『彼女』の呼び声
学費の足しにしようと始めたコンビニのバイトは、予想以上に退屈かつ苦痛なものだった。
ただひたすらバーコードを読み込み、金額を合計し、レジに打ち込んで行く。
売り上げを記録し、店長の指示の元機械的に商品を補充。
自己研鑽も達成感もない、ルーティンワークの繰り返し。
本当なら、もっとやりがいがある、例えば製造系のバイトがしたかった。
が、それらの仕事は総じて拘束時間が長い。
学業に支障がでない範囲でできるバイトと言えば、このコンビニのバイトくらいしか――学生の多い街ゆえ、新聞配達の奨学生はあっと言う間に埋まってしまった――なかった。
そんな燻る火種のような日々を送っていた少年、古橋仁がその少女と出逢ったのは、夏の終わり。
まだ蒸し暑い、夏の夜のことだった。
彼女が店内に入ってきた時、仁はすぐにその存在に気づいた。
決して汚れているわけではないが、撚れてくたびれたワンピース。
不潔なわけではないが、年頃の少女にしてはあまりに手入れのされていない長い髪。
何より、彼女くらいの年齢の少女が、お洒落なバッグの一つも持っていないというのがいかにもな感じだ。
――そう、彼女は、一目でそうと分かるほどに家出少女にありがちな特徴を持っていた。
彼女は店の入り口にあるカゴを左手に持つと、レジの真っ正面を横切り、そのまま迷い無く食料品の並べてある一角へと歩いて行く。
間近で彼女の姿を見て、仁は気づいた。
彼女のワンピースの右腕に中身は無く、無造作に縛ってある袖口だけがぶらぶらと揺れている。
如何なる理由があるかは分からないが、彼女は隻腕なのだ。
そして、食料品コーナーにたどり着いた彼女はカゴを床に置き、片方だけの左手を棚へと伸ばし、
「――って、おいおいおい!?」
無造作に掴んだ菓子パンを次々とカゴの中にほうり込んで行く。
あっと言う間に一杯になったカゴを、彼女はそのまま片手で掴むと、レジを素通りして入り口へと。
レジを飛び出し追いかけようとした仁だが、しかしそれは叶わない。
「ちょっとアンタ、これ」
弁当とレトルト食品と、そして少しのスナック菓子の詰め込まれたカゴを、子供連れの若い女性が突き出す。
それどころじゃない。と言おうとした仁だが、その時違和感に気づく。
今し方の彼女のような、普通とは異なる人間が視界に入ってきた時、人間は思わずそちらに視線をやってしまうものだ。
家出少女、隻腕、そしてあの突飛な行動。
注目される要素がいくつもありながら、しかし彼女の存在に気づいたのは彼ただ一人。
ゆとり教育の弊害だとか都会の人間は周囲に無関心だとか、そんなチャチなものではない。
仁は、もっと恐ろしい何かの片鱗を味わった気がした。
――その日の売り上げと在庫にはやはり大きな差があり、仁や他のアルバイトは在庫確認のために残業を強いられることになる。
次の日も、そのまた次の日も。
少女は同じような時間にやってきて、同じようにカゴ満載の菓子パンを手に夜の街へと消えて行った。
仁の予想通り、どうやら少女の姿は他の人間には見えていないらしい。
一度など、店長の目の前を堂々と横切って行ったにもかかわらず、だ。
それだけではない。監視カメラにも彼女の姿は映っていなかった。
まるで幻。しかし、現実に店の品物は消えて行く。
そんなことが一週間ほど続いた時、仁は一つの計画を実行に移した。
「やっぱり、今日も来たな」
その日、仁はいつもと同じようにコンビニに居た。
が、いつもと違うのは店員としてではなく、客として来ている、と言うことだ。
今日はバイトは休み。普段はバイト以外でコンビニに来ることなどめったにないが、今回は特別である。
少女はいつものように片手でカゴを掴み、無造作に菓子パンをカゴにほうり込んで行く。
真後ろにあるおにぎりを選ぶ振りをして仁が近づいても、一考に気にする気配はない。
やがてカゴが一杯になると、いつものように堂々とレジ前を横切り入り口へと歩いて行く。
仁は数歩遅れるように、その後を追いかける。
幸い、コンビニを出た途端幻か何かのように少女の姿が消えてしまうようなことはなかった。
迷いなくてくてくと歩いて行く彼女を、仁はつもりだけでも足音を忍ばせて追いかける。
やはりというべきか、彼女が向かって居るのは近所の市民公園だ。
街灯の頼りない明かりの中、少女にわずかに遅れるようにして仁が追いかける。
そして公園の中央付近、噴水の回りにあるベンチまでやってくると、彼女はようやく足を止め、手にしたカゴをベンチの上に載せ、その横にちょこんと腰掛ける。
カゴへ向かって手を伸ばし掴んだのは、袋に子供たちに大人気な黄色い電気ネズミの描かれたパン。
左手と歯で器用に袋を破り、彼女はかわいらしい口を大きく開け、思い切りよくパンにかぶりついた。
今だ。仁は茂みから、大股に歩み出る。
「あのさ、あんた……」
「…………(もぐもぐ)」
聞いちゃいなかった。それどころか、仁の方に視線をやろうともしない。
あっと言う間に一つ目のパンを食べきり、次に手に取ったのは大きなメロンパン。
「…………(はぐはぐ)」
幸せそうに目を細める彼女の姿は、薄暗い街灯でもはっきりと分かるほどに愛らしかった。
「――って、聞けよおいっ!」
思わず見とれてしまった仁だが、我に返って再び声を上げる。
が、それでも彼女は彼を見ようともしない。
仕方なしに仁は彼女の目の前まで歩いて行くと、その両肩をがっしりと掴む。
見た目どおりに細いその肩は、確かな実体を持ってそこにあった。
「…………!?」
驚いたように、初めて彼女が反応を示す。
見上げる視線がちょうど彼女を見下ろす仁のそれと重なり合った。
夜空よりもなお暗く深いその瞳に、引き込まれそうになる感覚をしかしなんとか堪えながら、
「なあ、あんた。家出中なんだろ? 親とか、心配してるんじゃないか?」
少女は応えない。沈黙に居心地の悪さを感じ、仁は言葉を続けた。
「まあ、百歩譲って家出なのは別にいいとしよう。けどな、万引きは不味いぜ。
最近のコンビニは容赦ないから、見つかったら即行警察行きだ。
あんただって、警察のお世話になんかなりたくないだろ?」
肩を掴み言い含めるように言うが、少女は意味が理解できないのか、不思議そうにことんと首を傾げる。
見た目は黒髪黒目の日本人のようだが、ひょっとすると外国人なのだろうか。
「あー。俺の言葉、わかる? きゃんゆーすぴーくじゃぱにーず?」
ちなみに、仁は発音こそ壊滅的に悪いが、リーディングやライティングは得意な方だ。念のため。
が、それでも少女は返事をしない。と言うか、仁への興味が失せたのか、それとも食欲の方が勝ったのか、手にしたメロンパンの咀嚼を再開する。
「まいったな……」
色々な意味で困った。
しかし、いつまでも彼女の肩を掴んでるわけにも行かない。
というか、彼女のワンピースは胸元が少し開いているため、この体勢では柔らかそうな胸の谷間が覗けてしまう。
「ああ、もうっ!」
仕方ないので、仁もベンチに腰掛ける。
彼女の左にはパンの入ったカゴが置いてあるので右側に。
その位置から彼女の横顔を見ようとすれば、自然と中身の無い右袖が視界に入る。
一体、彼女は何者なのだろうか。
気にはなるが、多分聞いても答えてくれないだろう。
それどころか、まともに意志の疎通が図れるかも不安になってきた。
と、その時だ。
「…………」
もう何個目か分からないパンの袋を手に、彼女は困ったように眉根を寄せる。
どうやら、袋がうまく開かないらしい。
その姿を見ると仁はひょいと手を伸ばし、彼女の手から袋を取り上げる。
何をする、とでも言うように不満げな彼女に向かって苦笑し、
「別に取らないって。……開けてやるよ」
力の入れ方を工夫すれば、開けにくい袋も簡単に開く。元々手先は器用な方だ。
「ほら、開いたぜ」
開いた袋を手の中に押し込んでやる。
彼女はきょとんとした表情を浮かべ、手の中の菓子パンと仁の顔を交互に見つめた。
が、すぐにまたパンを口に運び――咥えたまま、左手に力を入れる。
口に残った大きな固まりと、手の中の小さな固まり。
二つに分かれたパンを彼女は困ったように見つめ、だが決心したのか、口元の大きな固まりを器用に薬指と小指で掴むと、仁に向かって差し出した。
「…………」
「え、くれるのか?」
こくりと頷く。
が、渡されても困ってしまう。元々彼のバイト先から盗まれたものだし――何よりこれでは間接キスだ。
「――――」
迷っていると、不意に少女が口を開いた。
が、最初仁は、それが彼女の発した声だとは気づかなかった。
それは言葉と言うにはあまりに異質で、また声と言うにもあまりに異質だった。
それはむしろ、鳴き声や音に近い、名状しがたき何か。
しかし、それが仁に向けて明確な意志と共に発された、彼女にとって何等かの意味を持つものならば、それはやはり、声あるいは言葉と表するべきだろう。
「わかったよ。ありがとな」
だから仁は柔らかな笑みを浮かべ、彼女の差し出した菓子パン――蜂蜜がけのベルギーワッフルを受け取る。
ただでさえ甘いワッフルが、この時はさらに甘く感じられた。
次話
作者 2-545
ただひたすらバーコードを読み込み、金額を合計し、レジに打ち込んで行く。
売り上げを記録し、店長の指示の元機械的に商品を補充。
自己研鑽も達成感もない、ルーティンワークの繰り返し。
本当なら、もっとやりがいがある、例えば製造系のバイトがしたかった。
が、それらの仕事は総じて拘束時間が長い。
学業に支障がでない範囲でできるバイトと言えば、このコンビニのバイトくらいしか――学生の多い街ゆえ、新聞配達の奨学生はあっと言う間に埋まってしまった――なかった。
そんな燻る火種のような日々を送っていた少年、古橋仁がその少女と出逢ったのは、夏の終わり。
まだ蒸し暑い、夏の夜のことだった。
彼女が店内に入ってきた時、仁はすぐにその存在に気づいた。
決して汚れているわけではないが、撚れてくたびれたワンピース。
不潔なわけではないが、年頃の少女にしてはあまりに手入れのされていない長い髪。
何より、彼女くらいの年齢の少女が、お洒落なバッグの一つも持っていないというのがいかにもな感じだ。
――そう、彼女は、一目でそうと分かるほどに家出少女にありがちな特徴を持っていた。
彼女は店の入り口にあるカゴを左手に持つと、レジの真っ正面を横切り、そのまま迷い無く食料品の並べてある一角へと歩いて行く。
間近で彼女の姿を見て、仁は気づいた。
彼女のワンピースの右腕に中身は無く、無造作に縛ってある袖口だけがぶらぶらと揺れている。
如何なる理由があるかは分からないが、彼女は隻腕なのだ。
そして、食料品コーナーにたどり着いた彼女はカゴを床に置き、片方だけの左手を棚へと伸ばし、
「――って、おいおいおい!?」
無造作に掴んだ菓子パンを次々とカゴの中にほうり込んで行く。
あっと言う間に一杯になったカゴを、彼女はそのまま片手で掴むと、レジを素通りして入り口へと。
レジを飛び出し追いかけようとした仁だが、しかしそれは叶わない。
「ちょっとアンタ、これ」
弁当とレトルト食品と、そして少しのスナック菓子の詰め込まれたカゴを、子供連れの若い女性が突き出す。
それどころじゃない。と言おうとした仁だが、その時違和感に気づく。
今し方の彼女のような、普通とは異なる人間が視界に入ってきた時、人間は思わずそちらに視線をやってしまうものだ。
家出少女、隻腕、そしてあの突飛な行動。
注目される要素がいくつもありながら、しかし彼女の存在に気づいたのは彼ただ一人。
ゆとり教育の弊害だとか都会の人間は周囲に無関心だとか、そんなチャチなものではない。
仁は、もっと恐ろしい何かの片鱗を味わった気がした。
――その日の売り上げと在庫にはやはり大きな差があり、仁や他のアルバイトは在庫確認のために残業を強いられることになる。
次の日も、そのまた次の日も。
少女は同じような時間にやってきて、同じようにカゴ満載の菓子パンを手に夜の街へと消えて行った。
仁の予想通り、どうやら少女の姿は他の人間には見えていないらしい。
一度など、店長の目の前を堂々と横切って行ったにもかかわらず、だ。
それだけではない。監視カメラにも彼女の姿は映っていなかった。
まるで幻。しかし、現実に店の品物は消えて行く。
そんなことが一週間ほど続いた時、仁は一つの計画を実行に移した。
「やっぱり、今日も来たな」
その日、仁はいつもと同じようにコンビニに居た。
が、いつもと違うのは店員としてではなく、客として来ている、と言うことだ。
今日はバイトは休み。普段はバイト以外でコンビニに来ることなどめったにないが、今回は特別である。
少女はいつものように片手でカゴを掴み、無造作に菓子パンをカゴにほうり込んで行く。
真後ろにあるおにぎりを選ぶ振りをして仁が近づいても、一考に気にする気配はない。
やがてカゴが一杯になると、いつものように堂々とレジ前を横切り入り口へと歩いて行く。
仁は数歩遅れるように、その後を追いかける。
幸い、コンビニを出た途端幻か何かのように少女の姿が消えてしまうようなことはなかった。
迷いなくてくてくと歩いて行く彼女を、仁はつもりだけでも足音を忍ばせて追いかける。
やはりというべきか、彼女が向かって居るのは近所の市民公園だ。
街灯の頼りない明かりの中、少女にわずかに遅れるようにして仁が追いかける。
そして公園の中央付近、噴水の回りにあるベンチまでやってくると、彼女はようやく足を止め、手にしたカゴをベンチの上に載せ、その横にちょこんと腰掛ける。
カゴへ向かって手を伸ばし掴んだのは、袋に子供たちに大人気な黄色い電気ネズミの描かれたパン。
左手と歯で器用に袋を破り、彼女はかわいらしい口を大きく開け、思い切りよくパンにかぶりついた。
今だ。仁は茂みから、大股に歩み出る。
「あのさ、あんた……」
「…………(もぐもぐ)」
聞いちゃいなかった。それどころか、仁の方に視線をやろうともしない。
あっと言う間に一つ目のパンを食べきり、次に手に取ったのは大きなメロンパン。
「…………(はぐはぐ)」
幸せそうに目を細める彼女の姿は、薄暗い街灯でもはっきりと分かるほどに愛らしかった。
「――って、聞けよおいっ!」
思わず見とれてしまった仁だが、我に返って再び声を上げる。
が、それでも彼女は彼を見ようともしない。
仕方なしに仁は彼女の目の前まで歩いて行くと、その両肩をがっしりと掴む。
見た目どおりに細いその肩は、確かな実体を持ってそこにあった。
「…………!?」
驚いたように、初めて彼女が反応を示す。
見上げる視線がちょうど彼女を見下ろす仁のそれと重なり合った。
夜空よりもなお暗く深いその瞳に、引き込まれそうになる感覚をしかしなんとか堪えながら、
「なあ、あんた。家出中なんだろ? 親とか、心配してるんじゃないか?」
少女は応えない。沈黙に居心地の悪さを感じ、仁は言葉を続けた。
「まあ、百歩譲って家出なのは別にいいとしよう。けどな、万引きは不味いぜ。
最近のコンビニは容赦ないから、見つかったら即行警察行きだ。
あんただって、警察のお世話になんかなりたくないだろ?」
肩を掴み言い含めるように言うが、少女は意味が理解できないのか、不思議そうにことんと首を傾げる。
見た目は黒髪黒目の日本人のようだが、ひょっとすると外国人なのだろうか。
「あー。俺の言葉、わかる? きゃんゆーすぴーくじゃぱにーず?」
ちなみに、仁は発音こそ壊滅的に悪いが、リーディングやライティングは得意な方だ。念のため。
が、それでも少女は返事をしない。と言うか、仁への興味が失せたのか、それとも食欲の方が勝ったのか、手にしたメロンパンの咀嚼を再開する。
「まいったな……」
色々な意味で困った。
しかし、いつまでも彼女の肩を掴んでるわけにも行かない。
というか、彼女のワンピースは胸元が少し開いているため、この体勢では柔らかそうな胸の谷間が覗けてしまう。
「ああ、もうっ!」
仕方ないので、仁もベンチに腰掛ける。
彼女の左にはパンの入ったカゴが置いてあるので右側に。
その位置から彼女の横顔を見ようとすれば、自然と中身の無い右袖が視界に入る。
一体、彼女は何者なのだろうか。
気にはなるが、多分聞いても答えてくれないだろう。
それどころか、まともに意志の疎通が図れるかも不安になってきた。
と、その時だ。
「…………」
もう何個目か分からないパンの袋を手に、彼女は困ったように眉根を寄せる。
どうやら、袋がうまく開かないらしい。
その姿を見ると仁はひょいと手を伸ばし、彼女の手から袋を取り上げる。
何をする、とでも言うように不満げな彼女に向かって苦笑し、
「別に取らないって。……開けてやるよ」
力の入れ方を工夫すれば、開けにくい袋も簡単に開く。元々手先は器用な方だ。
「ほら、開いたぜ」
開いた袋を手の中に押し込んでやる。
彼女はきょとんとした表情を浮かべ、手の中の菓子パンと仁の顔を交互に見つめた。
が、すぐにまたパンを口に運び――咥えたまま、左手に力を入れる。
口に残った大きな固まりと、手の中の小さな固まり。
二つに分かれたパンを彼女は困ったように見つめ、だが決心したのか、口元の大きな固まりを器用に薬指と小指で掴むと、仁に向かって差し出した。
「…………」
「え、くれるのか?」
こくりと頷く。
が、渡されても困ってしまう。元々彼のバイト先から盗まれたものだし――何よりこれでは間接キスだ。
「――――」
迷っていると、不意に少女が口を開いた。
が、最初仁は、それが彼女の発した声だとは気づかなかった。
それは言葉と言うにはあまりに異質で、また声と言うにもあまりに異質だった。
それはむしろ、鳴き声や音に近い、名状しがたき何か。
しかし、それが仁に向けて明確な意志と共に発された、彼女にとって何等かの意味を持つものならば、それはやはり、声あるいは言葉と表するべきだろう。
「わかったよ。ありがとな」
だから仁は柔らかな笑みを浮かべ、彼女の差し出した菓子パン――蜂蜜がけのベルギーワッフルを受け取る。
ただでさえ甘いワッフルが、この時はさらに甘く感じられた。
次話
作者 2-545
2008年01月20日(日) 18:31:21 Modified by n18_168