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著者：わかつきひかる　挿絵：Tony　出版社：フランス書院　発行日：2003年12月30日　

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優衣は、小さい頃からイジメてきたあなたの、恋の奴隷に生まれ変わります。意地悪ばかり言ってしまう唇で奉仕して、膨らみはじめた胸で包んであげる。お尻の処女も全部シュンに捧げちゃう。だから、手術を受ける勇気を私にください……ずっと一緒にいたいから。ずっと、あなたに愛されていたいから。 美少女文庫HP

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来栖優衣（くるすゆい）
優衣は、十七歳、高校二年生。心臓に生まれつき病気があって、子供のころは入退院を繰り返していました。今では丈夫になり薬さえ忘れなければ倒れる事はあまりなくなっています。
優衣は、幼い頃入院したときに、おさななじみのシュンがプロポーズした言葉が忘れられません。
シュンのことが好きだけど、シュンなら絶対に裏切らないという信頼もあって、つい顎で使ってしまう、素直になれない女の子です。

新年パーティの翌日、起きてみるとシュンと２人であられもない姿。初体験？でも覚えていない。
その夜、優衣はシュンのことを想いながら自慰にふけっていまいます。
新学期、学校で倒れた優衣を送ってくれたシュンは強引に優衣を求め、優衣は恋の奴隷に調教されていきます・・・

最初は少しレイプまがいで未遂でしたが、優衣はだんだんシュンが好きな気持ちも高まって、Ｍっ気が膨らんできます。
心臓の負担のことを考えて、アナルの経験の方が先でしたが、最後に結ばれ、ハッピーエンド。
幸せな読後感のまま物語は閉じます。

（自室）オナニー
→（リビング）レイプまがい（直前で未遂）
→（保健室）フェラ＆アナル
→（リビング）おもちゃ遊び＆失禁
→（お風呂）浣腸
→（トイレ）排出Ｐ＆アナル
→（自室）おもちゃでオナニー
→（自室）カッピング遊び＆騎乗位で初体験＆正上位
（ノーマルセックスが最後って？！）

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わかつきさんの作品の特長だと想いますが、エロいけど、ラブラブなセックスのてんこ盛り。
この作品も最初はたしかにレイプまがいですけど、優衣が誘ったという側面もあるわけで・・・
好きだから何をされてもいいというエロくてデレデレな夜の優衣と、病気（心臓病）に気丈に立ち向かうツンな昼の優衣との対比がこの作品の面白さだと思います。
後半は、ツンな優衣が影を潜めて、デレな優衣の連続になってしまったのがちょっと残念かもしれませんが、かわりにエロの連続。

おしりばかりでしていたのは、もし妊娠してしまうと心臓病があるので命の危険さえあることを心配してのことでした。
だから、初体験もちゃんとコンドームで避妊して安全セックスということなんですが、それはポルノだととても珍しいことのようなんですね。
「めたぼdeぽん」には、避妊するのは自然でいいんじゃない？って思ったのですが、やはりコンドームの記述はいやがる読者が多いのでしょうか。この作品以降、「わかつきひかる」さんの作品は、「ボクの女神は淫魔（リリス）サマ!?」で避妊を扱うまで中で出しちゃうものばかりになります。

もっとも、初体験の前に排泄プレイをするなんて・・・！　優衣はド級Ｍですよね。

ところで、病気（心臓病）に気丈に立ち向かうというプロットは、「ＡＫＵＭＡで少女」につながっていると思います。
避妊の記述の件もありますし、初期の作品で実験的、チャレンジ的な作品ともいえそうです。

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