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09/06/10
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球春到来・試合終了

 間近に彼女の顔がある。ほんの少し首を伸ばせば唇が触れ合いそうな至近距離だ。
「ち、近いよ?」
 目の前の女性は無言でかぶりを振ると俺のネクタイを掴んだ。くいっと引っ張ると頬に口づけをしてくる。突
然に出来事に呆然としているとさらに数度、今度は唇と触れ合う。体を離そうとしてもこのままでは首が絞まっ
てしまうから逃げられない。
 仕方がないので、とりあえずおでこを押し付けるようにして口同士の距離をとると、不満そうな顔で見上げら
れた。
「何で逃げるの?」
「いや……」
 スカートの誤解から怒られるのではないかと思っていたのに、まさかこうなるとは。突然の出来事にまだ頭が
追いつかない。

 そのとき背後のTVがカーンと甲高い音を発した。そういえばまだ名場面集が続いていたんだった。振り返ると
――
「……うわ。」
 ――球史に残るホームラン3連発だった。打たれたラビッツの投手は後にチームの大黒柱と呼ばれるほどに成
長するのだが、この当時はまだまだ若手。ことある毎に持ち出されるこのシーンは大嫌いだった。
「このDVD観るの、嫌?」
 俺の表情を読んだのか彼女が訊く。無意識に頷いてしまう。マズい、と思ったときには遅かった。怒っている
のか悲しんでいるのか、よく読み取れない感情が顔に出ている。
「……野球好きな女って嫌われるよね。」
 彼女はぽつり、とそう言うとネクタイを握っていた手が開いた。

「そんなことない。趣味が合うっていいことだから。」
 少し置いて、俺は静かに口を開いた。目の前の彼女は目をぱちくりと見開く。
「嘘。だって、嫌だって言った。」
「そりゃ好きなチームがバカスカ打たれてたら気分も悪くなるよ。」
 今度は俺のほうから唇を寄せた。鼻の頭にキスを落とす。次は頬、その次は瞼。顔中にキスを散らす。
「くす、ぐったい。」
「じゃあこっちにしようかな。」
 唇へ1つ。軽く触れてすぐ離れる。
「俺からは初めて、かな?」
 こっくり頷いたのを確認して、2度目。今度は舌で彼女の唇を探る。唇の合わせ目を舐められて驚いたのか彼
女は大きくその瞳を見開いたが、やがて口を開きおずおずと舌を触れ合わせ始めた。彼女は遠慮するようにチロ
チロと舌の先ばかりを触れ合わせてくるのだが、それがどうにもむず痒くなってきた。だんだん我慢が出来なく
なってきて、もっと深く触れ合いたい、と彼女の口内に舌を差し込む。
「ん……」
 彼女はほんの少し呻いて整った眉を歪める。小さな起伏も見逃すまいとゆっくりと歯列をなぞっていくと、彼
女はくすぐったそうに身体を捩じらせた。

 彼女の口の中を上下往復して、一旦唇を離す。粘度のある涎が彼女の顔にたらりと銀の糸を引く。それがなん
だかエロく感じて、股間が大きく立ち上がってきた。
「このまま、してもいいのか?」
「……好きでもない人、自分の部屋、上げたりしない。」
 はっきりと言葉にはしなかったがこれはOKととっていいだろう。ボタンに手をかけて上着を脱がしていく。や
がて凝ったレースの付いた薄いピンクのブラジャーが露になった。予想以上に派手な下着で一瞬手が止まる。面
倒なことを嫌う彼女のことだ、もっとシンプルなものだと思っていたのだが。
「デートだったから。」
 何があるか分からない、と胸を両腕で隠しながら頬を赤く染める。これから何かしでかそうという奴の前でそ
んなこと言うか、普通。
「そんなこと言われたら俺、我慢できなくなるぞ?」
「ん。」
 彼女は短く返事をすると身体の前で組んだ腕を解いた。俺を受け入れるように大きく開いた胸に飛び込むよう
にしてむしゃぶりついた。


 ブラジャーの布地の上から乳首を探る。掌でレース地を押し潰すようにしながら、皮膚が固くしこった場所を
探すのだ。指は柔らかく白い双丘の裾野を滑らせて肉の中に沈める。快感だった。
「がっつき、すぎ……」
「我慢できなくなるって言っただろ?」
 乳首が立ち上がってきて、もう触らなくてもはっきり分かるようになってきた。ブラジャーの下側から指を差
し込んで滑らせるように持ち上げると、白い肌とブラジャーより少し濃い色をしたピンクの乳暈がはっきりと現
れた。唇を寄せて音を立てて吸う。涎をすするだらしのない音が上がるが構っていられない。前歯で軽く噛み付
いてやるとビクン、と身体が跳ね上がった。

 しばらくそんなことを繰り返していると頭を掴まれた。見上げると彼女は茹ったような顔をしている。大きめ
の瞳からは涙が数滴零れ落ちて頬を濡らしていた。
「下、いいよ……?」
 わざと聞こえないふりをして胸を弄り続ける。手にすっぽり収まるサイズのこの胸、俺の好みだ。
「もう、胸、いいから……っ!」
 強引に引き剥がされてスカートの下へ腕を引かれた。スカートの中は湿り気を帯びた熱気で充満していて、ク
ロッチの部分に染みが出来ている。下着を脱がそうと手をかけると彼女は少し腰を上げてくれた。ゆっくり脱が
せると愛液が糸を引いてシーツに落ちる。
「すっげ……」
 思わず呟く。そこはすっかり開ききっていて、とろとろと分泌液を吐き出していた。蛍光灯の光を弾いて光る
そこは、気のせいかひどく淫靡でとても綺麗だった。今すぐにでも挿れたい、と生唾を飲み込みベルトを外して
ズボンとパンツを一緒に脱ぎ去ると、大きく張りつめた分身が飛び出す。彼女はそこを凝視して、それからすぐ
目を伏せた。もう耳まで真っ赤になっている。……おいおい、もしかして。
「失礼なこと訊くけど、初めて?」
「ち、が。」
 彼女は首を振りながら言った。それでも顔は赤いままだ。ちょっと弄りすぎたせいだろうか?
「……痛くて1回しか、したこと、なくて。」
 初めてするときが痛いのは誰だって一緒だというのに、俺と顔を合わせてくれない。ただもう恥ずかしがって
いやいやと首を振る。
「じゃあ優しくするから、少しずつ痛みに慣れていこうか?」
 俺の言葉にやっと目を合わせてくれて、それからゆっくりと頷いてくれた。

 殆ど初めてなんだったらもっと感じさせてやらないとダメだ。それなら、と内腿に手を置いてカエルのように
股を開かせる。そして躊躇わずに中心に舌を伸ばした。
「んっ……」
 羞恥に頬を染め、しかしこちらの愛撫には敏感に反応してくれる。ちょっと酸っぱいような愛液を舌で何度も
掬いながら内壁を擦ると、時折びくんと身体が撥ねる。丁寧に愛撫を続けると愛液が溢れてきた。
「あの、もう……」
「全然、じゅるっ……足りないと思うよ?」
 挿入がまだ痛いなら可能な限り濡らしておいたほうがいいだろう。それこそ一度イってしまうくらいには。
「足りなくっ! も、頭、フワフワして……っ!」
 数度襞を押し分けるようして舐めて最後に前歯でクリトリスを弾くように擦ると、彼女は愛液を噴き出しなが
ら痙攣した。絶頂を迎えてくれたようだ。

「それじゃ、いきますか。」
 少し時間を空けてから声をかけると、彼女はうつろな目ながら深く頷いてくれた。まだ息が上がっていて苦し
そうだがそれくらいは我慢してもらおう。そうでなくてはここまで濡らした意味が無い。
 入り口にゴムを被せた先っぽを押し当てるとくちり、と粘っこい音が響いた。イったばかりで感覚が変に鋭敏
なのかそれだけで彼女の身体が撥ねる。そのまま体重をかけてゆっくり押し込んでやると、亀頭が全て入った辺
りで彼女の顔が歪んだ。
「い、たくない。」
 彼女は腰を止めた俺に一言返すが明らかに声が震えている。痛みを堪えているのだろう。
「痛いんだったら止めるから安心しろ?」
「ちが、う。気持ち、よく……」
 つまりもっと進めてほしいということか。そういうことならこっちも歓迎だ。一気に押し進めたいと考えなが
ら、でも彼女のことを考えてゆっくりと進める。ずぶずぶと音を立てながら襞を掻き分け奥へ進み、やっと自分
が全部入り込めたときには快感で頭が弾けそうだった。そのまま自分勝手に動き出そうとする腰を押さえつけな
がら、彼女に動いてもいいか、と訊く。
「も、ちょっとだけ……」
 待ってほしいようなので挿入したまま耐えることにした。


 暫く見つめ合ってそれからキスを交わしていると、不意に膣がきつく絞られる。彼女を見ると恥ずかしそうに
首を縦に振った。もう動いてもいいようだ。
「激しく、なるぞ。」
 挿れたままずっと我慢していたのだ。流石に少し萎え始めていたが快感だけは頭が痺れるくらいに受け続けて
きた。枷を外された今、それを解き放つことしか考えられない。腰を少し引いて少し戻す。そんなことを繰り返
して自分の硬度を取り戻すと、一気に大きく動き出した。 ぐちゅぐちゅと泥を捏ねるような音がして、それが
また俺の本能を沸き立たせる。
「あ、ぅ……」
 彼女は痛みを訴えることも快感を伝えることもしないが、嫌がってはいないようだ。調子に乗ってどんどん突
くとようやくかわいらしい声が聞こえてきた。それがもっと聞きたくて腰が止まらない。
「ふっ、うん……はぁんっ!」
 彼女は少しだけ感じているらしい。今はもうそれだけでうれしい。そう思った途端、俺も限界が見えてきた。
臍の下に力を込めて耐えるが、それも長くは続かない。短い声を上げ吐精した。

「悪い。俺だけ満足するみたいになっちまって。」
 自分ひとり満足してしまったことに対して謝ると、気にしていない、と言ってくれた。
「最後のほうはちょっとだけ、良かったから。」
 顔を真っ赤に染めてそういう彼女は無性にかわいかった。その表情だけでご飯3杯いける、マジで。
「……さて、そろそろ終電の時間もあるし帰るよ。」
 ヤることはヤったと言わんばかりのタイミングだけど、流石にいきなり泊まるわけはいかないだろう。彼女に
だって都合というものがあるだろうし。
「ダメ。今日は帰さないって言った。」
 彼女は起き上がろうとする俺の身体を引っつかみ強引にベッドに叩きつけた。俺は突然のことにただ口をぽか
んと開けることしか出来ない。
「トラーズ好きになるまで、いて。」
 バカみたいに開いたままの俺の口を彼女が塞ぐ。

 それは無茶な注文だ。君のことを好きになれ、というんだったら簡単なんだけど。

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作者◆6x17cueegc
2008年09月07日(日) 21:44:32 Modified by ID:QoBh7SNwMg




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