XREAで完璧XOOPS その９
| 副題 | XREAサーバーで簡単にSSLを利用しますか |
| 副題 | これで安全に個人情報を扱える宣言を行いますか |
 | 英語化 | 本ページの短縮URL: http://fs4y.com/?e=9 |
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| 2007/06/20 09:45am JST | 「XOOPSの話題」へ戻す | 複数サーバーで処理速度を向上 | ||
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| 警 告 |
| 2007/05/26 11:46am JST : ダウンロード用の圧縮化アーカイブファイルを更新しました。 古いアーカイブを利用中の方は、以下の解説と矛盾致しますので、ご注意願います。  |
【目次】
- ■ ＳＳＬ版ＸＯＯＰＳの仕様
- ■ 全てのXOOPSプロセスが参照するPHP定数をSSL選択/非選択で変化させる。
- ■ ダウンロード
- ■ インストールまたはアップデート手順 （必ずバックアップしましょう！）
- ■ Ｑ＆Ａ
- ※ 順 路
※ 本ページから読まれた方への警告：必ず「XREAで完璧XOOPS その１」から読み進めてください。そうでなければ混乱するかも知れません。
- ＞＞ XREAで完璧XOOPS その１から、たったの２０５Kbをダウンロードして
- インストールしたXOOPSで phpMyAdmin と XOOPS 間で一切の文字化けがないことを確認可能でしたね。
- ＞＞ XREAで完璧XOOPS その２からダウンロードして
- インストールしたXOOPSモジュール「CONTACT」でtitleタグやSubjectが漢字でもメール受信先での文字化け無しを確認可能でした。
- ＞＞ XREAで完璧XOOPS その３からダウンロードして
- インストールしたXOOPSが日本国以外の周辺国からでも文字化け無しの多言語自由な切り替え仕様のXOOPSになりましたね。
- ＞＞ XREAで完璧XOOPS その４では
- インストールしたXOOPSに文字化けがある場合の対策用のハック・アーカイブの配布と解説で文字化けは解決しましたね。
- ＞＞ XREAで完璧XOOPS その５からダウンロードして
- バナー広告とXOOPSテーマを協調させて美しく、またモジュール毎に自動で切り替わるテーマチェンジャーを導入して、テーマも多言語切り替えしましたね。
- ＞＞ XREAで完璧XOOPS その６からダウンロードして
- 個人情報を安全に扱えるXOOPSに改造できましたね。
- ＞＞ XREAで完璧XOOPS その７からダウンロードして
- ２つの異なるサーバー間で無人自動でミラーリングを行えるようになりましたでしょうか。
- ＞＞ XREAで完璧XOOPS その８からダウンロードして
- Lightbox仕様のアルバムモジュールが利用できます。
※ 順路に沿ってXOOPSを構築された方は不満があるでしょう。
「他のモジュールは？！どうするのん？」ブイブイ！
XOOPSのモジュールはUTF-8に変換させる力技が必要ではありますが、それは至極簡単なことの様に思えてきます。
大切なことは、「あなたのXOOPSが隣国、周辺国を含めて多言語混在で文字化けなくスタートできている」ことだと思いますし、管理面でも、文字化けせずバックアップを無人でこなして、いつサーバーにトラブルが起こっても困らない体制作りが求められるのだと思います。「あなたは安心して運営が出来るXOOPS」になったでしょうか。誰もが利用を開始できるXOOPSなのですが、最初の段階で「先行きつまづかない」スタートを切っていただきたくて、筆者は、本Wikiで投稿してきました。さて、「安全」だとか、「安心」の切り口を別に向けて、インターネット通信上の安全を確保する「ＳＳＬ暗号化通信」を、簡単に利用開始しましょうか。
■ ＳＳＬ版ＸＯＯＰＳの仕様
※ 以下の仕様に変更します。※
- １．ログインしないゲストユーザーは基本的にSSL通信しない。
- （個人情報の閲覧も出来ないですし）
 | 左の画像のように、SSL使用開始と中断の切り替えを簡単制御できるようにします。 |
- ３．従来の「SSL」リンク文字をマスクします。
- ログイン認証のみをSSL暗号化してログイン＋パスワードの漏洩を防止するという素晴らしいセッション管理を無効とします。済みません！
| 新形式の新規登録 | |
| 多言語切替 japaneseメニュー | 多言語切替 englishメニュー |
 |  |
| 本来POSTする時にSSL暗号化通信すれば良いのですが、やっぱり不安ですよね。ですから、新規登録画面そのものをSSL通信画面にスイッチしますか。赤文字のログインブロックの「SSL」か「先にSSLに移動しましょう」をクリックすると、SSL暗号化サイトに移動します。これで初めて訪問する方も安心できますね。 ※ 実際には以下の画面となります。これは、XREAで完璧XOOPS その６の仕様です。メールアドレスの公開ボタンとホームページ登録フィールドがありません。 登録が少ない方がストレスが少なくなります。 | |
 |  |
５．「パスワード紛失」をSSL通信化する。
６．「ログイン」ブロックも、「user.phpからのログイン」もSSL通信化する。
- ７．ログインユーザーはログイン後の全てのXOOPS処理をSSL通信化とする。
- 安心して個人情報を訂正できます。
ログアウトすると自動的に非SSL通信に戻ります。
９．SSL通信中もテーマ切り替え自由。
- 10．あらゆるモジュールに影響しない改訂とします。
- 可能な限り改訂せずとも利用できるコアハックを考える。
※ それでも、ポストするURLに
「 xoops_getenv('PHP_SELF') 」だけを指定しているモジュールかどうかを検証する必要はありそうです。
「 XOOPS_URL.xoops_getenv('PHP_SELF') 」に改訂することは必須となります！
そうしないと、ポスト後に存在しないURLに飛ぼうとします。ソースを見て、formタグの、actionをチェックしてみてください。
| 新形式のプライベートメッセージのコンパネ | |
| 多言語切替 japaneseメニュー | 多言語切替 englishメニュー |
 |  |
| SSL暗号化通信とは直接関係しませんが、XOOPS Cube日本サイト - 送信箱付きの受信箱(PM)に改訂願います。の通りの改訂を含みます。 XREAで完璧XOOPS その６による個人情報取り扱いの改訂によって、他者のメールアドレスを知り得ないXOOPS2になりますし、本ページによってSSL暗号化通信を確立させるのですから、XOOPSユーザー間の１対１の連絡には、PM(受信箱)の機能の見直しも重要だと存じます。 | |
■ 全てのXOOPSプロセスが参照するPHP定数をSSL選択/非選択で変化させる。
※ 筆者の独断ですが「 mainfile.php 」のハックを強行しました。(微笑) SSLに関わる改訂は以下の通りです。
define('XOOPS_XREA','off');
define('XOOPS_SSL','https://ss2.xrea.com');
if(!empty($_SERVER['HTTPS']) && $_SERVER['HTTPS'] == 'on'
|| XOOPS_XREA == 'on' && strstr($_SERVER['HTTP_VIA'],'ss2.xrea.com')!=false){
define('XOOPS_URL', XOOPS_SSL);
define('XOOPS_URLS',XOOPS_SSL);
}else{
define('XOOPS_URL', 'http://url_to_xoops_directory');
define('XOOPS_URLS','http://url_to_xoops_directory');
}
define('XOOPS_LOGOUT', 'http://url_to_xoops_directory');
【PHPシステム定数の解説】：
１．XOOPS_XREAタイプの定数です。
- XREAサーバーではSSL認証できるサーバーをプロキシーサーバーとして運用し、LAN内(?)の通常のXREAサーバーと通信させています。SSL認証鍵を少ない投資で実現できる上手な手法ですね。XREAサーバーでは、「 ss2.xrea.com 」がSSL通信プロキシーサーバーですね。(2007/05/26現在)
本定数が「 on 」の場合に機能します。
２．XOOPS_SSL定数は必須です。
- 本Livedoor Wikiでご案内中のインストーラーを利用してください。本定数に正しく設定されます。
例えば、あなたのXREAサーバーのアカウントが「 test2007＠ｓ９８７.xrea.com 」なら、本定数には以下の定義で正解です。
define('XOOPS_SSL','https://ss2.xrea.com/test2007.s987.xrea.com');
３．XOOPS_URLS定数はハックしたテーマチェンジャー用です。
- $_SERVER["HTTP_HOST"].$_SERVER["PHP_SELF"]の不具合 | FORUM | Amethyst Blueでレポートしたハック用です。XREAサーバーの場合は、XOOPS_URLS＝XOOPS_URL で大丈夫なようです。
例えば、ABCオロチサーバーの場合ですと、１台のインターネット側サーバーから、LAN側Webサーバーへ転送されると言うシステム構成です。この場合は、XOOPS_URLS≠XOOPS_URLの関係となります。ご注意願います。
４．XREAサーバーでのSSL経由判断には「 $_SERVER["HTTP_VIA"] 」を利用しています。 
- SSLプロキシーサーバー経由であることを検知させます。本返り値で分岐させています。
５．SSL接続中、そして非SSL接続中の、XOOPS_URL定数が変化します。
- 問題にはならないと考えていますが、SSL接続を排他的なものには出来ません。好きな時にSSL側での利用を開始出来ます。逆に良いのかも知れませんよね。
後述しますがログイン認証をSSLまたは非SSLへの絶対指定アドレスによるURLに強制移動させますので、ログイン後は一方でのみユーザーを認識します。つまり、SSL側で認証をクリアーしたXOOPSユーザーは、非SSL側のXOOPSではゲスト扱いです。これって良い仕様ですよね。(*^^*)
※ どちらにせよ、根源的な定数ＸＯＯＰＳ＿ＵＲＬを変化させますので、XOOPS_URLを利用している多くのモジュールには何ら影響しないはずです。
※ もしもあなたがXOOPSモジュールを新規に開発するのなら、例えばポストするURLに
「 xoops_getenv('PHP_SELF') 」だけを指定するのではなく、
「 XOOPS_URL.xoops_getenv('PHP_SELF') 」にすることは必須です！
６．XOOPS_LOGOUT定数は、エラー時などのリダイレクト用です。
- ログアウトや、ログインエラー時などのリダイレクト用に利用します。
※ 以上の新たな変数は、前述しました通り、「 XREAで完璧XOOPS その３ 」での最新配布バージョンのインストーラーで、XOOPS2インストーラーが正確に組み入れますでの、手作業による修正は無用です。
※ また、本ページでご紹介するダウンロード・アーカイブ・ファイルに含まれる「 update 」ディレクトリーの実行でも同じ書式の「 mainafile.php 」を上書き新規生成可能です。
■ ダウンロード
※ それではダウンロードしますか。本ダウンロードアーカイブには、全てのファイルにオリジナルファイルも添付しました。ORG.phpなどと命名しています。
さて、筆者は、XREAで完璧XOOPS その３、XREAで完璧XOOPS その４、XREAで完璧XOOPS その５、XREAで完璧XOOPS その６と順番にインストールと上書きアップグレードを行ったことを大前提として解説します。
時短を目指して、大急ぎで部分的なダウンロードとインストールを行おうとしているあなたさまは、決して時短にはなりえません。残るのは混沌とした落胆だけでしょう。 どうぞ、順路に沿って、一歩ずつ、ダウンロードとインストールと実証による確認作業を経るようにして下さい。それこそが、時短につながるのだと筆者は自覚しています。
また、それぞれのページで、配布アーカイブの最新版をアップしました日付でお知らせしております。最新版の利用と、古い版の破棄をお願い致します！
※ 筆者は「 2.0.16aML JP UTF-8 」フル・ファイルセット・インストーラーをメンテナンスしています。是非、このまま読み進んで、フル・ファイルセット・インストーラーを入手しますか。 場所は、＋１ですかね。(微笑)
| 上書き用アーカイブ： 最新安定バージョン 2006/8/7リリース 2.0.16a JP UTF-8専用 | ダウンロードサイト |
| http://hamster.fam.cx/modules/mydownloads/singlefi... | |
■ インストールまたはアップデート手順 （必ずバックアップしましょう！）
※ 必ず現状をバックアップしましょう！ 筆者の場合は、XREAで完璧XOOPS その７で解説しましたXOOPSスレーブサーバー機でテストを行います。問題があれば、rsyncで完璧に復旧できますよね。冒険も簡単、安易安直な実験はXOOPSスレーブ機で行いましょうね。
※ ダウンロードが完了しましたら解凍して、階層に注意しながら、そのままXOOPS2に転送します。後述しますアップデートが無用な場合は、ディレクトリー「 update 」の転送は無用です。
※ インストール手順は「 XREAで完璧XOOPS その３ 」で詳細に解説しております。ここでは、あえて「 XREAで完璧XOOPS その３ 」で解説していないＳＳＬに関する内容にのみ特化しますので、事前に「 XREAで完璧XOOPS その３ 」を参照願います。「 XREAで完璧XOOPS その３ 」での新しいXOOPS2インストーラーのメニューを理解されていることを想定して解説を進めます。
● インストール時の注意点
※ 以下は、XREAで完璧XOOPS その３におけるインストール時の補足です。
| 01-1 |  | XREAで完璧XOOPS その３の手順の通りに進めても、左のような画面となって、XREA MODEが「 on 」にならない場合は、XREAモード(SSLサーバーがプロキシー接続の場合)でのSSL暗号化通信の利用ができません。戻ってください。 |
| 02-1 |  | XREA MODEを「 on 」にするには、「 XREA SSL 」ボタンを押すだけです。押すと、右の入力フィールドが自動的に書き換えられます。先に進む前に、必ず２箇所の「 check 」リンク文字をクリックして接続できることを確認してください。ディレクトリー名を「 install 」からリネームされますと接続テストは不能となりますでの、ご注意願います。接続テスト先は「 install / phpinfo.php 」を閲覧します。 ※ clickリンク文字による接続テストに合格しましたら、先に進みます。 |
| 03-1 |  | 次の画面で左のような画像になれば、XREA形式のSSL暗号化をサポートするXOOPS2のインストールが可能となります。 |
| XREA的SSLサーバーとの通信の確立の為の配慮は以上です。 簡単ですよね。^^; | ||
● アップデート時の注意点
※ XREAで完璧XOOPS その３からダウンロードした最新のファイルセットより既にインストールが終了している場合は、本ページから入手し解凍したディレクトリー「 update 」を実行しましょう。「 mainfile.php 」のみが新しく上書きされます。前述の「インストール時の注意点」を参照願います。「 mainfile.php 」を作成しますと、終了します。
※ 尚、配布アーカイブ内に存在するディレクトリー「 update 」下のSQLデーター「 newpmupdate.sql 」を、例えばphpMyAdminで、prefixを書き換えた後に実行してください。そうしないと新しいプライベートメッセージを利用できません。
● DB内のテンプレートが更新されているかチェック願います
※ XREAで完璧XOOPS その６の「■ XOOPSテンプレート管理モジュール「 tplsadmin module 1.01 」の導入と更新処理」で解説していますね。テンプレートが古いままでは具現しません。必ず、DB内のテンプレートが１つでも古くないかをチェック願います。古ければ、古いテンプレート項目のみで十分ですので、更新（コピー）願います。
● 最も注意するべきオペレーションにつきまして
| ※ 警 告 ※ |
| 管理者の多くは、管理画面に移って、 「 システム設定メイン »» 一般設定 」で、 「ログインにSSLを使用する」を調整し、 ログアウトし、 そのまま２度とログインできない状況下に置かれます！ まずは、SSL通信機能は無視して、 通常のXOOPSが利用できることを確認してから 先に進んでくださいませ。 |
※ ここからは、phpMyAdminでのオペレーションを行います！１．phpMyAdmin に接続し、データーベースを呼びます。
- ２．テーブル「 prefix_config 」を選択します。
- 注): prefix は、みなさんのテーブル接頭語と読み替えて下さい。
- ４．conf_id＝７１（３ページ目?）の鉛筆アイコンをクリックします。
- SSL通信によるURLを正しく入力します。
完成した「 mainfile.php 」の、PHP定数「 XOOPS_SSL 」に代入されたURLに、「 /user.php 」を付け加えた文字列が正解です。無用な空白文字や行送り文字が埋め込まれないように注意しながら、フィールド「 conf_value 」に入力して、「保存」ボタンを押します。 - ５．conf_id＝１５（１ページ目）の鉛筆アイコンをクリックします。
- SSL通信の選択のフラッグですね。
初期値はフィールド「 conf_value 」には、半角数字１文字の「０ゼロ」が入っています。これを、半角数字１文字の「１」に入れ替えて「保存」ボタンを押します。これで、あなたのXOOPS2は挙動を変えます。
※ ここで、もしも、画面が真っ白になったり、ログインできなくなったりと、その他トラブルに見舞われましても、何が変わったからですか？！
そうですね。phpMyAdminで変更した２箇所のデーターだけですよね。
多くの間違いは、sslloginlink のURLに間違いがあります。直接、ブラウザーのアドレス部に入力して接続できることを確認しましょう。それでも問題が解決できない場合は、元に戻しましょう。conf_id＝１５の「 conf_value 」を半角数字１文字の「０ゼロ」に戻すだけですね。
■ Ｑ＆Ａ
Ｑ：テーマが非SSL中と、SSL中で変わってしまうのですが、仕様でしょうか？
- Ａ： 仕様です。
XREA式SSLサービスの場合は、異なるサーバーにアクセスしている状況と表現可能です。最終的には、あなたが管理しているXOOPS2領域を参照しているのですが、SSL通信するのにプロキシーサーバーが中継しています。よって、テーマの一時記憶は別扱いです。
Ｑ：多言語の設定が非SSL中と、SSL中で変わってしまうのですが、仕様でしょうか？
- Ａ： 同じく仕様です。
前述のテーマの場合と全く同じです。SSLプロキシーサーバー経由時と、ダイレクト接続となる非SSL接続時とは環境の保存と再現内容が異なります。
※ 順 路
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2007年10月06日(土) 22:46:44 Modified by mmj_aos