2016年(平成28年)6月15日(水)

午前七時前に目覚める。国内ニュースは東京都知事、舛添知事一色となっている。今回わかったことは政治資金規制法がいかにザル法で蓄財が合法的に行えることだ。その原資は国民の税金だということである。限度を知ることの大切さを思い知らされた。限度を知ることは誰から教えられるものだろうか。意外と難しいかもしれない。そして文春はこの世の春を表面的には謳歌しているように見受けられる。







2016年(平成28年)6月14日(火)

七時前に目覚める。国際ニュースを見る。最初にBBCを視聴する。アメリカの銃乱射事件を詳細に伝えている。マルセイユで逮捕されたイギリスのhooliganのことを伝えている。ロシアのhooliganにも問題があるとも言っていた。次に韓国のKBSニュースを聞く。韓国の外相とロシアの外相が会談した。両国とも北朝鮮が核保有国とは認めないことで一致した。スペインのTVEはフロリダのオーランドで発生した銃撃乱射事件で、被害者のほとんどがヒスパニック系アメリカ人であると伝えている。






2016年(平成28年)6月13日(月)

読書は僕にとってささやかな楽しみです。楽しむためには意識を分散させるのではなく、集中させなければなりません。集中を途切れさせたり邪魔するものであれば、バッハの音楽でさえ避けなければなりません。楽しみは集中しなければ得られなかったのです。七時過ぎに目覚める。国際ニュースを見るとアメリカ、フロリダのオーランドで発生した銃乱射事件一色だった。犠牲者は五十人にも上っている。犯人の名前及び素性は明らかになっている。犯人はアメリカ人だが、彼の父親はアフガニスタン人である。彼がイスラム過激派の集団に所属していたかどうかはまだ明確ではない。フランスではイギリスのhooliganが暴れ回っている。何のためのサッカーだろう。暴れるためには特に理由など要らないのだろう。エール フランスのパイロットのストは3日目に入った。
傲慢さは真実を見失わせる。物事の真実が何処にあるのかを見極めなければなりません。真実だけが頼れるものです。そして物事には目には見えない構造があります。僕たちは重力に逆らって上に伸びています。それを可能にするために、構造を持つようになりました。どのような構造になっているか知る必要があります。物事は不透明さを増してくる。濁り水のように周りが見えづらい。思考することは透明化することと言ってもいいだろう。
夜、クローズアップ現代「モハメド・アリ 史上最強伝説の真実」を観る。アリの偉大さがどこにあるかを考えさせる内容だった。
引き続いてプロフェッショナル 仕事の流儀「書体デザイナー・藤田重信」を観る。筑紫明朝体を作ったひとである。藤田の言葉に、叩かれてこそ完成する、と言うものがあった。
権威ある人に安易に近づいてはならない。特に距離を保つようにしなければなりません。近づくことより聡明さを優先すべきなのです。創造的な人とは日々新しく生き直している人のことです。







2016年(平成28年)6月12日(日)

午前二時頃に目覚めてしまう。どうしようもなく読書する。そば茶を飲む。六時半過ぎに目覚める。静かにその時を待つこと。時は流れて行く、その人の応分に合わせて。世界と言っても、自分の力量分の世界なのだろう。夕食後、ダーウインが来た!を見る。アフリカ、ツアボのライオンの雄にはたてがみがない。理由は熱を放散させるためである。たてがみはマフラーのようになって雄ライオンの体温を上げてしまう。そのためにツアボの雄ライオンはたてがみを捨てた。環境に適応するためである。狩りにも他の地域のライオンとは違うやり方をする。
午後8時から大河ドラマ「真田丸」を観る。茶々役の竹内結子の表情がいつもは見られない表情を出していた。引き続きNHKスペシャル「大アマゾン 第三集緑の魔境に幻の巨大ザル」を視聴する。はじめて見るサルが複数いたのには驚いた。そのサルたちは個性的な顔をしていた。簡素で静かな書斎での読書を好む。







2016年(平成28年)6月11日(土)

午前七時過ぎに目覚める。フランスではヨーロッパサッカー選手権が始まった。七月十日まで熱狂が続く。戒厳令下での試合であるために、空港並みの安全対策がとられている。パリではゴミ収集が一週間ぶりに再開された。マルセイユではイギリスのサポーターと警備する警官隊との小競り合いがあった。イギリスチームはマルセイユでロシアと対戦する。擬似戦争のようなスポーツの試合には閉口する。争いは人間の中で快感となっている。恐ろしいことだ。「世界の船旅」を視聴する。船旅を一度は味わってみたい。ドキュメンタリー作品「ジェイク ザ スネークの復活」を観る。ジェイク ザ スネークは名の馳せた元レスラーだ。薬物&アルコール依存症に陥っている。依存症のためにレスラーをやめざるを得なかった。皆から見放されていた。ひとり友人のペイジが彼を支援する。体重は136キロあった。規則正しい生活をすることによって、体重を減らすように取り組む。支援に感謝しながら約束を破ってお酒を飲む。その繰り返しである。画面には2012年のことと出る。体重が減り出した。室内でのストレッチを真剣にやっている。左肩の痛みに耐えられなくなる。ビールを飲みたいと大男がさめざめと泣き始める。ジェイクは60日間断酒している。ジェイクは整形外科を受診する。ドクターは回旋筋板に問題があり、痛みを取るために手術が必要と診断する。日本円で80万円ほどになる。彼は無保険だった。家族も彼のこれまでの素行をみて、見放していた。インターネットを使って寄付を呼び掛ける。むかしのファンから寄付が集まって手術を受けた。全て順調に行っていたと思ったが、支援者のペイジが海外に行っているときに自分のヘアースタイルのことを引き金に酒を飲む。一からの出直しである。順調に行きはじめて、支援者のペイジの家を出ることになった。ジェイクのファンからの提案だった。そこでも薬物とお酒をはじめてしまう。それでも支援者のペイジは彼と関わり続ける。ジェイクは毎日欠かさず依存症プログラムの集まりに参加する。生きることは便宜上プライベートがあるかも知れないが、本質上は全て公的なものではないだろうか。別な表現をすれば、生きることの裏地は責任を伴うということである。僕の愚かしさは罪の問題としてある。肉と霊の格闘が僕の中にある。
何も考えずボーッと海を見る時間も必要だ。過去を思い出すことは聴診器で耳を澄まして、かすかな共鳴音を聴くようなものだ。夜Eテレで、藤山直美✖️香川照之の対談に耳を傾ける。関心を寄せる二人の話に興味は尽きない。









2016年(平成28年)6月10日(金)

毎日の自分の出来事はほとんど反省されないまま、過去にお蔵入りとなる。反省された状態でお蔵入りとしたい。反省された出来事は質的変化を遂げていく。質的変化とは私的なことだったものが、反省することによって公けのものになりうるということである。ことざわ、格言、金言とかいうものはその類いではないだろうか。六時頃に目覚める。フランスでは労働法改正に端を発したストライキが各業種で行われている。今度はエールフランスのパイロット達がストを行う。パリのゴミは依然として収集されず山積みになっている。住民はゴミの山から信じられないくらいの数のネズミが、飛び出してきたと言っていた。フランス特殊部隊がシリアで反政府軍と共に過激派組織ISへの攻撃を始めたと、フランスの国防大臣が公式に発表した。過激派組織ISは今なおメソポタミア文明の遺跡を破壊し続けている。自分がよって立つところは、基本的人権、民主主義、日本国憲法である。日本の国家観は71年前の敗戦を境に、大きく変わった。基本的人権、民主主義、日本国憲法が根付くかどうかは僕たち一人一人の志にかかっている。そしてこの3つは僕自身の根拠となりうるものだ。






2016年(平成28年)6月9日(木)

今まで自分が日本人として、日本の何がしかの伝統に連なっているという実感がないまま生きてきた。日本と自分のあいだにある違和感は何なんだろう。日本の歴史で身近に感じているのは、キリスト教伝来から布教、吉利支丹信徒の増加、禁教令、迫害、潜伏、信徒発見など一連の流れである。日本史の中では反体制となった人々の中にある位置づけである。日本の伝統とは到底思えないものである。そして長崎への原爆投下である。こんな歴史があるだろうか。ここに日本の伝統の中で生きる、日本人として生きるということの困難さがある。生存が脅かされる日々が250年という長きにわたったのである。このような歴史的過程を踏んだ者は自覚なしに生き延びれない。歴史を知らずして僕の未来はない。僕の中では蝦夷、沖縄、部落の人達に対する共感がある。この国にがんぜんとして存在する偏見と差別があり、人々を生きにくくしている。歴史は決して平等ではない。故に自由を求めて積極的に生きる必要がある。この艱難の道を歩き通して、自由に到達するのを僕は夢みている。そして今日本の自然を深く愛する。
深夜Eテレのロシア語講座で抽象画家マレーヴィッチの作品の解説を聞く。
朝五時丁度くらいに目覚める。早朝の読書をする。フランスでは北東部の村が洪水の被害にあい、一人の婦人の救出がテレビで放映された。労働法に端を発した労働者のストライキはまだ続いている。パリ市内はゴミ収集が3日前から滞っていて、悪臭がひどくなっているそうだ。







2016年(平成28年)6月8日(水)

五時半頃に目覚める。身体が冷えているので、長袖を着る。部屋に掃除機をかける。気持ち良く朝食を摂る。フランスではパリ、セーヌ川近辺の洪水の後始末に追われている。フランス国鉄のストライキが長引いている。首相が解決に乗り出しているが、労組側が二の足を踏んでいる。ペルーの大統領選挙で二人の候補の接戦が続いているが、海外在住のペルー人は88万人にいるそうだが、その人達の結果次第で決まる。それと30万票の不明票の精査が同時に進められている。日本人は日系人の存在に無頓着のように思える。
現実の生活の中から思索を深めていくことは、歯車と歯車をしっかり噛み合わせて力を明日に伝えるようなものだと思う。高尚なことが身を縛り上げることもありうる。







2016年(平成28年)6月7日(火)

複雑さが増すと全体を見きれなくなる。全体を見きれなければ個はどうなるかわからない。全体で個である存在、それが心だと思う。眠れない時を過ごす。五時半頃に目覚める。住む家も何時しか自己の本質に大きくかかわってくる。家なんか大したことじゃない、と思わない方がいいだろう。







2016年(平成28年)6月6日(月)

五時前に目覚める。内も外も静だ。体調は元に戻りつつある。久しぶりに朝の散歩に出る。お天気は曇り、風はなし。平常心を保っている。西田幾多郎の『フランス哲学についての感想』を読了。みんなどんなにして生きてきたのだろう。そしてこれからどう生きていくのだろう。未来に待ち受けているものは何だろう。
今日歩いた距離は3.76km、6593歩だった。夜、読書する。僕は穴だらけ。





2016年(平成28年)6月5日(日)

子供の時の記憶を、今の生活と切り離さず、結びつけることが創造に繋がる。多くのことを僕たちは忘れている。六時過ぎに目覚める。風邪気味であることを自覚する。外出を控えて静養する。
僕はきみを愛せないほどとしおいてはいない。ましてや愛し方をわすれたはけではない。きみは泣いているのに僕はたちあがれない。きみはいうだろう。わたしのじかんをかえして。あなたはぬすっとよ。なににつかったの、ほかのひとにあげちゃったの。ゆるせないわ。愛はこうもおもくるしいものにかわってしまうのか。何かに夢中になることは人をかえりみなくなる。きみは詩だった。そして今 僕は詩の不在のなかをいきている。





2016年(平成28年)6月4日(土)

七時頃に起床する。BSで国際ニュースを見る。フランス、ドイツでは洪水による死者が出ている。パリのセーヌ川周辺では増水のために、床上浸水の被害が出ている。パリを旅行している人々は残念な思いをしていることだろう。ルーヴルとオルセー美術館はお休みとなっている。韓国の大統領がフランスを公式訪問し、オランド大統領と会談した。イスラエル、パレスチナ和平交渉を再開するために話し合いが持たれた。イスラエルとパレスチナ抜きでヨーロッパ各国、国連、中国、アラブ各国が集まった。現在のイスラエルは国粋主義者の政権であるために、対話への取り組みは期待できない。
当たり前だか僕たちは神ではない。だから食べなければ生きて行かれない。食べたくなければ、死ぬことになる。食べることは自分が自然の一部であることを知ることになる。都会の生活ではそれが見えにくくなる。しかし料理人は自覚させられる。人間は自然の恵みがなければ、生きて行かれないことを。視点を変えれば、料理は死がなければ成立しないものでもある。料理は生と死の頂点にある。だから直ぐ消滅することになる。子供の時の記憶は自然とともにあることが望ましい。
午後にBSスペシャル「原発事故5年目の記録(前編)」を観る。









2016年(平成28年)6月3日(金)

六時半頃に目覚める。一日中、洗濯と部屋の掃除と整理整頓にあたった。家事労働は大変だ。出てくる書類やら手紙やらをどうしても読んでしまうので、時間を取られてしまう。疲れた。





2016年(平成28年)6月2日(木)

四時半頃に目覚める。五時過ぎに起床する。早朝の読書をする。窓から外を見ると樹木がかなり揺れている。風が吹いているのだろう。10時半頃に散歩に出る。風はあるが快晴で、気持ちがいい。西田幾多郎の短文『デカルト哲学について』を読了。同じ著者による『フランス哲学についての感想』を読み始める。夜、ドキュメンタリー作品『アメリカン ドリームへのレクイエム』を観る。解説は言語学者のノーム・チョムスキー。アダム・スミス、富裕層のための政策、1%の富裕層に富が集中、雇用不安を煽って賃金を抑制、金融危機を作った銀行を政府が救済、Pronotomy。





2016年(平成28年)6月1日(水)

純粋であるものを汚すようなものに対して、無防備であってはならない。眠れない夜を過ごす。七時頃に目覚める。朝の散歩に出かける。今朝の散歩は、4.77km、8187歩だった。猫に敬意を払うのは、人間に飼い馴らさせないものを持っているからだ。猫は気高い。そのためか飼い主の猫による傷は絶えない。人間ほど恐ろしい生き物はいない。午後から銀座に出かける。「日影玄 新作展」を観る。日影さんと久しぶりをお会いする。九時過ぎに帰宅する。駅から歩くと風があって肌寒かった。朝からの通算歩行距離は8.38km、14525歩になっていた。
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