メイドロボと感情(2)(仮題)
次にテレビのお笑いを見せてみる。
ピクリともしない。
なるほど。最近の芸人が顔だけと言うのがよく分かった。
よし。こうなったら奥の手だ。
俺はこのために買っておいたくまのぬいぐるみをロボに与えることにした。
まずはくまのぬいぐるみを見せてみる。
どうやら興味を引くことには成功したらしい。
だが、ちょうだいや貸しての一言がでない。
何か戸惑っている様子であった。
「やるよ。」
俺はロボにぬいぐるみを手渡した。
ロボは恥ずかしそうにしながら何かを言おうとしていた。
声帯の取り付け不良だろうか?
あまり使いたくないのだがやむをえない。
俺はリモコンのスイッチをおした。
「ボイスシステム、システムオールグリーンです。」
ロボは自分の意思とは関係なく喋りだした。
そしてさっきの状態に戻っていく。
どうやら体に異常はないようだ。
「ありがとうだろ?ちゃんと教えたはずなんだがなぁ。」
「あり……がとう……」
そう、蚊の泣くような声で言うとロボは走って逃げ出した。
どうやら恥ずかしがりやのようだ。マシントラブルじゃなくて良かった。
作者 6-646
ピクリともしない。
なるほど。最近の芸人が顔だけと言うのがよく分かった。
よし。こうなったら奥の手だ。
俺はこのために買っておいたくまのぬいぐるみをロボに与えることにした。
まずはくまのぬいぐるみを見せてみる。
どうやら興味を引くことには成功したらしい。
だが、ちょうだいや貸しての一言がでない。
何か戸惑っている様子であった。
「やるよ。」
俺はロボにぬいぐるみを手渡した。
ロボは恥ずかしそうにしながら何かを言おうとしていた。
声帯の取り付け不良だろうか?
あまり使いたくないのだがやむをえない。
俺はリモコンのスイッチをおした。
「ボイスシステム、システムオールグリーンです。」
ロボは自分の意思とは関係なく喋りだした。
そしてさっきの状態に戻っていく。
どうやら体に異常はないようだ。
「ありがとうだろ?ちゃんと教えたはずなんだがなぁ。」
「あり……がとう……」
そう、蚊の泣くような声で言うとロボは走って逃げ出した。
どうやら恥ずかしがりやのようだ。マシントラブルじゃなくて良かった。
作者 6-646
2009年01月06日(火) 05:04:10 Modified by ID:IQvMW5p2LQ