NPO法人バードリサーチのための図鑑


                                                   枝にとまるビンズイ

特徴
見られる時期:住宅地周辺では11月から4月。
見られる環境:平地林、公園の緑地、河川敷。
観察の度合い:住宅地周辺の平地林では比較的普通。
大きさ:スズメより少し大きい。全長約16cm。
体型の特徴:一般的な小鳥の体型だが、頭に対して体が大きめに見え、脚も頑丈に見える。
鳴声:秋冬期は、ズイー、ズイーと鳴く。春先にはピチュリ、ピチュリ、ズイズイズイなどと複雑に囀る。
地鳴きを聞く(WMA)地鳴きを聞く(MP3)
識別点
とまっている時に似ている鳥
・タヒバリ:体型、体色とも酷似している。ビンズイの方が上面が緑がかっている。タヒバリは林には生息しないが、河川敷の芝生などでは両種が生息するので注意が必要。

タヒバリ(撮影:石渡賢一氏)
・ヒバリ:ヒバリの方がビンズイより脚が長く、全体に明るい褐色をしている。ヒバリでは頭部の羽毛が立っていることが多い。

飛んでいる時に似ている鳥
鳴声が似ている鳥
・シメ:シメのチーと言う声はビンズイの地鳴きに似ていることがあるが、シメの方が澄んでいる。
生態
日本では、山地帯の森林で繁殖し、秋冬期には平野部の明るい林や、高木の多い市街地の緑地などに生息する。数羽から十数羽の群れで行動することが多い。地上を歩き回って、昆虫類や植物の種子などを食べる。多くは林の中で生息するが、河川敷の草むらや芝生に生息することもあり、近縁なタヒバリと見間違う恐れがある。タヒバリでは飛び去る際にピ、ピ、ピ、ピピと鳴くので識別できる。

Menu

特徴で種を絞り込む


【メニュー編集】

メンバーのみ編集できます