nako-club 奈良交通の基礎知識 - 平群町コミュニティバス

解説

  • よみがな:【へぐりちょうこみゅにてぃばす】
  • 平群町の公共交通空白地域で運行を開始したコミュニティバス。エヌシーバス郡山営業所が受託している。
  • 奈良県道250号線・広域農道を走る「西山間ルート」と平群駅以南を走る「南部ルート」が設定され、ローザ55号車が巡回した。
  • 2003年10月1日から2004年3月31日までは試験運行とされ、現金のほかバスカードが利用できた。
  • のちに「西山間ルート」は本格運行へ移行し、55号車の運用が定着する。土曜は休日とともに運休となった。
  • 「南部ルート」は一旦運行を終えたが、町のワンボックスカーで再び試験運行を実施した。
  • 運賃は大人100円・小人50円先払いで、ICカード乗車券は長い間利用できなかったが2021(令和3)年10月1日よりCI-CAと全国相互利用交通系ICカードが使えるようになった。

2005年7月1日改正

  • 南部ルートの有料運行を開始。ハイエース125号車が投入され、「あいバス」の愛称がついた。カード類の使用は不可。土休日と年末年始は運休。

2006年11月1日改正

  • 南部ルートの森脇橋−若井2号公園南間で経路変更。「中央公園」停留所を廃止し、「初香台四丁目」・「若井若葉湯東」を新設。「初香台1号公園」と「光ヶ丘二丁目」の停車順序が入れ替えられた。

2011年11月1日改正

  • 「南部ルート」を「中央循環ルート」に再編し、三里、上庄、椹原の各地区にも路線を延伸。ハイエース125号車をリエッセII2台に置き換え、201号車が「長屋くん号」、202号車が「左近くん号」となった。
  • 平日は長屋くん号を右回りで、左近くん号を左回りで運行。土休日はどちらか1台を両ルートで運行した。年末年始は運休。
  • 全ルートの平群駅乗り入れを開始。「西山間ルート」は福貴畑集落センター北−東山駅間が延長された。
  • 「西山間ルート」の老人福祉センター前−中央公民館前間の経路を変更。「はなさとほいくえん」(福貴畑集落センター方面のみ)、「平群中学校」、「福貴団地」の各停留所を追加。
  • 各停留所の標柱デザインが一新された。
  • 南部ルートの「若井若葉湯東」は中央循環ルートへの拡充時に「若井新池前」に改称された。

2013年11月1日改正

  • 「中央循環ルート」を「北ルート」と「南ルート」に分断。「北ルート」が長屋くん号、「南ルート」が左近くん号担当となる。
  • 椹原地区は平群駅以南だが「北ルート」に組み込まれた。
  • 長屋くん号、左近くん号ともに土休日も運休するようになった。

2014年11月1日改正

  • 「北ルート」を「南北循環ルート」に改編。長屋くん号は再び北部と南部を直通。
  • 「南北循環ルート」のうち、平群駅8:20発の第2便に西山間ルートのローザを充当。
  • 椹原地区は「南ルート」の左近くん号担当となり、乗り入れは朝1便と夕方2便になった。
  • 「西山間ルート」の福貴畑集落センター北以北を増発。東山駅から元山上口駅を経由し、平群駅に至る便も設定された。
  • 「西山間ルート」に緑ヶ丘大谷公園停留所を新設。

2015年4月6日改正

  • 「ゆめさとこども園」停留所を追加。通園時間帯に各ルートの一部の便が乗り入れる。
  • 「はなさとほいくえん」停留所を「はなさとこども園」に改称。
  • 「南保育園」停留所を「旧南保育園」に改称。
  • 1ヶ月フリー乗車券の試験運用開始。月初めから月末まで乗り放題で1枚3,000円。
  • 経由地と行先を表示していた長屋くん号・左近くん号のサボが「○○ルート・○回り」だけの表示に変更された。

2017年4月3日改正

各ルート共通
  • 「ザ・ビッグエクストラ平群店」停留所を追加。各ルートの一部の便が乗り入れる。
  • 年末の運休期間が12/31〜1/4から12/29〜1/3に変更された。
西山間ルート
  • 約2年半ぶりに平群駅8時台発の東山駅ゆきが復活。総便数が9から10に増加したが、福貴畑集落センター北以北が2往復に減便され、東山駅→上庄自治会館前→元山上口駅→平群駅間の運行がなくなった。
  • 西山間ルートは第3便と第6便が道の駅とザ・ビッグエクストラ平群店に乗り入れる。一方、ゆめさとこども園への乗り入れを取りやめ。
  • 「平群小学校」停留所を廃止。
南北循環ルート・南ルート
  • 平群町役場の停留所位置が変更され、役場玄関前から平群住宅線と共通の県道上に移設された。
  • 春日丘住宅地での周回方法を変更。従来は春日丘入口→春日丘中五条通北→春日丘中三条通南→春日丘会館の順であったが、春日丘入口が廃止され、春日丘会館→春日丘中三条通南→春日丘中五条通北→春日丘会館の順になった。
  • 急勾配の途中にあった「春日丘中三条通南」停留所を少し北の平坦なところへ移設。
  • 平群町中心部での周回方法も変更。竜田川団地入口および森脇橋以南からのバスはいったん平群駅に向かい、その後中心部を巡回して平群駅に戻っていたが、直接中心部を経由したあと平群駅の順で走るようになった。
  • 南北循環ルート第2便の充当車両が西山間ルートのローザから長屋くん号に変更された。かわって、第1便が左近くん号担当となり、左近くん号は再び東山駅に姿を現すことになった。
  • 南北循環ルートに「かんぽの宿大和平群」停留所を追加。第3便のみ経由する。
  • ゆめさとこども園への乗り入れが南北循環ルート(第1便と第6便)だけとなった。ただし第1便は左近くん号が担当することになったため、車両自体は長屋くん号、左近くん号ともに姿を見せる。
  • 南ルート第1便が長屋くん号担当となり、椹原地区で再び見られるようになった。
  • 南ルートの最終便が椹原止めとなった。

2018年4月1日改正

  • 財政難のため使用車両を3台から2台に削減し、西山間ルートと南北循環ルートの二つに再編。西山間ルートはローザから長屋くん号に変更され、南北循環ルートは左近くん号が担当することになった。そのためコミバス開設以来活躍してきたローザ55号車は定期運用を失った。
  • 「かんぽの宿大和平群」と「ゆめさとこども園」停留所を廃止。
  • 西山間ルートの東山駅−上庄自治会館前−元山上口駅−平群駅が復活。今回の改正では平群町役場も経由するほか、以前にはなかった逆回りも設定された。
  • 元山上口駅は南北循環ルートから外され、西山間ルートのみとなった。
  • 南北循環ルートの上庄自治会館前の経由順序が変更され、長屋王御陵公園東と上庄東・月見台の間で立ち寄るようになった。

2021年5月17日改正

  • 西山間ルートの「はなさとこども園」停留所に東向きのりば(Aコープ前)を新設。
  • 「中央公民館前」を「旧中央公民館前」に改称。
  • 「平群町人権交流センター」を「旧人権交流センター前」に改称。

コメント

  • 当初、西山間ルートの西小学校−信貴畑待合所間は旧道を経由していたが、バイパス開通後に載せ替えられた。
  • 2014年春の小学校統廃合により「東小学校」停留所が「平群小学校」、「西小学校」停留所が「旧西小学校」にそれぞれ改称された。
  • 2014年8月29日を最後に上庄東停留所の東山駅方面行きのりばが廃止された。
  • 55・201・202号車の案内装置はLECIPで、音声合成放送は奈良交通一般路線と異なり、名鉄バスや近江鉄道バスなどと同じタイプである。
  • 2018年4月以降、長屋くん号・左近くん号の代走はともに54号車が担当することになった。それまで54号車は放送が肉声・デジタル運賃表の表示は「方向幕駆動」であったが、データが用意され音声合成放送と運賃表への停留所名表示が可能になった。
    一方西山間ルートでの方向幕による行先表示はなくなり、代走時は南北循環ルートとともに「エヌシーバス」幕とマグネットによるルート名表示に改められた。
  • 利用促進を図るため、不定期で年間に1週間程度運賃無料で運行されることがある。
    2020(令和2)年度は地域住民への生活支援の一環として、8月11日から翌年3月31日までの長期間に渡り実施されることになった。
    無料期間中、「長屋くん号」「左近くん号」は運賃箱を取り外した状態で運行される。
  • 2021(令和3)年10月1日よりバス位置情報サービス(バスなびweb)対応。
  • 2021年10月以降、西山間ルートでHRによる代走が見られるようになった。2023(令和5)年7月31日午前は54号車が充当されていたが、午後HR312号車に交代し、54号車はそれ以来運用を離脱している。
  • 2023年9月、54号車の代替としてポンチョ831号車が奈良交通からエヌシーバスに転入。831号車は平群住宅線に充当され、捻出されたHRを西山間ルートの代走に使用。南北循環ルートはマイクロバス以外の充当が難しいことから、左近くん号代走時は西山間ルートにHRを充当し、長屋くん号が南北循環ルートに復帰することになった。

関連リンク