観察（表現方法）（精神看護学）

観察（表現方法）

【表情】

無表情	明るい	暗い
怒り	不安	冷たい
悲しそうな	硬い	ぼんやり
喜び	しまりのない表情	おどけた顔
しかめ顔	眉をひそめた表情	冷たく硬い表情
無表情で笑顔がない	感情が伴わない笑い（空笑）	生気のない目つき
視線の定まらない表情	ひねくれ顔	とがり口

【視線】

閉目	凝視	まばたき
そらす	ジロジロ見る	長い注視
一瞥する	にらむ	見開く
キョロキョロする	細める	伏せる

【服装の観察】

汚れ	更衣の状態	整っているか
シャツの裾を出したまま	ズボンがずり落ちそう	季節に合ったものか
昨日との違い

【頭髪・爪】
　伸び方、整え方
　汚れ、臭い
　フケの有無

【話し方】

話の内容（意味不明、被害的、悲観的な内容）
話し方	口数	声の調子
話す態度	声の大小	進み方

【言動】
　まわりくどい
　とぎれとぎれ
　多弁
　まとまりのない会話（連合弛緩）
　いつまで話してもなかなか要領を得ず話が飛ぶ
　言葉がはっきりしない
　何を言っているか聞きとりづらい
　壁・物に向かって、ひとり言を言う　（独語）
　同じことを何度も言う
　全くしゃべらない（鍼黙）
　誇大的、現実性がない

【態度】
　自発性がなくなり、終日自室で過ごして誘導しないと動こうとしない
　自分の世界に閉じこもって、他に関心を示さない
　周囲に関心がなくなり、気分、情緒が失われた状態（感情鈍麻）
　目的のないまま歩き回る
　病棟内の廊下を往復する（徘徊）
　同じ姿勢・動作を同じような展開で繰り返す
　異常体験に支配されて、突然暴力をふるったり、予測しない行為に走る（衝動行為）
　落ち着きのない興奮状態（精神運動興奮）
　あやつり人形のように、誘導されるままの姿勢をとり、手を離すとそのままの姿勢でいる（カタレプシー）
　わざとらしい行動や奇妙や行動、あるいはひねくれた態度

態度
①眉間のしわ	②つり上がった眉	③緊張したまぶた
④持ち上げられた下まぶた	⑤しし鼻	⑥鼻のしわ
⑦頬やあごをなでる	⑧とがり口	⑨しかめ面
⑩開口	⑪唇の一端の隆起	⑫せき払い、身体の動きと揺らし
⑬両腕の組み方	⑭手の振り	⑮脚の組み方
⑯緩慢な動作	⑰貧乏揺すり、足踏み、しきりにたばこを吸い続ける	⑱指しゃぶり
⑲手で口を覆う	⑳手による唇や舌へのタッチ