レジュメ製作のガイドライン
新入生・現役必読!
序
- レジュメを書く際に必要なガイドラインを設定しておきます。こうすることで誰もが比較的簡単にレジュメを作成することが出来、著しく用途の違ったものが出来ることを防ぐことになります。
- レジュメとは本来、発表内容の要約であるべきですが、なりゆき上MMCのレジュメはそれと若干違った特性を持っています。実際のところ面白いことが書いてあればなんでもいいと言う節があり、それはそれで実に結構なことですが、それでも最低限必要なことはきっちりと守られてきました。ここに書いてあることは最低限守って貰いたいことであり、発表者の自由を制限するものには当たりません。ゆめゆめお間違いなきよう。
概要
- 書式や分析方法について一定の方法を記します。テンプレート化できるものについては積極的に行って構いません。
ガイドライン
心得
- レジュメは人に読まれるものです。自分の言葉がどのように受け取られるか意識して書きましょう。自分だけが分かるものを普通レジュメとは呼びません。
- レジュメは感想文ではありません。作品の正確な情報と分析が必要になります。それを元に皆が話し合うのだということをお忘れなく。
- 可能な限り推敲しましょう。自分の考えをまとめるためにも必要なことです。また誤字や思い込みを正すことにもつながります。
- 最初は上手く書けないのは当たり前です。だからこそのガイドラインです。
- 当たり前ですが、課題本の推薦は責任を持ちましょう。薦めておいて自らおもしろくないと言っている様ではどやされても仕方ありません。
レジュメ書式
- 用紙サイズ
- 縦A4用紙1〜2枚。横書き。
- 余白
- 未定(ワードのデフォルトはマズイか?)
- 印刷の都合もあるので最低でも15〜20mmは必要。ただし30〜40mmも余白を取ると文字が中央に寄って読みにくくなることもあるので注意。千夜は紙幅の関係からフォントを小さくして文字を詰め込む傾向があるので大体15mmで統一しています。あと、当然のことだけど、行間は空けましょう。フォントサイズに対して大体10〜20%程度かな。
- 必要項目
- 作品名、著者名、出版社、製作年月日、作成者の名前
- 作品名は「」で、収録書名は『』で。
- 著者紹介
- 著者の経歴、受賞歴、代表作など。
- あらすじor紹介
- あらすじは最悪ネットからコピペでも可。その場合は引用元を示すこと。
- ネタバレ厳禁。カバー裏にある程度ならば許容範囲。
- 評価
- 作品の分析方法を参照。
- 作品名、著者名、出版社、製作年月日、作成者の名前
- その他あると良い項目
- 参考書籍名、作品の発表年・初出、作品リスト、翻訳作品であれば原題など
- もしレジュメの作成に手間取ったら、議論点を簡単にまとめ上げるだけでも例会の進行をスムーズにできるのでグッド。
作品の分析方法
- 自分の意見を書く。
- 誰かの意見を参考にすることは良いことだが、自分の意見は当然必要。
- 主観的な意見や好み“だけ”で書かない。
- 好みは現れて当然だが、好みと作品の評価は別のものだと理解すべし。
- さまざまな視点で作品を眺めてみる。
- 例えば、同傾向の作品と比べてみる、歴史的にどういう意味を持つか、同ジャンル内の位置付け、作家単位での評価など。
- 作品を様々な要素に分解してみる。
- ストーリー、構成(プロット)、文章力、キャラクター造形、リアリティ、(ミステリであれば)トリック・論理性など
- 未読の人に向けたセールスポイントを書いてみる。
- 未読の人に「これこれこういうことで、だからこの本は面白い」ということを伝えようということを意識すれば、おのずと書くことが見つかったりします。たとえすべての会員が課題本を読んでくる状況がやってきたとしても、これを念頭に置けばすっきりきれいなレジュメが書けたりして!?
典型的な悪例(誰かを中傷する目的は無い、注意。)
- 参考資料型(作品や作家の解説にとどまっているもの)
- 感想型(主観的な感想しか書かれていないもの)
- 思い込み型(誤った思い込みに則って書かれているもの)など
テンプレート
- 製作中(複数用意する必要有り)
2006年05月21日(日) 20:10:09 Modified by k___2