ギターを取って弦を張れ - LYRIX2

作詞集2 LEGACY OF LOVE(2017)




アルバム"LEGACY OF LOVE"(2017)収録曲の歌詞です。

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全ての詞、絵、クレジットのない写真の著作権は佐藤龍一本人に帰属します。
(8. Sacrifice of The Moon はインストゥルメンタル)

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<LEGACY OF LOVE INDEX>

01.なけなしのジョニーのくせに
02.愛っていったい何なの
03.嫌いになりたい
04.その痛みにはわけがある
05.夜の秘密になりなさい
06.青空ファンク
07.骨
08.Sacrifice of The Moon (Instrumental)
09.還らざる河
10.百億年の夢
11.愛の歌は終わらない
12.天使が空から降ってきた

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1.なけなしのジョニーのくせに


なけなしのジョニーのくせに
ゴージャスな人生で
どうももうしわけありませんでした

五体満足に生まれ
死にたいとも思わずに
すくすくイバラの道を
歩んできました

風当たりの強い日は足下を見つめ
雨に打たれる日々は太陽を思い
強くなれ優しくなれと
試練を頂きました

最愛の友を亡くし
恋人に先立たれ
仕事も家も失い
なけなしになっても

今が黄金時代と胸張って
言えるのは歌があるから
まだ旅の途中だから
恋しているから

ひもじい時はひもじさを
さみしい時はさみしさを
ブルースに変えて生きてきました
生まれてきてよかったと
そう思えるのです

なけなしのジョニーのくせに
スペクタクルな人生で
どうもすみません
これも運命

度胸と愛嬌だけで
世間を渡ってきました
よたよたと 道なき道を
迷子の日々は眼を閉じて
飛び立つ為にうずくまり
涙を糧に 絶望を歌に
何ひとつ無駄ではなかったと
そう思えるのです

なけなしのジョニーのくせに
ゴージャスな人生で
どうももうしわけありませんでした



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2.愛っていったい何なの


誰か教えてくれないか
愛っていったいなんなの

手にした時には失くしたものが多い
笑った事より泣いた事が多い
見送られるより見送ってばかり
夢に出て来る人の方が多い

どこまでいっても悲しみの海だ
どっちを向いても知らんぷりの空だ
俺の人生はにぎやかなもんさ
ブルースでいっぱいだ

人に言えないことも
ひとつふたつじゃない
別れはいつも辛い I CRY
心凍るようだ
誰か教えてくれないか
愛っていったいなんなの

あげたものよりもらったものが多い
返したいけど相手はもういない
振り返りたい気持ちはあるけどしない
悲しい時には笑うと決めた

君を傷つけたこと
嘘をついたわけ
思い至れば辛い I CRY
息が止まるようだ
誰か教えてくれないか
愛っていったい何なの

ブルースでいっぱいだ



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3.嫌いになりたい


好きでいたいのに
嫌いなとこがある
嫌いになりたいのに
好きだから困る

壁に顔向けて
背中こわばらせ
二人でいるのに
ひとりぼっち

言葉にするから
嘘になるのかな
いっそその唇で
この口を塞いで

愛した人には
好きな人がいる
愛しているのに
好きになれない

ひとつのベッドで
別の夢を見る
朝が来る前に
眠れるのかな

愛した人には
好きな人がいる
嫌いになりたいけど
好きだから困る



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4.その痛みにはわけがある




心の中に小さな石がある
転がるたび痛み出す
その痛みにはなにかわけがある

そっぽを向いて煙草ふかしても
混乱で唇が歪む
その痛みにはなにかわけがある

すべって転んで泣かないで
がんばってきたの
自分でわかっていたって
どうしようもない
その石は墓石にするわ

記憶の中に指さすものがいる
逃げた自分を責めている
その痛みにはちゃんとわけがある

シラッと背を向け立ち去ってしまいたい
夕焼け小焼けの路地裏ないている
迷子の子猫にゃなにかわけがある



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5.夜の秘密になりなさい


この腕の中で丸くなって
バターのように溶けて
ミルクのように眠りなさい

そっと夜の帳(とばり)に滑り込み
廻る銀河の中
百億の星のひとつになりなさい

夢のどこか知らない街角で
君を見つけたなら
ふたたび恋に落ちる

初めて口づけ交わした
公園のベンチ 月が照らしてた
夜の秘密になりなさい

長い旅 その果てに
めぐり逢い辿り着いた
悲しみは脱ぎ捨てて
ひとつ眠って生まれなさい

この腕の中で丸くなって
泡のように溶けて
真珠のように眠りなさい

そっと夜の静寂(しじま)に潜り込み
深い海の底で
アンモナイトの話を聞きなさい

長い旅 その果てに
めぐり逢い辿り着いた
悲しみは脱ぎ捨てて
ひとつ眠って生まれなさい



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6.青空ファンク


青空ファンク どこまでも
青空ファンク どんどん歩く     
もう後ろは 振り返らない     

はぐれ雲 お前もひとり     
ちぎれ雲 you're outsider     
ふわふわと 風に流れ

鳥が自由だなんて
飛べない者のジェラシーさ
生き延びてゆくために
羽をバタバタするのさ

青空ファンク 太陽ギンギラギン     
青空ファンク なんにも見えない     
あすはどっちだ 誰にもわからない

青空ファンク あたって砕けろ     
青空ファンク 転んでおどけろ     
もう後ろは 振り返らない     

星空ファンク 満月とキッス     
星空ファンク 夜空とファック     
もう後ろは 振り返らない 

青空ファンク…



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7.骨


煙草吸う女なんて
夜空の星の数ほどいるわ
あんたの好みがかたよってんじゃない
あたしを好きだなんて

人と人とはわかりあえないの
嘘と本当は混じり合えないの
いつか全ての物語が終わる
その日を待ちわびている

沈んでく世界の底に
はらはらと降り積もり
花びらは骨になる

紫の黄昏には
紫の煙吐きながら
宛先不明の手紙のように
ゲームの終わりを待ってる

人と人とはわかりあえないの
嘘と本当は混じり合えないの
いつか全ての物語が終わる
その日を待ちわびている

舞い堕ちる世界の果てで
きらきらと夢を見る
幸せな骨になる



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7.Sacrifice of The Moon (Instrumental)




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9.還らざる河


もし俺が死んだら
あいつは泣くのだろうか
いい奴だったなんて
酒を交わすのだろうか

もし俺が死んだら
あいつは笑うのだろうか
莫迦な奴だったと
花を飾るのだろうか

一日生きれば一日は
戻らない日々となる
生きる端から思い出は
還らざる河となる

もし君が死んだら
俺は泣くのだろうか
うまく思い出に
できるのだろうか

もし君が死んだら
愛はどこに行くの
心に空いた空を
風が吹くのだろうか

一日生きれば一日は
戻らない日々となる
水面(みなも)にうつろう夢を映し
走り去る河となる

僕の中の少年が
君の中の少女と
出会う午後の海は
眩しくざわめいて 
ずっと君を待ってた
ずっとずっと待ってたよ
何度も生まれ変わり
やっと出会えたのさ
千年の夜を越え
百万年夢を見て
木々を濡らす雨と
びしょ濡れの犬が出会う
出会いの奇跡なけりゃ
世界に意味はない
その花もあの雲も
きっと誰かの夢の足跡

ひとはいつか死んで
どこに行くのだろうか
暗闇くぐり抜ければ
光があるのだろうか

ひとは何故に生まれ
愛しあうのだろうか
永遠のその果てに
何を見るのだろうか

一日生きれば一日は
戻らない日々となる
夕陽を映して煌めいて
帰らざる河となる 



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10.百億年の夢


愛する人よ
そしてまだ見ぬ人よ
どうか生き延びておくれ
人生って奴がたとえ
どうしようもない
ものだったとしても

愛する人よ
そしてまだ見ぬ人よ
どうか生き延びておくれ
宇宙はあなたという
命に辿り着くのに
百億年かけたのだから

まだ見ぬ夢がある
小さな光がある
なんにもなくても
生きてていいんだ
そのままで

愛する人よ
そしてまだ見ぬ人よ
どうか生き延びておくれ
瞼の裏の星を数えて
今はただ眠れ

どこかで君のこと
待ってる人がいる
なんにもなくても
生きてていいんだ
そのままで

My love My dear
どうか生き延びておくれ
宇宙はあなたという
命を用意するために
百億年かけたのだから

逝かないで
どうかここにいて
逝かないで
どうか生き延びて



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11.愛の歌は終わらない


君に愛してるって
最後に言ったのはいつだっけ
誕生日の花束は枯れても

無邪気な笑顔を
見るたび愛しいよ
星が巡って
いくつもの夏が過ぎて

Once upon a time
I fell in love with you
愛の歌は終わらない

君にありがとうって
いつも思ってる
言葉にするのは
照れくさいけど

辛い日々を越えて
遥かな道のりを
温めあって
いくつもの冬が過ぎて

Once upon a time
I fell in love with you
愛の歌は終わらない

寂しい夜は名前を呼んで
見上げてごらん
星空が君に微笑む

Once upon a time
I fell in love with you
愛の歌は終わらない



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12.天使が空から降ってきた




初めて君を見たのは
ライブハウスの客席
カーリーヘアーの君は
まだ17の少女で

その大きな瞳に俺は
たちまち吸い込まれた
アラジンの魔法のランプのように

君は俺の人生に
舞い降りてきた天使
まるで昨日のことのようさ

Oh Oh My Love
この世に奇跡があるなんて
Oh Oh My Love
こんなにも恋に落ちるなんて

初めてのデートは
俺がニューヨークに発つ前の夜
冬の公園の木の下で
震える君にキスをした

その夏マンハッタンに
エアーメールが届く
地球の裏側で俺を呼んでる

走り出す恋のドラマは
もう誰も止められない
振り返ればいつもそれが運命

Oh Oh My Love
この世に奇跡があるなんて
Oh Oh My Love
こんなにも恋に落ちるなんて

原宿のおんぼろアパートで
君と暮らし始めた
西陽射す窓の外
無限の未来が広がり

俺たちは若く
無敵で向こう見ずで
ボニーとクライドのように
果てしない冒険の旅を続けた
まるで昨日のことのようさ

舞い上がるような幸せも
押しつぶされそうな暗闇も
二人分け合って生きてきた
それは神様のプレゼント

そして12月の雪の日に
天使は静かに旅立った
なあ天国の調子はどうだい?
俺はなんとかやっているよ

Oh Oh My Love
この世に奇跡があるなんて
Oh Oh My Love
こんなにも恋に落ちるなんて



<作詞集 INDEX>

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