NPO法人バードリサーチのための図鑑


(撮影:大塚啓子氏)

特徴
見られる時期:4月下旬から9月下旬。住宅地周辺ではおもに春と秋の渡りの季節。
見られる環境:樹木の多い公園、林。
観察の度合い: 少ない。
大きさ:スズメより小さく、全長約11.5cm。
体型の特徴:一般的な小鳥型で、やや尾が短い。枝にとまるときは体を水平気味に保つことが多い。
鳴声:ヒーツーキー、ヒーツーキーと繰り返し囀り、ヒッ、ヒッ、ヒッと小声で鳴く。
囀りを聞く(WMA)囀りを聞く(MP3)地鳴きを聞く(WMA)地鳴きを聞く(MP3)
識別点
とまっている時に似ている鳥
・ウグイス:姿形良く似ているが、ウグイスの方が尾が長い。目の上の眉斑はエゾムシクイのほうがはっきりしている。
・センダイムシクイ:センダイムシクイのほうが上面がオリーブ緑色をしており、下面が白っぽい。
飛んでいる時に似ている鳥
鳴声が似ている鳥
・特にいない。
生態
夏鳥として四国、本州、北海道のおもに山地の森林に生息するが、渡りの季節には市街地の公園の緑地や小規模な雑木林などにも飛来する。特に、4月中旬から5月上旬の春の渡りでは、ヒーツーキー、ヒーツーキーと繰り返し囀るため、その存在が容易にわかる。秋期にはほとんど鳴かないため、見過ごしてしまうことが多い。秋期にはシジュウカラなどの群れに混じることが多い。繁殖は、沢沿いの傾斜地に多く、斜面の地上の窪みなどに巣を造りヒナを育てる。枝の間を動き回って、葉や枝先いる昆虫類を飛びついて捕らえて食べる。

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