ギターを取って弦を張れ - LYRIX4

作詞集4 OLD


アルバム未収録の旧作です。
挿絵は自分で描いたもの。

<作詞集4 INDEX>

01.流星オーバードライブ
02.マーメイド・ブルー
03.小さきものへ
04.ラダの犯罪
05.美しい独房
06.青空の忘れ物
07.愛の源流
08.約束
09.星空の坂道
10.万有引力の法則
11.人生の果実
12.LIBRA
13.おっぱいのブルース
14.パラレル僕ちゃん
15.夏男
16.三日月マジックショー
17.ミステリーゾーン
18.でたらめなラブソング
19.サイコロ転がせ しまいにゃRolling Stone
20.ONGAKU
21.冥土 in VOYAGE
22.月の裏側ラプソディー
23.おやすみのコール
24.不眠症の魚
25.遥かなる友よ
26.越え来し山
27.宇宙の地平線
28.忘却の彼方
29.奇跡の夜
30.SUNSHINE

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01.流星オーバードライブ



(by glassgiant.com)

テレビは消して 部屋の灯りも消して
後ろ手で夜の扉を閉めて
二人きりのスペースランデブー
重力の彼方へ出発

瞳を閉じて 唇に火を灯し
左手で胸の帷(とばり)を開く
ハートの響き エイトビートで
加速してゆくんだ オーバードライブ

なだらかな弧を描き 丸くなる地平線
息をするたび世界が遠ざかる

三段ロケット噴射して
世間の引力振り切って
宇宙をくまなく探検だ
地球は遥か

夜空のスペースカーボーイ
ペガサス追いかけギャラクシー
流星ホテルでひと休み
朝が来るまで


僕は夢中 君の躰は宇宙
二人は恋の流星オーバードライブ
ブースターには液体水素
キンキンに冷えてる

なだらかな弧を描く 柔らかな君の胸
息をするたび 愛は燃え上がる

三段ロケット噴射して
世間の引力振り切って
宇宙の秘密を探る為
銀河を翔(かけ)る

ベッドのスペースカーボーイ
瞼を閉じればギャラクシー
流星ホテルで All Night Long
カラス啼くまで

眠りに就けば同じ夢の行く先
浮かんでいるよ 恋は無重力
二人きりのスペースランデブー
引力の彼方へ

Fly Away
Fly Away
All night long



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02.マーメイド・ブルー





私は声を失くした
後悔はしてない
私は声を捧げた
そして人間になった

私は声を失くした
秘密ばかり残った
泡沫(うたかた)の恋も終わった
珊瑚の海に帰りたい

私は声を失くした人魚
もう哀しみ歌う事もない
私の喉は震えるばかり
もう嘘つく事すらできないの

始めから名前なんか
なかった 私は人魚
あなたに心奪われて
人生を・・・知ったの


きらめく銀の鱗と
強くしなる尾ひれと
虹色の長い髪を
海の藻くずにしてきたの

恋の終わりは世界の終わり
大鳥が空を舞う時
私は叫ぶ声もない
さよなら伝えるすべもない

始めから名前なんか
なかった 私は人魚
あなたに心奪われ
人生を... 知ったの



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03.小さきものへ





小さきもの 世界は君のもの
その両手に
弱きもの 愛は君のもの
その涙に
夜空を見上げれば
星屑が 瞬いて

若さゆえ 夢を見るのさ
その瞳に
貧しきもの 愛は君のもの
空っぽの手に
青空果てしなく
どこまでも 眩しくて

転んでつまずいて 擦りむいて
もう一度 立ち上がれ
夢見て敗れて 涙して
もう一度 走り出せ

Little one gonna be alright
世界は君のもの その目の前に
Don't worry I'm on your side
一緒に歩こう 手をつないで
ゆっくりでもいいさ 
どこまでも 続く道



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04.ラダの犯罪





ラダの犯した罪の数は
バクダッドの砂漠の砂の数
その気にさせてそのまま逃げる
世界中の男が恨んでる

ラダの犯した罪の重さ
ピラミッドの石よりなお重い
生まれ変わって三日も立てば
三人男を騙してる

ラダの仕掛けた罠の数は
天文学的に多いと言う
それでも懲りずに騙されて
世界中の男が恨んでる


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05.美しい独房





ゆるやかに時は流れて
完璧な夜とワルツを踊っている
アンドゥトロゥ 誰も見てはいない
ここは美しい独房

百年の刑は終わらない夜
目覚めればまた夢の入り口
ひとりひとり違う物語の舞台
それは美しい絶望

艶やかな 髪をとかして
振り向けば 誰もが息をのむ
数えてる 空白の日々よ
限りなく美しい 独房

矢のように過ぎるのものは何
旅路の果てに待っているのは誰
迷い込んだ鏡の向こう 
永遠(とわ)に続く
ここは美しい独房

投げかける問いの嵐
答えるは沈黙の空だけ
乱れるだけ乱れるがいい
誰もこない美しい独房

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06.青空の忘れ物


しあわせは詩(うた)にならない
まるくなって眠る猫のようだ
しあわせはどこにもいかない
寄せては返す波のようだ

思い出したように流れ星ひとつ
願う事はもうない
おかしいね

追憶は雨に打たれた落ち葉
粉々に散ったグラスのかけら
夕陽を浴びてきらめいていた
テーブルの上の海で溺れた

忘れた頃に手紙が届く
すべては思い出になる
不思議だね

土曜日の飛行機雲は
青空の忘れ物
いつまでも見上げてた
ゆっくりと空に溶けて消えた

嘘とほんとのマーブル模様
すべては思い出になる
不思議だね



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07.愛の源流





papa paya paya paya pa
paya paya pa

愛の源流は沈黙の湖
どんな言葉も漣も立てず
愛の源流はゼロの発見
無限大へと続く時間の終わり

愛はいったいどこから来るんだろう 
孤独の谷間抜け希望のせせらぎへ
さみだれ集め ほとばしりどよめき
うねりのたうち 氾濫し

別れまた出会う魂のマスゲーム
安心の大河 幾重にも別れて

生き延びる為に踊った
ワルツでもソーシャルダンスでも
空は一部始終を見てた
風は優しく撫でた

papa paya paya paya pa
paya paya pa

愛の源流はゼロの発見
無限大へと続く時間の終わり

森の告白に耳を澄まして
山並みを映す湖に抱かれて
背中で秘密を分かちあった
二人で青空見上げた

選ぶことなく自覚すらなしに
ひたすら降り注ぐ太陽それは君
君こそ僕の世界に
色と形を与えるもの
夜に姿を映し
心の弦をかき鳴らす

papa paya paya paya pa
paya paya pa

明けの明星 永遠を歌い
風雪の彼方 アリア ソナタ カンタータ
全ての音楽の 終わりに横たわる
真白き沈黙のキャンパスは君

その指先に 100万カラットの
視えない指輪 言葉なしの約束
咲いてくれ口紅シラン
百億の夜を超えて
スロープに銀のシュプール描いて

愛の源流は沈黙の湖
どんな言葉もさざ波も立てず
愛の源流はゼロの発見
無限大へと続く時間の終わり

papa paya paya paya pa
paya paya pa

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08.約束


僕が幼かった頃
母と指切りをした
それが何の約束だったかは
忘れてしまったが

小指と小指絡ませ
指切りげんまん
うそついたら針千本飲ます

だが母は約束を破った
僕はそれを許せなかった
嘘ついたんだから針千本飲めと
母を責めたてた

母はその晩針を口にくわえたまま
一晩中泣いていた 背中震わせて

子供心に胸を痛めた
いくら責めても悲しいだけ
ひとを赦すことを知らなかった僕は
途方に暮れていた

母は大切な事を教えてくれたのだけど
その時は自分でどうしたらいいのか
わからなかったんだと思う

僕に責められて自分を責めて
途方に暮れていたんだろう
ただ誤魔化したりはしなかった
震える背中で

すまなかったと思う
でも母はもういない
これは悲しい想い出じゃなく
僕の大切な記憶

小指と小指絡ませ
指切りげんまん
うそついたら針千本飲ます



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09.星空の坂道




離ればなれで月日は去って
電話しようか 止めとこうか
伝えたかったことや飲み込んだ言葉
すれ違った夢

時の流れは留まることなく
星と星とは遠ざかるばかり
全てを包み生きてゆけたらなあ

なるようにしかならないんだから
星空の坂道を
転がり続けて海で逢えるかな

夜空の下で星を眺めて
失くしたものを数えてる
あこがれの翼 鋼のよろい
水色の涙

何も願わず 何も語らず
ひたすら進む河のように
振り返らずに生きてゆけたらなあ

なるようにしかならないんだから
運命の谷川を流れ流れて
もう一度逢えるかな


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10.万有引力の法則





世界の果てから一歩ずつ
近づいて来る者がいる
物陰で待ち構え
不意に心臓を掴む

逃げも隠れもしないさ
逃げきれた奴などいない
この世に生まれた限り
いつかそいつと出会うのだ


そいつの青ざめた顔を
いつか見た事がある
遠ざかる意識の中で
沈黙の声を聞いた

そいつは僕の大切なひとを
奪っていった
帰らざる景色の中に
閉じ込められた面影

ブラインド越しに見つめてる
僕がくたばるのを待ってる
影のようにひっそりと
つきまといながらそいつは
自分の取り分を数えてる


そいつと闘うつもりなど
これっぽっちもない
影は僕自身の
古い友達だから

誰にでも紹介できるような
奴ではないが
そんなに怖がる事もない
ありふれた奴だ


やがて僕から全ての
光が消えて
闇に包まれる
その瞬間が来る

意味は役割を終えて
無意味へと呑みこまれ 
僕は名札をはずして
永遠とひとつになる

ああ愛するひとよ
どうか祝福してほしい
終わりではなく旅立ちさ
喪われた全ての愛しい人々と
ひとつになるのさ


何もない所から
僕らは不意にやってきて
何もない場所へと
不意に還ってゆく

キャンプファイアー、フォークダンス
キスの仕方を覚え
愛の嵐とガラクタの
すべてを後にする


その時東の大地は
オレンジに染まり
紫色の空に
金星の輝く夜明け

熟した林檎が
いつか樹から落ちるのは
万物が引きあう
孤独の力なのだ

愛しているよ
通り過ぎた日々よ
愛しているよ
一つしかない僕の人生よさらば
笑ってドアの向こうへ出よう


避けられないものは
万有引力の法則
終わらないものは
成長と進化の大河

永遠に続く
時の波打ち際で
巡る星と太陽の
歌を歌おう

笑ってドアの
向こうへ出よう



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11. 人生の果実


働いて 働いて
くる日もくる日も働いて
何か変わったかな
何も変わらないかな
いいことあったかな

働いて 働いて
働けなくなって
それからが勝負
人生の果実 摘み取る季節

夕陽を浴びて光るブランコ
元気に走りまわる子供
影はどこまでものびて
帰れる場所があるのかい
よかったね

働いて 働いて
くる日もくる日も働いて
それからが勝負
人生の果実 摘み取る季節

ふるさとがあるのかい
誰かいるのかい
沼のほとりの静かな里で
先祖が待ってるのかい

夕立にけぶるあじさいの青
向日葵の裏で影もまわる

橋の向こうで家族が待ってるの
三人いるの よかったね

働いて 働いて
働けなくなって
それからが勝負
人生の果実 摘み取る季節

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12.LIBRA


楽しいだけの人生もないし
苦しいだけの人生もない
光と影はふたつでひとつ
どちらかだけじゃいられない

喜びだけの人生もないし
悲しみだけの人生もない
寄せては返す波はあるけど
海の広さは変わらない

夢の途中で夢から覚めて
君はここにはもういないんだと気づく
ああこの話に続きがあるなら
僕は 生まれたばかりの子供のように
バタバタと 湯気立てて
夕日に向かいオギャーと叫ぶ

キレイなだけの青春なんてフィクション
醜いだけのアヒルもいない
涙と笑い 手に手を取って
どちらかだけじゃいられない

恋に落ちれば楽しい日々も
涙にくれる時が来る
信じたいけど信じられない
それでもいつか笑おうよ

目が見えるとか 立って歩けるとか
当たり前のことがもし失われたら
それがどんなに素晴らしいことか
思い知ることになるだろう
全ては過ぎ去ってゆくこのひとときを
今生きてるということ

楽しいだけの人生もないし
苦しいだけの人生もない
光と影はふたつでひとつ
どちらかだけじゃいられない

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13.おっぱいのブルース


おっぱいには哀しみが詰まってる
おっきなおっぱいにはいっぱい哀しみが
ブルンと詰まってる 谷間に顔埋めれば
故郷を思い出して息が詰まるのさ

眠れない夜には握りしめたい
まるくって柔らかくてあったかいもの
唇さみしくて煙草をくわえ
おっぱい恋しさに溜息つくのさ Hah

おっぱいにはブルースが詰まってる
おっきなおっぱいにはいっぱいブルースが
ブルンと詰まってる谷間に顔埋めれば
故郷を思い出して息が詰まるのさ

おっぱいには夢が詰まってる
おっきなおっぱいにはおっきな夢が
ブルンと詰まってる右手で夢を掴んで
左手で故郷を探すのさ

眠れない夜には顔を埋めたい
まるくって柔らかくてあったかい場所に
風吹き抜ける俺の心臓を
そっと包んで暖めておくれ Hah

おっぱいにはブルースが詰まってる
おっきなおっぱいは俺の人生のブルース
幼い日々のママの思い出
あの娘との愛の日々よ



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14.パラレル僕ちゃん





パラレル僕ちゃん クルクルロマンス 7
横町でゲットー すぐバビロン

パラノイアコちゃん サブリミナコちゃん
コンビニゲットで 即バビロン

パラレル僕ちゃん サテンのスカジャン
ドブ板ゲットで 超自慢

パラノイアコちゃん プロスティチューちゃん
ネズミじゃないのよ チョーバビロン

パライソクラブで トランスブリブリ
ソッコでゲットー あらバビロン

タマゴクラブから ヒヨコクラブへと
育てたあげくが もうバビロン

パラレル僕ちゃんお聞きなさい
恋は誰もが通る道
男と女に犬に猫
愛がなければケモノ道

甘いワインにゃ毒がある
きれいなバラにはトゲがある
恋は水色 恋は
天国地獄の縞模様

息子よでっかい夢を持て
娘よでかい乳を持て
おとぎ話が終わる頃
君は裸の王様だ

Boys be ambiitious
Girl shoud have big tits.
After all fantasies gone
The ugly king is you.

パラレル僕ちゃん よくあるパニック
追いつめられれば 逆バビロン

パラノイアコちゃん ブチギレモードで
3分泣いたら もうバビロン

パラレル僕ちゃん フラストレーション
一触即発 マジバビロン

サブリミナコちゃん 電波全開
ゴスロリラリルレ デスメタル

ホソギカズコが 何を言ったって
世界の果てまで みなバビロン

タマゴクラブから ヒヨコクラブへと
育てたあげくが もうバビロン

パラレル僕ちゃんお聞きなさい
恋は盲目迷い道
豚に真珠 猫に小判
愛がなければケモノ道

30過ぎはみなバビロン
今じゃ国中バビロニア
愛の真実どこへやら
坊主も屏風もみなバビロン

息子よでっかい夢を持て
娘よでかい乳を持て
おとぎ話が終わる頃
君は裸の王様だ

30過ぎは信じるな
俺は俺さえ信じない
革命終わる事はない
煙草は決して止められね

Boys be ambiitious
Girl shoud have big tits.
After all fantasies gone
The ugly king is you.


※語句の解説→特別講義「パラレル僕ちゃん」



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15.夏男




1)お前のハートを
ぐにゃぐにゃにしてやるぜ
お前のハートを
トロトロのウニみたく

引いてんじゃねえよ
シケてんじゃねえよ
太陽ギラギラ いつでも夏男

ピカピカにシューシャイン
ギラギラのスパンコール
テカテカのハードムース
ドラドラのハネマン
倍満役満 朝まで夏男

顔を上げろ 前を見ろ
見逃すなシンボルサイン
勇気出せよ 愛があれば
You can get if you really want

I don't care for the (summertime blues)
The world is mine (It's wonderland)
You're my baby, let you (melt down)
年がら年中いつでも夏男

2)お前のハートは
ガチガチに凍ってた
唇も指先も
カッティンカティンになってた

泣いてんじゃねえよ
スネてんじゃねえよ
太陽ギラギラ いつでも夢男

クラクラになって
ティカティカとフラッシュバック
ユラユラと揺れて
ソコハカとばれて
ディンドンディドンと太鼓を打ち鳴らす

奪い取れ 駆け上がれ
見逃すなダイレクトパス
走り込め 決めちまえ
You can get if you really want

Summer day (Sunny day)
夕立(雨上がり)
西から(東へ)
高気圧張出中 夏男

太陽ギラギラ いつでも夢男
冬でも夏でも いつでも夏男
ビキニにアロハが 大好き夏男




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16.三日月マジックショー





Hallow Baby
電話しちゃったよ
Hallow Baby
用もないのに

水曜日の夜に
赤い三日月見たんだ
まるでこの世の終わりを
告げてるみたいだったよ

Hallow Baby
それはまるで
Hallow Baby
夜空のマジックショー

墓掘り人夫の
ツルハシのように光る
オレンジ色の月が
僕を見てた

北の夜空に貼り付いてた
不敵な笑みを浮かべて
となりの国から吹いて来た
黄色い砂のせいかな
それとも誰かが魔法をかけて
月を盗もうとしてるのかな
MagicShow

朝早く大雨降った
明け方はどしゃ降りだった

ぬかるみ歩いて
踏んだ石ころ数え
庭先に出てみると
チューリップが咲いてた

それからシチューを作ったんだ
人参ポテトを入れて
あった事やなかった事
コトコトまとめて鍋の中
かたまる気持ちも溶けて
コンソメスープに溶けて
ミルクと一緒に皿の中
まるくなった
MagicShow

君の声が聞きたくて
電話の前で踊る
僕は孤独なインディアン
電信柱で狼煙をあげる

ベッドの中には雨蛙
目が覚めたら王子様
冷蔵庫にはかぼちゃの軍隊
テーブルクロスの世界地図
新大陸は目の前だ
おもかじ一杯北北西
月に向かって帆をあげろ
僕は片目の船長

Hallow Baby
電話しちゃったよ
Hallow Baby
用もないのに
Hallow Baby
なに言ってんだか
Hallow Baby
おやすみベイビー


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17.ミステリーゾーン



秘密のひとつもないなんてつまんない
恋はミステリー
愛のヒストリーはまだ終らない
忘れかけたメモリー
その隙間にシークレットサイン
拾い集めてもパズルは解けない

空が明るければ月も光んない
夜はミステリー
愛のディスティニーはただ気まぐれで
隠れ家には隠し事 月が奇麗だね
嘘で固めてもキッスは止まんない

秘密のひとつもないなんてつまんない
恋はミステリー
愛のヒストリーはまだ終らない
口笛吹くメロディー 追いかけてラビリンス
迷いこんだのは甘い...ミステリーゾーン




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18.でたらめなラブソング





デタラメな歌を歌いたい
口からでまかせでもいいじゃん
思いついた言葉ただ並べて
デタラメなラブソング歌いたい

Sha la la la la la
Sing a song of love
Do do bi do
Sing a song of joy

ひとりでいる時は自由
でもたまに feel so lonely night
そんな時は口ずさむ
でたらめなラブソング

夜更けになれば戸を叩く
歌が今夜も knock knock knocking on the door
生まれては闇へ消えてゆく
でたらめなラブソング

Love me tender 何言ってんだか
わけ What can I do?
Sweet sunrender されたいんだか
したいんだか Stand by me

Darling Hold me tight
まるで夢見たいと 言わせてみたいと 
思ってるんだ Day and night 
My love. Do you? その辺どーよ

Everybody want to sing a song of love
今宵愛の歌を歌いたいのさ 
Everybody want to sing a song of joy.
次は君の番さ

Sha la la la la la
Sing a song of love
Do do bi do
Sing a song of joy

Close your eyes 苦労かけて
もうしわけ What can I do?
You may know 夢ばかり
見ているのさ No no boy
I wanna hold your hand.
あの日の四畳半
身体を寄せて 夢を重ねた 
My love. Do you remember song I sing for you

Everybody want to sing a song of love
今宵愛の歌を歌いたいのさ 
Everybody want to sing a song of joy.
次はみんなの番さ

Sha la la la la la
Sing a song of love
Do do bi do
Sing a song of joy



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19.サイコロ転がせ しまいにゃ Rolling Stone


旅路遥かインドの南
ゴアの浜辺 月を見ていた
波の音に包まれてララバイ
砂のベッドで夢を見ていた

一切合切捨ててきたのに
瞼に浮かぶは故郷の空よ
さよならだけの人生かい
夢に見るのは故郷の友よ

あんなに愛していたのに
逃げ出すように出てきた
未来がそんなに大切ならば
今ここにいる俺は何だろう

転がり続けてこの世の果てまで
出たとこ Rolling Stone
コロコロ転がりいつしか Rolling Stone
あっちにぶつかり こっちによろけて
ガタガタ Rolling Stone
サイコロ転がせ しまいにゃ Rolling Stone

旅路遥かジャマイカあたり
モンティゴベイで船を見ていた
愛は陽炎 揺れる面影
椰子の木陰で夢を見ていた

一切合切捨ててきたのに
瞼に浮かぶはあの娘の顔さ
今頃何しているかと問えば
沖のカモメがくるりと舞うよ

あんなに愛していたのに
逃げ出すように出てきた
過去がそんなに重いのならば
今ここにいる俺は何だろう

転がり続けてこの世の果てまで
出たとこ Rolling Stone
コロコロ転がり いつしか Rolling Stone
あっちにぶつかり こっちによろけて
ガタガタ Rolling Stone
サイコロ転がせ しまいにゃ Rolling Stone

Rolling Rolling パッシュワリワリ Rolling Rolling
サイコロ転がせ しまいにゃ Rolling Stone

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20.ONGAKU


ぶん殴られても痛くない それが音楽
泣かされちゃってありがとう それが音楽
想い出みんな嘘ばかり それが音楽
武器にも薬にもなる それが音楽

怒りをぶつけて燃えあがれ
ドラムを合図に立ち上がれ
今は瞬間で過去になる
明日を忘れて今になる それが音楽

いいたいことをいえばいい それが音楽
やりたいことをやればいい それが音楽

恋は瞬間で火事になる
転がり始めりゃ止まらない
今は瞬間で過去になる
今宵一夜のサーカスさ それが音楽




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21. 冥土 in VOYAGE


誰もが無限には生きられない
わかりきったことさ
それでも明日がやってくると
信じてたものさ

時が終わる 時が終わる
命あるもの皆終わる
幕が下りる 幕が下りる
拍手が降り注ぐ

船が出る
行方も知れないボヤージュ
船はゆく
たどり着くまでが旅

行き先ばかり見て
途中の景色楽しまないなんて
ゴールは墓の中 急ぐこたないさ
ゆっくりしてけよ

日が暮れたら 日が暮れたら
振り返るのもいいさ
幕が下りる 幕が下りる
拍手が降り注ぐ

船が出る たなびく煙はボヤージュ
船はゆく たどり着くまでが旅


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22.月の裏側ラプソディー





真夜中に窓を叩くのは誰?
それは100年分の思い出
深いお池にはまってさあ大変
戻るものなど何にもないのに

忘れたい事があるのかい?
忘れたくない人がいるのかい?

今月今夜のこの月の
クレーターの陰で待っている
金の光に包まれて
あらぬ夢など見ています

毎年毎年冬が来て
呼んでもないのに春が来る
寝ても醒めても君の声
耳を塞いで聞いてます

Hush little baby, don't you cry.
いい子でねんねんしなさいな
想い積もって空高く
天を突き刺し虹となれ

毎朝毎朝生まれれば
毎晩毎晩死ねるのに
寝ても醒めても夢の中
月の裏側ラプソディー

真夜中に愛は痛みと変わり
胸に100年分の傷を埋め
鏡に向かい笑顔をつくれば
また別の朝が戸を叩く

忘れたい事があるのかい?
夢に出て来る人がいるのかい?

今月今夜のこの月の
クレ−ターの陰で待っている
胸に焼き付く年月は
銀河の流れに乗せましょう

日々は雨の日の河のよう
流れに映った雲のよう
逆巻く胸に飛び込んで
夜を返せと叫んでも

Hush little baby, don't you cry.
いい子でねんねんしなさいな
いつかは全てが灰になる
100万年後は猿になる

毎朝毎朝生まれれば
毎晩毎晩死ねるのに
寝ても醒めても夢の中
月の裏側ラプソディー
(2003.1.5)



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23. おやすみのコール


明日はきっと来る
路地裏にも朝が来る
生きていてちょうだいな
生きていればまた逢える

厚い雲の上遥か
青空は果てしなく

生きていてちょうだいな
生きてればまた逢える
生きていてちょうだいな
明日はきっと来る
生きていてちょうだいな
ろくでなしの俺のために
おやすみなさい



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24.不眠症の魚





涙の流れる わけがある
悲しみ止まらぬ ときもある

眠れぬ魚は 海の底
記憶に溺れる 夜もある

涙の河の 向こう側
滲んで消える 面影のクオリア

今夜はひとりで いたいから
なんにも聞かずに 帰ってよ

なんにも話しはないけれど
今夜はここに いておくれ

君の話しを 聞きたいな
も少しここに いておくれ

始発電車の ベルの音(ね)は
昨日に別れを 告げる合図さ

眠れぬ魚は海の底
夢に揺られておやすみなさい



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25.遥かなる友よ


小さな星で生まれ
小さな国に育ち
押し合いへしあい
生きてきた

なんとかなるさと笑い
なんとかなれと祈り
一生懸命生きて
星になった

へこんだ時にはジョークで
笑い飛ばせばブルースで
互いの話は終わることなく
わかりあえない
ことさえわかちあった

友よ遥かな友よ
銀河の星よ
今ここに君がいたなら
僕らは何を語るだろう

小さな星で生まれ
小さな国に育ち
たどり着いたのは
デッド・エンド

天から才能授かり
生きにくさも授かり
一生懸命生きて
星になった

この世で大切なのは
海のように広い
心だと言って笑ってた
自分の狭さを知ってたからだろうか

友よ遥かな友よ
銀河の星よ
今ここに君がいたなら
僕らは何を語るだろう

ありがとう友よ
君に見えるかい
あの日語った夢の続きを
今生きてるんだよ
友よ



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26.越え来し山


(父、佐藤徳蔵の辞世の言葉より)
74年も前の思い出の詰まった巻き脚絆
あのころが熱い熱い青春だった
この巻き脚絆を足に巻き
戦野を何キロ歩いただろうか
3000キロか 4000キロか

敵弾の飛び交う中 銃剣を握って突進した
遠い遠い還らない青春
今再びこの巻き脚絆を取り出し
最後の旅に出ようと思う
この旅は とても楽しい旅になりそうだ

痛む足に 糸もほつれし 脚絆を巻き
静待つ郷(さと)へ 白萩の道
(以上引用終わり)
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いくつもの山を越えて
いくつもの河を渡り
旅の行方は知れず

人混みをかき分けて
人混みになる
どんな気持ちだい? 風よ

本当のことがいいたくて
本当のことがわからない
旅の終わりは見えず

記憶も夢も幻も
歌も涙もぬくもりも
天に昇って星になれ

いくつもの夜を抱いて
いくつもの朝にまみれ
恋の行方も知らず

移り香をかよわせて
秘密はみんなしまい込み
人混みに紛れた

ラララ…



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27.宇宙の地平線



(以下の文章は2chより転載)
ヤバイ。宇宙ヤバイ。マジヤバイ。まず広い。
もう広いなんてもんじゃない。超広い。
「東京ドーム20個ぶんくらい?」とか、もう、
そういうレベルじゃない。何しろ無限。
単位とか無いの。何坪とか何ヘクタールとかを超越してる。

しかも膨張してるらしい。ヤバイよ、膨張だよ。
だって普通は地球とか膨張しないじゃん。
自分の部屋の廊下がだんだん伸びてったら困るじゃん。
トイレとか超遠くなると困るっしょ。
通学路がどんどん伸びて、一年のときは徒歩10分だったのに、
三年のときは自転車で二時間とか泣くっしょ。

だから地球とか膨張しない。話のわかるヤツだ。
けど宇宙はヤバイ。そんなの気にしない。膨張しまくり。
最も遠くから到達する光とか観測しても 
よくわかんないくらい遠い。ヤバすぎ。

無限っていたけど、もしかしたら有限かもしんない。
でも有限って事にすると「じゃあ宇宙の端の外側ってナニよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。
ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。
とにかく貴様ら、宇宙のヤバさをもっと知るべきだと思います。
(以上転載終わり)

宇宙は膨張してるのだという
その周辺は光より速く遠ざかってるから
それが宇宙の地平線
その向こうに何があっても
僕ら知る事がない
それで話はおしまい

ものの最小単位は分子で
分子は原子、原子は素粒子と
細かくなっていって
それ以下はないっていうけど
その中にも宇宙があるかもしれない
わからない とにかくそれでおしまい

そうやって視えないものにフタをしないかぎり
僕らの想像力にはキリがなくって
眠れなくなってしまうから
色んな事にとりあえず
ケリをつけて僕らは生きてる

君は僕の知らない所でクシャミをしたり
映画俳優と想像上の恋を夢見たり
してるかもしれないけど
僕はそれを知る事がない
愛の地平線の彼方
話はそれでおしまい

無限に想像めぐらす事は
必ずしもいい結果を招かない
気にしないのがいい
僕ら二人は永遠と一瞬の
隙間で出会ってビックバン
宇宙と原子のスピンの間で
ダンスを踊ろう

僕の身長が後5センチ高かったら
世界の見晴らしはもっと良かっただろう
僕の身長が5センチだった時には
母の胎内で進化の夢を見ていたんだ
君もまた

僕らはどうにかして出会って、この地球上で、
歌ったり、絶望したり、笑い会ったりして
だから地平線のその向こうに
何があったとしても
実はどうでもいい事なんだろう
話はそれでおしまい

宇宙は膨張してるのだという
その周辺は光より速く遠ざかってるから
それが宇宙の地平線
その向こうに何があっても
僕ら知る事がない
それで話はおしまい



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28.忘却の彼方


佐藤龍一「忘却の彼方」(2011)




忘れ得ぬ優しさも面影も
許されぬ秘め事も告白も
柔らかな唇も約束も
忘却の彼方へ消えてゆく

夢に見ては夢と知り頬を濡らす
ねえうまく思い出にできるだろうか
砕け散る波はいつか足跡を
忘却の彼方へ運び去る

夢と涙を包んで廻る
地球は揺りかご ぐっすりと眠れ

耳元で囁く声がする
振り向けば誰もいないわかってる
夕焼けが胸焦がす坂道は
忘却の彼方へ続く道

空を飛ぶ鳥のようになりたくて
過去も夢も言葉も捨ててゆく
人でなし、ろくでなし、墓もなし
名もなき貧しき花が咲く

喜劇と悲劇包んで廻る
地球は揺りかご ぐっすりと眠れ

忘れ得ぬ優しさも面影も
忘却の彼方へ消えてゆく





佐藤龍一「シェルブールの雨傘〜忘却の彼方」(2010)



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29.奇跡の夜


僕らが出会ったのは星の降る夜
君は僕を知ってた 僕は君を知らなかった
季節は密かに巡り僕らは恋に落ちた
そして蝉のなく午後 僕らはひとつになった

溢れ出す河の流れはもう止められない
全てを飲み込み洗い流して
大らかにゆっくりと喜び悲しみたたえて

Oh my love. Sweet sweet darling
指も髪も何もかもが愛おしくて
Oh my love. Sweet sweet darling
唇塞いだまま夢を見る
Tonight 奇跡の夜 この世でめぐりあえたのさ
what a wonderful night

もし僕 が消えても君がいるだけで
世界に意味があると思えるんだ
もし僕 が自分を忘れたとしても
君の眼に映る僕がいるから大丈夫
迷子の夜にはぎゅっと抱きしめて
優しさに包まれ眠りつくまで
大らかにゆっくりと喜び悲しみ分け合って

Oh my love… 心からだ君の過去も愛おしくて
Oh my love… 秘密のドアを開ける合い言葉
Oh my love. Sweet sweet darling
Oh my love. Sweet sweet darling…
(2009.6.15)



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18.追憶よさらば


儚いものよ 夜明けの雨に
濡れて破れた映画のポスター
古いストーリー何度も繰り返す
男と女の出逢いと別れ

いつまでもどこへでも
ついてくるのか思い出よ
せめて墓石の下で
待っててはくれないか
新しい恋を探すから
今一度

窓を開ければ光射し込む
古い指輪と追憶よさらば

冷たいものよ 降り積む雪よ
古い記憶を眩しく包む
夢は破れた写真の欠片
つなぎ合わせて河へと流す

いつまでもどこへでも
ついてくるのか思い出よ
せめて花が咲くまでは
待っててはくれないか
新しい旅に出るから
今一度

生きてく為に置いて行こう
古い上着と追憶よさらば



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30.SUNSHINE


甘い風受けて      
世界はブルーに染まる SUNSHINE
光に誘われ羽根焦がす夏の夜     
飛んで火に入る  LOVE AFFAIR
朝日眩しくて      
木陰から出られない SUNSHINE
尽きない時めきが波のように押し寄せる    
飲み込まれて SUMMER DAY
抱えきれないくらいの愛    
いったいどこから来るんだろう     
荒れた川岸で立ち尽くした時     
僕を呼んでよいつも味方だよ
I Love You.
Making love through out whole of the night
you sleeping on my knee, sunshine
We'got falling to the light as if warm get into
candle light. Our sweet desire.

Gently wind blew up your hair
Sky is so blue and leaves so green by morning dew
                       
What a strange feelings comes up to my heart 
I nearly cry. Over floatinig joy
I have a full of love to share with you.
I don't know why it comes up to my heart.

When It's to hard to cross the river of life just tell me.
When you need somebody. Here the one for you.
I meen I love you.

<作詞集 INDEX>

作詞集1NEW(2017-2018)
作詞集2LEGACY OF LOVE(2017)
作詞集3LOST&FOUND(2008)
作詞集4OLD(2007-2016)
訳詞集(洋楽カバー)
©RyuichiSato ※全てのコンテンツの著作権は佐藤龍一に帰属します