552 :実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー:2014/09/24(水) 10:45:45.57 0
PCから>>549です
書き込んだ後勢い余ってSS書いてたらレスがついていた・・・何をry


URL:www1.axfc.net/u/3327327
タイトル:無題
PASS: mugen
カップリング(登場キャラ): ザトー=ONE×ワラキアの夜
性描写の有無: R-18
内容注意:ワラキアを乙女にし過ぎた上に喘がせ過ぎた・・・どっちもキャラ崩壊気味ですort


ザトーさん髪の毛長いなーと思ってたら何故か暗転した
先達の皆様の素敵な影二つに憧れてたのにどうしてこうなった
枯れ木も山の賑わいってことで一つ・・・!


>550
ありがとうそしてありがとう・・・!
正しくその動きの優雅さと発狂ボイスの神っぷりに惚れ込みました
>551
ザトー様襲い受けだと・・・萌える(確信)
新たな境地にも目覚めそうですありがとう本当にありがとう



【ご注意】
・ザトー=ONE×ワラキアの夜です
・男性同士の恋愛、性描写を含みます
・キャラクターの口調・性格には正直自信がありません
・謎の捏造設定が入ってくるかと思います
・キャラクターの口調・性格には正直自信がありません(二回目)
・注意書きでNG要素がありましたら、ファイルと記憶を削除して頂けるとありがたいです










***




カーテンが風にそよぎ、昼の光を柔らかに変えている。

特に拘りの無いザトーのせいで、外界から窓の中を切り取っていた厚い布は、
内装におけるファブリック類の重要性を滔々と語るワラキアの手によって、随分と軽やかなものに取り換えられている。
貴族めいた礼装を身に纏い、さもそれらしく振る舞うくせに、意外な程ワラキアは家庭的だった。

というよりも、所謂凝り性なのだろうな、とザトーは思う。舞台の演出にもあれほど凝るだけのことはあるのだろう。
自分が身に着けるものは勿論、普段手に触れるもの、目に触れる場所、口に入れるもの。
自分の居場所自体に並々ならぬ拘りを持っているのは、恐らく自然なことだった。
そして、ザトーはワラキアのそういうところを、殊の外気に入ってもいる。
自分のペースを乱されるのは好かないが、気が付いた時には浸食されているというのは、好ましく思っている相手ならば存外悪くもない。
何より、ザトーの隣を自分の居場所と定め、せっせと自分も住み良いようにしているワラキアを拒否する理由もなかった。

ワラキアが来る前より明るくなった印象を受けるとエディに言わしめ、その変化を己でも感じる度に、
吸血鬼が来て家が明るくなるというのはどういうことだ、とは思わない訳ではなかったが。




カーテンを靡かせて部屋に訪った風を感じながらそんなことを考え、ソファに身を預けて、
久々のゆったりとした時間を味わっていたザトーに、後ろから耳に馴染んだ声がかけられた。

「ザトー。少し良いかね?」

先程食後の紅茶を淹れ、用があるといって部屋を出ていた片割れの声に答える。
「どうかしたのか」
ああ、と答えになっていない返事を返しながら、よく知った気配が近づいてくる。
と、目の前まで来ると片膝をつき何故か髪に触れた。
「なんだ、突然」
それに答えず、何かを確かめるような手つきで髪を掬い取り、じっくりと検分していたワラキアは、
満足したのか手を放すと、口を開いた。

「君の髪を結わせて貰いたいのだが」
「……は?」

思いもしない言葉に意図が掴めず、困惑の声が漏れる。
「君の髪を三つ編みにしたいのだが」
それをどう受け取ったのか、むしろ分かっていて敢えて気付かないふりをしているのか、ワラキアが再度繰り返す。
「二度言わなくていい。というか、三つ編みなのか」
「フィッシュボーンの方が好みかね?」
どうやら確信犯らしいと確信したザトーは、一応突っ込んでみることにした。
「なんなんだそれは。……一体今度は何を思い付いたんだ、お前」
「髪の編み方の一種でね、詰んだ編み目が魚の骨のように見えることからそう呼ばれている。
 ……いや、前々から君の髪を結ってみたいとは思っていたのだよ」
そう言うとワラキアは、再びザトーの髪を掬い上げ、滑らかな動作で唇を落とした。
「この日の為に練習してきたのでね。是非結わせてはくれないだろうか」
じっとこちらの返事を待つ様に、尚膝をついたままこちらを見上げる。
何か大事な用事をしていた訳でもないし、減るものでもない、と考えたザトーは、
一先ず一番大切なことを聞くことにした。

「……誰で練習したんだ?」
「シオン君だが」
そういえば、あの娘も髪が長いらしい。
「そうか、ならいい」
頷いたザトーに、ワラキアが笑い声を上げた。
「ふふ、君のそういったところは特に好きだよ」
「……さっさとしろ」
舌打ちを一つ打つと、では隣に失礼するよ、と楽しげな声が答えた。




ザトーが座していたソファの左側に座り、肩口に流した髪を手早く三つの束に分けたワラキアは、丁寧な手つきでそれを編み始めた。
もっとぞんざいに扱っても構わないのに、令嬢か何かの髪にでも触れる様丁重に扱われるそれに、得も言われぬむず痒さが募る。
それを表に出さないように堪えていると間もなく、ワラキアが手を忙しなく動かし、布の擦れる音がして、止んだ。

「ふむ。これは我ながら良く出来た」
ワラキアは少し体を反らし、全体を眺めると、満足げな声を漏らす。
生温いと形容するにもまだ低い体温が離れ、ザトーは内心でそっと息をついた。
「そうか……で、気は済んだのか」
満足な出来になったらしい編み上がりに手をやってみる。
神経質に整えられた編み目の先に、ご丁寧に滑らかな触り心地のリボンが結ばれていた。
「おや、もう解いてしまうのかね?」
何とはなしにそのリボンを指に絡ませると、さっさと解くつもりだと思ったらしい。
不服そうな声が、ザトーの無粋を咎める。
きっと柳眉は吊り上がっていることだろう。

「勿体無いことだ。折角君の顔が良く見えるというのに」
見たことはないワラキアの顔を思い浮かべていたところに伸びてきた手を、ザトーは甘んじて受け入れる。
添えられた掌はそのままに、親指が柔らかく頬を撫でた。
「重ね重ね趣味が悪いな、お前は。……しかしそうか、顔がよく見えるんだな?」
「ああ、良く見えるとも。此れなら仰ぎ見るときも天蓋に邪魔されずに済みそうだ。
 ……もっとも、美しい色だから、あれはあれで気に入ってはいるのだがね」
先程までただ穏やかだった声に、色が混じる。
「こんなところでカーテンレクチャーを受けるとは思わなかったが。
 ……それなら、邪魔にならないか試してみるか?」
添えられた手に自分の手を重ねてそっと引き剥がし、腕を引くと、ワラキアは簡単にザトーの胸へと倒れ込んだ。
胸元へと頬をつけ、猫の子か何かの様にすり寄ってみたかと思うと、腕を伸ばし首へと絡ませてくる。

「……ふむ、この段階ではあくまで仮説。仮説は実証しなければな」
「気が合うな」
微笑んでいるらしいその顔に唇を寄せ、軽くキスを落としてから額を合わせた。

「そうだね……初めて踊った時から、きっと」



リビングから寝室までの五分と掛からない道行に温度を上げた体をシーツに沈め、唇を啄みながら着衣を乱し合う。
干渉を拒むかのように整えられた服装を、乱す権利が己だけにあることに、
自分がどれ程の優越を覚えるのか囁けば、この吸血鬼はどの様に微笑むのだろうか。
上を寛げ、下肢の着衣に手を伸ばしながら唇に淡く歯を立てれば、中から出てきた舌に招き入れられる。
誘われるまま咥内に差し入れた舌で鋭い歯をゆっくりとなぞり、舌と舌を絡ませると、お互いの唾液が混じっていった。

風に揺れるカーテンは直射日光を遮り、それでも部屋は月明かりとは質の異なる光に包まれているのだろう。
そんな明るさの中で吸血鬼を腕に抱くという行為に、すっかりと慣らされてしまった。

「んっ……ふ、あ……」
眉根を寄せる気配に深いキスから解放すると、溜まった唾液を飲み乾して熱い息を吐く。
その喉元に口づけて、そのまま中心をなぞる様に胸元を通り、
左手はそのまま胸元をまさぐりながら薄い腹まで唇で辿っていくと、吐息交じりの声がかかった。
「ァ……、あ、……っふ、ぁ、ザ、トー、ザトー、」
「、どうした?」
顔を上げないまま口づけは腰に行き着き、薄い皮膚を纏って形の浮き上がる腰骨に、かし、と歯を立てた。
下肢の着衣も取り去らい、そこに手を伸ばそうとする。
「ッ、まっ……、て、待って、くれ……」
幾分か必死さを滲ませて、震える喉で静止を求められ、流石に顔を上げてワラキアの顔を覗き込んだ。
何がしたいのか尋ねようとしたところで右腕が伸ばされ、尋ねる間もなく髪を留めていたリボンが解かれる。
リボンが指をすり抜けるのを気に留めた様子もなく、更に伸ばされた手がザトーの髪を梳き、
留め金を外されて既に緩んでいた編み目は容易く解かれ、いつもの様にザトーの髪が、金の雨になって降り注ぐ。

「あぁ……、これでいい」
それに満足した様に、深く息をつき、ワラキアは微笑んだようだった。
「……顔が、見えないんじゃなかったのか」
別段拘りはないが、あまりにもあっさりと解かれた髪を疑問に思う。

「っ、はぁ…………ふふ。君の、髪の感触に、慣らされてしまったようでね……無いと落ち着かないんだ。
 初めは、くすぐったかったのだけれど」

その言葉に一瞬、思考が止まった。

数秒遅れて、深い充足感が満ちてくる。
相手に慣らされたと感じていたのは、どうやらお互い様だったらしい。
じわじわと身に染みる幸福感を噛み締めながら、それが伝わるよう、唇に軽くキスを落とす。

「そうか……なら、存分に楽しむと良い」
そう言いつつ今度こそ下肢に手を伸ばし、既に緩く勃ち上がっていた屹立に右手の指を絡めて扱いてやると、
背を反らし、喉の奥から引き攣れた悲鳴を上げた。
「っ、ぁ、そん、な、急に……!ぁ、ああ、あ……、んんっ」
滴を零す鈴口を親指で抉るように愛撫すると、強い快感に堪え切れず頭を振る。
癖のない、それこそ金の糸の様な髪を振り乱す幼い仕草に笑いを零し、
ザトーは滴が止まらなくなった芯から手を放して、指に絡む蜜をそのままに自らの口に含んだ。
例えそれを生成したのが悪性情報であっても精液である以上は特有の臭いと味が広がる筈なのに、
何故か甘く舌に広がる感覚に、とうとう頭が煮えたかと、先程とは違う笑いが込み上げてきた。

それも、この吸血鬼相手になら悪くはない。
「甘い、な」
そう呟くと、狼狽した様な気配が伝わってきた。
そうして執拗に自分の零した滴を舐め取る様子に居た堪れなくなったのか、
何かを、恐らくは抗議をしようと口を開いたところで、蜜を綺麗に舐め取った指を口に突っ込んでやった。
「っん、ふ……ぅ、んん、」
声を上げようとしたところに突然口に指を突っ込まれ、虚をつかれたらしい。
直ぐに柳眉を顰めたが、その隙に中指と薬指も入れ、上顎を擽り、
中指と人差し指で舌を軽く挟んでやると、大人しく指に舌を這わせ始めた。
このことについては自分もあまり人のことは言えないが、恐ろしく高いであろうプライドの持ち主であるワラキアが、
言いたいことを封殺され、あまつさえ指を舐めることを強いられている。
それだというのに。眉根を寄せながらも甘んじているこの状況に、腰が酷く重くなる。
噛み千切ろうと思えば、今この瞬間にでも出来るだろうに。

それに報いる様に咥内から指を引き抜くと同時に口づけを落とし、ワラキアのおかげで潤った指を後ろに宛がい、
人差し指を突き立てながら、未だ露を湛えて震えているその中心を咥内に招き入れた。

「っ、ひああ……!あ、だめ……、だ、ザトー、同時、には……!」
もう幾夜と夜を重ねたとは言え、今日初めての衝撃にワラキアの背が反り上がる。
それに伴って下へ逃げようとする腰を左の腕でしっかりと固定し、喉の奥まで飲み込む様に愛撫をすると、
垂れた髪が、あの人外魔境で拳や足や、ビームや兵器やらが飛び交う中で渡り歩くには少々頼りない印象を受ける腿に触れ、
その感触にワラキアが脚を引き攣らせた。

そちらの感覚に気が逸れ、後ろの締め付けが緩んだところで、中に挿れた指を馴染ませるために動かした。
少し余裕が出てきたところで一度引き抜き、中指に薬指を添え、今度はゆっくりと中に挿入していく。
奥まで這入ったところで指の動きを止め、口腔の屹立に舌を絡めて啜ってやると、最早声にならないらしい。
一旦咥内から取り出し、幹を辿る様に舌を這わせながら中を広げる様に指を動かすと、体の横に立てられた膝ががくがくと震える。
半ばまで引き抜いて残っていた人差し指も突き入れ、三本揃えて熱い内壁を悪戯に引っ掻いたり、
中でばらばらに動かしてやると、逃げられないよう腰を固定していた左の腕に弱弱しく爪が立てられた。

「あぁ、ザ、トー、ザトー……もう、大丈夫、だから……」

堪えきれないとばかりに頭を振り、髪を振り乱して懇願するワラキアの上気した頬に口づけを落とすと、ザトーの髪が首筋を擽る。
その感触に、ワラキアはまたもどかしげに首を振ると、ザトーの手を掴み、それを腹にやった。

「頼む……っ、焦らさ、ないで……中が、疼くんだ。ここを抉って、君で、満たしてくれ、ザトー……っ!」

切なげに眉を寄せ、ザトーの手の上に自分の手を重ね、腹をゆっくりと擦りながら猥りがましく訴えるワラキアに、
いっそ眩暈がしそうだった。
手で支える必要もない程いきり立ったそれに苦笑を覚える余裕すらなく、力の抜けた細い腰を掴んで蕾に宛がう。
と、先程から幾度となく振られ、今はシーツの上に散らばっているであろうワラキアの髪を思った。

「……っは、私、には、ズェピア。お前の髪の方がよほど美しく見えるが」
「なっ、にを……!っんぅ、んんん……!」
「っ、く……!」

そう耳元で囁いて片手で髪を撫で、反論を封じる為に深いキスを仕掛けながら、一気に中に突き挿れた。
どろどろに溶かし、焦らしたそこには、果たして衝撃が強すぎたらしい。
声さえ封じられ、腰を抱かれ、快楽の逃げ場がない状態で与えられた飽和量の快楽に、
ワラキアは幾度も体を跳ねさせながら、深い絶頂に至った。

埒を空けることなく弾けた快感に、屹立は勃ち上がったままこぷりと僅かに蜜を零し、そのままたらたらと滴を吐き出し続けている。
舌を解放しても喉を震わせ、ぁ、あ、と意味のある言葉を紡げない姿は、まだ二、三度しか出会ったことがなかった。
ドライオーガズム時のうねり。飲み込んで、搾り取る様な締め付けに歯を食いしばって堪えていたザトーは、
絶頂の波が過ぎるともう一度腰を支え直し、半ばまで引き抜いたものを再度奥まで突き立てる。
「ひ……っ!?うあ、ァ、ぁああ……!ザ、トぉ……!まだ、まだ達って、」
「っ、ああ……そのようだ、なっ」
「あ、あああっ……!あっ、や、だめ、だめだ、」
達している最中に強引に動かされ、衝撃に身を強張らせたワラキアは、切れ切れに訴える。
それに返事をしながら、しかし律動し続けるザトーに、シーツにしがみついた。
腰を抱かれ、背中が浮き、殆ど肩だけで体を支えているワラキアの手をシーツから優しく振りほどき、
ザトーは自分の首へと腕を誘導する。
ワラキアは溺れる人の様にそれに縋り、鋭い爪を背に立てた。
背に立てられ爪が肉を裂く、その痛みにすら快感を感じる。相当脳内に快楽物質が出ているらしい。
それに充てられ、深くまで貫いていた動きを浅い小刻みなものに変えると、ワラキアの腰が酷く震えた。

「や、ああっ、ん、んんっ、やっ、いや、だ、うあ、」
肩口に額を擦り付け、尚も否定の言葉を吐くワラキアに、ザトーが尋ねる。
「はっ……、何が、嫌なんだ」
心底不思議だという語調で問いかけられた言葉に、ワラキアは必死に答える。
「っふ、ぁ、溶け……る、わた、し、私が、溶けて、おかしく、なる……っ!」」

それを聞いて、ザトーは笑った。

「ああ、なんだそんなことか。大丈夫だズェピア、私はとっくの昔におかしくなっている」
余程快楽に溶けているのか、珍しく言われた言葉を理解するのに時間が掛かったワラキアが、ザトーに問い返した。
「っは、君、も……?」
妙にあどけのない印象を受ける問いに、ザトーは口づけを落とすと、喉に一つ噛み付く。
「ああ……初めて踊った時から、きっとな」
その答えを聞いて、ワラキアも微笑んだ。
「そう、か……ならきっと、怖くはないな」

いつの間にか絡みついていたワラキアの脚をそのままに、抜けるぎりぎりまで腰を引き、
それを思い切り奥まで貫くと、やってきた抗い難い絶頂感に今度は逆らうことなく埒を空ける。
その衝撃でまた絶頂したワラキアも今度はきちんと達せたようで、勢いは無いものの、精液が次から次へと溢れ出ていた。

ヒクヒクと震えている脚をゆっくりと解き、なるべく内部を刺激しないよう慎重に引き抜く。
流石に無体を強いた自覚があるので、だるい腰を叱咤して、ベットサイドの水を口に含んだ。
必要以上に刺激をしないよう気をつけながら、口移しで水を飲ませる。
何度か繰り返すと、ワラキアが「もう、大丈夫、だ」と口を開いた。

「……悪かったな」
「いや……これはお互い様だろう」
そう言って身動ぎをする様子から、どうも最中の問答の方を恥じているようだった。
脚を動かそうとして、力が入らないらしく、ぱたりとシーツの上に落としている。
そのシーツもどろどろで、服もお互いの下敷きになっては皺になり、床に落ちていた。

「……もういっそ風呂にでも入るか」
それを聞いたワラキアが、くすくすと笑い出す。
「それはそれは!全く平凡な恋人のようだね?ああ、私はどうにも体を動かせそうにないから、勿論連れて行ってくれるんだろう?」
手を差し伸べてくるワラキアを抱え上げると、笑い声が大きくなる。
その心底楽しそうな様子に釣られて額に唇を落とすと、首に腕を回して頬に口づけを返してきた。
と、ワラキアがまじまじとこちらを見つめる。
「どうした、ズェピア」
それには答えず、ワラキアはザトーの髪を一束掬うと、それを慈しむ様に口づける。
「やはり、私には君の髪の方が愛おしいようだよ、ザトー」
そう言って、幸せそうに笑った。

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