短編@台詞なし(4)
彼と一緒に寝る夢を見た。
彼は私の髪を優しく撫でて。おでこにキスをする。
私はくすぐったくて、でも心地良いから、彼から離れない。
彼はまた私の髪を撫でて、綺麗だと言う。
彼の顔を見上げると、優しい瞳に見つめられた。
なんだか照れ臭くて背中を向けると、彼は後ろから優しく抱きしめてくれる。
私は彼の手に自分の手を重ねて、唇だけ動かす。
彼は気付かないけれど、それでも音もなくもう一度呟く。
それに重なって、彼が私と同じコトを言う。
私は嬉しくて、でもなんだか照れ臭くて、彼の手をぎゅっと握る。
彼はどうしたの? なんて優しく訊ねてくるから、また嬉しくなって、身体の向きを戻して、ぎゅっと抱きしめる。
彼の匂いがして、眠くなる。
安心する匂い。
彼の匂い。
大好きな匂い。
大好きな彼の匂い。
大好きな彼の匂いと胸に抱かれて、幸せが満ちている。
そして、彼の胸の中で、私は音も無く。
彼に耳に届かない声が、私の唇を小さく揺らす。
『だいすき』
彼は私の髪を優しく撫でて。おでこにキスをする。
私はくすぐったくて、でも心地良いから、彼から離れない。
彼はまた私の髪を撫でて、綺麗だと言う。
彼の顔を見上げると、優しい瞳に見つめられた。
なんだか照れ臭くて背中を向けると、彼は後ろから優しく抱きしめてくれる。
私は彼の手に自分の手を重ねて、唇だけ動かす。
彼は気付かないけれど、それでも音もなくもう一度呟く。
それに重なって、彼が私と同じコトを言う。
私は嬉しくて、でもなんだか照れ臭くて、彼の手をぎゅっと握る。
彼はどうしたの? なんて優しく訊ねてくるから、また嬉しくなって、身体の向きを戻して、ぎゅっと抱きしめる。
彼の匂いがして、眠くなる。
安心する匂い。
彼の匂い。
大好きな匂い。
大好きな彼の匂い。
大好きな彼の匂いと胸に抱かれて、幸せが満ちている。
そして、彼の胸の中で、私は音も無く。
彼に耳に届かない声が、私の唇を小さく揺らす。
『だいすき』
2011年08月24日(水) 10:09:33 Modified by ID:uSfNTvF4uw