・男装無口
「おい…!?う…、嘘だろ!?」
俺は親戚の娘と一緒に来た執事喫茶で思わずそう言ってしまった。
無理もない。なぜなら、俺の同級生の高原 咲が執事の格好で働いているのだから。
「え!?ええっ!?何で執事!?っちょ!?」
「ちょっと、なにキョドってんのよ!?大人しくしてよね?」
「…………は〜い」
と返事はしたものの…。
「無理だろ〜!!!!?
あの無口でおしとやかな高原が執事…つまり男装してるんですよ!?相当レアでしょ!!?
…けど、高原って男装似合うな…。
凛とした顔立ち、細身でスタイルがいいし…。
他の人と比べて背が低いから逆に存在感が際立つな。
綺麗な美少年執事って感じか?」
などと考えていると、高原がこちらの席に近づいて来る。
そして、とうとう俺は高原と目が合ってしまった。
「や、やあ。こ…こんにちわ、高原さん♪」
俺が軽く手を挙げて挨拶した途端、高原は一気に顔を真っ赤にしてフリーズした。
若干の静止の後、再起動した高原が一目散にこちらに来て俺の腕を掴ん
だ。
「………少し……お借りします。」
と高原が俺の親戚の娘に小声で呟いたと同時に、俺を店の外まで連れて行かれる。
「………」
「………」
連れ出されたのはいいものの、なかなか切り出しにくい…。
思い切って俺は高原に真意を聞いてみる。
「なんで執事?てか、なんで男装?」
「………」
「ああ!!言いにくいよね!?じゃあ、聞かないよ…。
ってか、今見た事は誰にも言わない!!うん、これは俺とお前だけの秘密ってことで…。
じゃあ、俺はこれで……。」
逃げようとする俺を逃がしまいと、高原は俺の裾を掴んだ。
そして、少し泣きそうな顔をしながら俺の顔を見上げこう言った。
「…………約束……だよ……?」
「お、おうよ!!もちろん!」
「……優しいね………君。……そんな……君が………前から……好き
…………///」
……ちゅっ
「…これも……秘密…………///」
作者 5-772
俺は親戚の娘と一緒に来た執事喫茶で思わずそう言ってしまった。
無理もない。なぜなら、俺の同級生の高原 咲が執事の格好で働いているのだから。
「え!?ええっ!?何で執事!?っちょ!?」
「ちょっと、なにキョドってんのよ!?大人しくしてよね?」
「…………は〜い」
と返事はしたものの…。
「無理だろ〜!!!!?
あの無口でおしとやかな高原が執事…つまり男装してるんですよ!?相当レアでしょ!!?
…けど、高原って男装似合うな…。
凛とした顔立ち、細身でスタイルがいいし…。
他の人と比べて背が低いから逆に存在感が際立つな。
綺麗な美少年執事って感じか?」
などと考えていると、高原がこちらの席に近づいて来る。
そして、とうとう俺は高原と目が合ってしまった。
「や、やあ。こ…こんにちわ、高原さん♪」
俺が軽く手を挙げて挨拶した途端、高原は一気に顔を真っ赤にしてフリーズした。
若干の静止の後、再起動した高原が一目散にこちらに来て俺の腕を掴ん
だ。
「………少し……お借りします。」
と高原が俺の親戚の娘に小声で呟いたと同時に、俺を店の外まで連れて行かれる。
「………」
「………」
連れ出されたのはいいものの、なかなか切り出しにくい…。
思い切って俺は高原に真意を聞いてみる。
「なんで執事?てか、なんで男装?」
「………」
「ああ!!言いにくいよね!?じゃあ、聞かないよ…。
ってか、今見た事は誰にも言わない!!うん、これは俺とお前だけの秘密ってことで…。
じゃあ、俺はこれで……。」
逃げようとする俺を逃がしまいと、高原は俺の裾を掴んだ。
そして、少し泣きそうな顔をしながら俺の顔を見上げこう言った。
「…………約束……だよ……?」
「お、おうよ!!もちろん!」
「……優しいね………君。……そんな……君が………前から……好き
…………///」
……ちゅっ
「…これも……秘密…………///」
作者 5-772
2008年09月26日(金) 00:05:40 Modified by n18_168