NPO法人バードリサーチのための図鑑

 
成鳥(撮影:小野安行氏)                                          幼鳥(撮影:石渡賢一氏)


採食中のゴイサギ(撮影:大塚啓子氏)


特徴
見られる時期:主に本州以南に周辺生息するが、北日本では冬期は著しく少ない。
見られる環境:河川、水田、湖沼。
観察の度合い:河川や水田に普通に生息する。住宅地などでも飛翔中の姿を見ることがある。
大きさ:ニワトリよりやや小さい。全長約57.5cm。
体型の特徴:止まっているときは、脚が長く、嘴が太くて長い、ずんぐりした体型。
鳴声:グワ、ゴア、クワ。
鳴き声を聞く(WMA) 鳴き声を聞く(mp3)
識別点
とまっている時に似ている鳥
・ササゴイ:ササゴイのほうが小型でややほっそりしている。青緑色の部分は頭部だけで、背は不規則な灰色の模様のある灰黒色をしている。 嘴はササゴイのほうが細長く、鋭い。ササゴイの幼鳥は頭部が暗緑色をしており、体全体が灰褐色をしている。ゴイサギでは明るい褐色に暗褐色の縦斑がある。

ササゴイ成鳥                    幼鳥(撮影:大塚啓子氏)
飛んでいる時に似ている鳥
・ササゴイ:ササゴイのほうが小型で、翼、脚が短く見える。飛ぶスピードもササゴイのほうが速い。
・サンカノゴイ:成鳥では見間違う恐れはないが、幼鳥では似ている。サンカノゴイのほうが著しく大きいことと、全体に黄褐色味が強いことで、ゴイサギ幼鳥と識別できる。
鳴声が似ている鳥
・コサギやダイサギなどのサギ類:ゴイサギのほうがやや甲高く聞こえる。
生態
本州以南に留鳥として生息するが、本州北部では冬期には著しく減少する。おもに、平野部の水田地帯や河川、湖沼に生息し、丘陵林や屋敷林、竹林などで、他のサギ類と集団で営巣する。日中も行動するが、おもに夜間に動き回る。水辺で魚類やザリガニ、カエル類などを捕らえて食べる。

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