NPO法人バードリサーチのための図鑑


(撮影:石丸英輔氏)                                        


繁殖期のコサギ(脚指が赤味を帯びる)

特徴
見られる時期:1年中。
見られる環境:河川、湖沼、水田、ハス田。
観察の度合い:普通。
大きさ:体自体はニワトリくらいの大きさ。全長約61cm。
体型の特徴:首と脚が長いシラサギ、脚指が黄色。
鳴声:グワ、ゴア。鳴声を聞く(WMA)(MP3)
識別点
とまっている時に似ている鳥
・チュウサギ:繁殖羽ではコサギと大変似ている。コサギよりやや大きいことと嘴がコサギほど長くないこと、足指が黄色くないことで識別できる。
・ダイサギ:コサギに比べて著しく大きいこと、繁殖羽では目先の露出部分が青いことで識別できる。非繁殖羽では嘴が黄色いことから明確に異なる。


飛んでいる時に似ている鳥
・アマサギ:大きさはほぼ同じだが、嘴が黄色いこと、繁殖羽では下から見たとき首や胸がオレンジ褐色であることから容易に区別できる。
・チュウサギ:飛翔中の繁殖羽では識別が困難であるが、足指が黒いことでコサギと識別できる。
・ダイサギ:ダイサギのほうが著しく大きいこと、ゆっくりとした羽ばたきをすることで容易に区別できる。

鳴声が似ている鳥
生態
本州以南のおもに平野部の水辺に生息し、4月から7月ごろ丘陵林や屋敷林、竹林などに集団で営巣する。冬期は水辺近くの丘陵林や市街地の建造物などに集団で就塒する。もっとも普通のシラサギであるが、地域によっては近年個体数の減少が示唆されている。おもに魚類や甲殻類、カエル、昆虫などを食べる。1羽ずつ採食縄張りを占有したり、採食条件が良い場合には群れになって採食する。浅い流れに入り、脚を小刻みに震わせて魚を捕る動作を行なう。

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