NPO法人バードリサーチのための図鑑


(撮影:石渡賢一氏)

特徴
見られる時期:北日本では春から秋、本州中部以南では一年中。
見られる環境:主に河川や湖沼の水辺。
観察の度合い:住宅地周辺では少ないが、砂礫地のある中規模河川や大河川では普通。
大きさ:ハトより小さく、全長約19.8cm。
体型の特徴:脚が長く、嘴も長め。
鳴声:秋冬期にはチー、とかツィー。繁殖期にはピチリリィ、ピチリリィなどと繰り返し鳴く。ヒナなどがいるとピーイ、ピーイと大きな声で繰り返し鳴く。
鳴き声を聞く(WMA)鳴き声を聞く(WMA)鳴き声を聞く(MP3)鳴き声を聞く(MP3)
識別点
とまっている時に似ている鳥
・クサシギ:秋冬期、イソシギと同じような環境に生息。イソシギより脚が長く、首も長め。飛ぶと腰が白いこと、鳴き声がピューイ、リュイ、リュイ、と聞こえることで識別できる。
クサシギ鳴き声を聞く(WMA)クサシギの鳴き声を聞く(MP3)



・ハマシギ:おもに冬期、砂礫地の発達した河川にみることがある。ハマシギの嘴はやや長めで下に湾曲していること、背の色が灰色がかっていること、嘴や脚が黒いことで識別できる。

ハマシギ

飛んでいる時に似ている鳥
鳴声が似ている鳥
・カワセミ:地鳴きのチーという声は似ている。
生態
全国のおもに平野部の河川や湖沼など砂礫地が発達した水辺に生息する。本州中部以南では冬も生息する。秋冬期には、市街地周辺の河川にも生息する。水辺を忙しげに歩き回って、水生昆虫の幼虫などを食べる。群れになることは少なく、冬も単独で行動することが多い。繁殖期には縄張りを構えて生活し、侵入者があると、さかんに鳴き声を発して追い払う。巣は、砂礫地などの草むらの地上に枯れ草で椀形の巣を造る。ヒナは孵化すると、巣を離れ、親鳥について移動する。巣やヒナが潜むあたりに近寄ると、親鳥はさかんに大きな声で鳴いて警戒する。

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