NPO法人バードリサーチのための図鑑


雄(撮影:吉邨隆資氏)


雌(撮影:大塚啓子)

特徴
見られる時期:10月から4月。
見られる環境:湖沼、河川、公園の池。
観察の度合い:湖沼や河川では普通。
大きさ:アヒルより少し小さく、全長約59cm。
体型の特徴:アヒルと同じ体型。首が長く脚がやや短い。
鳴声:グェーグェーなどと鳴く。
鳴声を聞く(WMA)鳴声を聞く(MP3)
識別点
とまっている時に似ている鳥
・アヒル・アイガモ:シロアヒルでは見間違うことはないがアイガモは雌雄とも良く似ている。アイガモの方が大きく、首や頭部が太い。

撮影:大塚啓子氏

・コガモ、オナガガモ:雄では見間違うことはないが雌では体色が似ている。マガモの雌はコガモやオナガガモより大きく、嘴が黄色味を帯びている。体色は褐色味が強い。
・オカヨシガモ:雄では見間違うことはないが、雌はよく似ている。オカヨシガモの方が小型なことと、次列風切羽が白いことで区別できる。
飛んでいる時に似ている鳥
・カルガモ:雄では見間違うことは少ないが、雌では似ている。カルガモの方が風切羽の裏側や腹部の色が濃いこと、喉の色が淡いことで区別できる。
鳴声が似ている鳥
・カルガモ:マガモの鳴き声とよく似ており、区別は困難。
生態
多くは冬鳥として全国の湖沼、河川に生息し、市街地の公園の池などにも生息する最も普通のカモ。本州中部以北の山地帯の水辺では少数が繁殖する。主に、イネ科植物をはじめとする植物の種子や昆虫類、甲殻類などを食べる。繁殖は、5月から7月ごろ山地の水辺の縁や林の地上に綿毛を敷き詰めて巣を造り、青灰色の卵を産む。ヒナは孵化するとすぐ親鳥について歩く。

Menu

特徴で種を絞り込む


【メニュー編集】

メンバーのみ編集できます