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2018春 甲子園への道のり

2017秋季大会


21世紀枠各都道府県推薦校(白ヌキは地区推薦校)
北海道函館工全道8強
青森八戸高専県4強
岩手久慈県4強
秋田由利工県3位、地区8強
山形九里学園県16強
宮城角田県4強
福島磐城県8強
茨木日立一県4強
栃木青藍泰斗県4強
群馬藤岡中央県4強
埼玉市川越県準V、地区初戦
東京佼成学園都準V
千葉柏南県16強
神奈川鎌倉学園県4強
山梨都留興譲館県8強
長野松本深志県8強
新潟長岡大手県8強
富山富山国際大付県準V、地区4強
石川飯田県8強
福井金津県優勝、地区初戦
静岡静岡市立県4強
愛知愛産大三河県準V、地区初戦
岐阜大垣西県準V、地区8強
三重桑名県16強
滋賀膳所県8強
京都乙訓府優勝、地区4強
奈良法隆寺国際県準V、地区8強
和歌山星林県8強
大阪池田府8強
兵庫尼崎小田県8強
岡山岡山芳泉県16強
鳥取米子工県8強
広島大竹県16強
島根大田県4強
山口下関西県3位、地区初戦
香川坂出工県16強
愛媛新居浜南県8強
徳島生光学園県準V、地区8強
高知高知追手前県3位、地区初戦
福岡小倉県4強
佐賀伊万里県準V、地区初戦
長崎長崎工県8強
大分大分舞鶴県8強
熊本熊本商県8強
宮崎福島県8強
鹿児島鹿児島情報県4強
沖縄石川県4強





*北海道


優勝:駒沢大学附属苫小牧高
準優勝:旭川実業高
4強:北海道栄高、札幌日本大学高

武修館高 ───┐                . .┌─── 釧路明輝
           . .│                . .│
札幌創成 ─┐ . .┏━┐          . .┌━┓  ┏━ 立命慶祥
        ┏━┛ . .│          . .│  ┗━┛
函館工業 ━┛    . .┏━┐    . .┏━┓    . .└─ 北広島高
              ┃ . .│    . .┃  ┃
北海道栄 ━━━┓ . .┃ . .│     ┃ . .┃ . .┏━━━ 駒大苫小
           ┗━┛ . .│    . .┃  ┗━┛
帯広農業 ───┘    . .│ . .┃  ┃    . .└─── 白樺学園
                 ├─┗━┛
稚内大谷 ━━━┓    . .┃    . .│     ┏━━━ 札幌日大
           ┗━┐ . .┃    . .│  ┏━┛
札幌山手 ───┘ . .│ . .┃     │ . .┃ . .└─── クラーク国際
              ┃ . .│    . .│  ┃
北照高校 ─┐    . .┏━┗    . .└━┛    . .┌─ 函館柏陵
        ┏━┓ . .┃          . .│  ┏━┓
旭川実業 ━┛ . .┗━┛          . .└━┛  ┗━ 旭川龍谷
           . .│                . .│
札幌大谷 ───┘                . .└─── 遠軽高校


駒大苫小牧が4年ぶりに秋の全道を制し、センバツ出場をほぼ手中にしたと言えるだろう。
準決勝では延長で二度勝ち越されながらも逆転サヨナラ。決勝でも打ち合いの末反撃を振り切った。
2008年の駒大岩見沢以来となる北北海道からの一般枠出場を目指した旭川実はあと一歩及ばず。
こちらも初戦の競り合いを制し、準決勝も1点差ゲームを制するなど勝負強さが光った。夏までの成長に期待だ。


<支部大会ダイジェスト>
夏の甲子園出場の北海、そして滝川西は共に支部大会で姿を消した。
両校を破った立命館慶祥クラーク記念国際をはじめ、
駒大苫小牧北照白樺学園などの甲子園常連校が顔を揃える中、
優勝校がセンバツ出場確定的となる大会を制するのはどこか?



*東北(@福島)


優勝:聖光学院高
準優勝:花巻東高
4強:日本大学山形高、能代松陽高

能代松陽 ───┐                . .┌─── 由利工業
           │             . .┌─┤
八戸光星 ─┐ . .├─┐          . .│  └─── 弘前東高
        ├─┘ . .│        ┌─┤
一関学院 ─┘    . .├─┐    . .│  │ . .┌─── 角館高校
              │ . .│    . .│  └─┤
東海山形 ───┐ . .│  │    . .│    . .└─── 花巻東高
           ├─┘ . .│  │ . .│
黒沢尻工 ───┘    . .├─┴─┤    . .┌─── 酒田南高
                 │    . .│ . .┌─┤
青森山田 ───┐    . .│    . .│  │ . .└─── 光南高校
           ├─┐ . .│    . .│  │
利府高校 ───┘ . .│  │    . .└─┤    . .┌─ 日大山形
              ├─┘       . .│ . .┌─┤
仙台南高 ───┐ . .│          . .└─┤  └─ 学法石川
           ├─┘             . .│
聖光学院 ───┘                . .└─── 仙台育英


出場校(各県3校)
【青森】1位:青森山田 2位:弘前東 3位:八戸学院光星
【秋田】1位:能代松陽 2位:角館 3位:由利工
【岩手】1位:花巻東 2位:黒沢尻工 3位:一関学院
【山形】1位:酒田南 2位:東海大山形 3位:日大山形
【宮城】1位:仙台育英 2位:利府 3位:仙台南
【福島】1位:聖光学院 2位:光南 3位:学法石川

青森からは常連校2校に混じって2年続けて秋の東北にコマを進めた弘前東に注目。
準決勝で八戸学院光星を延長戦の末に撃破し、青森山田にも2点差の善戦と乗せると怖い存在か。
秋田は夏の覇者・明桜が脱落したのを尻目に、公立3校が揃い踏み。昨年は公立3校が揃って初戦を突破したが……
岩手は3季連続出場中、このところマモノ甲子園を盛り上げた盛岡大付がベスト8で姿を消すという波乱の展開に。
山形はこの夏の甲子園出場の日大山形を退け、決勝も圧勝した酒田南の充実ぶりが際立つ。
宮城では同じ私学の東北東陵が県大会1回戦で姿を消す中、仙台育英は全く危なげのない勝ち上がり。
これらを迎え撃つ開催地の福島勢はやはり絶対王者の聖光学院が県大会を悠々と突破。
光南学法石川という古豪も地の利を生かしてどこまで他県の強豪たちに食い下がるか。


県大会から充実した戦いぶりを見せていた聖光学院が危なげなく優勝。夏に続いての甲子園を決めた。
準優勝は花巻東。県大会から公立校に苦戦する場面もあったが、ここまでたどり着いた実力は見事。
記念増枠の3枠目は、試合内容から日大山形が優勢。ラフプレーが一部で話題になったが、高野連はどう見るか・・・。
公立校で唯一ベスト4入りした能代松陽は準決勝16失点が痛かった。
その他では公立校の奮闘が光った。利府は青森王者の青森山田を、由利工は弘前東を、そして黒沢尻工は東海大山形を撃破した。
一方で夏の甲子園の記憶も新しい仙台育英は3期連続の甲子園はならなかった。



*東京


優勝:日本大学第三高
準優勝:佼成学園高
4強:国士舘高、日本大学豊山高
8強:東海大学附属高輪台高、立正大学附属立正高、帝京高、明星高

東京を制したのは日大三。桜井、金成など主力はごっそりと抜けたが都大会6試合中4試合がコールド勝ち。
決勝戦では9回に一挙8点を挙げて逆転するなど伝統の打線の破壊力は健在。2年連続のセンバツは当確と言えるか。
準優勝に食い込んだのは佼成学園。最後は力尽きたが8回終了時までは日大三をリードしていた。
9回の8失点で5−11というスコアになったがそこまでの健闘をどう見るか。関東5枠目との争い次第で50年ぶりのセンバツが見える。
夏の甲子園4強の東海大菅生は地区大会で二松学舎大付に大敗。その二松学舎も都大会は1回戦で姿を消した。
2年連続センバツを目指し、4番・野村が残った早稲田実はベスト16で完封負けで2年連続センバツは絶望的。
帝京も日大三にコールド負け。帝京伊藤以来の甲子園出場はまたしてもお預けになりそうだ。


*関東(@神奈川)


優勝:中央学院高
準優勝:明秀学園日立高
4強:慶應義塾高東海大学付属相模高
8強:國學院大學栃木高高崎健康福祉大学高崎高、霞ケ浦高、作新学院高

国学院栃木 ───┐                . .┌─── 花 咲 徳 栄
            ├─┐          . .┌─┤
市  川  越 ───┘ . .│          . .│  └─── 中 央 学 院
               ├─┐    . .┌─┤
拓 大 紅 陵 ───┐ . .│  │    . .│ . .│  ┌─── 東 海 大 甲 府
            ├─┘ . .│    . .│  └─┤
慶 應 義 塾 ───┘    . .│  │ . .│    . .└─── 霞  ヶ  浦
                  ├─┴─┤
明 秀 日 立 ───┐    . .│    . .│    . .┌─── 関東学園大付
            ├─┐ . .│    . .│  ┌─┤
山 梨 学 院 ───┘ . .│  │    . .│ . .│  └─── 作 新 学 院
               ├─┘    . .└─┤
健 大 高 崎 ───┐ . .│          . .│ 
            ├─┘          . .└─────東 海 大 相 模
桐 光 学 園 ───┘                . .

出場校(開催県3校・他県2校)
【茨  城】 1位・明秀日立  2位・霞ヶ浦
【栃  木】 1位・国学院栃木 2位・作新学院
【群  馬】 1位・健大高崎  2位・関東学園大附
【埼  玉】 1位・花咲徳栄  2位・市立川越
【千  葉】 1位・拓大紅陵  2位・中央学院
【神奈川】 1位・東海大相模 2位・慶應義塾 3位・桐光学園
【山  梨】 1位・東海大甲府 2位・山梨学院


昨年はあと1歩のところで涙をのんだ中央学院が優勝し、初の甲子園を決めた。
今夏の甲子園優勝校花咲徳栄、霞ヶ浦、東海大相模と倒した相手も申し分ない見事な優勝だ。
4番で投手も務める大谷が1回戦・準々決勝と完投し聖地行きの原動力に。
マモノ甲子園で大谷といえば雨の象徴だが、世間一般では4番投手大谷という響きで注目されそう。この大谷はどちらに転ぶか。
準優勝の明秀日立も初の甲子園。関東から2つの新顔が選抜の舞台を踏む。
エース・細川拓哉は兄がDeNAのルーキーでデビューから2試合連続ホームランという期待のスラッガー・成也。
兄が果たせなかった甲子園と言う夢を、弟が掴むことになりそうでこちらも注目していきたいところ。
ベスト4に入ったのは神奈川勢。スーパーシードの東海大相模慶応義塾だ。
準決勝の試合内容から見ても選抜はほぼ当確だろう。意外にも神奈川からの選抜出場は4年ぶりだ。
東京との比較となる関東5枠目は、國學院栃木・霞ヶ浦・健大高崎の争いか。
地域性などを加味すると、準優勝校に惜敗の健大高崎がややリードか、だが國學院栃木も捨てきれない。
その他印象的だったところでは、前述したように夏王者の花咲徳栄が初戦敗退で夏春連覇の夢は絶望的。
花咲徳栄の前の夏王者の作新学院もよもやのコールド負け、また久々の甲子園への期待が高まった拓大紅陵は初戦で慶応の前に屈した。


*北信越(@福井)


優勝:日本航空高石川
準優勝:星稜高
4強:富山商業高、富山国際大学附属高

金沢学院 ───┐                . .┌─── 北越高校
           ├─┐          . .┌─┤
富山商業 ───┘ . .│          . .│  └─── 日本ウェルネス
              ├─┐    . .┌─┤
坂井高校 ───┐ . .│  │    . .│ . .│  ┌─── 北陸高校
           ├─┘ . .│    . .│  └─┤
佐久長聖 ───┘    . .│  │ . .│    . .└─── 星稜高校
                 ├─┴─┤
高岡商業 ───┐    . .│    . .│    . .┌─── 松商学園
           ├─┐ . .│    . .│  ┌─┤
航空石川 ───┘ . .│  │    . .│ . .│  └─── 金津高校
              ├─┘    . .└─┤
日本文理 ───┐ . .│          . .│  ┌─── 富国大付
           ├─┘          . .└─┤
工大福井 ───┘                . .└─── 中越高校


出場校(開催地は4校、その他は3校)
【新潟】1位:日本文理 2位:中越 3位:北越
【長野】1位:日本ウェルネス 2位:佐久長聖 3位:松商学園
【富山】1位:富山商 2位:富山国際大付 3位:高岡商
【石川】1位:星稜 2位:日本航空石川 3位:金沢学院
【福井】1位:金津 2位:坂井 3位:福井工大福井 4位:北陸

監督が76歳の大井前監督から一気に37歳の鈴木新監督と若返った日本文理が新潟を貫禄の1位突破。
夏の県準優勝の中越は初のセンバツ出場を、北信越大会なら常連の北越は初の甲子園を目指す戦いとなる。
長野は佐久長聖松商学園といった常連校を抑え、創部1年半と新興の日本ウェルネスが優勝。
指揮する中原監督は甲子園14勝を誇る名将。通信制の学校がまたひとつ甲子園にやって来ることができるか?
富山からは二大巨頭の富山商高岡商に、ここ数年力をつけてきた富山国際大付というお馴染の顔ぶれ。
高岡商は2年連続のセンバツが、富山国際大付は初めての甲子園行きがかかっている。
石川も名門・星稜と夏の甲子園出場・日本航空石川が順当に北信越大会出場を決めている。
3位に食い込んだ金沢学院は日本航空石川にコールド負けを喫した県大会からどこまで修正できているか。
地元となる福井勢では夏の甲子園出場・坂井、昨春のセンバツ出場の福井工大福井、昨夏甲子園出場の北陸を抑え、
ノーマークの金津が5試合中3試合を1点差、1試合が延長戦という勝ち上がりで制した。地元開催の大会で勢いは続くか。


県大会では星稜の後塵を拝した日本航空石川が10点を奪いリベンジを果たして優勝、夏に続いての甲子園だ。
決勝では10点差をつけられ大敗した星稜だが、記念大会増枠で3枠あることもあり、甲子園は確実か。
3枠目を争うのは共に富山県勢だが、富山商が優勢か。富山国際大付の初の聖地行きは神宮枠の行方にかかる。
今大会注目された日本ウェルネスは初戦で完封負けだったが、来夏に向けて注目のチームには変わりないだろう。
一方で新潟3位校ながらその日本ウェルネスを破り、後半の粘りで星稜にも食い下がった北越の戦いぶりは見事だった。
福井大会を駆け上がった金津は、松商学園の前にコールド負け。実力が発揮できなかった。
また、今春、今夏に甲子園出場した工大福井坂井高岡商日本文理松商学園はいずれも甲子園には届かなかった。



*東海(@愛知)


優勝:静岡高
準優勝:東邦高
4強:三重高中京学院大学附属中京高

出場校(各県3校)
【愛知】1位:東邦 2位:愛産大三河 3位:中京大中京
【静岡】1位:静岡 2位:常葉大菊川 3位:常葉大橘
【岐阜】1位:中京学院中京 2位:大垣西 3位:岐阜各務野
【三重】1位:三重 2位:いなべ総合 3位:松阪商


地元愛知からは東邦中京大中京のおなじみ2校に加え愛産大三河が出場。地の利も生かしつつ甲子園を目指す。
静岡からは、今春選抜出場の静岡と常葉コンビ。常葉大菊川常葉大橘はいずれも校名変更後初の聖地がかかる。
昨秋は荒れに荒れた岐阜。今秋も本命視された学校が県大会で姿を消した。下馬評の高い学校で生き残り存在感を放つのは中京学院中京
ここもまた校名変更後初の聖地がかかる。その他2校は、このところ県大会上位にも顔を出す大垣西岐阜各務野
強豪私学が名を連ねる中で、どこまで食い下がれるか注目だ。
三重からはおなじみ真剣味三重とファンタジスタいなべ総合、そして古豪松阪商
記念大会で3枠に増枠の今年は、準決勝の結果も例年より大事になってくるだろう。


各県1位校でベスト4を占めるという順当な展開になった東海大会。制したのは静岡、秋の東海連覇達成だ。
県大会では背番号10だった春がエースナンバーを奪取。この東海でも好投を見せた。春に春が帰ってくることになりそうだ。
準優勝の東邦は静岡に敗れるまで新チーム結成後練習試合でも無敗を誇った好チーム。
準決勝では9回2アウトから4番のお誕生日で逆転するなど、土壇場での粘り腰が伝統のものになりつつある。
増枠の恩恵を受けるのはどちらか。優勝校・静岡に敗れたのは中京学院中京。点差も3点と決して離されてはいない。
だが、もう一つの4強・三重も上述の通り東邦を9回2アウトまではリードした。甲乙つけがたいのが正直なところ。
静岡が神宮枠を勝ち取れば丸く収まることになりそうだったのだが……選考日まで両校は気を揉む日が続きそうだ。



*近畿(@大阪)


優勝:大阪桐蔭高
準優勝:智辯学園和歌山高
4強:乙訓高近江高
8強:智辯学園高彦根東高法隆寺国際高近畿大学附属高

今年の夏の甲子園2回戦での初の直接対決の記憶も新しい、横綱・大阪桐蔭と魔曲・智弁和歌山の2校が決勝に残り、NEOの一発で大阪桐蔭が勝利、2年ぶりに秋の地区大会を制した。
NEOだけでなく切り込み隊長の藤原、クリーンアップを固める中川や山田、柿木に横川と投手陣も充実と人材豊富だ。
神宮大会ではミスが相次いで4強止まり。試合運びにまだ隙があるが、逆に伸びしろが残っているとも言えそう。
智弁和歌山は初戦で履正社に打ち勝つなど、伝統の強打が今年も大きな武器になりそうだ。
準々決勝では3番・黒川、4番・文元がアベックアーチ。決勝で大阪桐蔭・柿木の前に沈黙したが、春に向けてさらに力を付けるはず。
ここにケガで秋は戦列を外れていたプロ注の野手・林が復帰すればさらに打線が厚みを増すだけにこちらも注目だ。
4強入りの乙訓(おとくに)、近江もセンバツ出場が確定的か。京都大会の覇者乙訓は創部54年目にして初の甲子園が確実。
準決勝では智弁和歌山にサヨナラ負けも、その内容は見事なもので新風を巻き起こせるか楽しみ。>>1乙訓という新たな用語が生まれるかも
もう一つの4強・近江は滋賀王者。金城・林という2人の小柄な左腕が相手打線を巧みにかわしていく。
NEOに16三振を喫して完封された攻撃陣に課題こそ残るが、一冬越えてどこまで鍛え上げてくるか。
乙訓に準々決勝で敗れた智弁学園、夏は開幕戦サヨナラ勝ちの彦根東も夏春連続が確実な情勢か。
智弁学園は他に有望な奈良勢がいないという地域性にも助けられそう。2016年春に続いて近畿8強から春の頂点をうかがう。
ちなみに智弁和歌山との同時出場となれば、2014年選抜以来4年ぶりとなる。
彦根東は準々決勝で接戦を演じ、甲子園を知るエース・増居が残っているという経験値も選出の追い風になりそう。
同じく8強の近大付法隆寺国際はコールド負けが致命的。
さらに甲子園のおひざ元の兵庫勢は初戦で3校が全滅と、センバツ出場が非常に厳しくなった。
センバツ名物の地域性を持ち出すにしても、明石商は彦根東、西脇工は智弁学園と8強止まりのチームに敗れており、
逆転選考されるには5・6枠目濃厚なこの2校を押し退ける必要がありそうで、選出されれば物議を醸しそうだが……
2015年センバツも出場無しという33年ぶりの屈辱を味わった兵庫勢が、わずか3年でまたも辛酸を舐めることになるか。



出場校(京都、和歌山2校、その他3校)
【大阪】1位:大阪桐蔭 2位:履正社 3位:近大附
【兵庫】1位:明石商 2位:西脇工 3位:神港学園
【滋賀】1位:近江 2位:比叡山 3位:彦根東
【奈良】1位:智弁学園 2位:高田商 3位:法隆寺国際
【京都】1位:乙訓 2位:京都翔英 
【和歌山】1位:智弁和歌山 2位:日高中津 


大阪・兵庫以外は出場枠が隔年変動の近畿。今年は滋賀・奈良が3校出場の年となる。
開催地大阪からは王者大阪桐蔭、横綱履正社の2強が危なげなく近畿に進んだ。
3枠目にはセンター返し近大附がすべりこんだ。久しぶりの甲子園を目指す。
今秋公立勢が元気だった兵庫。それを象徴するように明石商西脇工が県大会決勝を戦った。
負けていられない私立勢は神港学園。甲子園を決めて、来年3月限りで退任する監督に有終の花道を作れるか。
滋賀からは、近江比叡山彦根東と過去3年の夏の優勝校がやってくる。
今夏甲子園でも投げたエースが残る彦根東は連続出場を目指す。
奈良からは昨年に引き続き智弁学園高田商がそろい踏み。3位には天理を破った法隆寺国際が入った。
天理をも凌駕した打線の力で、斑鳩として出場して以来の甲子園を狙う。
京都からは、公立の乙訓が満を持して登場。近年常に府大会上位に顔を出しており、実力は十分。一気に初の聖地へ駆け上がりたい。
2位には京都翔英。初戦は大阪桐蔭、どんな戦いを見せてくれるか注目だ。
和歌山からは智弁和歌山。夏の甲子園でも見せた打線の破壊力は健在。初戦の履正社戦は注目の好カードだ。
2位に入ったのは日高中津。分校の雄も前回出場からはや20年。久しぶりに聖地返り咲きを狙う。




*中国(@広島)


出場校(開催地4校、その他3校)
【鳥取】1位:米子松蔭、2位:鳥取城北、3位:鳥取商
【島根】1位:開星、2位:石見智翠館、3位:益田東
【岡山】1位:岡山学芸館、2位:倉敷商、3位:おかやま山陽
【広島】1位:盈進、2位:国際学院、3位:瀬戸内、4位:尾道
【山口】1位:下関国際、2位:高川学園、3位:下関西

中国地区の覇権を争ったのは共に夏の甲子園に出場するも初戦で完敗を喫したおかやま山陽下関国際の2校。
共に甲子園での雪辱を期して、まずは中国大会を制して弾みをつけたい決勝戦は壮絶な打ち合いに。
7回表を終えて2−11と9点のビハインドを負ったおかやま山陽が、7回裏に1点、8回に3点を返して食い下がると、
9回に7安打を集めて一挙5点を挙げて11−11と追いつくと、延長10回にサヨナラと神懸かり的な逆転劇で初の中国頂点に立った。
詰めの甘さを見せてしまった下関国際だが、夏の先発メンバー7人が残るチームは経験豊富。
準々決勝と準決勝はコールド勝ちと力のあるところは見せているだけに、おかやま山陽共々聖地での雪辱に期待したい。
増枠で3枠が保障された今年はベスト4に開催地・広島勢の2校が食い込んだ。点差で見れば有望なのは瀬戸内か。
もう1つの4強・尾道は県大会3位決定戦で対抗馬の瀬戸内に敗れ、中国準決勝のコールド負けも含めてやや分が悪いか。
山陰勢はベスト8で全滅、それも残った2校がコールド負けと山陽勢との力の差を見せつけられてしまった格好に。



開催地広島では、広陵・如水館・広島新庄・市立呉等の注目校が続々と姿を消す波乱の展開に。
その中で広島を制したのは盈進。上位には来てもなかなか突き抜けられないイメージがあるが一気に聖地まで駆け上がれるか。
2位には国際学院、さらに瀬戸内尾道と続く。地元の声援を受けて上位を狙う。
鳥取では、今夏代表の米子松蔭が2期連続の優勝。今度は甲子園での勝利を目指しての戦いとなる。
鳥取城北も力は十分。実力を発揮できれば上位進出も難しくない。鳥取商も粘り強く戦いたい。
島根からは私学3校。今夏優勝の開星は2期連続を目指す。石見智翠館益田東も県大会では常に上位。そのさらに上にたどり着きたい。
岡山からはここ数年で大きく力をつけてきた岡山学芸館おかやま山陽が登場。
甲子園からやや遠ざかっている倉敷商も150kmエースを擁し、久々の甲子園を狙う。
山口からは、野球よりも監督が有名になってしまった下関国際。批判もあったが実力は本物だ。(引退した3年生はかき氷食べたのかな・・・)
2位には昨夏の代表高川学園。3位には伝統校下関西が入った。





*四国(@高知)


出場校(各県3校)
【香川】1位:英明、2位:大手前高松、3位:高松商
【徳島】1位:鳴門、2位:生光学園、3位:鳴門渦潮
【愛媛】1位:松山聖陵、2位:西条、3位:小松
【高知】1位:明徳義塾、2位:高知、3位:追手前

四国を制したのは明徳義塾。決勝では9回に逆転するなど試合巧者ぶりを見せた。エース・市川は四国大会を、そして後述の神宮大会を全て1人で投げ切った。
夏の甲子園で1勝を加え、大台50勝に王手をかけた馬淵監督の采配にも注目が集まるセンバツになることは間違いなさそうだ。
明徳に屈したものの、香川を制した英明もセンバツ出場は当確か。3年ぶりの出場となりそうだ。
県大会から接戦続きという厳しい試合の中で選手が成長。明徳を追いつめた1年生エース・黒河が聖地でも躍動するか。
記念大会の増枠で3枠が保障された四国。3枠目はこちらも明徳に食い下がった愛媛覇者・松山聖陵が有利か。
2016年夏にアドゥワ誠を擁して甲子園初出場。センバツ出場なら初めてとなる。
もう1校の4強・高松商はコールド負けに加え、同じ香川勢の英明の選出が濃厚とあって厳しい情勢だったが、
明徳が神宮大会を制したことで神宮枠を獲得。高松商がそれを獲得する公算も膨らんできた。
また、8強止まりながら英明、松山聖陵と競り合いを演じた高知大手前高松あたりにもわずかに可能性が出て来たか。


開催地高知は恒例の明徳義塾高知のワンツーコンビ。今年は3番手に追手前が食い込んだ。
高知戦では9回までリードしながら惜しくもサヨナラで敗れたが、続く試合では明徳義塾に善戦した高知商を破った。その力は侮れない。
香川からはこちらもおなじみ英明、2位には大手前高松。初戦は奇しくも追手前との「おお(う)てまえ」対決となった。
3位には選抜準優勝の記憶も新しい高松商。再び香川を沸かせたい。
愛媛からは松山聖陵に公立の西条小松。松山聖陵と小松は初の、西条は現阪神の秋山の時以来の選抜を狙う。
徳島からは1年間影を潜めていた鳴門が復活。また鳴門の時代となっていくのか。
2位にはあと一歩で甲子園の常連生光学園。1つ勝てば明徳義塾だが、今度こそ壁を打ち破れるのか。
3位で出場の今夏代表鳴門渦潮は夏春連続を狙う。



*九州(@宮崎)



出場校(開催地4校、その他2校)
【福岡】1位:東筑 2位:筑陽学園 
【佐賀】1位:佐賀学園 2位:伊万里 
【長崎】1位:創成館 2位:長崎商 
【大分】1位:明豊 2位:鶴崎工 
【熊本】1位:文徳 2位:九州学院 
【宮崎】1位:延岡学園 2位:富島 3位:宮崎日大 4位:都城東
【鹿児島】1位:神村学園 2位:鹿児島実
【沖縄】1位:沖縄尚学 2位:興南

福岡1位で乗り込んできたのは今夏代表東筑。石田伝説はまだまだ継続中のようだ。
2位には筑陽学園。2003夏以来の甲子園を狙う。
最後に選抜出場校を送り出したのは、伝説の佐賀北優勝の年(2007)という佐賀。今年こそ選抜へという思いを背負うのは
佐賀学園伊万里。実に11年ぶりの選抜をかけての勝負だ。
長崎からは創成館長崎商。近年調子の良い2校が九州へ乗り込んできた。
大分からは今夏の甲子園での活躍が印象的な明豊が2期連続を狙う。2位には鶴崎工が食い込んだ。
一大旋風を巻き起こした秀岳館の鍛治舎監督が退任した秋、熊本からは壮絶な戦いの末に秀岳館を打ち破った九州学院と、その九州学院に勝った文徳が出場。強いのは秀岳館だけではないということをぜひ甲子園で示してほしい。
開催地宮崎からは、おなじみ延岡学園。2位には監督の異動で確変を起こした富島。前回一昨年は初戦で涙をのんだが、今回はどんな戦いを見せてくれるか楽しみだ。開催地特権の残り2枠には宮崎日大都城東が入った。
鹿児島、沖縄からはそれぞれおなじみの2校神村学園鹿児島実、そして沖縄尚学興南
神村学園と興南は2期連続での出場がかかる。


秋の九州を制したのは長崎の創成館。初優勝で3度目の選抜に挑む。
継投が軸のチームだが、準決勝ではエースの大型左腕・川原が3安打完封するなど進境著しい。
神宮大会では打線も要所要所でつながり、大阪桐蔭を破るなど初出場で準優勝。意外にも(?)県内校の同大会勝利は創成館が初であり、その実力を全国区に知らしめた。
なかなかレベルの高いブラスバンドや名物校長を引き連れ、九州王者として聖地でも快進撃を見せられるか。
準優勝は富島。初戦で熊本王者の文徳を破り一気に決勝へ駆け上がった。春夏通じて初の甲子園が濃厚だ。
ここ数年力を付け、県大会でも上位常連となっており、地元開催という地の利も味方にしての見事な戦いぶりだった。
九州のセンバツは通常4枠。ベスト4に入った2校、延岡学園東筑も選抜は当確か。
東筑は夏春連続出場となりそうで、夏から引き続きエースとしてチームを引っ張った石田伝説はやはり健在だ。
延岡学園も試合内容からすれば地域性が問題になりそうもない。宮崎から2校出場なら実に52年ぶりとなるが果たして。
宮崎からは2校の出場が濃厚な一方で、佐賀は11年連続、大分は6年連続での出場校なしとなりそうだ。
2017年12月15日(金) 22:12:01 Modified by daikou2015

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Uploaded by daikou2015 2017年10月27日(金) 01:47:41



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