※超重要！！
colinuxのバージョンによって設定ファイルが.xml形式と.conf形式と異なります。その場合、コマンドライン等で指定する時の指定方法が異なります。どちらも同じ方法で指定していたら読み込まれていなかったりするので注意！！！
調子にのってcoLinuxを試してみる。

1. まず、こちらからダウンロード。
   新しいのがいいだろうと思って、プレリリース版(coLinux-0.7.1-pre-release)を選択。
2. ダウンロードしたcoLinux-0.7.1-20070326.exeをダブルクリックしてインストール開始。設定は使用するDistributionをDebianを選択した以外は特に変更せず。
3. インストール先にOS本体のイメージ(Debian-3.0r2.ext3-mit-backports.1gb.bz2)があるので解凍。
4. 設定ファイルのサンプル(example.conf)があるので適当な名前(今回はdebian.confにした)でコピーして編集。
   今回は以下を変更してみた。

cobd0="D:\Program Files\coLinux\Debian-3.0r2.ext3-mit-backports.1gb" #OSイメージの指定 eth0=tuntap #XPでブリッジ接続をするので

1. 次のような起動用バッチファイル(debian.bat)を作成。
   最初colinux-daemon.exeのショートカットの方法で試したが、起動に失敗すると[プロパティ]→[リンク先]に記述した内容が消えてしまうので止めた。

colinux-daemon @debian.conf

1. ネットワークの設定をする。今回はブリッジ接続を採用。
   ※ブリッジ接続する前の設定が消えてしまうので、メモしておくこと。
   ※ブリッジする前に「ネットワーク接続」でTAPが接続状態になっているのを確認すること。そうじゃないままブリッジにしたらうまくいかないことがあった。
   1. ネットワーク接続を表示。
   2. WindowsXPのローカル接続の設定とcoLinuxのTAPの接続をCtrlを押しながらマウスでクリックし同時に選択する。
   3. 右クリックし[ブリッジ接続]を選択。ブリッジ接続が作成される。
   4. 作成されたブリッジ接続を設定する。設定の要領はWindowsの普通のネットワーク設定と同様。
2. バッチファイルをダブルクリックして起動。
   ユーザ名:root、パスワード:rootでログイン。
3. ネットワークの仮設定をする。
   最初はエディタが入っていない(viすら入っていないとは^^;)ためファイルを変更できないのでエディタをインストールするために仮設定をする。/etc/alternatives/にnanoというエディタが入っている。※次の設定は再起動してしまうと消えるのでエディタをインストールした後は、各設定ファイルに記述すること。
   1. 仮IPアドレスをifconfigコマンドで指定する。

# ifconfig eth0 192.168.0.10 <- 仮IPアドレス

1. routeコマンドでgatawayを指定する。

# route add default gw 192.168.0.1 <- gatewayの設定

1. pingで通信できるか確認。
   1. 外部(www.google.com)とかも試すこと。
   2. ファイアウォールが有効でも外部にpingは通る。

1. apt-getでシステムをupdateする。※今回はここで断念。次のエラーが出たので調べたところcoLinuxが(Debianのイメージが？)最新のDebian GNU/Linux 4.0 ("Etch")に対応していないためらしい。前バージョンのサポートが終了してるってこと？？他のOSのイメージを試せばいいかなあ。
   ※以下、出力から失敗してそうな部分だけを抜粋。

Err http://www.backports.org stable/kernel-image-2.6.6-i386 Release
Failed to fetch http://www.backports.org/debian/dists/stable/kerne... 404 Not Found
Reading Package Lists... Error!
E: Dynamic MMap ran out of room
E: Error occured while processing wzdftpd-dev (NewPackage)
E: Problem with MergeList /var/lib/apt/lists/ftp.us.debian.org_debian_dists_stable_main_binary_i386_Packages
E: The package lists or status file could not be parsed or opened.

1. 追記

「E: Dynamic MMap ran out of room」がまず問題らしい。
/etc/apt/apt.conf(無かったので作成)に次のように書いたら解決。

APT::Cache-Limit "100000000";

上記エラーは直ったが今度は次のエラー。

E: some index files failed to download, 〜(省略)

どうやら、/ete/apt/sources.lstの内容がまずいらしい。
調べていたところすばらしい資料を発見！この内容にあわせてsources.lstを修正。
丁寧に順を追って書いてあるのでcolinuxに手を出す人は最初にこれを見るべし。