無口娘足コキ(かだい)
彼女が俺に選択肢を投げて寄越してきた。
「穿いたままと穿いてないのと、どっち」
俺はしばらく考えて、
「……穿いたままで」
「ん」
彼女は頷くと、ベッドの縁に座った。目の前に座るよう顎で促され、俺は彼女の前、床の上に腰を下ろす。
俺がズボンを脱ごうとすると、ボタンを外したところで細い脚が伸びてきた。
黒のニーソックスに包まれた彼女の脚。こちらのズボンを奪い取るように、ゆっくりと脱がしていく。
脱がしやすいように腰を浮かす。両足がトランクスごとズボンを脱がし、俺のモノが顔を出した。
半ば硬くなっていた性器が一気に屹立する。彼女の目にさらされたことで反射的に興奮してしまった。
彼女は薄く笑みを浮かべると、ズボンをさらに俺の足首までずり下ろした。
「開いて」
短い命令。俺はごくりと唾を呑み、よく見えるように股を広げた。
彼女の笑みが深まる。両足がつい、と動き、正中線の一番下にある部分に触れてきた。
「う……」
柔らかくざらつく布の感触に俺は思わず呼気を洩らした。
右足の親指が肉棒の付け根を押さえ付けてくる。反対の左足はそれを支えに右の側面を足裏で擦りあげてくる。
右足の指が付け根を細かく撫でた。
「くっ……、うぅっ……」
ニーソックスに覆われているために指は不自由な状態だ。それでも器用にこちらを刺激してくるその足遣いは、彼女の見事な技だった。
前を見ると、彼女の顔が楽しげに笑っていた。
さっきまでの小悪魔的な笑みではなく、どこか嬉しそうな笑み。
俺が感じていることが嬉しいのかもしれない。俺もちょっと嬉しくなった。
足の動きが加速する。ミニスカートから伸びる両脚が艶めかしく踊り、スカートの中がこちらを誘惑するかのようにチラチラと覗く。
両足が棒を挟み込み、上下に強くしごいた。
「うわっ……くうっ」
ただしごくだけなら手の方が絶対楽なのに、こうして不合理な刺激の方が興奮するのはなぜだろう。
「なぜかしらね」
彼女が俺の心を読んだかのような言葉をはいた。
思わず顔を上げると、小首を傾げて彼女は言った。
「穿いたままが気持ちいいなんて……おかしい」
「い、いや、だって」
「そもそも……足でなんて、間違ってる」
冷淡な言葉と裏腹に、その間にも足は激しく動く。
俺は何も言えない。柔らかい足の感触に耐えるので精一杯で、とても返事をする余裕なんてない。
「でも、不合理が気持ちいいというのも――悪くない」
彼女の右足親指が亀頭を裏からぬらりと撫でた。
「っ……!」
先走る透明な液体が黒い布に絡み、足によって棒全体に塗り込まれていく。
左足の爪先が裏筋を撫で上げた。
さらなる快感が襲ってきた。先の方はどうしても敏感だ。それをこんな立て続けに、
「も、もう……やばっ……」
その瞬間彼女は右足の裏で鈴口を押し潰すように擦り撫でた。
「うっ!」
それが合図となったかのように、俺はそのニーソックスに向かって勢いよく射精した。
彼女が驚いたように右足を引く。飛び出した精液は魚のように空中を跳ね、彼女の脚やスカートを汚した。
俺はそのまま全てを吐き出そうと下腹部に力を込めた。精液は止まることなく次々と溢れ飛び、床にも、俺自身の脚にも降りかかった。
ようやく全てを出し切り、俺は深い息を吐く。
彼女の足裏と亀頭の間に白い橋がかかっている。彼女はぼんやりとそれを眺めている。
「すごく……気持ちよかった。ありがとう」
俺は礼を言うと、テーブルの上のティッシュ箱に手を伸ばそうとし、
「まだ」
彼女の声に動きを止めた。
「私も、気持ちよくなりたい」
「い、今から?」
頷く彼女。
「で、でも俺、今のでかなり出し切った感じで」
「ガンバレ」
「……しばらく休ませて」
「ダメ」
彼女は楽しそうにしながらも、顔を上気させている。スイッチが入ったのかもしれない。
彼女はミニスカートの端を軽く持ち上げると、小さく微笑み、
「穿いたままと穿いてないのと……どっち」
薄い水色のショーツが際どく見え隠れする。
「……穿いたままで」
ため息と共に呟くと、彼女は嬉しげに笑みを深めた。
作者 4-213
「穿いたままと穿いてないのと、どっち」
俺はしばらく考えて、
「……穿いたままで」
「ん」
彼女は頷くと、ベッドの縁に座った。目の前に座るよう顎で促され、俺は彼女の前、床の上に腰を下ろす。
俺がズボンを脱ごうとすると、ボタンを外したところで細い脚が伸びてきた。
黒のニーソックスに包まれた彼女の脚。こちらのズボンを奪い取るように、ゆっくりと脱がしていく。
脱がしやすいように腰を浮かす。両足がトランクスごとズボンを脱がし、俺のモノが顔を出した。
半ば硬くなっていた性器が一気に屹立する。彼女の目にさらされたことで反射的に興奮してしまった。
彼女は薄く笑みを浮かべると、ズボンをさらに俺の足首までずり下ろした。
「開いて」
短い命令。俺はごくりと唾を呑み、よく見えるように股を広げた。
彼女の笑みが深まる。両足がつい、と動き、正中線の一番下にある部分に触れてきた。
「う……」
柔らかくざらつく布の感触に俺は思わず呼気を洩らした。
右足の親指が肉棒の付け根を押さえ付けてくる。反対の左足はそれを支えに右の側面を足裏で擦りあげてくる。
右足の指が付け根を細かく撫でた。
「くっ……、うぅっ……」
ニーソックスに覆われているために指は不自由な状態だ。それでも器用にこちらを刺激してくるその足遣いは、彼女の見事な技だった。
前を見ると、彼女の顔が楽しげに笑っていた。
さっきまでの小悪魔的な笑みではなく、どこか嬉しそうな笑み。
俺が感じていることが嬉しいのかもしれない。俺もちょっと嬉しくなった。
足の動きが加速する。ミニスカートから伸びる両脚が艶めかしく踊り、スカートの中がこちらを誘惑するかのようにチラチラと覗く。
両足が棒を挟み込み、上下に強くしごいた。
「うわっ……くうっ」
ただしごくだけなら手の方が絶対楽なのに、こうして不合理な刺激の方が興奮するのはなぜだろう。
「なぜかしらね」
彼女が俺の心を読んだかのような言葉をはいた。
思わず顔を上げると、小首を傾げて彼女は言った。
「穿いたままが気持ちいいなんて……おかしい」
「い、いや、だって」
「そもそも……足でなんて、間違ってる」
冷淡な言葉と裏腹に、その間にも足は激しく動く。
俺は何も言えない。柔らかい足の感触に耐えるので精一杯で、とても返事をする余裕なんてない。
「でも、不合理が気持ちいいというのも――悪くない」
彼女の右足親指が亀頭を裏からぬらりと撫でた。
「っ……!」
先走る透明な液体が黒い布に絡み、足によって棒全体に塗り込まれていく。
左足の爪先が裏筋を撫で上げた。
さらなる快感が襲ってきた。先の方はどうしても敏感だ。それをこんな立て続けに、
「も、もう……やばっ……」
その瞬間彼女は右足の裏で鈴口を押し潰すように擦り撫でた。
「うっ!」
それが合図となったかのように、俺はそのニーソックスに向かって勢いよく射精した。
彼女が驚いたように右足を引く。飛び出した精液は魚のように空中を跳ね、彼女の脚やスカートを汚した。
俺はそのまま全てを吐き出そうと下腹部に力を込めた。精液は止まることなく次々と溢れ飛び、床にも、俺自身の脚にも降りかかった。
ようやく全てを出し切り、俺は深い息を吐く。
彼女の足裏と亀頭の間に白い橋がかかっている。彼女はぼんやりとそれを眺めている。
「すごく……気持ちよかった。ありがとう」
俺は礼を言うと、テーブルの上のティッシュ箱に手を伸ばそうとし、
「まだ」
彼女の声に動きを止めた。
「私も、気持ちよくなりたい」
「い、今から?」
頷く彼女。
「で、でも俺、今のでかなり出し切った感じで」
「ガンバレ」
「……しばらく休ませて」
「ダメ」
彼女は楽しそうにしながらも、顔を上気させている。スイッチが入ったのかもしれない。
彼女はミニスカートの端を軽く持ち上げると、小さく微笑み、
「穿いたままと穿いてないのと……どっち」
薄い水色のショーツが際どく見え隠れする。
「……穿いたままで」
ため息と共に呟くと、彼女は嬉しげに笑みを深めた。
作者 4-213
2008年02月15日(金) 08:53:18 Modified by ID:xBvl+NKheA