演繹・帰納

演繹・帰納

これは、「主張の作り方」です。

何か意見を言うときには、「○○だから、〜だよ」
と根拠を付けて言います。
(ほかに、「〜である。なぜなら○○だから。」という
なぜならパターン(←わたしが勝手に名づけました(笑)
とかあります)
「○○だから」(○○の部分には、主張の根拠が入ります)
と理由を言わなくてはならないのは、根拠を示さないと、
反論が出来ないからです。
根拠(理由)のない主張とは、ゼッタイ正しい主張で、
議論では「おれが言っていることは無条件に正しい。信じろ」
と言ってることと同じ扱いになります。
根拠や理由を示さないと、反論ができなくなって、
(弁証法の)対話にならなくなります。

それで、主張を「作る」(考える)ときに、
使われるのが演繹と帰納です。
数学の演繹法と帰納法と基本的には同じです。
哲学や一般の議論で使われる場合、
帰納は、現実を見て「こういう傾向が見られる」
と一般化できる法則みたいなものを見つけます。
演繹は、今までわかっている(証明された)理論を
使って、その理論に沿って物事を説明していくやり方です。
数学の場合とちがって、哲学などでは演繹と帰納は、よくごちゃごちゃに使われま
す。
2005年10月12日(水) 22:58:34 Modified by tubuyaki1




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