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ドレーンの管理とケア


胸腔ドレーン(低圧持続吸引器へ接続)

【観察項目】
 ドレーンからの排液量と性状の目安
   術後2日日頃の排液は、淡血性で200−400ml/日
   術後4日日頃の排液は、漿液性で100mg/日以下となり、カテーテル抜去となる
   漿液性の排液が500mg/日以上続く場合は、胸管損傷による乳び胸が考えられる
 咳嗽時,深呼吸時のエアリークがないか、皮下気腫の有無および範囲の観察をする
 肺損傷時やドレーン挿入部からの空気の流入が起こるとエアリークや皮下気腫が生じる
 排液の呼吸性移動の有無、ドレーンの屈曲や圧迫の有無
 (確実にドレナージされないと肺の拡張不全や感染を起こす)

【ケア】
 ドレーンが屈曲したり体幹の下にならないようにする
 自然抜去のないようにしっかり固定する
 排液パックの位置は逆流を防止し排液の排出を促すため、体より低い位置に固定する
 また、適宜ミルキングをしコアグラ(凝血)による塞栓を防ぐ