おやつにしようか
無口っ子が書斎にやって来て構ってほしがるけど、男は仕事中
退屈そうにしながらも帰らないものだから
つい悪戯半分で本棚にある官能小説を渡してみる
壁に寄りかかって静かに読んでいる
やっと一段落ついたのでコーヒーでも煎れようかと席を立つ男
ほんの微かな吐息が、甘く漏れ聞こえてくる
見てみると、無口っ子がショートパンツの股座をもじもじさせながら
やらしい気に取り憑かれたような表情をしつつ、官能小説を読み耽っている
声をかけると、びくっ! と反応して色々自覚し、顔を羞恥に染める
しばらく見つめると、切なげに近づいてきて洋服の裾を掴んでくるので
どうしたのと尋ねて頭を撫でてあげるけど、真っ赤な顔して俯いたままの無口っ子可愛い
その後寝室で、男は少し濡れた大事な所を指で簡単に可愛がってあげて
無口っ子はもうそれは切なくよがるものだから、つい本気になりかけるけど
理性で食い止めて最後にキスをして、続きはもう少し大人になってからね
と言うとこくこく素直に頷いたから、じゃあおやつにしようか
2011年08月23日(火) 11:18:39 Modified by ID:uSfNTvF4uw