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無口なミュウマ(外伝)

 10月の終わり。秋の夕暮れ。
 僕とミュウマはいつものように放課後の校庭を横切って、帰ろうとしていた。
 僕たちふたりの並んだ影がオレンジ色のグラウンドに長く伸びている。
「……にふ」
 彼女は最近お気に入りの可愛らしい言葉、というか声を出した。
 僕の腕をぐっと抱き寄せ、頬を付ける。
 ふたりの影がひとつになった。
 
「にふふ……」
 嬉しそうだ。
 袖越しに当たる、頬のふにっとした感触が少しくすぐったい。
「にふーん」
 僕の肩の高さにある頭をグリグリと押しつける。
 ふわりと優しいフローラルの香りがする。
 彼女の短く蒼い髪が夕焼けの色に縁取られ、キラキラと金色の糸のように輝く。
 きれいだ。
 僕は思わず立ち止まる。
「……?」
 彼女が僕を真っ直ぐな瞳で見上げて、小首をかしげた。
 僕は少し笑うと、反対側の手で彼女の頭を撫でた。
 サラサラとした感触。それでいて、水面のように光を跳ね返している。

 ふいに彼女が僕の名を呼んだ。
「……ナオ……」
 見開いた瞳から銀の滴がポロポロと零れる。
 僕は慌てて聞いた。
「な、ど、どうしたの?」
 彼女は夕焼けの光より赤く頬を紅潮させ、笑った。
「……ここに……そばに……ナオが、いる、から」
 消え入りそうな声でそれだけ言うと涙を拭いた。

 やがて、ゆっくりと目を閉じる。
 幼さの残る彼女の、愛らしい顔。
 その中で小さなピンクの唇が、花のように艶めいている。
 僕は彼女のほうに向いて、そっと両肩に手を乗せた。
 顔を近づける。
 彼女がその雰囲気から次の瞬間を期待したのか、息を吸った。
 だけど、僕は耳元に囁いたんだ。
「ここは校庭だからダメだよ」

 彼女は僕の手を払って、パッと僕から離れた。
 険しい表情で僕を睨んでいる。
 頬を膨らませながら、また違った不思議な声を出した。
「んぎゅう……」
 しまった。むくれちゃった。ぶんむくれだ。
 どうフォローしようか考えていると、彼女がポツリと言った。
「……保健室……」
 今度は僕が真っ赤になる番だった。
「あああのときは、だって、その、ミュウマから来てくれたから、流れでしちゃたっていうか」
 うう、さらにマズイこと言っちゃった。
 彼女の目が哀しい光を帯びた。
「……だれ、でも、よかっ……たんだ……」
 うわー! こんな時はどうすればいいんだ? 助けて! 王子!
 なんて言っても、もう僕は僕だから無理か。
 えーと、えーと……。
 ふいに僕自身、思ってもいない言葉が出た。

「バカ!」
 ミュウマがビクッとした。
「僕はミュウマだから、流れに乗ったんだよ。誰でも良かったわけじゃない!」
 そう言ってすかさず、彼女を抱きしめる。
「今はこれだけで許してくれ。帰ったら、その、してあげるから」
 彼女が抱き返してくれる。
「……ん……」

 ナイスフォロー。でも、やっぱりちょっとどこかに僕じゃない感じもある。
 それでも、これが今の僕なんだと無理矢理納得したけど。

「ただいまー……って誰もいなくても、つい言っちゃうな。さあ、入って」
 僕のウチは共働きで、父さんは残業、母さんは夕方のパートに出ている。
 つまり、この時間は誰も家にいない。
 ミュウマがおずおずと、玄関に入ってきた。
「お邪魔、します……」
 そういってすぐ付いてくるかと思えば少し遅れている。
 気になって後ろを見ると、彼女は僕の分まで靴をキッチリと揃えていた。
 それはこちらの世界に来てから覚えたもののひとつだろう。
 そういう普通のしぐさにも優雅さと気品を感じさせる。さすがに元お姫様だ。

「そう言えば、前に一度お見舞いに来てくれたよね。あの時はありがとう」
 はにかみながら、ふるふると顔を横に振った。
 僕はキッチンの前で止まると、顔を赤くしながら彼女に頼んだ。
「えと、先に、その、僕の部屋に行ってて……。と、とりあえず、飲み物でも用意するから」
 彼女も急速に顔を赤くして、こくんと頷いた。
 そのまま、階段を登っていく。
 お互い、これからのことを考えてドキドキしてるんだ。

「えーと、飲み物……あれ、もうないのか。しかたないなぁ」
 僕はお盆に用意していたコップをしまい、湯飲みと急須を出した。
 お茶のパックを急須に放り込んで、お湯を注ぐ。
 緑茶の良い香りが立ちのぼった。
「それで、お菓子かなにか……って、甘納豆しかないってどういうことなんだ」
 おやつを入れてあるカゴを見て溜息を吐いた。
「まあ、お茶には合うけどさ」
 僕は甘納豆の小袋をいくつかとお茶をお盆に載せて、二階へ向かった。

「おまたせ」
 ドアを開けて部屋に入ると、彼女はベッドの上でちょっと飛び上がった。
 慌ててベッドの下に、今まで見ていた本を隠した。
 というより戻したというほうが正しい。
 僕は古典的な方法でその本を隠していた。
 そう、健康な男子なら誰でもが手にしている、Hな本だ。

 彼女はベッドの上で、ちょこんと正座をしている。
 その顔を火照らせて、うつむいていた。

 お互い気まずい無言。
 僕は見られたという気持ち。
 彼女も見ているのを見られたという気持ちだろう。

 僕はなんとか気を取り直して、お盆をテーブルに置いた。
 そのままテーブルの近くに座る。彼女のそばには恥ずかしくて、必要以上に近づけない気がしたから。
「え、えと……甘納豆、大丈夫?」
 彼女のいた世界にはおそらくなかっただろう。
 そうでなくても独特の匂いはあるし、嫌いな人もいる。

 彼女は、ハッとして僕の顔を見つめた。
 あ、やっぱりダメなのかな。
「甘納豆、やっぱり嫌い、かな?」
 ミュウマは手を握って口に当て、少し戸惑うような表情を見せた。
 ただでさえ赤い顔が、更に紅潮する。
「……だ、大丈夫……」
 ぽつりと言うとベッドから降りて、僕のほうへしなだれかかる。
「えっ、ちょ……?」
 僕は押し倒されるような格好になった。
 彼女は僕の股間に顔を近づけ、制服のズボンにあるジッパーを下げた。
 まだ小さいままの僕自身を彼女は、手でしごいた。
「う……」
 僕のモノは急激に大きくなっていく。
 彼女の息が僕の肉茎に当たる。
「はぁはぁ……ん」
 彼女は僕の先端にキスをした。
「ちゅ……ん……こ、こう、かな……」
 舌先で、ちろちろと先端の鈴口を舐める。
 僕は彼女の頭を押さえ、髪に指を絡めた。
「ううっ! き、きもちいい……」
 彼女が僕のカリの裏を軽く舐めながら、聞いた。

「んぷふぅ……アマ・ナトゥ、きもち、いい?」
「えっ?」
「ん、ナオ、さっき……ア、アマ・ナトゥ、して、欲しいって、言った……んちゅ」
「えええっ!」
 もしかして彼女のいた世界の言葉で、その、この行為のこと、そう言うのか?
「……アマ・ナトゥ……あたし、も、興奮、しちゃ、うんん……」
 彼女は僕のモノを口に頬張った。
 片手で茎の部分を擦りながら、空いている手を自分のスカートの中に入れた。
「ふぅっ! んんん! んちゅぷ、ちゅる、ちゅっ……」
 もうすっかりスィッチが入ってしまっているようだ。
 その目はとろけるようにきらめき、息は荒く、額に汗が浮き始めている。
 一生懸命に僕の男性器をしゃぶっている。そのぎこちなさが僕の心を掴んだ。
 ミュウマはふだんでも可愛いけど、Hになったときはもっと可愛い。エロカワってこのことだよ。
「ああっ、みゅ、ミュウマ、いいよ……はぁっはぁっ」
 彼女は嬉しそうに言う。
「あ、また、おっきく、なった……ちゅぷ、ちゅっ、ちゅる……んぐ」
 彼女が喉の奥まで僕のモノを飲み込む。
「んふぅ、ぐ、ぐぅ、んふぅ……」
 眉をしかめているが、よだれでベタベタの口元は笑っている。
 彼女のスカートの中からより激しく、くちゅくちゅといういやらしい淫水の音が聞こえてきた。
「あっ、ああ、ミュウマ、なんてエッチなんだ……っう」
 彼女は肉棒から口を少し離して、僕の太ももに頭を乗せる。
 上目遣いで僕に淫らな質問を投げかけた。
「んあ……はぁはぁ……え、エッチな子……きら、い?」
 その瞳には淫蕩な妖しい光が浮かんでいる。
 彼女は足をだらしなく開き、たくし上げたスカートの下の、パンツの中で蠢く指を見せつけた。

 それは僕のほうが無口になる瞬間だった。
 僕は身体を起こし、彼女に激しいキスをした。
「んんぶ、ちゅ、ちゅる……んん」
 唇を離して、彼女に言った。
「好きだ。ミュウマ!」
 彼女はこっくりと頷いた。

 彼女をお姫様だっこで抱き上げ、ベッドにそっと寝かせた。
 もう一度、キス。
 お互いがお互いの着ている物の前を、はだけさせた。
 吐息だけがその部屋を満たしていた。

 僕は彼女の綿でできたブラをずらし上げる。
 ぷっくりと少しだけ膨らんだ乳房が現れた。その先端が痛そうなくらいにつんと立っている。
「あれ、ちょっと大きくなった?」
 彼女は両手で顔を押さえて、わずかに頷いた。
「そうなんだ。でも僕はこのままがいいかも」
 そう言って、その尖ったピンクの部分を口に含んだ。
「ふっ!」
 彼女が跳ねる。
 顔を押さえていた手が崩れ、小指が唇に入った。
「ふううん、ふぁあっ!」
 乳首をころころと舌で転がすように舐めながら、もう片方を指でつまんだ。
「っくふ!」
 強い反応がある。それを見た僕もだんだん我慢が出来なくなってきた。
 僕は空いている手で、お尻を撫でた。
 つるりとして起伏が少なく、幼い感じの硬さがある。だが、それでいて柔らかさもあった。
 僕はそのすべすべとした滑らかな感触を楽しんだ。
「んん……ナオの、手、やらし、い、いよぉ」
 僕は唇を胸から、お腹に滑らせた。
 こちらもすべすべとして、滑らかだ。それにまばゆいほど白い。
 僕はさらに顔を下げる。
 スカートを超えて、パンツに達した。
 甘く切ない匂いが立ち上っている。
 僕はくらくらした。
「ああ、ミュウマの匂い……」

 パンツの上から、その大事な部分に口と鼻を押しつけた。
「ひゅうっん!」
 彼女は僕の頭を抑えつける。
「はっ、はぁっはぁっ! くるるぅあ、い、いひゅう……っ」
 彼女は仰け反って、硬直し、くたっとした。
 胸が激しく上下している。
 口からは唾液が垂れている。
 僕は顔を上げて、聞いた。
「ミュウマ、イッちゃった?」
 うつろな目で僕を見て、かすかに頷く。
 僕は笑った。
「自分だけ先にイクなんて悪い子だなぁ」
 僕はズボンとパンツを降ろした。
 いきり立つ僕の性器は、今にも暴走しそうだった。
 僕が彼女のパンツに手を掛けると、彼女はぴくりとした。
「ん……」
 そして腰を浮かせた。
 すっかり愛液でベトベトになったミュウマのパンツを、取り去った。
 僕は彼女に覆い被さって、優しくキスをした。
「挿れるよ」
 彼女は僕を潤んだ瞳で見つめて、頷いた。

 僕は一気に彼女の中に挿った。
「んあああっ!」
 ミュウマは顎を上げて喘いだ。
「はぁっ、はぁっ、ミュウマ! ミュウマぁ!」
 首輪を外された獣のように、ぼくは彼女を襲う。
 飢えていた。
 欲していた。
 そして、狂っていた。

 ミュウマは僕に犯されるたび、歓喜の叫びを上げた。
「はぐっ! うあっ! ああ、あっあっあああ! おチンポ! ひいいの!」
 彼女の軽い身体を起こさせて、体位を変える。
 腰を両手で持って、下から突き上げる格好になった。
「はっはあっ! ミュウマ●コ気持ちいいよっ! あう!」
 ミュウマは僕の肩を掴み、弓なりになって声を上げた。
「あっ、あっ、ああっ! ナオチンポ、もいいのっ! ナオチンポいいい!」
 僕は彼女の背中に手を回し、抱きしめながら腰を動かした。
「ひぃう! あっ! こ、これ、しゅき……! おく、にナオチンポくるの!」
 彼女も僕の動きに合わせて、腰を振った。
「はっ、ああっ! くるるぅ! くるるあーっ!」
「ぼ、ぼくも、出る、でるでる……!」
 僕たちは揺れながら、強く抱き合った。
「ナオ、ナオ、しゅきしゅきぃふゅう――っ!」
「ああっ、ミュウマ! 愛してるっ!」
 ガクガクと震えるように腰を擦り合わせて、僕たちは混ざってしまうような錯覚に陥った。
「い、ふゅうううう――んんんっ!」
「う、うあああ――っ!」
 どくん!
 僕は彼女の膣内に全てを放った。
「うあっ……ナ、ナオチンポ汁……おくに、い、っぱ、い……」
 ビクビクと痙攣するように、僕たちは果てた。

「にふ……」
 ミュウマは僕の腕枕で満足そうにまったりとしていた。
 カーテン越しに外を見ると、いつの間にかかなり暗い。ほとんど夜になっている。
 僕はミュウマの眠りを妨げないように身体を起こして、ほの暗い部屋の時計を見た。
「あれ……」
 その秒針は止まっていた。まさか、これは……。
「その通りです。ナオ様」
 セクシーな魔女の姿をした全身黒づくめの女性が現れた。エルだ。
 マントと魔女の三角帽がなければ、ちょうどバニーガールのような格好に見える。
 有無を言わせない大きな胸とくびれた腰。そしてやや冷たいが妖艶な表情。
 ミュウマとはまた違う大人のエロティックさがある。

 すぐとなりに、オレンジ色のカボチャを帽子に仕立てたものを被った女の子も現れる。キアだ。
「って、なぜあたしがカボチャなのじゃ! 魔法はあたしのほうが本職なのに!」
 文句のわりに手には明るいランプを持ち、うまくカボチャをデザインしたコスチュームを着こなしている。
 魔法で作ったのだろうか。それとも裁縫が得意なのか? いずれにせよ、それは彼女の金髪碧眼に似合っていて、とても可愛らしい。

「ってそれって……」
 エルが帽子のつばを直して言った。
「はい。こちらの世界でも、わたしたちの世界にあったものと似たお祭りがあると聞いて、やってみました」
 横からキアが金髪を揺らしながら、割り込んでくる。
「は、はーろいん? じゃったか」
 エルが頷いて、僕に手を差し出した。キアも続けて同じ行動を取った。
「ナオ様。トリック・オア・トリート」
 え、えっと、ああ。お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ、って意味だっけ。
「ああ、お菓子。えーと……あ、甘納豆で」
 って、しまった! この言葉は向こうの世界でフェラチオの事だったじゃないか。
 エルとキアが、お互い目くばせした。
「つまり、悪戯がお望みと言うことですね」
「ナオユキ、そのような事を直接言っってしまうとはのう! この好き者が!」
「いや、今のはちがっ!」
 僕は問答無用に勢いで、二人に押し倒されたのだった。

《end》

前話
作者 coobard◆69/69YEfXI
2008年01月20日(日) 12:27:05 Modified by n18_168




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