗塁という機動破壊並みの機動力も持っている。投手陣は田浦を中心とした合計5投手の
継投で抑え込んでおり、鍛治舎監督の采配にも注目される。鍛治舎チルドレンが4月に震度7の地震に襲われた
熊本に日本一という勇気を届けられることができるか

〇注目選手
堀江航平(3年 内) センバツでは投手も務めたが夏では野手に専念。その結果打率.560、9盗塁の好成績を残した
九鬼隆平(3年 捕) 強打の秀岳館の四番を預かるプロ注目の捕手。


*大分 大分 2年ぶり2回目

女子マネージャーの甲子園練習問題で大会が始まる前に注目を浴びた大分高校であるが、チームの特色は
打率.339、本塁打3本の打撃陣で押し勝つ野球である。2回目の甲子園であるが初出場の14年では甲子園で
勝利を挙げられることができずに敗退、どうにか甲子園で校歌を歌いたい。

〇注目選手
山下海星(3年 外) 大分の四番で大分大会では本塁打を2本放っている。甲子園でもお誕生日なるか


*宮崎 日南学園 2年ぶり8回目

5試合で長打17本を含む63安打を放ち打率.377という強いパンチ力を持ったチームである。
センバツでは明石商にサヨナラスクイズを決められ初戦敗退、そこから1点の大事さを学び、
決勝ではピンチで牽制死を見せるような細かい野球も見せられるように成長していった。

〇注目選手
森山弦輝(3年 投) チームの大黒柱であるエース左腕。防御率0点台の打ち取るピッチングを見せる


*鹿児島 樟南 3年ぶり19回目

決勝で鹿児島実業と延長15回引き分け再試合という実にアツい展開を制したのは樟南高校であった。
7試合で犠打33個、失策わずか1個というソツのない確実に1点を取り、それを守る野球が持ち味。
エースの浜屋も防御率0.75と甲子園でも好投を見せたい。

〇注目選手
浜屋将太(3年 投) 樟南を支えるエース左腕。同校出身の現阪神榎田にも直す所がないと絶賛されたプロ注目投手


*沖縄 嘉手納 初出場

大荒れであった沖縄大会を制したのは初めての夏切符、嘉手納高校だった。
6試合36得点7失点と多い得点を挙げ少ない失点で守る理想的な沖縄大会だったと言えよう。
米軍基地が嘉手納町内に立地し甲子園の大声援も普段の騒音で慣れているというコメントを残すほどの
初出場とは思えないメンタルも持っている。アルプス応援には市尼崎吹奏楽部も駆けつける予定

〇注目選手
大石哲汰(3年 内) 「琉球の李大浩」という異名を持つ高校通算28発の主砲。
2016年08月11日(木) 02:24:41 Modified by ejcatcher




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