世界にはいろいろな国々があります。
世の中にある世界地図の大半は行政区画を表示しているものです。
この現状も地図がデータとして扱われることが一般的になれば気にならなくなるかもしれませんが、少なくともわれわれまでの世代にはあたかも国境線というものが存在するかのような、あるいは赤道には赤い線が走っているかのような錯覚を与えていました。(日本の地図の多くでは日本列島は赤く塗られていますが実際には黒土とかもありますっていうか緑色が多い)。このような認識を改めたという意味も込めて宇宙開発の進展による衛星画像とそのインターネット、特にGoogleによる普及は革新的なものでしょう。純粋に地図上の影響のみではありませんが、近年では自らのことを「台湾人」と認識する台湾の人が多くなり、また80年代には自らを東ドイツ人と認識するドイツ人が多かったそうです。

• 独立国を覚える。

まず世界地図を渡された頭の柔らかい少年少女が本能的に取り組むことがこれだと思っていました。日本の暗記中心教育の中では自然な発想だからです。しかし個人的には今まで独立国の大半を暗記していた人には一人しかあったことがありません。

• [バカ日本地図、世界地図>http://www.chakuriki.net/world/]

世界には想像を超える地理感覚の人々が存在することが明らかになりました。イタリアが美脚になったとかは面白かったです。なぜかシーランド公国が存在する。

• 首都

どんな行政区画の世界地図にも書いてあるのが首都なのでいやが王にも注目されます。
長い名前の首都
　スリジャワワルダワプラコッテ　「スリ」は「光り輝く」「ジャヤワルダナ」は初代大統領の名前「プラ」は街のという意味で、「コッテ」というのがもともとの街の名前です。-参考サイト
バンコク(曼国)
　正式名称　クルンテープマハナコーンアモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッタナラーチャタニーブリーロム・ウドンラーチャニウェットマハーサターン・アモーンラピーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット
帝釈天を意味する言葉が3回も出てくる。

• 間違えやすい3大首都
  • ブラジリア
  • キャンベラ
  • プレトリア(南アフリカ)

　旧浦和みたいなもの、南アフリカの場合は司法、行政、立法常の首都がそれぞれ別になっている。　イスラエルは首都をエルサレムと主張していますが、国際的には認知されず、テルアヴィブが首都とされています。

• 昔の名前で言ってみる

無駄に教養をアピールできるありがちな手法。

• 島

地図上で国の次に注目されるのが島でしょう。グリーンランドが世界最大の島といわれていますが、メルカトル図法になれた多くの人はオーストラリアのほうが小さいと考えます。島と大陸の区分は　既にギリシア時代にはアジアとヨーロッパは陸続きであることが知られていましたが文化的な理由で今も分けられています。しかしアジアとは今のトルコあたり、アフリカとは今のチュニジア(カルタゴ)あたりにことを指し、違和感はあります。

エロマンガ島(バヌアツ)

• 細長くないチリ

パタゴニアの併合とボリビア、ペルーとの戦争の勝利で細長くなりました。しかし16世紀の本には既に「チリは刀の鞘のような形をしている」とされているため、チリと呼ばれていた地方はアンデスの太平洋側一帯の事を指していたのかもしれない。しかしこの地図でも十分細長い。しかもチリは南極の一部地方の領有権も主張している。